いつもM.R.M.W.を応援いただき、ありがとうございます。今回は、AN5740 TYPE100 TOKIの着想の原点となった「百式飛行時計」の名前について、少しご紹介します。「百式」と聞くと、何を表す数字なのだろうと思いませんか。その名前を読み解く手がかりのひとつが、当時使われていた「皇紀」という年の数え方です。1940年、昭和15年は、皇紀では2600年に当たります。当時の日本軍の装備には、採用された年の皇紀の末尾の数字を名称に用いた例があります。皇紀2600年に制式化された陸軍の装備には、「百式」と呼ばれるものがありました。「百式飛行時計」の「百式」という名称は、この命名方式に由来するものという一説があります。時計の名前に、その時代の年の数え方が隠れている。そう考えると、「百式」という短い名前からも、時計が生まれた時代に思いを巡らせることができます。M.R.M.W.のAN5740 TYPE100 TOKIは、1940年代の日本帝国陸軍の百式飛行時計から着想を得た、現代の機械式時計です。文字盤の12時位置の下には、時間を意味する一文字の「時」。数字が並ぶ文字盤の中で、この漢字がどこか可愛らしく、TOKIならではの表情をつくっています。歴史的な百式飛行時計の平面の文字盤に対し、TOKIでは独自に、立体的に湾曲した文字盤を採用しました。斜めから眺めると、その曲面が生み出す奥行きを楽しめます。ケースの前後には、それぞれ約200個の刻みからなるコインエッジを施しました。細かな刻みが、時計の輪郭に豊かな表情を添えています。さらに、約1 mm厚の専用ステンレス製フレームを工具なしで着脱することで、懐中時計にも腕時計にも。この2WAYケースの意匠は日本で登録済みで、国際出願も準備しています。名前に残る時代の記憶と、現代の暮らしで楽しむための工夫。その両方を、小さな「時」の一文字とともに、お手元で味わっていただければ幸いです。M.R.M.W.株式会社モントルロロイ



