撮影の為の薬品を調合していきます。
僕は昔懐かしの天秤を使って薬品の分量を計っています。理科の授業で使っていたあれです。デジタルスケールの方が便利で正確なのはわかっていながらも、これを使い続けています。
古典技法を試し始めた6〜7年前、なるべく電気を使わずに写真を作りたいと思っていました。記憶が定かではありませんが、東北の震災の後だったのかもしれません。電力がなくなって、この文明が機能しなくなっても、写真を撮り続けたい、と考えていました。
とはいえ、薬品自体を精製している工場自体が電力を使っているはずなので、未だそこにはたどり着いていませんが。。。
しかし、昔の写真師たちは自分たちで薬品自体を精製していたので、不可能というわけではなさそうです。
collodionは、調合してから少し熟成させます。
濁りが消えて、赤みが増していきます。まずは撮影の前半分くらいを作りました。
調合の仕方、撮影日の気温、湿度などで写真の仕上がりが違います。
このcollodionがいい具合であることを祈りつつ。。。
和光純薬ってFUJIFILMの傘下になったんですね。。。前までこのロゴはなかったはず。。。
お世話になってます。