タイ東北部イサーンの村で育つ、あなたのバナナの木

遠く離れたタイ・イサーンの村で、バナナの栽培から出荷までを村の中で完結させる農園づくりに挑戦しています。支援してくださる方には「あなたの名前を持つバナナの木」を持っていただき、その成長と収穫を一緒に見守る体験を届けるプロジェクトです。

現在の支援総額

219,000

6%

目標金額は3,500,000円

支援者数

8

募集終了まで残り

24

タイ東北部イサーンの村で育つ、あなたのバナナの木

現在の支援総額

219,000

6%達成

あと 24

目標金額3,500,000

支援者数8

遠く離れたタイ・イサーンの村で、バナナの栽培から出荷までを村の中で完結させる農園づくりに挑戦しています。支援してくださる方には「あなたの名前を持つバナナの木」を持っていただき、その成長と収穫を一緒に見守る体験を届けるプロジェクトです。

この村の農業の現実と、村人の暮らし

タイ東北部イサーン地域にあるこの村では、多くの家庭がキャッサバを主な収入源として農業を営んでいます。広大な土地を耕し、1年かけて育てる。それがこの地域の農業の当たり前です。

村の人たちは、毎日の食べるものをなるべく自分たちで調達し、生活費をできる限り削りながら、毎日の暮らしを成り立たせています。

それでも、子どもへのお菓子だけは惜しみません。旅行も、外食も、習い事も叶えてあげられない中で、お菓子を買ってあげることが、子どもの笑顔を見られる数少ない瞬間になっています。その金額が、生活ぶりからすると驚くほど高いことがあっても・・・。

それはお金の使い方の問題ではなく、今日を生きることに焦点が向くしかない現実の表れでもあります。明日や来年のことを考える前に、今日をどう乗り越えるかで精一杯。未来を描く余裕が、なかなか生まれないのです。

村人は皆、とても謙虚で控えめです。穏やかに、幸せに暮らしています。それは本当のことです。

でも、子どもがいたら?新しいことに挑戦したいと思ったら?

選択肢を与えてあげられません。知恵と工夫でどうにかなることも多いのは事実です。

でも、どうしてもお金が必要な瞬間がある。その一歩が踏み出せないまま、時間だけが過ぎていく。このバナナ農園の挑戦がまさにそうであるように・・・。

この現実の根っこにあるのが、農業収入の問題です。

今回、実際にこの村の家庭にインタビューを行い、収入の実態を聞いた上で、キャッサバとバナナで比較した場合の収入を試算しました。

※この地域では10ライ(16,000㎡)前後で農業をしている家庭が多いため、同じ条件で算出しています。

キャッサバの場合、10ライ耕作しても月収換算で約340バーツ(約1,700円)。

これだけの土地を耕し、1年間かけて育てて、得られる利益がこの金額です。やる意味があるのかと言いたくなるレベルですが、他に選択肢がないからやるしかない。それがこの村の現実です。

さらに問題なのは、収入の「額」だけではありません。

キャッサバは年に1回の収穫のため、収穫までの長い間、現金収入がほぼ途切れます。その間も生活は続きます。だから借金をするしかなくなり、返せないまま積み重なり、やがて牛や土地を売ってやりくりするしかなくなる。本来、暮らしの基盤であるはずの資産が、少しずつ失われていく現実があります。

もしもバナナに切り替えたら、同じ10ライで、月収換算で約24,000バーツ(約120,000円)。

その差、約70倍です。

しかもバナナは収穫が始まると毎月収入が発生します。収入が「途切れない」こと。それが、農村の暮らしを安定させる上で、最も大きな違いです。

食べることだけで精いっぱいだった暮らしが、少し変わるだけでおいしいものを食べに行ったり、子どもに選択肢を与えてあげたり、新しいことに挑戦したり。見えてくる景色が、まったく変わるのです。

この地域には長い間、「キャッサバ以外の選択肢」がありませんでした。それを変えたい。それがこのプロジェクトの出発点です。


このプロジェクトが生まれるまで

AuとNoi

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で、日本企業に勤めていたAuとNoiは仕事を失いました。二人は故郷であるこの村へ戻り、多くの村人と同じようにキャッサバ栽培を始めました。

しかし2年続けても、結果は赤字。努力すればするほど、投資した分が返ってこない。それがこの地域の農業の現実でした。

転機はYouTubeで見つけた一本の動画でした。

キャッサバからバナナに転換した農家への質問ー「なぜ変えたのですか?」への答えはシンプルでした。「キャッサバで赤字になったからです。」笑ってしまうほど、自分たちと同じ理由でした。

