自己紹介
はじめまして。ワンラブ湧水の内海順です。
2011年の福島原発事故をきっかけに、地元東京を離れ、妻と生後1か月の娘とともに鹿児島県湧水町へ移住しました。現在は3人の子どもを育てながら、自然農法、自然栽培をベースに農業を続けています。
移住当初は、お金も土地も機械もない、まさにゼロからのスタートでした。
そんな中で出会ったのが「自然農法」と「不耕起栽培」です。
耕しすぎない。肥料に頼りすぎない。自然の循環を活かして育てる。
最初は失敗ばかりでしたが、自然農法畑は少しずつ土が育ち、生き物が増え、畑が変わっていきました。
現在は、鹿児島県湧水町で、自然農法不耕起畑二反、機械を使った自然栽培無肥料畑二反と、自然栽培無肥料稲作を約六反と原木椎茸の栽培をしています。
このプロジェクトで実現したいこと
不耕起栽培、自然栽培を主に、自給自足を学べる場所をつくりたい
不耕起栽培10年以上の畑
今回のプロジェクトでは、約10,000㎡(約3000坪)の土地を購入し、
自然農法のワークショップ
畑の貸し出し
農業体験
種採り体験
田植え・稲刈り体験
里山保全活動
などを行える、“学びと交流の場”を作りたいと思っています。
ただ野菜を作るだけではありません。
「食べること」「暮らすこと」「自然とつながること」を、実際に体験しながら学べる場所にしたいと思っています。
プロジェクト予定地
なぜ今、自給自足なのか?
近年、世界情勢による物価高、燃料高、肥料価格の高騰や、農家の高齢化、後継者問題、耕作放棄地の増加など、日本の農業を取り巻く状況は大きく変化しています。


実際に農業の現場にいると、「このまま今の仕組みだけで、未来の食や文化は守れるのだろうか?」と感じることが増えました。
だからこそこれからは、「地域で育て、地域で食べる」そんな小さな循環が、ますます大切になると思っています。
一人の大規模農家だけに負担を集中させるのではなく、小さくても農に関わる人が地域に増えることで、里山や地域の食文化も守られていき、また次の世代へ繋いでいく。
このプロジェクトには、そんな願いがあります。
農作業は一人でするのは大変ですが、近くに同志がいるのはとても心強いです。

