アドカラー立ち上げメンバー(2025年3月撮影) 一番右が店長の松村です
自己紹介
はじめまして。松戸市を拠点に活動するアドカラー店長の松村です。
アドカラーは、社会福祉士、看護師、理学療法士などの専門職が集まり、地域の中で「福祉を日常にひらく」ことをテーマに展開してきました。そんな私たちが2025年3月〜8月で駆け抜けた飲食店です。
まずは、その空気を少しだけ感じてもらえたら嬉しいです。
■どんな場所だったのか
アドカラーは、日替わりコンセプトの小さなスタンドでした。
水曜日の夜は、”おふくろの味”を味わう家庭料理「HIRATAYA STAND」
土曜日のお昼は、ルーローハンと不揃いの餃子が推し「俺の魯肉飯」
営業は週に2日、3-4時間と短い時間だったのですが、その限られた時間に、人が少しずつ重なり合うことで、関係が生まれていきました。
お店は、少し入りにくい。でも、ちょっと気になる。そんな佇まいでした。
アドカラー第1章オープン初日(2025年3月撮影)
だけど一歩入ると、笑顔で迎えられて、料理の匂いと、誰かの笑い声がある。
それだけで、少しだけ安心できる。そんな場所でした。
このプロジェクトで実現したいこと
- ☑︎誰でもふらっと立ち寄れる場所を、もう一度つくる
- ☑︎食事や会話をきっかけに、人と人がゆるやかにつながる場を再開する
- ☑︎「いきなり支援」でも「いきなり就労」でもない、ちょうどいい関わり方を生み出す
人が無理なく関われる「余白」を、地域の中にもう一度つくることを目指しています。
プロジェクト立ち上げの背景
今、地域の中で起きていること
今、地域の中で起きているのは、孤立そのものというよりも「関係に入る入口がない」という状態です。
支援が必要なほどではない。でも、少ししんどい。
誰かと関わりたい。でも、きっかけがない。
そうした人たちが、 関係の外側にとどまり続けていて、その結果が「孤立」につながっていると私たちは考えます。
アドカラーが生み出していたもの
アドカラーは、「人とまちの日常に、色を添える」 ことをコンセプトにした場でした。特徴はシンプルで、福祉を特別なものにしなかったことです。

福祉の相談をすると、クラフトビールが割引になる。
「なんで相談したら安くなるんですか?」最初はよく笑われました。
でも、これには理由があります。
福祉の相談には、 実は多くのハードルがあります。
「こんなことを相談していいのかわからない」
「私よりも大変な人はいるはず」
「わざわざ行くほどでもない・・・」
「忙しいし、仕事を休んでまで時間が取れない」
こう考えたことは、誰にでもあるのではないでしょうか?
そうしているうちに、気づかないまま、「まだ大丈夫」と自分の中に抱え込んでしまう。
その結果、必要なときに、必要な場所につながれない。
ときには、福祉の側が、意図せず距離をつくってしまっていることもあります。
期間限定クラフトビール「松戸アドカラーエール」
でも、相談するとビールが安くなったり、福祉専門職がいる飲食店ならどうでしょうか?
「ビールが安くなるなら・・」「せっかくだし・・」というきっかけで始まるコミュニケーションを育むことに、その狙いがありました。
まさに、そんな場面が育まれた方がいました。
オープン当初より、偶然アドカラーを知り来店された30代の方。
ここなら仕事終わり家に帰るまでの1時間でもふらっと立ち寄りたいと、度々飲みにいらしてくださいました。
そんなある日。来店直後より、「今日は相談したいです!」と宣言され、お子さまのことで心のわだかまりを吐露されました。
もしこれが、いわゆる相談窓口だったら。
相談する側と、支援する側。立場がはっきり分かれて、きっとはじめから「相談しよう」と構えて来る場所になります。
でもアドカラーでは、ビールを飲みながら、餃子をつまみながら、会話の延長として話せる。
そしてそこに福祉専門職がいることで、あそこに行けば話ができる・聞いてくれるという安心が、その人の「相談」が後押しされたのではないかと。
さらにアドカラーの特徴は、話を聞いて終わりではありません。
多分野多業種の専門職ネットワークで形成されるスタッフ層だからこそ、必要な支援や制度に繋ぐ選択肢も持ち合わせます。
こういう小さなきっかけがあることで、人は少しずつ、外とつながっていく。
アドカラーは、そんな場でした。

