■100年かけて育つ森の、いまだけの香りを一杯に。
三重県・尾鷲ヒノキ。100年以上の時間をかけて育まれる、日本を代表する銘木です。
私たちは、その森を守るための手入れで生まれる枝葉を蒸留し、尾鷲ヒノキをボタニカルに使用したクラフトジンをつくりました。
◆全国47都道府県でご当地ジンをつくる「県ジンプロジェクト by agataJapan」、その 第21弾 となる三重県ジンです。
◆原料の森は、2000年に日本で初めてFSC認証を取得した速水林業さん(紀北町/200年以上続く林業)の森。
◆使うのは、森の手入れで生まれる枝葉。木材として使われる幹ではなく、整備の過程で生まれる枝葉に宿る香りを活かしました。
グラスに注ぐと、まるで森の中に足を踏み入れたような爽やかな香り。 口に含むと、ヒノキの清々しさとジュニパーベリーの心地よい香りが広がり、後味には木々に囲まれた空気のような余韻が残ります。 ソーダで割れば軽やかに、ロックではより深く森の香りを。

■このジンに込めたもの
このジンに閉じ込めたのは、ヒノキの香りだけではありません。
・100年という時間をかけて森を育てる人たちの想い。
・未来へ森をつないでいく営み。
・そして、三重県が誇る自然の豊かさ。
グラスを傾けた瞬間、少しでも三重県の森を感じていただけたら——。 その思いで、このプロジェクトを立ち上げました。
■ご挨拶
はじめまして。ののわ mie 株式会社の浅井 匠(あさい たくみ)です。 今回、私は「県ジンプロジェクト by agataJapan」の三重県プロデューサーとして、尾鷲ヒノキのジンづくりに関わることになりました。
ですが、最初から「ヒノキのジンをつくろう」と思っていたわけではありません。 このジンは、人との出会いの中で、少しずつ形になっていったお酒です。
なぜ尾鷲ヒノキだったのか。なぜ今、この香りを届けたいと思ったのか。 そのストーリーを、読んでいただけたら嬉しいです。
■始まりは、ひとつの挙手から
このプロジェクトとの出会いは、先輩経営者との忘年会でした。
私は昨年独立したばかり。「三重県の食に関わる仕事がしたい」——そんな思いを持っていました。 会の最後に設けられたPRタイムで、私は挙手をしてマイクを握り、思いの丈を語りました。
そうしたところ、一人の方から声をかけていただいたのです。 「県ジンプロジェクト」の取り組みで、ちょうど三重県のプロデューサーを探しているとのことでした。
■「県ジンプロジェクト」とは
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“県人も、そうじゃない人も。みんな、笑顔にしたい。”
「県ジンプロジェクト by agataJapan」は、スターマーク株式会社が展開する、全国47都道府県それぞれの特産品をキーボタニカルに使用したクラフトジンを企画・開発し、国内外に発信していく取り組みです。
地域から日本を元気にすることを目標に掲げ、「日本をつなぐクラフトジン」づくりを行っています。ご当地ならではの産品のフレーバーをボタニカルとして最大限に引き出し、美味しさにこだわるのはもちろん、お酒を片手に集まる場での楽しいコミュニケーションのツールとして活用できる商品設計を目指しています。
そして、この企画が単なる“ご当地ジンづくり”ではないと知って、私は驚きました。
各都道府県を代表する1人のプロデューサー、その土地に根を張る人が責任を持って、その県のジンをつくる。それぞれの県のメンバーが協力しながら、日本全国へ広げていく。 さらに最終的には、47都道府県すべての県ジンを合わせて「日本ジン」を完成させるという構想まであるのです。
「完成したら、みんなで乾杯したいんです」 そう話してくださった県ジンプロジェクト・代表の林 正勝さんの姿が、とても印象的でした。
商売というより、本気で“面白いこと”をやろうとしている熱量を感じ、「ぜひ仲間に加わりたい」。 そう思って、三重県プロデューサーとして参画することを決めました。
この三重県ジンは、プロジェクトの 第21弾商品 としてリリースされます。