そこからバナナ栽培を本格的に調べ始め、県の研修会に参加し、買い付け会社のオーナーとも出会いました。そこで分かったのは、バナナが持つ可能性の大きさでした。


🍌バナナという作物の魅力

バナナは果実だけでなく、花・葉・茎までほぼすべてを活用できる植物です。

タイでは昔から、花を料理に、葉を食品の包みに、茎を家畜の飼料や堆肥に使ってきました。

また一度植えると親株の周りに子株が増えるため、苗を育てて販売する副収入にもつながります。

果実の販売、苗の販売、副産物の活用——複数の収入の可能性を持つ作物です。

さらに「この土地の土壌はバナナ栽培に適している。国内需要も増えている」という言葉が背中を押し、まず2ライの土地に800本のバナナを試験的に植えてみることにしました。本格的に始める前に、この土地でバナナが育つのかを自分たちの目で確かめるためです。苗は順調に育ち、可能性を感じた二人は「本格的にやろう」と決断しました。

しかし、周りの反応は冷たいものでした。

賛同を得ようと声をかけた人たちは、誰も信じてくれなかったといいます。「上手くいくはずがない」その言葉を何度も聞きました。資金もない。協力者もいない。この村では、目で見える結果を出さない限り、誰も動かない現実があります。

それでも彼らは諦めませんでした。そしてたどり着いたのが、私たち夫婦でした。

日本人の視点で品質を考えながら農園を作りたい。将来的には日本への輸出も視野に入れたい。そんな思いからでした。そして何より、どんな状況でも本気でこの村を変えようとしている二人の姿勢が、私たちの背中を押しました。


実際に成功している地域へ。

私たちは「本当にこのモデルは機能するのか」を自分たちの目で確かめるため、車で片道6時間かけてナコーンラーチャシーマー県を訪問しました。

苗の供給元であるキングフルーツカンパニーの本社で農園を視察し、選別・カッティングなど出荷工程も学びました。

現地では、キャッサバからバナナへ転換する農家が実際に増えており、安定した収益を得られるようになっている現実がありました。「バナナはまだまだ不足している。生産者を増やしたい」という言葉も聞き、需要の大きさも実感しました。

「この村でも、できる」——そう確信した瞬間でした。

AuとNoiが感じていたのは、バナナで収入を得たいということだけではありませんでした。この村の農業の現実を変えたい。次の世代が農業に希望を持てる場所にしたい。そういう思いでした。その思いは、私たち夫婦も同じでした。

そこから私たち4人のプロジェクトが始まりました。


私たちが挑戦すること

このプロジェクトでは2つのことを実現します。

① 8ライ(約12,800㎡=サッカーコート約2面分)のバナナ農園をつくる

ゴールデンキャベンディッシュバナナ約3,200本を栽培します。リスクを分散するため複数の土地に分けて植え、収穫時期をずらすことで収入が毎月安定して入る仕組みを設計しています。収穫したバナナはKing Fruit Company、7-Eleven、Makro、Lotus'sなどへの販売ルートがすでに決まっています。

② 村の中で出荷まで完結できる仕組みをつくる

収穫したバナナは、選別・洗浄・袋詰め・箱詰めといった作業を経て初めて出荷できます。これまでこの村にはその設備がありませんでした。今回、農園内にパッキング施設を設置することで、村の中だけで生産から出荷まで完結できるようになります。


そして、この農園を村全体へ広げていくために。

私たちはこの農園を、自分たちだけの成功で終わらせるつもりはありません。

バナナ栽培に興味があっても、新しく始めるには初期費用、特に水の設備が大きなハードルになります。そこで私たちは、次のような仕組みを考えています。

まず私たちが農家の土地を3年間借り、水システムなどの設備を整えて農園を立ち上げます。収穫・運営の流れが軌道に乗ったら、整えた環境ごと農家に引き継ぎます。農家はそのまま自分の土地でバナナ農園を続けることができます。

この仕組みによって、初期投資の負担を減らしながらバナナ栽培に挑戦できる農家を、この村で少しずつ増やしていくことができます。

まず私たちがこの農園を成功させること。それがすべての始まりです。


この挑戦が目指す未来

私たちがこのプロジェクトで本当に実現したいのは、自分たちの農園を成功させることだけではありません。

この地域全体の農業を変えることです。

長い間、この村にはキャッサバ以外の選択肢がありませんでした。バナナ栽培の可能性は確かにあったはずなのに、誰もその方法を知らなかった。情報も、指導も、成功例も、何も届いていなかった。

