■プロジェクト実行者について
私は、農業と科学をつなぐ研究者です。
これまで、農業の効率化や持続可能性の向上を目指し、さまざまな研究と実践に取り組んできました。
特に「腸内細菌」に着目し、ヒトや動物の健康を維持する研究に力を注いできました。
目に見えない“菌の力”を活かすことで、農業の未来は大きく変えられる——
その確信のもと、本プロジェクトに挑戦しています。

研究代表者 荻田佑
■研究代表者 研究略歴
2012年4月-2014年3月:独立行政法人 日本学術振興会(文部科学省)特別研究員
2014年4月-2016年1月:国立研究開発法人 農研機構(農林水産省)博士研究員
2016年2月-2024年3月:国立大学法人 信州大学 バイオメディカル研究所 助教
2024年4月-至現在:動物糞便学研究室(私設研究所)研究室長
■このプロジェクトで実現したいこと
私が目指しているのは——
**「牛の健康から、肉の未来そのものを変えること」**です。
目に見えない“腸内細菌”の力を科学で解き明かし、
その中から選び抜いた“良い菌”を飼料として活用することで、
牛はより健康に、より力強く育ちます。
その結果——
・栄養をしっかり吸収し、ぐんぐん成長する
・病気に負けない、しなやかな体になる
・そして、驚くほど安定して美味しい肉へと変わる
そんな未来が実現します。
■プロジェクト立ち上げの背景
現在、肉牛産業は大きな転換期を迎えています。
これまでの畜産は、効率や生産性を重視する中で発展してきました。
しかしその一方で、現場では深刻な課題が浮き彫りになっています。
牛の健康を維持するために、抗生物質や薬剤に頼らざるを得ない状況。
気候変動や飼料価格の高騰による負担の増大。
そして、消費者の間でも「本当に安全なのか」「より自然な方法はないのか」という不安や関心が高まっています。
今、畜産には問われています。「効率」だけでなく、「持続可能であること」
そして、**「人にも牛にも優しい育て方」**が求められているのです。
しかし現実には、これらの課題を同時に解決できる方法は、まだ確立されていません。
だからこそ私たちは、これまで見過ごされてきた“ある存在”に注目しました。
それが——腸内細菌です。
牛の体の中に存在する、目に見えないこの存在こそが、健康や成長、そして肉の質にまで影響を与える“鍵”であると考えたのです。
自然の力を活かしながら、科学でその仕組みを解き明かし、牛の健康を内側から支える。
それは、これまでの「外から管理する畜産」から、
「内側から整える畜産」への転換です。
この新しいアプローチによって、
・牛が無理なく健康に育つ・農家の負担が軽減される・そして、より安全で美味しい肉が生まれる
そんな未来を実現できると、私たちは信じています。
■これまでの活動と準備状況
私はこれまでに、腸内細菌に関する基礎研究を積み重ね、成果を上げてきました。
さらに、プロバイオティクスの研究開発にも取り組み、実用化に向けた知見と技術を蓄積しています。
現在は、本プロジェクトに必要な設備・体制の準備も整っており、
あとは「実行するための資金」だけが必要な状態です。
■スケジュール
【2026年】
6月上旬:クラウドファンディング終了
6月下旬:第1フェーズ開始
※第1フェーズ:肉牛における腸内細菌構成の把握・有用腸内細菌の発見
12月下旬:第1フェーズ終了
【2027年】
1月上旬:第2フェーズ開始
※第2フェーズ:有用腸内細菌の分離・培養および飼料化
7月下旬:第2フェーズ終了
※肉牛の糞便サンプルは北海道上磯郡木古内町の肉牛生産農家様から提供いただきます。
■これまでの研究実績
私はこれまで、腸内細菌の力を解き明かす研究に長年取り組んできました。
国の研究機関(農林水産省)では、食品が腸内環境にどのような影響を与えるのかを解明する大規模プロジェクトに参画。ヒトや動物を対象にした研究を通じて、腸内細菌が健康や体の状態に深く関わることを明らかにしてきました。
特に私は、“特定の腸内細菌が体にどのような変化をもたらすのか”に注目し、
・炎症を抑える働き・免疫バランスを整える作用・腸の健康を守る効果
など、数多くの機能を科学的に実証してきました。
さらに、海外の最先端研究機関とも連携し、腸内細菌がどのように体の中で働き、健康を支えているのかという“仕組み”まで解明しています。これらの研究成果は、国際的な学術論文として多数発表されており、「腸内細菌を扱う専門家としての確かな実績」を築いてきました。
■そして、次のステージへ
これまでの研究で培った知識と技術を、いよいよ“畜産の現場”へ。
牛の腸内細菌を活用することで、健康と美味しさを同時に引き出す——
その新しい挑戦を、いま始めます。
■最後に
このプロジェクトは、単なる研究ではありません。
「畜産の未来を変える挑戦」です。
牛の健康を守り、農家の負担を減らし、そして、より良い食を届ける。
その第一歩を、今踏み出そうとしています。
どうか、この挑戦に力を貸してください。
あなたの支援が、未来の農業を変える力になります。
■資金の使い道について
腸内細菌の分析費用、飼料作製費、人件費、設備維持費として使用いたします。




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