ごはんを食べながら、ついでに少し話す。そこには、ぼちぼちなつながりが生まれていました。
強い関係ではなく「ぼちぼちなつながり」。
深く関わらなくてもいい。ただ同じ空間にいるだけでもいい。少しだけ会話するでもいい。無理をしない関係だからこそ、誰でも入りやすい場になっていました。
常連さんがいつの間にかアドカラーの説明をしてくれたり、偶然隣に座った人同士が思わぬ共通点に盛り上がったり。
そのくらいの距離感だから、人は自然と関われる。
結果として、39日間でのべ759名が来店しました。

■「はたらくチャレンジ」という社会への参加と自己表現
こんな形でアドカラーに関わってくれた人もいます。
Sさん(仮名)は、「はたらくチャレンジ」としてアドカラーに関わってくれた方です。
Sさんは若年性認知症のある方です。
最初に出会ったのは、とある交流会。当初は、ご家族に連れられて参加している印象で、ご本人からの発信は多くありませんでした。
ただ、アドカラーの話を聞いたとき、「やってみたい」と、ご自身の言葉で参加の意思を伝えてくれました。
もともと、惣菜担当として働いていた経験があり、調理の手際はとても丁寧で確かでした。
アドカラーでは、スタッフと共に、前日の仕込みや買い出しを担当。
1週間の予定を忘れてしまうこともありましたが、それでも、ほぼ毎週のように参加。
一緒に買い出しへ行き、食材を選び時間の中で、段差や陳列の見え方に困りごとがあることが見えてきました。
その場で、「じゃあどうすればいいか」を一緒に考える。専門職も、本人も、同じ目線で話す。
それは、支援でも、訓練でもなく、ただ「一緒に場をつくる人」として関わる時間でした。

アドカラーで起きていたことは、 特別な支援ではありません。
でも、確実に言えることがあります。
「関わるきっかけがあるだけで、人は動き出せる」
相談でも、仕事でも、支援でもない。その手前にある、ちょうどいい関わり方。
私たちは、これこそが「ぼちぼちなつながり」だと考えます。
それがあることで、人は少しだけ、自分のことを話せたり、少しだけ、誰かの役に立てたりする。
アドカラーは、そういう場でした。
アドカラー第1章最終営業日、閉店後(2025年8月撮影)
アドカラーを取材していただく機会にも恵まれました。
アドカラーを面白がっていただき、取材いただくこともありました。

生活に福祉を補う存在として。地域でつながる相談の場を/コンセプトスタンド「アドカラー」〈前編〉
生活に福祉を補う存在として。地域でつながる相談の場を/コンセプトスタンド「アドカラー」〈後編〉
アドカラーfm
アドカラーの軌跡や、そこに関わった人の物語を深掘りするPotcastも開始しました!
ぜひご笑聴ください。