現代の農産物を支えている生産者のほとんどが高齢の方で、その方々の引退も年々増してきて、いよいよ現実的に日本の食糧事情が大きく変化する日が近そうです。
このプロジェクトは自然農法、不耕起栽培をベースに行います。
自然農法は、誰でも始められる農業です
自然農法では、スコップ、クワ、鎌などの道具が中心で、大きな機械や大量の肥料に頼らず、種をつなぎ、草や虫、生き物たちを敵とせず、共存しながら育てていきます。
もちろん簡単ではありません。でも、自然の流れを理解すると、とても奥深く、面白い世界です。
そして何より、
「自分で食べ物を育てられる」
これは、これからの時代に大きな安心感になると思っています。
年間スケジュール(ワンラブ湧水)
一〜二月 原木椎茸、収穫、植菌、冬野菜収穫
三〜四月 春夏野菜、稲作の、準備、草刈り、播種
五月 稲作準備、夏野菜播種、定植、採種作業
六月 田植え、初期除草、夏野菜管理
七月 水田除草作業、夏野菜管理、収穫
八月 秋冬野菜準備、草刈り
九月 秋冬野菜播種、稲刈り準備
十月 稲刈り(うるち米、黒米)、秋冬野菜播種と管理作業、原木椎茸収穫
十一月 原木椎茸ホダ木伐採、原木椎茸収穫、稲刈り(餅米)、秋冬野菜の管理
十二月 秋冬野菜収穫
大体の当農園の年間の流れです。ワークショップはこの流れをベースに考えております。
鹿児島の自然は力強く、夏は草刈りが多いです。
10年以上種を繋いでいる、黒田五寸人参の花
最近はコンバインも導入していますが、餅米や黒米などは掛け干しをしています。
無農薬の田んぼは、田植えをしてからやる事が沢山あります!
無肥料、自然栽培。品種はヒノヒカリ
無肥料、自然栽培、固定種黒田五寸人参。
霧島特産の原木椎茸にも力を入れてます。
不耕起栽培、自家採種10年の阿蘇地這いきゅうり
人参発芽。この時期が特に手がかかります。
種との関わりも大事にしています。
このプロジェクトを通して、自給自足への第一歩や、地域社会の食を担うような若者をサポートしたり、農の魅力だったり、食の大切さや持続可能な社会へのビジョンを、より多くの方々と共有できればと思います。
プロジェクト立ち上げの背景
自然農法との出会い
鹿児島へ移住した当初、鹿児島有機農業の先駆けともいえる農家さんのもとで研修を受ける機会がありました。そこで、有機農業の基礎を学ぶとともに、日本有数の有機農業県である鹿児島の農業文化に触れました。
お世話になった有機農業の師匠。
一方で、機械化が進み、F1種、プラスチックなど石油由来資材を多く使用する現代農業を目の当たりにして、「持続可能な農業とは何か」「本来のオーガニックとは何か」を考えるようになりました。
2011年、移住1年目。
研修後、自分たちでも農業を始めることを決意しましたが、当時は資金も土地も機械もなく、ゼロからの出発でした。最初は研修先の農園から機械を借りながら営農を始めましたが、継続していくためには、自分たちの規模や環境に合った農業の形を模索する必要がありました。
そうした中でインターネットや書籍を通して知ったのが自然農法でした。
自然農法畑初期。
機械や石油資材への依存をできる限り減らし、自然の循環を重視する自然農法に強く惹かれ、「これこそが持続可能な農業の一つの形ではないか」と感じるようになりました。
2012年には、耕作放棄地約2,000㎡の土地を開墾し、本格的に自然農法を開始しました。しかし、当初は書籍やインターネットの情報を頼りに試行錯誤を重ねる日々で、思うような結果は得られませんでした。
その中でも、肥料を使用せずに育てた小松菜や大根の一部が力強く育った経験から、自然農法の可能性を実感するようになりました。
そして2013年には、有機農家さんのお誘いで「九州山口の有機農業の祭典」に参加し、長崎で在来種の保存活動を続けている岩崎政利さんと出会いました。
岩崎さんの取り組みや畑に触れる中で、種を守り、自家採種を続けることの重要性を強く感じました。また、自然農法は単なる栽培技術ではなく、地域の生態系や農の循環を未来へつないでいく営みであるという認識が深まっていきました。
生業としての農業、暮らしとしての農業
当時、新規就農者向けの助成制度はありましたが、耕さず肥料も使わない自然農法は一般的な農業とは異なるため、十分な理解を得ることが難しく、補助金等を受けずに営農を続けてきました。
自然農法は、収穫までに時間がかかり、耕さないことで作付け面積にも制限があります。また、安定した収穫を得られるようになるまでには長い時間を要します。
不耕起栽培の田んぼは、手間がかかる上に収穫量がありません。
農業経営という観点では決して効率的とは言えませんが、その一方で、機械や肥料への依存を抑え、固定種の活用や自家採種を続けることで、地域資源や自然循環を重視した農業を実践してきました。
黒田五寸人参の種
自然農法の畑では、多様な草や虫、生き物たちと共に野菜や米が育っていきます。そうした環境に身を置く中で、生態系の循環や自然との共存を実感し、「農業は本来、自然と切り離されたものではない」という思いを強く感じるようになりました。
一方で、現代農業では収量や効率が重視されるため、自然農法だけでは成り立たない現実もあります。そのため、必要に応じて機械を導入した自然栽培を取り入れるなど、現実的な営農との両立も模索してきました。
大量生産から地域型(コミュニティ型)農業へ
営農を続ける中で、多くの方々に支えられてきました。
当農園には、国内外を問わず、自然農法や自給的な暮らしに関心を持つ方々が訪れています。農業とは異なる分野で働く方々も多く、「自然と関わる暮らし」への関心が年々高まっていることを感じています。

その一方で、高齢化や経営的な理由によって離農される農家も増え、里山の荒廃や獣害といった問題も深刻化しています。
私たち自身も、農業を生業として続けていく難しさを日々感じています。
だからこそ、このプロジェクトを通して、「農業を職業として行う人」だけでなく、より多くの人が地域の農や自然環境に関われる仕組みをつくりたいと考えるようになりました。
地域活性化や里山保全に関心を持つ人々が農に関わることで、結果として地域農業を支える力につながっていく可能性があると感じています。
また、海外では「フードマイレージ」という考え方があり、食料輸送に伴う環境負荷も含めて有機農業や食のあり方を見直す動きがあります。
私たちも、地域で育てたものを地域で消費する地産地消の考え方を大切にしながら、コミュニティ単位で支え合う地域農業を目指しています。
このプロジェクトを通じて、人と自然、地域が持続的につながる農の形を少しずつ実現していきたいと考えています。



