京都から東京へ:新作パフォーマンス作品の滞在制作がしたい!

2026年6月、東京にて約1週間の滞在制作(パフォーマンス作品)を行う。総合芸術制作ユニットである空函出版は効率やわかりやすさよりも曖昧さや不確かさを大切にする作品を追求している。今回はその活動をさらに、多方面へと広げていくことを目的とする。

現在の支援総額

77,000

77%

目標金額は100,000円

支援者数

11

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/04/15に募集を開始し、 11人の支援により 77,000円の資金を集め、 2026/06/10に募集を終了しました

京都から東京へ:新作パフォーマンス作品の滞在制作がしたい!

現在の支援総額

77,000

77%達成

終了

目標金額100,000

支援者数11

このプロジェクトは、2026/04/15に募集を開始し、 11人の支援により 77,000円の資金を集め、 2026/06/10に募集を終了しました

2026年6月、東京にて約1週間の滞在制作(パフォーマンス作品)を行う。総合芸術制作ユニットである空函出版は効率やわかりやすさよりも曖昧さや不確かさを大切にする作品を追求している。今回はその活動をさらに、多方面へと広げていくことを目的とする。

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空函出版と本プロジェクトについて

私たちはこれまで、「なにもないを丁寧におさめる」という考えのもと、舞台・美術・音楽・食などを横断した制作に取り組んできました。完成された作品を提示するのではなく、場や時間、そして他者との関係性の中で、はじめて立ち上がるものとして作品を捉えています。


現代社会では、物事に明確な意味や目的が求められることが多くあります。しかし私たちは、あえてその流れに抗い、曖昧さや不確かさ、意味になる前の状態にこそ価値があると考えています。余白や静けさの中で、鑑賞者それぞれの感覚が呼び起こされる瞬間を大切にしたいのです。


そのため本プロジェクトでは、作品の意味や価値を作り手が一方的に提示するのではなく、鑑賞者一人ひとりの受け取り方に委ねることで、多様な解釈が共存する状態をつくり出すことを目指します。


作品は、つくる側と受け取る側のあいだで立ち上がるものだと考えています。

私たちはその関係の中で生まれる揺らぎや気づきを通して、新たな空函出版作品の可能性を探っていきます。



プロジェクトについて

上演と展示「Hole」
●スケジュール

3月1日 6月の滞在制作に向けた基礎稽古(週1回)

6月4日 東京某所にて滞在制作(約1週間)

6月5日 コンタクトインプロビゼーションダンサーによるワークショップを開催

6月9日 都内ギャラリーにて発表


●プロジェクトの進捗状況

  • 確定事項:ワークショップ・発表の実施条件

  • 進行中:週1回基礎稽古

  • これからの流れ:滞在先の決定/滞在中の制作場所の決定/広報/当日パンフレット制作


●制作予定のパフォーマンス作品について

五月女侑希作品の特徴であるコラージュ的手法を用いながら滞在中の経験(ワークショップ/フィールドワーク/観劇等)を通しパフォーマンス作品を制作する。


※本プロジェクトはご支援の有無にかかわらず開催いたしますが、円滑な活動継続と生活との両立のためにご支援いただけますと幸いです

出張企画@豊岡「養生とつくること・たべること」

空函出版の評価

空函出版は明確な意味や物語に回収されることなく、異なる身体性や音、物質が交錯する中で、多様な感覚や解釈を立ち上げる点が評価されている。モチーフや身体、空間の扱いには独自の質感があり、懐かしさや不安、心地よさといった感覚が揺れ動く体験を生む。鑑賞者は意味を読み解くのではなく、場全体をひとつの現象として受け取り、新たな見方や感覚に気づく契機を得ている。また、日常と非日常が重なり合う構造や、他者や環境との関係の中で変化する表現にも関心が寄せられた。解釈の余地を多く残す開かれた在り方が、観る者の記憶や思考に働きかけ、継続的な関心を喚起している


メンバーについて

五月女侑希 Yuki SOHTOME  隅っこ⼈形劇団ニッチ/とりふね舞踏舎所属
作・演出/ダンサー/俳優/作曲家
1998年⽣。奈良県出⾝。学童⽀援員として働きながらイベントや催しの企画。
豊かさと⽇本の社会構成員として⽣きていくことについて考えている。