■仲間探し
参画が決まって、次に必要だったのは「仲間」でした。
この三重県ジンは、私一人の商品ではなく、多くの人が想いを込められる商品にしたい。だから商品づくりの段階から、できるだけ多くの方に関わっていただくことを念頭に進めました。
私は幼い頃から三重県で暮らしていますが、まだまだ知らない魅力がたくさんあると感じています。だからこそ、自分一人の視点ではなく、異なる立場や経験を持つ方々と一緒に三重県の魅力を発信したいと考えました。
まず相談したのが、アンドマーク株式会社の 佐藤 成章さん。三重県に暮らす・旅するWEBマガジン「OTONAMIE」の立ち上げメンバーであり、長年地域の魅力を発信し続けてこられた方です。
佐藤 成章さん
そしてもう一人、欠かせないと思ったのが「お酒が大好きな人」。顔が浮かんだのは、幼馴染の 北村 夕夏さん でした。
北村 夕夏さん
企画の話をすると、「え、面白そうじゃん!」と、二人ともほとんど二つ返事で参加を決めてくれました。 こうして少しずつ、三重県のジンをつくるチームができていきました。
■最大の悩み「ワンボタニカル」――ヒノキ一本勝負へ
仲間集めと同時に始まったのが、三重県のボタニカル(香りの原料)探しでした。
県ジンプロジェクトには大きな特徴があります。それは—— 「1都道府県につき、1ボタニカルだけ」。
複数のボタニカルを複雑に組み合わせるクラフトジンが主流の中、「ワンボタニカルで成立するの?」と驚かれることも少なくありませんでした。 でも私たちは、香りで誤魔化さない、その土地の素材だけで真っ直ぐに勝負する——その潔さにこそ意味があると考えました。
お茶、あおさ、柑橘、伊勢海老、松阪牛……三重県らしい素材を数多く挙げて検討を重ねる中で、佐藤さんがふとつぶやきました。
「ヒノキはどうかな?」
ヒノキはもともと香りが豊かな素材。そして、ジンの核となるジュニパーベリーは、実はヒノキ科の植物でもあります。 「それなら、ヒノキを主役にした、まっすぐで分かりやすいジンができるのではないか」——私たちの想いは、自然とヒノキへ向かっていきました。
しかし、新たな課題が生まれました。私たちは、ヒノキや林業について、ほとんど知識がなかったのです。
悩んでいたところ、佐藤さんから、合同会社ツリートライズの 村田 幸信さん をご紹介いただきました。4人目の仲間です。

村田さんは、ATI認定樹護士アーボリスト®として、樹木に登る専門技術と豊富な知識を活かし、木や森の管理に携わっている方。ツリークライミングの普及活動にも力を入れておられます。
木のチップが良いのか、樹皮が良いのか、精油を使うのか。村田さんと話し合い、スターマークさんに相談しながら、さまざまな可能性を検討しました。そしてたどり着いたのが——
「枝葉そのものを使う」
ヒノキの爽やかな香りを最も素直に表現できるのは、森の中で実際に香りを放っている枝葉ではないか。そう考え、枝付きの葉を蒸留原料として使う方向で進めることになりました。
ツリークライミング体験の様子
■尾鷲ヒノキに会いに行く
ボタニカルを「尾鷲ヒノキ」に決め、実際に現地へ足を運ぶことになりました。
ご協力いただいたのは、紀北町で代々林業を営まれている 速水林業さん。 実際にお会いして感じたのは、「木を育てている」というより、「森を育てている人たち」 だということでした。200年以上続く林業の歴史を持ちながらも、とても気さくで、山のことを楽しそうに話してくださる姿が印象的でした。
私は最初、「事務所でお話を聞くのかな」くらいに思っていました。ですが訪問前に、 「お弁当を持って、山でみんなで食べましょう」 と。それが、速水社長流のおもてなしでした。
山へ入る前に、速水林業さんがどのような考えで森を育てているのかを教えていただきました。
林業というと、それまでの私は「木を育てて切る仕事」という程度のイメージしか持っていませんでした。 しかし、実際は違いました。何十年、何百年という時間を見据えながら、どの木を残し、どの木を切り、どこへ光を入れるのかを考えながら、次の世代へ森をつないでいく仕事だったのです。
さらに驚いたのは、速水林業さんが 2000年に日本で初めてFSC認証を取得された林業事業者 だということ。 FSC認証とは、環境保全や生物多様性への配慮、地域社会との共存など、厳しい基準を満たした森林に与えられる国際的な森林認証です。
飲料の紙パックなどにも印刷されています
正直なところ、はじめはピンときませんでした。ところが、実際に森へ入り、お話を伺いながら山を歩くうちに、その理由が少しずつ分かってきました。
⦁ 100年後の森を見据えて木を育てること。
⦁ 必要な木を切り、必要な木を残すこと。
⦁ 下草や広葉樹も含め、森全体の環境を守りながら次の世代へ受け継いでいくこと。
木材を生産するだけではなく、森そのものを育てている。 中でも特に印象的だったのは、「100年育てる」という速水社長の言葉でした。
年輪についてお話しされる速水社長
■時間を超えた森の中で
100年の木は、ただ放っておいて育つわけではありません。適切に間伐を行い、下草や広葉樹も含めて森全体の環境を守りながら、長い時間をかけて育てていく。そうした積み重ねがあって初めて、樹齢100年を超える尾鷲ヒノキが生まれるのだと知りました。
いよいよ山へ入ると——そこには、私がこれまで見てきた森とはまったく違う景色が広がっていました。 見上げても先端が見えないほど高い木々。驚くほど真っ直ぐに伸びる尾鷲ヒノキ。聞こえてくるのは鳥の鳴き声だけ。静寂に包まれたその空間は、不思議と心が落ち着く場所でした。
森を歩きながら、速水社長は一本一本の木について説明してくださいました。 「この木はこう育った」「この場所にはこんな特徴がある」「昔はここが――」。 ただ木を見ているのではなく、その木が歩んできた時間を見ているような感覚でした。
そして何より不思議だったのは、今私たちが見ている木を植えた人たちは、もうこの世にはいないということです。 100年前の誰かが植えた木が、今ここに立っている。その人たちは、自分が育てた木が使われる瞬間を見ることはありません。それでも未来を信じて木を植え、森を守り続けてきた。
その時間の流れを思うと、なんだか時間を超えた場所にいるような感覚になりました。 その時間を共有させてもらえたことが、私は本当に嬉しかったのです。