3人で1反(約300坪)をクワで耕起した、元気と希望が一杯な移住初年度の共同畑。2012年。
種に関わることで、より深く農作物を理解します。

人間的に生きることへの価値観は、世界共通している何かはあるようです。
現在の準備状況
プロジェクト候補地を見つけ、地主さんとの土地購入の交渉済。(一部支払い済)
研修生を受け入れる為の住居を整備中。(借家済)
土木業者への土地造整の交渉済。
作業小屋建設に向けて大工さんとの交渉中。
リターンについて
〜 年間ワークショップ 3月〜12月 〜
50000円(20名)
種を蒔いてから、収穫までを体験するためのワークショップです。ポイントでの体験より、実際に栽培に関わる重要な事や、収穫までの課程を体験する事で、栽培に関してより理解を深める事ができます。
当農園の作業(月2回程)を通して、種まきから草取り、収穫、採種に至るまでの体験型ワークショップとなります。 研修用実験畑も用意致しますので、お米、野菜、椎茸作りを学びながら、実践もしつつ、自給自足や移住、田舎暮らしのきっかけになるような内容にしたいと思います。



〜 湧水町産無農薬野菜セット+サンクスレター 〜
5000円〜10000円
春夏・秋冬どちらかか両方の時期に、湧水町産野菜の詰め合わせ(7〜8品目相当)をお届けします。極力当農園の固定種、無肥料野菜を出しますが、足りない時には町内有志農家さんの野菜も一緒に発送いたします。
〜 原木椎茸 1kg+サンクスレター 〜
5000円
霧島山麓特産の原木椎茸を11月〜2月の間に順次、冬子(ドンコ)椎茸のベストタイミングで発送いたします。肉厚で香り高い、本物の椎茸を是非お試し下さい!

ワンラブサポーター
〜サンクスレター+月間活動報告〜
10000円、30000円、50000円、100000円
当プロジェクトや、当農園の活動を応援してくださる方に、サンクスレターと月間活動報告(写真付き)を送らせて頂きます。
スケジュール
6月 クラウドファンディング終了
7月 土地契約、名義変更、夏野菜リターン発送順次開始
8月 土地造整、作業小屋建設
9月 土地造整、開墾、畝立て整備
10月〜12月 リターン発送順次開始(野菜セット、原木椎茸等)土地整備、試し蒔き
1〜2月 最終整備。開講準備。
最後に
私たちが暮らしている湧水町は、鹿児島県北部、霧島連山の麓にある自然豊かな町です。その名の通り、町には美しい湧き水があふれ、日本名水百選にも選ばれている「丸池湧水」をはじめ、たくさんの湧水地があります。町の水道水もすべて湧き水で、日々きれいな水に囲まれて暮らしています。
また、温泉地としても知られており、さまざまな泉質の源泉かけ流し温泉を楽しめます。農作業のあとに入る温泉は、本当に格別です。
日本名水百選。丸池遊水。
湧水町は、畜産・お茶・お米・園芸など第一次産業がとても盛んな地域でもあります。和牛やお茶は全国的にも高く評価されており、有機農業にも力を入れている生産者さんが多く、それぞれが強い想いを持って農業に取り組んでいます。

さらに、プロジェクト予定地は鹿児島空港から車で30〜40分ほど、最寄りインターチェンジからも約10分とアクセスしやすく、遠方からでも訪れていただきやすい場所です。

この自然が豊かで、魅力あふれる湧水町に、このプロジェクトを通して沢山の人が訪れて、より良い未来に向けての交流や体験ができたりすることを期待します。
自分自身も、自給自足の道へまだまだ勉強中で、自分の持てる術は共有していくのと同時に、このプロジェクトを通して、皆様と共に学び、切磋琢磨していきたいと思っています。この混沌としている時代に、同じような志を持つような方々との出会いを楽しみにしています。

ワンラブ湧水
内海 順
最新の活動報告
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クラウドファンディングスタート!
2026/05/21 08:17クラウドファンディング始まりました!開始早々のご支援を頂きありがとうございます。また応援メッセージ等頂き、またさらにこのプロジェクトに対しての可能性を感じてます!残り41日間、より多くの人とこのプロジェクトを共有していきたいです!当農園の看板娘は今年も綺麗な花を咲かせてます。 もっと見る




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