〇過去の主な活動
2025年9月 隅っこ人形劇団 「世界は原子でできている」出演(大阪)
2025年6月 kondaba 「棟梁ソルネス」出演(大阪)
2025年2月 午菴クルミ監督アニメーション作品「さかのめ」音楽(横浜)
2024年9月 隅っこ人形劇団ニッチ「アルソミトラの羽ばたき」出演・美術・制作(大阪)
2024年5月 「虫」作・出演@ダンスアフターダンス(大阪)
2024年9月 淡水「UKABERU」出演@路地裏の舞台へようこそ2024(大阪)
2023年12月 淡水「Play Through Place1」出演(大阪)
2023年5月 ウォーリー木下「コロス」@ストレンジシード(静岡)
2022年9月 淡水「(sound)scape」出演@路地裏の舞台へようこそ2022(大阪)
2022年9月 とりふね舞踏舎「SAI-サイ」出演(広島)
2021年1月  「シューマツノヨル」作・演出(京都)
2019年5月  少年王者舘「1001」出演(東京)
2017年8月 テラヤマ・ワールド「田園に死す」出演(青森)
2016年10月 劇団維新派「アマハラ」出演(奈良)

五月女桜子 Sakurako SOHTOME  少年王者舘所属
俳優/イラスト作家
2002年⽣。奈良県出⾝。芸術⽂化観光専⾨職⼤学卒業。
俳優/イラスト作家以外に⾳楽制作や詩作など⼿法の限定されない活動を⾏う。

〇過去の主な活動
2025年10月/12月 girls「WHICH WITCH」出演 (京都、神奈川)
2025年11月 そもそも探求クラブ「見えない災害ウォッチング2」(兵庫)
2024年7月/8月 少年王者舘「それいゆ」(愛知、東京、京都、高知)
2023年5月 少年王者舘「夏の夜の夢」出演 (愛知)
2022年12月 芸術文化観光専門職大学パフォーミングアーツプロジェクト第3回公演、山下残・演出「詩の朗読」舞台美術(兵庫)
2021年11月 芸術文化観光専門職大学パフォーミングアーツプロジェクト第1回公演、平田オリザ「忠臣蔵」出演(兵庫)


長谷川彌 Amane HASEGAWA
版画作家/俳優
2000年⽣。京都府出⾝。京都精華⼤学版画専攻卒業。ヒビ、歪み、サビといった時間の経過をモチーフに、⽊版を主とした作品制作を展開し、個展を開催。


〇過去の主な活動
2025年1月 IzumiStudio in FRAME @FRAME in VOX(京都)
2024年8月 個展「はざま の さま」@ギャラリー糸(大阪)
2023年11月 空函出版企画「HOLE」出演・美術 @Social kitchen(京都)
2023年8月 個展「痕、跡」@ギャラリー恵風(京都)
2023年2月 「キノプリント展2023」出展@ギャラリーヒルゲート(京都)
2023年2月 「京都精華大学展2023」出展@京都精華大学(京都)
2022年6月 「4年の一歩目見てっ展」出展@京都市北区紫野舟岡町(京都)
2022年4月 二人展「そのズレはないことに。」@kara-S(京都)
2021年8月 とりふね舞踏舎「SAI-サイ」出演@京都教育文化センター(京都)

空函出版活動記録

2023.04
五月女侑希、五月女桜子による総合芸術活動ユニットを結成。
(同年11月、長谷川彌も加わる)

2023.11 
「HOLE」 Exhibition&Performance
⼤量⽣産社会に⽣きる私たちの「意味なき存在」を⾒つめ、絶望を起点に未来を探る。映像・美術・⾳楽・パフォーマンスによるコラージュ作品。京都で2回公演、延べ40名動員。

2024.04
「Koppu.」 Performance&Cafe
前作の問いを引き継ぎながら、祈りをテーマに「遠さ」と「近さ」、「他⼈」と「⾃分」の揺らぎを⾒つめ、今ここに在る⾃⼰を問うパフォーマンス作品。⼤阪で2回公演、延べ30名動員。

2024.11
「空函出張企画@ならまち」 公開制作
「古都祝奈良の学校」に参加し、出張企画を実施。2⽇間、奈良の⾵景を⽊版に彫り摺りながら公開制作を⾏い、通りがかりの⼈々と対話を重ねた。

2025.05
「円と周」 催し(主催・制作・展示・パフォーマンス)
展⽰とパフォーマンスを切り分けず、4時間を⼀つの場として構成。作家と来場者が対等に関わり合い、多様な表現と応答が⽴ち上がる。作家11名参加、3⽇間で16名来場。