またあの場所に行きたい、という声に応えたい
2025年8月、現店舗の契約期間が終了し、アドカラーは一度幕を閉じました。
そのあと、何度も言われました。
「またやらないの?」 「もう一回行きたい」 「あの場所、なくなっちゃったんだね」
中には、「会えていた人と会えなくなった」という声もありました。
いただいたそんな声をご紹介します。
「帰り道に寄る場所がなくなって、家と職場の往復になってしまって、夜の楽しみがなくなりました…美味しいご飯とお酒と、ちょっとしたおしゃべりは明日の活力になってました。」
「注射したら、あそこで〇〇さんに会って美味しいご飯食べようね!って話して大嫌いな注射頑張ってきた帰りなんです!」
「報われなさ、不甲斐なさ、そんな気持ちを抱きながら働く日々の中、アイデンティティを感じられる場所がある。頑張らなくてもありのままの自分を受け入れてくれる居場所がある。一緒にいるだけでなぜかポジティブになれる人達がいる。」
「閉店後、アドカラーロスをずっと感じていて、先日のコラボでは楽しみすぎて眠れなかった。再開を心待ちにしてます。」
「今まで何となく打ち明けづらかった悩みを自然と話せる場所。帰る頃にはなんか大丈夫な気がしてくる場所。不完全なじふんをそのまま受け入れてくれる稀有な居場所。」
ストレス発散の場とはちょっと違う、日々のストレスを忘れさせてくれる場所。
私にとって、働き続けるために必要不可欠な居場所でした。
スタッフの間でも、あの日々を「ひと夏の文化祭」と呼んでいました。
でも、思い出すのは、あの場所にいた一人ひとりの顔です。
これは、文化祭で終わらせていいものではない。
そう思いました。
「俺の魯肉飯」営業スタッフ(一部)
第1章営業終了後の記念写真
2026年冬の再会に向けた準備状況
現在、松戸エリアでの物件探しを進めています。並行して、スタッフの体制づくりやオペレーションの整備にも取り組んでいます。
皆さまからのご支援をもとに、今回は期間限定ではなく、持続可能な形で2026年中の再開を目指しています。
■なぜ300万円なのか
今回のプロジェクトでは、目標金額を300万円に設定しています。
本来、飲食店として新たに場を立ち上げるためには、物件取得費・内装・設備・運転資金を含め、400万〜600万円程度の初期費用が必要になるのが一般的ですし、昨今の物価高で予算を上回ることも想定されます。
しかし今回のアドカラーでは、すべてを一度に整えるのではなく、
「まずはもう一度、場を立ち上げること」にフォーカスし、営業を開始できる最低限のラインとして300万円を設定しています。
■資金の使い道
・家賃・敷金礼金:約120万円 → 物件取得に必要な初期費用
・厨房設備・ガス工事:約80万円 → 飲食営業許可を取得するための最低限の設備
・内装(客席まわり):約50万円 → お客さんが過ごせる空間づくり(可能な限りDIYで実施)
・初期人件費:約50万円 → 立ち上げ初期の運営を安定させるための費用
合計:300万円(+CAMPFIRE手数料)
■今回の資金調達の位置づけ
この300万円は、「完成された店舗をつくるための資金」ではなく、「もう一度、場を立ち上げるためのスタートライン」です。
不足する部分については、今後の売上、追加の取り組みなどを通じて段階的に整えていくことを想定しています。
アドカラーは、設備や内装が整っていること以上に、「人が関われる場があること」に価値があると考えています。
まずはその“場”をもう一度つくるために、このプロジェクトに挑戦していきます。
リターンについて
この場に「関わる」体験としてリターンをご用意しています。(今後増加予定です!)
※食事チケットは、店舗再開後もしくは再開するまでの不定期企画(イベントやコラボ出店・間借り営業等)を検討しており、そちらでの利用を想定しております。
※1日店長、1日貸切リターンは、店舗再開後にご利用いただけます。
コース金額内容(開始時)今後内容を増やしていく予定です!
| 🌱 応援コース | 1,000円 | お礼メッセージ |
| 🍽 ごはんコース | 3,000円 | 食事チケット1回分 |
| 🍺 福祉と乾杯コース | 10,000円 | 食事チケット1回分+オリジナルグラス |
| 🧵 スタッフ気分コース | 15,000円 | 食事チケット1回分+オリジナルエプロン |
| 🏪 地域応援コース | 30,000円 | 店内ポップ設置(お名前・宣伝可) |
| 🎪 1日店長コース | 50,000円 | 1日店長権+オリジナルエプロン |