■試作、そして飲み比べ
速水林業さんのお話を聞き、実際に山を歩く中で、私たちは蒸留に使う尾鷲ヒノキの枝葉を分けていただくことになりました。
林業では木材として活用される幹の部分が主役ですが、森林整備の過程で生まれる枝葉にも豊かな香りがあります。その香りにも尾鷲の森の魅力が詰まっていると感じ、自然の循環の中で生まれる枝葉を活用してジンづくりに挑戦することにしました。
森の中で感じたあの爽やかな香りをできるだけそのまま届けたい。そう考え、採れたてのフレッシュな枝葉を使って試作を行うことに。枝葉を蒸留所へ送り、いよいよ試作が始まりました。
三重県ジンとしてどんな味わいを目指すか、蒸留家の 大田 聡さん(TATEYAMA BREWING株式会社) とスターマークさんと綿密にやり取りを重ねました。「枝付きの方が、香りに立体感が出るのではないか」というアドバイスをいただいて試作を実施。
届いたのは、ヒノキとジュニパーベリーの配合比率を変えた 6種類のサンプル。いよいよ“尾鷲ヒノキのジン”が形になり始めた瞬間でした。
みんなで集まり、飲み比べをしながら—— 「こっちの方が森っぽい」「これはヒノキ感が強い」「ソーダ割りに合う」「柑橘との相性がすごい」。
特に、お酒好きの北村さんは、行きつけのバーにも持ち込み、さまざまな飲み方を試してくれました。 そうした中で、「これだ!」と思える味を選ぶことができました。
そして、ついに6月、本製造の蒸留へ。いよいよ“尾鷲ヒノキのジン”が完成します。


■ボタニカル探しから始まった、100年の物語
最初は「ご当地ジンの素材」を探していただけでした。そして辿り着いたのが、尾鷲ヒノキ。 けれど気づけば、林業の話を聞き、山の話を聞き、木を育てる人たちの話に引き込まれていました。
このジンは、単なるお酒ではありません。
⦁ 100年という時間。
⦁ 山を守る人たち。
⦁ 未来へ森をつないでいく営み。
⦁ そして、その土地で受け継がれてきた想い。
そういったものを、香りとして閉じ込めたジンです。
このジンをきっかけに、三重県の森や林業のことを知っていただけたら。 そして、100年前に植えられた木が今の私たちへ届いたように、100年後の未来へ森をつなぐ人たちの営みにも、少しだけ思いを馳せていただけたら幸いです。
尾鷲ヒノキの香りとともに、100年の森の物語をお楽しみください。 応援、どうぞよろしくお願いいたします。
あまりに大きくて思わず
■リターンについて
今回のクラウドファンディングでは、尾鷲ヒノキのジンを中心に、三重の魅力を感じていただけるさまざまなリターンをご用意しています。
※ 目標金額に満たない場合でもリターンは届きます(All-in方式)。
① 三重県ジン 1本 ─ ¥5,950(税込・送料込)
尾鷲ヒノキの枝葉を使用した、三重県オリジナルクラフトジン。 100年の時間を重ねた森の香りを、ぜひお楽しみください。

