
今日は、漫画家あばちょさんのことを少しだけ話させてください。
あばちょさんは、本業を持ちながら10年以上漫画を描き続けている方です。
何度も壁にぶつかりながら、それでもやめなかった。
その理由が、やりとりを重ねるうちに少しずつ見えてきました。
◆ 始まりは、放課後の多目的室だった
中学時代、サッカーの夢が絶たれて途方に暮れていたあばちょさん。
やることもなく、帰るのもなんか嫌で── 放課後、友人が一人で練習していた多目的室に足を運ぶようになりました。
台本の読み合わせを手伝っていたある日、 友人にこう言われたそうです。
「あばちょちゃんは、教科書読むのうまくていいなぁ… なんか世界観が見えるんだよね」
その一言で、目の前が広がった。
「どういうカタチになるかわからないけど、演劇を仕事にしたい」
──あばちょさんの原点は、ここにあります。
◆ 「ないなら作ればいい」
長野から都会へ出て、新聞奨学生をしながら演技を学んだあばちょさん。
みんなが練習している時間、自分は朝から新聞を配っていた
でも、その環境が「毎日コツコツ極めていくことが真の実力になる」 という気づきをくれたそうです。
しかし、演技の世界では「世界名作劇場みたいな声で時代に合わない」と言われ、 活躍の場を失ってしまいます。
そこであばちょさんが選んだのが、漫画でした。
「ないなら作ればいいじゃない」と、絵を一から描き始めたのです。
◆ 10年間、描き続けた人
仕事の合間に漫画を描き続けてきた。
限られた時間の中で、1ページ1ページ積み重ねてきた。
出版社に持ち込んでも「演技?ちょっとねぇ」と、 内容すら読んでもらえないことが続きました。
それでも「絶対にカタチにして日の目を見せてあげたい」という思いだけは 手放さなかった。
キャラクターたちと一緒に出版社を走って、もう10年目。
その積み重ねが、今回の『はじめは「あ」から。』につながっています。

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より多くの方に、あばちょさんの作品を知ってもらいたいと思っています。
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