
ある日、輪島高校の教室で、 一人の高校生がこう言いました。
「世界が本気で輪島を変えようとしていると聞いて、希望が持てました。 私にもできることがあるなら、やってみたいと思います。」
その言葉に、私たちは確信しました。
復興とは、街を元に戻すことではない。
“未来をつくる人”を育てることだ。


繰り返す震災。 瓦礫に覆われた街。 故郷を離れる人々。
そして、減り続ける子どもたち。
その中で、能登の若者たちは、夢を手放しつつあります。
このままでは、復興は「回復」で終わってしまう。
私たちは考えました。
必要なのは、未来を受け入れる人ではない。
未来をつくる人だ。

「この子たちに、もう一度夢を持ってもらうために、私たちにできることがある」と。
今回のクラウドファンディングは、その確信から生まれたプロジェクトです。
3D・GIS技術と、世界の英知を結集した教育・復興プログラムを通じて、能登の若者たちが自らの手で未来を切り開く力を育てたい。
特定非営利活動法人RISEは、そんな想いを胸に、「能登プロジェクト Ver.2」に挑みます。


私たち特定非営利活動法人RISEが初めて輪島市を訪れたのは、2007年のことでした。
京都大学防災研究所チームの一員として、同年に発生した能登半島地震の災害支援のために現地へ赴きました。
主な支援内容は、被害認定調査アプリの開発と、災証明書発行システムの構築でした。
被災者の生活再建を一日でも早くサポートするために、私たちはIT技術のすべてを注ぎ込みました。
その後、輪島市で開発したり災証明書発行システムは、NTT東日本とEsri-Japanによって全国200以上の自治体に導入されるまでに成長しました。

小さな港町・輪島から生まれた技術が、日本全国の防災インフラを支えている。その事実は、私たちにとって大きな誇りです。

震災から16年。かつての爪痕を感じさせないほどに復興が進み、活気が戻った美しい街並みが広がっていました。
「あの時の活動が、少しでも役に立てた」
——そんな感慨を胸に抱きながら、私たちは輪島の未来を頼もしく感じていました。
しかし翌年、2024年元旦。
日本中が新年を祝う中、震度7.6の令和6年能登半島地震が再び輪島を直撃しました。
401人の命が奪われ、美しかった街並みは一夜にして瓦礫の山へと変貌。
さらに同年9月、観測史上最大の降水量を記録した豪雨が追い打ちをかけ、能登は「二重被災」という前例のない苦境に立たされました。
・復興をあきらめ能登を離れる企業。
・やむなく故郷を去る人々。
・減り続ける児童・生徒の数。
・先の見えない避難生活。
「能登の若者が、夢を無くしているんです」
そして、輪島市役所の職員の方からこんな言葉を聞かされた時、私たちはいてもたってもいられなくなりました。


2024年。
南カリフォルニア大学(USC)のYi教授チームが輪島を訪れ、
地域の未来を本気で描いた復興プランを提示しました。
GISによるリスク分析。
地域文化を活かした構想。
産業再生の具体案。
それは、「能登の未来はこう変えられる」という現実的な提案でした。
そのとき——
高校生たちの表情が変わりました。
諦めていた目が、輝き始めた。 未来を語ることをやめていた若者が、語り始めた。
人は、可能性を見たときに初めて動き出す。
この瞬間が、すべての原点です。

Yi教授のチームが能登に向けて提案した復興プランは、私たちの想像をはるかに超えるものでした。
GISで解析した浸水リスクマップ、輪島の伝統文化「キリコ」を活かしたアウトドアミュージアム、廃線となった輪島鉄道の復旧計画、輪島塗の技を学ぶ職人学校。
地域の文化と産業を深く理解した上で描かれた、能登の「あるべき未来」がそこにありました。

2024年、Yi教授のチームは輪島高校を訪れ、復興プランを高校生たちに披露しました。

その時、高校生たちが語った言葉を、私たちは忘れることができません。

諦めていた目が輝き始めた。
夢を語ることを忘れかけていた若者たちが、前のめりになって未来を語り始めた。
その瞬間こそが、私たちが「能登プロジェクト Ver.2」を立ち上げた原点です。


「能登プロジェクト Ver.2」をご説明する前に、その土台となった前プロジェクトについてお伝えします。

この取り組みで得た知見と繋がりを基盤に、私たちは次のステージへと歩み出しました。
それが、今回のクラウドファンディングで実現を目指す「能登プロジェクト Ver.2」です。

本プロジェクトでは、
・3D・GISを活用した探究学習
・南カリフォルニア大学 × NPO法人RISEによる日米共同講座
・実データによる地域課題の分析と提案
を通じて、高校生が「地域を変える側」に立つ学びの場をつくります。
ただ学ぶのではありません。
学びを、現実に“実装する”教育です。

GIS(地理情報システム)とは、地図データと様々な情報を組み合わせて分析・可視化する技術です。
防災・都市計画・地域振興など、幅広い分野で活用されており、世界中でその需要が高まっています。
能登プロジェクト Ver.1の報告書
この技術を能登の若者が身につけることで、将来、自分たちの手で地域の課題を解決できる人材が育ちます。
「世界で活躍できる力を、能登から」
それが、このワークショップに込めた私たちの願いです。