だから変われなかった。変わり方を知らなかったのです。

私たちはまず、自分たちがバナナ農園を成功させることで、「この村でもできる」という現実を示します。それが第一歩です。

しかし、そこで終わりではありません。

成功した後は、周りの農家にバナナ栽培を広げていきたいと考えています。初期費用のハードルを下げる仕組みを作りながら、実際に栽培の指導もできるよう、今も定期的に研修を受け続けています。

知識を持ち込み、仕組みを作り、一緒に挑戦する。

この地域に、1日でも早く新しい風を吹かせたい。

その思いが、私たち4人をここまで動かしてきました。


資金の使い道とスケジュール

今回の目標金額は350万円です。主な使い道は以下の通りです。

※クラウドファンディング手数料、リターン制作費、予備費を含みます。

① 農園インフラ整備 約47万円

井戸掘削、ソーラーポンプ、貯水タンク、点滴灌漑システムなど、安定した水管理のための基盤設備です。

② バナナ農園立ち上げ費用 約65万円

土地耕作、土壌改良、バナナ苗約3,200本の購入費用です。今回の取り組みに共感いただいた苗の供給元から、通常35バーツのところ20バーツで提供していただけることになりました。

③ 農園運営費(収穫まで) 約148万円

肥料・農園管理の人件費・収穫作業費など、約9ヶ月間農園を維持するための費用です。

④ 農業資材・機材費 約30万円

バナナ袋・支柱・農具・保護具など栽培と収穫に必要な資材です。

⑤ パッキング設備・その他 残額

選別・洗浄設備、作業スペース整備、梱包資材です。


📅スケジュール

4月:クラウドファンディング実施

5月:資材購入

6月:水システム設置・苗の植え付け開始

7月〜1月:農園管理・パッキング施設整備

2月頃:収穫・パッキング・出荷開始


リターン一覧

このプロジェクトでは、モノではなく“関わる体験”をお届けします。

遠くの村に「あなたの木」がある体験です。

🌱 応援プラン(3,000円)

👉 遠くの村で始まるこの農園を、気軽に応援できるはじめの一歩。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート


🌿 農園サポータープラン(5,000円)

👉 遠くの村で育っていくバナナ農園の成長を、継続して見守る体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子)


🍌 バナナの木オーナープラン(10,000円)※収穫1回まで

👉 遠く離れたタイの村に、“あなたの名前を持つ1本の木”が実際に存在する体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・あなたの名前をつけたバナナの木 1本

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子+あなたのバナナの木)


🍌 バナナの木オーナー+収穫体験プラン(15,000円)※収穫1回まで

👉 あなたの名前の木が実り、その名前を呼ばれながら収穫される“その瞬間”を、自分ごととして受け取る体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・あなたの名前をつけたバナナの木 1本

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子+あなたのバナナの木)

+収穫体験(あなたの木)

 ・あなたの名前を呼びながら収穫する動画

 ・あなたの木の前での収穫した写真

 ・収穫したバナナの報告


🌴 ミニバナナ農園オーナープラン(30,000円)※収穫2回まで

👉 遠くの村に、自分の名前がついた“小さな農園”を持ち、2回目の収穫まで見届ける体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・バナナの木 5本(あなたの区画として管理される小さな農園を作ります。その農園区画内に看板を設置し、お名前を掲載)

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子+あなたの小さな農園)

+収穫体験(あなたの小さな農園)

・あなたの名前を呼びながら収穫する動画

・あなたの木の前での収穫した写真

・収穫したバナナの報告


🌴 ミニバナナ農園オーナープラン(50,000円)※収穫2回まで

👉 遠くの村に、自分の名前がついた“小さな農園”を持ち、2回目の収穫まで見届ける体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・バナナの木 10本(あなたの区画として管理される小さな農園を作ります。その農園区画内に看板を設置し、お名前を掲載)

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子+あなたの小さな農園)

+収穫体験(あなたの小さな農園)

・あなたの名前を呼びながら収穫する動画

・あなたの木の前での収穫した写真

・収穫したバナナの報告


🌏 バナナ農園オーナープラン(100,000円)※収穫2回まで

👉 遠く離れたタイの村に、“あなたの名前を持つ農園”が実在し、その成長と収穫を記録として残す特別な体験。

【内容】

・お礼メッセージ

・農園の活動レポート

・バナナの木 20本(あなたの区画として管理される農園を作ります。その農園区画内に看板を設置し、お名前を掲載)