2025.10
「空函出張企画@豊岡 養⽣とつくること、たべること」 催し(主催・制作・展示・ライブ)
能動/受動を越え、それぞれの養⽣が⾃然に隣り合う場をひらく。つくること・たべることを軸に、時間がゆるやかに巡る1時間半の⼩規模催し。2⽇間で8名来場。

2026.03
古都祝奈良の学校「教科書0号」挿絵・表紙グラフィック制作
奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良の学校」の冊子制作にて挿絵・表紙グラフィックを提供。

「なにもないを丁寧におさめる」という軸

創造的暮らし、その延長「円と周」

私たちは「なにもないを丁寧におさめる」というテーマのもと、舞台・美術・音楽を融合させた作品づくりに向き合ってきました。豪華な装置や派手な演出ではなく、むしろ余白や静寂の中にこそ、鑑賞者自身の感覚が呼び起こされる瞬間があると考えています。

そうした制作を重ねる中で、私たち自身も更新されていくのだと感じるようになりました。

何かを強く提示したり、作品の意味や価値を私たちが一方的に決定するのではなく、鑑賞者それぞれの受け取り方や感覚に委ねることで、多様な解釈が共存する余白を意図的につくり出したいと考えています。

これは、単一の価値基準が優先されがちな現代社会に対して、小さな違和感や問いを投げかけるものでもあります。

作品とは、その出会いの中で初めて立ち上がるものです。私たちはそのことを信じ、作家・鑑賞者の内面が揺らぎ、そこに新たな表現の可能性が生まれる関係性をつくることを目指しています。

ジャンルを超えた出会いから生まれるもの

出張企画@ならまち

これまでの活動を通じて、私たちが強く感じてきたのは、「良いものをつくっている人は至るところにいるのに、それぞれが孤立している」という課題でした。さまざまな作家との何気ない雑談の中から、新しい企画が立ち上がった経験は、私たちにとって大きな転機となりました。

出張企画@ならまち

そこで大切にしていたのは、「チームのように強く結びつくこと」ではなく、互いの存在を認識しながら、必要なときに交差できる関係性です。ジャンルや世代を横断しながら、偶然のように出会い、共有される場をつくること。その感覚は現在の活動にも強く影響しています。

生活と制作の両立という問い

同時に、制作を続ける中で、生活との距離についても考え続けてきました。同世代の多くが仕事に追われる中で、制作を続けるためには、生活の延長線上にはない労働や、時間・経済的な余裕が必要である現実に直面してきました。どのようにすれば無理なく制作を続けられるのか、自分の存在を見失わずに生活と制作を両立できるのか——そうした問いは、今も私たちの根底にあります。

パフォーマンス作品「Koppu.」

ご支援いただいた資金について

交通費/宿泊費/制作費/会場費/ワークショップ講師代等

の一部に充てさせていただきます。

クラウドファンディングを通じてこれらの資金を確保することで、制作環境を整え、より密度の高い制作活動を実現できます。


国内外への展開を見据えて

出張企画@豊岡「養生とつくること・たべること」

本プロジェクトは、単発の発表ではなく、今後の国内外での展示や上演、そして海外展開を見据えた重要な基盤づくりです。若手アーティストである私たちの制作活動を継続・発展させ、より多くの場、より多くの人へと作品を共有していく。地方からの発信が、国際的な文化交流へとつながっていく。その第一歩として、皆さんのご支援をお力添えをお願いしたいと思っています。


最後に

作品とは、つくる側と受け取る側の関係の中でのみ成立するものです。皆さんの支援は、私たちの作品に参加し、新たな可能性を一緒に探っていただくことだと考えています。東京での滞在制作を通じて、私たちが何を見つけるのか、どのような作品が立ち上がるのか。ぜひ、このプロジェクトに一緒に関わっていただけたら嬉しいです。皆さんとの出会いを心待ちにしています。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 交通費/宿泊費/制作費/会場費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 東京滞在制作活動レポート【彌編】