② 三重県ジン 2本 ─ ¥11,900(税込・送料込)
ご自宅用と贈り物用にもおすすめの2本セット。飲み比べや、大切な方との乾杯にも。

③【チームのおすすめ】三重県ジン 2本 + 伊勢のクラフト酢(生姜×ゆず)1本 ─ ¥13,790(税込・送料込)
三重県津市で 明治20年創業の山二造酢さん がつくる“飲むお酢”とのセット。 人気No.1の「生姜×ゆず」は、三重県産ゆずの爽やかな香りと、生姜のやさしい風味が特徴。伊勢・宮川の水を使用したクラフト酢ブランドで、伝統製法でじっくり発酵・熟成された酸味はまろやか。三重県ジンと割れば、とても飲みやすく仕上がります。 👉 開発チームがたどり着いた、おすすめの飲み方です。

④【このプロジェクトだけの体験】ツリークライミング体験 1グループ様 ─ ¥30,000(税込)
TREECLIMBING®公認インストラクターによる体験。普段とは違う目線から森を体感し、木や自然をより身近に感じてもらう体験会です。 ロープを使って実際に木へ登り、鳥と同じ目線で景色を見たり、風や木の揺れを感じたり。専用ロープ・安全帯・ヘルメットなど必要な装備はすべて含まれ、6歳から大人まで参加可能です。 物語を読んで終わりではなく、あなた自身が尾鷲の森に入れるリターンです。
⦁ 日程:2026年7月〜10月の土日祝(天候により事前に柔軟変更など対応可能)
⦁ 対象:6歳〜大人まで
⦁ 人数:6名様まで
⦁ 所要時間:全体で1時間程度(人数により最大2時間)
⦁ 場所:三重県度会郡大紀町
⦁ ※ 保険料、専用ロープ、サドル(安全帯)、ヘルメット、ギアレンタル料込み
⦁ ※ 記念品としてヒノキオイルなどご用意


⑤ 三重県ジン 6本 ─ ¥35,700(税込・送料込)
まとめて応援したい方向けの6本セット。店舗利用や仲間とのシェアにもおすすめです。

⑥ 三重県ジン 12本 ─ ¥71,400(税込・送料込)
まとめて応援したい方向けの12本セット。店舗利用や仲間とのシェアにもおすすめです。

■スケジュール
⦁ 2026年6月 製造
⦁ 2026年6月末 プロジェクト終了
⦁ 2026年7月上旬 リターン発送
※ 製造状況により前後する可能性があります。
■Special Thanks
本プロジェクトの実現にあたり、原料調達にご協力くださった川端さん、原料や精油製造の現場でお力添えいただいた髙橋さん・安藤さん、この企画へのご縁をつないでくださった竹内さん・飯島さん、ヒノキ葉の作業をお手伝いいただいた舘さんをはじめ、ここでご紹介しきれないほど多くの方々にご助言・ご協力・ご支援をいただきました。
尾鷲の森、林業、ものづくり、そして地域の未来に想いを寄せてくださる皆さまとの出会いが、この一本につながっています。 そして、商品化に至るまで多大なるご支援とご指導をいただいたスターマークさん、TATEYAMA BREWINGさんに、心より感謝申し上げます。
ご協力いただいたすべての皆さまに、あらためて御礼申し上げます。
【酒類販売に関する記載】
①販売場の名称及び所在地:スターマーク株式会社/東京都虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F
②販売管理者の氏名:林 正勝
③酒類販売管理研修受講年月日:令和5年8月2日
④次回研修の受講期限:令和8年8月1日
⑤研修実施団体名:一般社団法人 日本ボランタリーチェーン協会




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