・バナナの木の成長から収穫までのレポート(全体の様子+あなたの農園)

+収穫体験(あなたの農園)

・あなたの名前を呼びながら収穫する動画

・あなたの木の前での収穫した写真

・収穫したバナナの報告

+🎁 特別リターン

 ・あなたの農園を紹介する専用動画

 (看板・区画・バナナの成長から収穫までの様子をまとめてお届け)


最後に

私は日本からタイへ来て、夫の故郷であるこの村に嫁ぎました。2022年に結婚し、今はこの村で子育てをしながら暮らしています。

自然が豊かで、人と人とのつながりが温かいこの場所が好きです。でも暮らしの中で、経済的な厳しさをずっと感じてきました。

物価は上がり続けているのに、収入は増えない。農業を続けるために土地を売らざるを得ない人がいる。仕事を求めて村を離れ、祖父母と暮らす子どもたちの姿も、何度も見てきました。

「このままでは、この村に未来が見えないかもしれない」

そう感じるようになったとき、このプロジェクトの話が来ました。

農業でも、きちんと収入を得て、胸を張って暮らしていける未来をつくりたい。家族が離れ離れにならずに済む村にしたい。子どもたちが、この村で育つことに希望を持てるようにしたい。

この挑戦は、私たちだけでは実現できません。

遠く離れたタイの村ですが、あなたが支援してくださることで、この農園の中に「あなたのバナナの木」が生まれます。

その木が育つことで、この村の新しい農業の挑戦も、少しずつ前に進んでいきます。

どうか、この最初の一歩を一緒に支えてください。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 半年前、友人夫婦(NoiとAu)がバナナ農園の話を持ってきたとき、正直に言うと、私はあまりピンときていませんでした。バナナはそこまで好きでもないし、「バナナでうまくいくの?」という気持ちの方が強かったんです。それでも彼らは、自分たちの土地に試験的に植え始めました。2ライの小さな挑戦でした。5ヶ月経った今、そのバナナは順調に育っています。何度か畑を見に行く中で、あるとき、私はその根元の土に目が止まりました。(↓そのときの写真です)同じ村の土とは思えないほどの違いでした。毎日、少しずつ水を与えられている土。しっとりと潤っていて、植物がいきいきとしている。それは、キャッサバ畑の土とはまるで別物でした。「これをやりたい」そう思ったのが、最初の変化でした。その後も交流を重ねる中で、彼らは何度もバナナの可能性を語ってくれました。この村の農業を変えたいこと。キャッサバだけでは生活が成り立たない現実。その想いは、とても強いものでした。ただ、問題は資金でした。バナナ栽培には水のシステムが必要で、初期費用が大きくかかります。さらに、収穫しただけでは終わらず、出荷するためのパッキング施設も必要になります。つまり、農園と施設、両方を同時に立ち上げなければいけないということでした。ある日、彼らは私のところに来て言いました。「お願いだから、出資してほしい」そしてもう一つ、「一緒にこの農園をやっていきたい」と。それは単なる資金の話ではなく、これからの挑戦を一緒に担ってほしい、という意味でした。実はその前に、彼らなりにできることはすべて試していました。銀行にも何度も相談に行き、夫も借り入れができないか動いていました。それでも、資金を用意することはできなかった。だからこそ、最後に私のところへ来たのだと思います。でも、私はそのお金を持っていませんでした。この村で暮らす中で、むしろお金は減っていく一方で、「助けたい」という気持ちだけではどうにもできなかった。誰か貸してくれる人はいないかも考えました。でも、納得してもらうこと、そして返す責任。それを考えると、簡単な話ではありませんでした。そのとき、ふと思ったんです。「これは、ひとりに頼る形じゃないほうがいいんじゃないか」と。調べてみると、タイには同じような仕組みはなく、日本のクラウドファンディングを使うことを提案しました。「本気でやりたいなら、挑戦してみる?」そう声をかけたのが、今回のプロジェクトの始まりです。これは、ただお金を集めるための手段ではなく、この村の現状や、これからの農業の可能性を、たくさんの人と共有しながら進めていくための選択でした。※この話は続きます(#2へ)- 次回予告 -次回は、「この村の農業の現実と、なぜ変える必要があるのか」について、もう少し踏み込んで書こうと思います。 もっと見る

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