合掌
乾性寺でございます。いつもご支援ありがとうございます。
日蓮聖人の御像をお造りするという経験は、おそらく相当稀なことです。
住職を勤める期間に一度でもあれば大変な名誉であるとともに、
かなりの産みの苦しみを味わうことが必須となります。
すでに数年前には構想はあったものの、
どうやらまだまだこだわりも、想いも醸成されていなかったということに何度も気づかされ、
今また大きな変化期を迎えようとしています。
1000年先に残る御像の姿はこれでいいのか、
ご年配の日蓮聖人は確かに珍しいものの、
他の多くの御寺様におられるような座像で、合掌姿でよいのか、
何を伝えようとしているのか遠い未来の人に通じなくなってしまってもよいのか、
恥ずかしながらここへ来て大いに迷いました。
結果、「日蓮聖人とはこういうお姿だから」という思いで、
こだわりへの追求を止めるべきではないと考えました。
よりご入滅の日蓮聖人に近づけるべく、
仏師さんに無理を申し上げて方向性を切り替えます。
また一から、どのような日蓮聖人にすべきなのか考え直します。
ご支援いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、
計画が遅れる可能性が高くなりましたことを、何卒ご容赦ください。
何度もお伝えしております通り、この御像は少なくとも1000年先の未来にも残されるべきものです。
妥協の産物ではない、大切な思いを込めた御像を送り出すため、どうかご了承ください。
よろしくお願い申し上げます。
南無妙法蓮華経