集まった支援金は、新しい地方都市に向けた復興計画を行うための分析ツール開発にも充てられます。
また、プロジェクトの成果は報告書としてまとめ、日本各地での講演会を通じて広く発信します。
能登が直面しているこれらの課題は能登だけの問題ではありません。

これらは、日本全国の地方が抱える共通の課題でもあります。
能登が導き出す解決策は、日本中の地方の未来に応用できると、私たちは確信しています。


このプロジェクトは、単なる「支援」ではありません。
あなたと共に未来をつくる、“共創”のプロジェクトです。
あなた自身が、この未来の一部になります。
あなたの支援が生み出す変化
あなたの一歩が、確実に未来を動かします。
高校生を「受け身」から「主体」へ
地域を「課題」から「可能性」へ
復興を「回復」から「未来創造」へ
被災地は、ただ支えられる存在ではなく、自ら未来をつくる存在へと変わっていきます。
私たちRISEが描いているのは、「能登の若者が夢を持ち、未来を描き、世界へ発信できる状態」です。
「能登プロジェクト Ver.2」は、そのための大切な一歩。
USCとの共同講座を通じて得た知見を積み重ね、
この取り組みは、数年単位で継続していきます。
能登の若者が、自ら声を上げる。
世界に向けて発信する。
そして、地域を変えていく。
その姿を、私たちは本気で実現したいと思っています。
この学びを、止めないでください。
一緒に、“未来をつくる復興”を実現しませんか。



クラウドファンディング開始:5月26日 9:00-
クラウドファンディング終了:6月31日
能登プロジェクト Ver.2開始:2026年6月頃から

集まったご支援金は以下に使用する予定です。
①教員・学生の招聘費用(日米相互の滞在費)
┗ 1人あたり10万円×10名分
※目標金額を超えた場合は、プロジェクトの運営費および次フェーズの活動費に充てさせていただきます。
※本プロジェクトはAll-in方式を採用予定のため、目標金額未達成の場合も、いただいたご支援で可能な範囲のプロジェクトを実施いたします。
※ 税制優遇に関する重要なご案内:【重要】 本プロジェクトへの拠出金は、所得税の寄附金控除(所得控除・税額控除)の対象外となります。未来への投資としての側面をご理解いただけますと幸いです。
※領収書の発行について:2026年10月頃、電子データにて順次お届けいたします。
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2026/10/12 14:27いつも応援してくださっている皆様、こんにちは。NPO法人RISEの吉富ポールです。直前のご連絡となってしまいましたが、今週 10月15日(木)午前9:30 より、私たちがサポートしてまいりました「USC(南カリフォルニア大学)× 輪島高校 能登復興計画・設計講座」の最終プレゼンテーション(Final Proposals)を開催する運びとなりました!(※ご参加は無料です)■ イベント概要 日時: 2026年10月15日(木)午前 9:30 〜 11:15(日本時間) 場所: オンライン(Google Meet) 参加費: 無料 内容: USC(南カリフォルニア大学)学生チームによる能登・輪島の復興デザイン最終提案 輪島高校の生徒・教員および関係者との意見交換・質疑応答 世界の第一線でデザインを学ぶUSCの学生たちが、地元の輪島高校生たちの声に耳を傾けながら形にしてきた「これからの輪島の未来像」が発表されます。共創の成果をぜひ直接ご覧いただけますと幸いです。■ 参加方法(事前お申し込み)セキュリティ管理のため、参加をご希望の方に個別にGoogle MeetのURLをお送りいたします。 参加をご希望の方は、お手数ですが 10月14日(水)中までに、下記メールアドレスへご連絡をお願いいたします。 ご連絡先メールアドレス: paul@rise-kyoto.org 件名: USC最終発表参加希望(10/15) 本文: お名前をご記入ください ご連絡をいただき次第、折り返しミーティングURLをお送りいたします。急なご案内で恐縮ですが、皆様のご参加を心よりお待ちしております!今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。これまでの能登・USC関連 Note記事一覧これまでの取り組みや背景をNote記事でまとめております。ぜひ合わせてご覧ください!【プロジェクトの背景と想い】 NPO RISEが能登プロジェクトを行う理由 輪島高校生たちのリアルな声 世界の先端が求めること、それは、人は与えられた環境や機会を、どう活かしてきたか?ということ 【未来を予測し、世界を救う技術】NPO法人Riseが「GIS(地理情報システム)」の教育に命をかける理由 【世界と能登を繋ぐ未来の設計図】能登プロジェクト2026・一般参画メンバー募集中! 【メンバー・関係者紹介】 ① USC(南カリフォルニア大学)建築学部について ② Yi教授とプリツカー建築賞(The Pritzker Architecture Prize)について ③ NPO法人Riseについて 【USCチーム来日・現地視察レポート】 【活動報告】USCチームが来日!伝統と近代建築が交差する関西視察からスタート 【活動報告】能登へ:被災地の現状視察と、輪島高校の生徒たちとの「未来の対話」 【活動報告】伝統工芸とアートが繋ぐ地域の活性化:USCチーム来日レポート(最終編) 【共同オンライン授業 報告レポート】 第1回 共同オンライン授業報告(7月11日) 第2回 共同オンライン授業報告(7月18日) 第3回 共同オンライン授業報告(7月25日) 第4回 共同オンライン授業報告(8月1日) NPO法人RISE 公式Noteトップ 吉富ポール理事 Noteアカウント もっと見る【活動報告】USC・RISE共同オンライン講座の終了御礼と今後の予定について
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