日和佐うみがめ博物館カレッタ|ウミガメと美波町の未来を、新しいフレンズと共に!

日本で唯一のウミガメ専門博物館「カレッタ」が、ウミガメの保護と人間との共存を目指すプロジェクトを始動!75年続く保護活動の歴史を未来へ繋ぐため、情報発信やイベント開催、快適な飼育環境づくりに挑戦します。ウミガメたちの命を未来へ繋ぐ「フレンズ」になってくれませんか?

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

3,074,819円

307%

ネクストゴールは6,000,000円

支援者数

283人

募集終了まで残り

21日

日和佐うみがめ博物館カレッタ|ウミガメと美波町の未来を、新しいフレンズと共に!
目標突破
ネクストゴール挑戦中!

現在の支援総額

3,074,819円

初期目標100%突破

あと 21日
307%

ネクストゴールは6,000,000円

支援者数283人

日本で唯一のウミガメ専門博物館「カレッタ」が、ウミガメの保護と人間との共存を目指すプロジェクトを始動!75年続く保護活動の歴史を未来へ繋ぐため、情報発信やイベント開催、快適な飼育環境づくりに挑戦します。ウミガメたちの命を未来へ繋ぐ「フレンズ」になってくれませんか?

日和佐うみがめ博物館カレッタでは、ウミガメの上陸・産卵・ふ化状況の調査をはじめ、漂着個体や漁業による混獲の調査、弱ったウミガメの保護など、さまざまな保全活動に取り組んでいます。そして今回のクラウドファンディングをきっかけに、これまでとは少し違った視点から、新たなウミガメ保全の取り組みを始めます。


海に残された漁具が、生きものを捕らえ続ける

「ゴーストギア」「ゴーストフィッシング」「ゴーストネット」とは?

漁業で使われている網やロープ、かご、釣り具などは、荒天による破損や流失、岩や海底への引っ掛かり、ほかの漁具との絡まりなどによって、意図せず海中に残されてしまうことがあります。こうして持ち主の手を離れ、海に残された漁具を総称して「ゴーストギア(Ghost Gear)」と呼びます。

・ゴーストギア:海中に取り残された漁具の総称

「ゴースト」と呼ばれていますが、もちろん姿が見えないわけではありません。大きな問題は、使う人がいなくなった後も、漁具としての「生きものを捕らえる機能」が残り続けることです。

ゴーストギアに魚などが捕らえられると、それをエサとして食べようと近づいた別の生きものが、さらに絡まったり捕らえられたりすることがあります。また、漁具を隠れ場所として利用しようと近づいた生きものが絡まり、傷ついたり、弱ったり、場合によっては死亡してしまうこともあります。このように、海中に残された漁具が持ち主のいない状態で生きものを捕らえ続ける現象を「ゴーストフィッシング」と呼びます。

・ゴーストフィッシング:ゴーストギアが海中で海洋生物を捕らえ続ける現象

漁業では、ロープ、延縄、釣り糸、かご、漁網など、さまざまな漁具が使用されています。その中でも漁網は漁具としての面積が広く、ゴーストギアとなった後も海中で大きく広がったり、絡まり合って塊となったりしながら漂流し、魚やウミガメなどの生きものを巻き込むことがあります。また、海底に沈んだ漁網がサンゴ礁、藻場や岩礁などに絡みつき、生きものだけでなく、その生息環境そのものを傷つける場合もあります。こうしたゴーストギアの中でも、悪影響が大きい漁網は「ゴーストネット」と呼ばれています。

・ゴーストネット:ゴーストギアの中でも、特に漁網を指す言葉

ウミガメをはじめ、イルカやクジラ、ペンギン、海鳥など、海面で呼吸をする生きものにとって、ゴーストギアやゴーストネットへの絡まりは命に関わる問題です。これ絡まると自由に泳ぐ妨げとなり、海面まで浮上して呼吸できなくなったり、エサを取れなくなったりすることがあります。また、絡まったロープや網が体に食い込み、傷を負ったまま長期間苦しみ、最悪の場合は死亡につながります。


ゴーストフィッシングでは、誰も得をしない

ゴーストフィッシングによって被害を受けるのは、ウミガメをはじめとする海の生きものだけではありません。漁業者にとって、大切な漁具を失うこと自体が大きな損失です。さらに、本来であれば漁獲して利用できた可能性のある魚介類が、持ち主のいない漁具によって捕らえられてしまいます。そこからは漁業者にも消費者にも何の利益も生まれません。それどころか、将来の水産資源まで失うことにつながる可能性があります。つまり、ゴーストフィッシングは海洋生物の保全だけでなく、持続可能な漁業を考えるうえでも重要な課題なのです。


古い漁網を「ごみ」にせず、皆が得する新しい価値へ

近年、こうした問題への新たな取り組みとして、古くなりゴーストギア化しやすい漁具や漁網を回収し、再資源化・再素材化する活動が始まっています。

古い漁具は、保管や廃棄にも費用がかかります。それらを回収して新しい素材へと生まれ変わらせ、再び価値のある製品として活用することができれば、海への流出を減らすともに、漁業者の経済的な負担軽減にもつながります。

今回、カレッタではクラウドファンディングをきっかけに、回収された漁網をアップサイクルした素材を使い、当館オリジナルの「サコッシュ」を製作しました。これは、単に新しいグッズを作ることだけが目的ではありません。使われなくなった漁網を新しい製品へ生まれ変わらせる仕組みを応援することが、将来ゴーストギアやゴーストネットとなる可能性のある漁具を減らし、ウミガメをはじめとする海洋生物の保全につながっていく――そんな新しい循環をつくるための第一歩です。

まだ始まったばかりの取り組みであるため、現在は一般的な素材を使った製品よりも生産コストが高くなるという課題があります。しかし、このような取り組みが広がり、漁網の回収や再資源化が当たり前になれば、漁業現場での廃棄や保管にかかる負担を減らすとともに、アップサイクルにかかる費用も少しずつ下げていくことが期待できます。そして何より、海に流出する漁具を減らすことができれば、漁業の持続性を守りながら、ウミガメをはじめとする海の生きものを守ることにもつながります。


「買う」という身近な行動を、「海を守る」という行動へ

今回のサコッシュは、単なる記念品やオリジナルグッズではありません。回収された漁網を新しい製品として生まれ変わらせ、その製品を選び、使っていただくこと自体が、古い漁具の回収や再資源化の仕組みを支えることにつながります。つまり、このサコッシュを手にしていただくことは、ゴーストギアを減らし、ゴーストフィッシングによる被害からウミガメをはじめとする海の生きものを守る取り組みに参加していただくことでもあります。一つのサコッシュだけで、すぐに海の問題すべてを解決できるわけではありません。しかし、こうした製品を選ぶ人が増え、漁網を回収し、再び資源として活用する流れが広がっていけば、海に流出する漁具を減らし、漁業の持続性と海洋生物の保全を両立させる大きな力になっていきます。今回のクラウドファンディングを通じて、皆さまにも新しいウミガメ保全の仲間として、この取り組みに参加していただければ幸いです。

皆さまからいただくご支援を、ゴーストギアを減らし、ウミガメが安心して暮らせる海を未来へつないでいくための一歩として、大切に生かしてまいります。

引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。


日和佐うみがめ博物館カレッタ 館長 平手 康市



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