| 💡 大口応援コース | 100,000円 | 1日貸切+店内ポップ設置+SNS掲載1年間掲示 |
| 🤝 スポンサーコース | 300,000円 | 1日貸切+店内ポップ設置+SNS掲載2年間掲示+イベント共催1回 |
第1章でも展開したオリジナルエプロン。数量限定だったため、現在はレア物に。
スケジュール
時期内容
| 2026年夏〜秋 | 物件契約・内装工事 |
| 2026年中 | アドカラー再オープン |
| 再開後 | リターンのご利用開始 |
※状況により前後する場合があります。随時ご報告します。
最後に
ここは、ふらっと立ち寄る人たちの「関係が生まれる場所」です。
強くつながらなくてもいい。ぼちぼちでいい。その余白を、このまちにもう一度。
あの場所を知っている人にも、まだ知らない人にも。一緒につくってもらえたら嬉しいです。
アドカラー 店長 松村大地
最新の活動報告
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達成しました!!252人、ありがとうございました。
2026/06/13 12:33クラウドファンディング、終了しました。支援者252人・支援金額3,068,750円。目標達成です!!本当に、本当にありがとうございました!36日間、この投稿を読んでくださった方。シェアしてくださった方。「読んでるよ」と声をかけてくださった方。そして支援してくださった方。一人ひとりの力が、この数字になりました。正直、途中届かないかもしれないと思った日がありました。数字が止まったときもありました。それでも諦めなかったのは、毎日誰かが動いてくれていたからです。252人が「必要だ」と言ってくれた。その事実が、アドカラー第2章への一番の力になります。これで終わりではありません。ここから始まります。アドカラーの第2章。その内容を逐一、皆さまにお伝えしていきますね。また、アドカラーで会いましょう!アドカラー店長 松村大地 もっと見る
あと1日!最終日生配信します!
2026/06/11 21:44こんばんは!アドカラー店長の松村です。5月8日から開始し、駆け抜けた期間も残る1日となりました。目標の1つにしていました、支援者が200人を超え、瞬く間に210人にも達しました!!!嬉しさを通り越してすでに感動です。本当に皆さんの力です。ありがとうございます。**アドカラーメンバーと最終日何かできないかなという作戦会議が始まったのがつい3日ほど前。あれよあれよと決まりました!最終日生配信企画です!目標金額300万円達成するか?しない?のカウントダウンを皆さんと共有しつつ、感謝の気持ちもすぐに、きちんと言葉にしたい。せっかくなら餃子を作って食べながら配信しよう!という案が採用されました笑この感じが、まさにアドカラーを象徴しているように感じます。私松村以外にもアドカラーメンバーも出演予定です!アーカイブには残さない予定です。リアルタイムだけのお楽しみということで、都合がつく方はぜひ画面越しですが、時間を共有しましょう!コメントでたくさん盛り上げていただけると嬉しいです!-----------【生配信】クラファン最終日!達成するのか?!カウンドダウンと感謝の緊急配信クラウドファンディングもついに最終日!果たして目標金額300万円に達するのか?!最後の追い込みとその瞬間を皆さんと共有したい!と思い、まさかのアドカラー名物“不揃いの餃子”を作りながら緊急配信します!最終日なのにゆるゆる配信です!お仕事中(こっそり)や夕食どきにぜひご覧ください!日時:2026年6月12日(金)18時30分ごろ開始 〜 達成までリンクはこちらよりぜひ最後まで。どうか最後まで。よろしくお願いいたします。 もっと見る
80%達成!本当に本当のラストスパートです。
2026/06/10 15:20ついに達成率80%を超えました!さらに支援者も180人に届きました!これは、一人ひとりが動いてくださった結果です。本当にありがとうございます!残り20%。残り2日。ここで終わらせたくありません。180人もの方々が「必要だ」と背中を押してくれ、ここまで一緒につくってきたアドカラーを、達成できなかった場にしたくない。今日お願いしたいこと。このページを、誰か一人だけでも届けてください。その一つだけのお願いです。「80%まで来てるらしいよ」その一言だけでいいです。その一言が、アドカラーのこれからをつくります。残り2日、最後まで駆け抜けていきます。 もっと見る





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