    2026/06/26 00:35
    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
  • 東京滞在制作が終わりました。終わってからもう既に10日も経ちます。いや、まだ10日しか経っていないのかな。随分前のことのようです。レポートを書かなきゃと思いつつ、書き始めるとどれもなんだか違う気がしてしっくりこないままなのですが、締切を迎えるのでそのまま残してみます。3か月前くらいに思い付きで計画された東京滞在制作です。東京で公演を観る機会があって、こりゃやばいなと思いました。次元が違う。上手とか下手とかではなく、面白いとか面白くないとかではなく。なんだか分からないけど絶対に次元が違う。出発する前は分からなかったけど、それはもしかしたら桜子が書いているような個人と外部との距離感だったのかもしれません。東京に滞在して発表しないと駄目だなと思いました。新しい何かへの覚悟が必要になりました。誰にでもできることじゃないことをする覚悟。今回の滞在制作は、作品の内容を何も決めずに臨みました。全くイメージもテーマも持たずに向かいました。睡眠不足は最終日まで解消されず、限界突破をしました。去年の抱負が「休む」だったのですが、今年の抱負は「頑張る」です。なんだか最近、自分のコントロールが上手になってきたように思います。前までは「無理」だったのが、少しずつ無理せずできることが増えてきました。気張らずに頑張る。力を抜いて動く。6/7(日)の個人フィールドワークでは代々木から渋谷の街を歩いて本屋さんに行きました。私の習性として、どこに行ってもファミレスを求めてしまうきらいがあります。どの街でもファミレスだけは変わらない。同じメニュー。同じ味。本屋さんもメニューは違うかもしれませんがあるものは本。何度も見ている本。短い時間で作品をつくるとなると、どうしても色んな眼鏡をかけて物事を見たくなります。面白い発見がないかな、不思議なことがないかな。だけど、フィールドワークをしているとなんだか馬鹿馬鹿しくなってツマラナイものを無理に面白くする必要はないなと思いました。今回の滞在制作で唯一のキーワードが「良い」でした。高いお金を払ったのだからどうにか価値を見出そうとする。忙しい中時間を割いたのだからどうにか価値を見出そうとする。それってなんだか違うと思いました。私の目標は、作品に関わる全ての人が「自己拡張」という小さな革命を起こすことですが、なんでもかんでも良いように見ようとするのは違う。そんなことに気づいた滞在制作でした。作品については、今回ほどなにもない状態をお見せしたことはないと思います。だけど、完全なるナンセンスかと言われればなんだか腹が立つのでナンセンスではないと思います。脳みそフル回転で式を飛ばして「答え」だけ出力した感じです。とにかく、今回の制作を通して、あとその時らへんにどこからかなぜか入ってきた「感情は身体反応の解釈」という言葉がなんだか心に残って、意味だとか答えは全て身体(実在)の解釈にすぎないのかなとぼんやり思うようになりました。だから、無意味でもあるし、解釈し続けないといけない。毎回こんな風にぐだぐだ考えて色んな事に関する暫定解を私の中でおいているわけですが、これに関しては別に解というほど強く決めているわけではないです。気張らず、ぼんやりと、ああ、そうかもしれないし、全然違うかもしれないなあと思いながら、今は進むしかないと思っています。今回も色んな方からご支援いただきました。家族や周りの人にはいつもお世話になっているのですが、初めて挑戦したクラウドファンディングでもご支援いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。でっかくなります。心も存在も。引き続きよろしくお願いいたします。侑希 もっと見る
  • 東京滞在制作、ご支援いただいたみなさまありがとうございました。桜子です。東京には、少年王者舘『それいゆ』の時に七日間程度、近辺に滞在したことはあったのですが、都外からの通いだったので、「東京滞在」というほどでもなかったので、今回が初めての、最大期間の、東京滞在と言わせていただきます。いきなりですが、滞在期間中にこんなメモを残していました。東京ばらばらじゃなくて、それそれが一生懸命意外と心地よいだから周りを見なくてもいいまわりに影響できると思ってない加害性の無視?ビルというより、家、密集(今回は、このメモを元に東京に滞在した所感を記録しておきます。)滞在するまでの私の東京へのイメージを率直にお話しすると、人多い、冷たい、静か。このイメージには多分元になっている出来事があって、中学生くらいの頃。おばあちゃんが東京に住んでいたのでお泊まりに来ていて東京で電車に乗っていたんです。確か、姉と母と。そしたら、たっくさん人がいるのに、静かで。電車の中で私たちだけが喋ってるみたいな状況でした。その頃は、イヤホンをつけている人やスマホをみている人もほぼいなくてぼーっとしている人が多かったと思うのですが、誰にも何にも文句を言われることもなく、電車に乗り続けました。