
ディレクターの島田拓空也(27)です。『SPOTLIGHT』で僕が取材したいと思っているのは、生まれつき全身の筋肉が弱い難病「先天性ミオパチー」を抱える20代男性です。介護士の知人を通じて知り合いました。その彼は首から下を自由に動かすことができないため、ふだんは車いすで生活しています。わずかに動かせる右手は握力が5しかなく、ペットボトルのふたも開けられません。トイレやお風呂も一人ではできないため、24時間の介助が必要です。そんな彼の夢は、お笑い芸人としてひとり立ちすること。お笑いの活動はすでに始めていて、僕もライブに誘われて観に行ったのですが、正直、観るまでは少し不安でした。自身の障害をネタにした漫才だと聞いていたので、「障害のことを笑っていいのか?」と勝手にいろいろ考えてしまったからです。ところが、いざ漫才が始まるとそんな不安は吹き飛びました。気づけば会場のお客さんと一緒になって笑っていました。終演後、カフェで話をさせてもらい、小・中・高校は自身の希望で通常の学校に通ったことや、勉強を頑張って東京の難関私大に進学したことを知りました。ふだんはどんな生活をしているのか?なぜお笑いの道に進もうと思ったのか? 彼の世界を少しでものぞかせてもらえたらと思っています。
ディレクター 島田拓空也(オルタスジャパン所属、27歳)
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