気づいてからは、もう少し小声で話すように切り替えたのですが、関西だったら、結構言われるよなと思ったり。その時に同じ空間にいるのにまるで、別の次元にいるかのようと思ったことが強く印象に残って、それで、今回東京に滞在するまでこの印象だったわけです。今回、東京にきてしたこと。フィールドワーク。というか、お散歩。11km歩いた日もありました。(時間が許せばもっと歩きたかった!)そこで気付いたんですが、東京は人口集中と言われるだけあって、ほとんどお家。坂も多いし。ただ道が、港町じゃないからか、なんか大阪とも京都とも名古屋とも違っていてとにかく歩くのが楽しい。路地がたくさんある。そこは大阪に近いと思うんですが、街の代謝が早いからなのか新しいお家が多くて下町っぽいのに妙に垢抜けているというか。なんか何の話をしているのかわからなくなってきてしまったのですが、何を言いたいかというと、東京って思っていたよりも住めそうだ ということです。(!?)もちろん満員電車は乗りたくないのですが散歩を中心としたフィールドワークを通して私の印象だった、人多い、冷たい、静か。の理由が何となくわかって、それが理解できてしまったのです。それは、みんな一生懸命だということ。それを象徴していると感じた出来事として、滞在中に即興パフォーマンスを観に行った時即興の中で、演者の一人が会場外の道に寝転ぶシーンがあったんです。側からみたら、人が倒れているという状況なわけです。何も知らない私がそこに居合わせたら、何ができるか、ととりあえず立ち止まってしまうのではと思うんですが、その街では結構 みんな普通に歩く。何なら、倒れてるすぐ側を歩く。一方で、「あの人大丈夫だろうか。救急車呼ぶ?」という声も聞こえてきたそうで何だろうこの絶妙な距離感…。それがもしかしたら、自分のリアルに一生懸命だからなのではないかと思ったわけです。だって、スーパーの人だって、当たり前のように丁寧な接客を全員にできるけれど、私が目をみて「ありがとうございます」というと驚いた顔をするんです。その、気にしなさみたいなのが、あると思いました。まわりをみなくていい安心感みたいなものでもあると思います。その心地よさ。自分のことに一生懸命になれる場所ですよね。それが前提にあるからこそ、まわりに自分の存在が影響できると思っていない。自分がその空間にいないことにしてしまうのって、自分のもつ加害性の無視とも、捉えられるなと思いました。だから、印象に二面性があったのだと。で、あのメモができたわけですね。もちろんいろんな面があると思いますが、今回はただ、東京という町の、二面性を知りそこが文化の中心であることに直面したわけです。そんなことを考えつつ、挑んだ作品作りでした。今回のテーマは、持っていかない。ノーメッセージ。自分がそこに向き合えたのか分からないけど、そのスタンスで今いられることの罪と素直さ。今年、5月に静岡で参加したフリンジで、はじめてパフォーマンスのなかで、ノーウォーと言いました。ずっと私たちの活動は、私の中では社会と繋がっていたけど、そのスタンスであることを表明できていないことに違和感がありました。同時に言うだけになってしまうのではないかという葛藤もあって、直接的に繋ぐということをしていませんでした。でも、表明しないということでいないことになってしまう側面もあると思い、結構前向きに「やろう」と思ってメンバーで相談してセリフになりました。だから、今回「良い」だけでやるっていうのは意味消費的な社会に対するアンチテーゼではあるものの、分かりやすい表明ではないから、今それをやってしまうことや、まだできるということについて考えざるを得なくなりました。まだ、何が正しいのかわかっていません。長くなってしまったので、そろそろ締めます。あまり作品については、触れられなかったのですが、それは他のメンバーが触れてくれると信じて次の本公演に挑みます。次、空函出版は「演劇」をやります。言葉を多く扱います、それを発します。姉と、演劇の稽古をあまりしたことがないのでどうなるか楽しみです。近いうちに情報解禁できると思うので、お楽しみに。この度は、サポートいただき貴重な経験をさせていただきありがとうございました。最後に書ききれなかった、所感メモを残していきます。(いつかきちんと書きたいと思います。)・どこに行っても自分のスタンスが良くも悪くも変わらない。未熟さ。見通しを立てない生き方をしてしまっている。・苦手なことや、不快が多いからつい忘れがちだが、信じることや、自分がいい作品に寄与していきたいと信じる気持ちを大切にしたい。・考えて、力を抜くということができるようになってきた。大人だ。・映像の中の自分と実感の自分の差異がなくなってきた。・踊ること。音をとることとして、結構楽しいとわかった。・どこまで行っても、美味しいお酒とご飯に生かされている。桜子 もっと見る

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