800年続く伝統を、次の100年へ。
色褪せてしまった半纏を新調し、子どもたちが誇りを持って舞える未来を一緒につくりませんか?
はじめまして。鳥屋部(とやべ)えんぶり組の代表を務めております、田中純(たなかじゅん)と申します。私たちは青森県階上町(はしかみちょう)で、800年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財「八戸のえんぶり」を構成する一組として、鳥屋部に伝わる舞と心を守り、次の世代へ受け継ぐ活動を続けています。
えんぶりは、冬の厳しい寒さの中で豊作を祈り、春の訪れを願う八戸地方の民俗芸能です。馬の頭を模した大きな烏帽子(えぼし)をかぶった太夫が、力強く首を振りながら舞う姿は、田を耕し、種をまき、苗を植える農作業の所作を表現したものです。大地に息吹を与えるようなその動きは、古くから人々の心を励まし、春を呼ぶ祈りとして受け継がれてきました。
鳥屋部えんぶり組でも、地域の子どもから大人までが一つになり、代々受け継がれてきた舞と所作を大切に守り続けています。しかし、現在使用している半纏には、長年の使用による色褪せや傷みが目立つようになってきました。これからも子どもたちが誇りを持って舞い、鳥屋部えんぶりを未来へ受け継いでいくために、新しい半纏を整える必要を感じています。
私たちは、先人たちが守り抜いてきたこの祈りの舞を、次の世代へ確かな形で手渡したい。その思いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。
マチニワで踊る太夫

鳥屋部えんぶり組が現在使用している半纏は、約40年前に製作されたものです。これまで、祭りや地域での披露、日々の活動の中で大切に着用してきました。しかし、長年の使用により、生地の色褪せや傷みが目立つようになっています。
半纏は、長年の使用により深い緑色が大きく褪せ、当時の鮮やかさを失ってしまいました。 写真のように紋はまだ見えるものの、光の下では色のムラが目立ち、舞台に立つと“鳥屋部の半纏らしさ”が伝わりにくくなっています。現在の半纏には、約40年間にわたり鳥屋部えんぶり組の活動を支えてきた歩みが刻まれていますが、次の世代に誇りを持って受け継いでもらうためには、新調が必要な段階に来ています。
長年使い続け、色褪せが進んだ半纏
新調予定の半纏デザイン案
半纏は、ただの衣装ではありません。鳥屋部えんぶりの姿を形づくり、舞う者の誇りを支える大切な装束です。
これから舞を受け継いでいく子どもたちにも、胸を張って身につけてもらえる半纏を用意したい。その思いが、今回のプロジェクトを立ち上げた大きな理由です。

鳥屋部えんぶり組には、地域の子どもたちが多く参加しています。冬の厳しい寒さの中でも一生懸命に稽古に励み、先輩たちの背中を追いかけながら、少しずつ舞を覚えていく姿は、私たちにとって何よりの希望です。
新しい半纏をまとい、鮮やかな緑色が舞台に映える姿。その中で子どもたちが堂々と舞う姿は、きっと地域の誇りとなり、次の世代へと伝統をつなぐ大きな力になります。
私たちが今回の新調を決意したのは、「子どもたちに誇れる鳥屋部えんぶりを残したい」 その一心です。
未来を担う子どもたちが、誇りを持って舞える半纏を整えるために。その姿を見た地域の人々が、また次の世代へとバトンを渡していけるように。
どうか、この未来を一緒につくる力をお貸しください。
鳥屋部えんぶり組の舞子

鳥屋部えんぶりには、地域の人々が守り、受け継いできた長い歴史があります。
鳥屋部地区に伝わる由緒では、江戸時代の寛永4年(1627年)、八戸・根城の殿様が岩手県遠野へ国替えとなった際、正部家えんぶり、鳥屋部えんぶり、中居林えんぶりの三組が、遠野までお供したと伝えられています。
一行は3月9日に八戸を出発し、3月12日に遠野へ到着しました。4日間にわたる道のりを無事にお供した三組に対し、殿様は大変喜ばれ、南部家の九曜紋を三組に三つずつ分け、それぞれの紋として用いるよう伝えたとされています。
それ以来、三組のえんぶりは「丸に三つ星紋」を用いるようになったと伝えられており、この紋は、鳥屋部えんぶり組にとって先人たちから受け継いできた歴史と誇りを象徴する大切なものです。
今回新調する半纏の表面にも、この「丸に三つ星紋」をあしらいます。新しい半纏を整えることは、単に衣装を新しくすることではありません。先人たちが守り伝えてきた誇りを、これから舞を担う子どもたちへ受け継いでいくことでもあります。

鳥屋部地区に伝わる資料には、寛永4年に紋を賜った旨の記録が残されています
また、明治16年(1883年)頃には、鳥屋部えんぶりが八戸地方のえんぶり行事に参加していたことが記録されています。
鳥屋部えんぶりは、明治の中頃に旧大館村の細越えんぶりを師匠として、「どうさいえんぶり」を習得したと伝えられています。その後、一時は後継者不足により活動を休止した時期もありましたが、昭和51年(1976年)に地域の人々の力によって復活し、現在まで受け継がれています。
厳しい冬の寒さの中でも舞を続けてきた先人たち。仕事の合間に稽古を重ね、祭りの日には誇りを胸に烏帽子をかぶり、太鼓の音に合わせて力強く舞った姿は、今も地域に語り継がれています。
鳥屋部えんぶり保存館

鳥屋部えんぶり組は、長い歴史の中で、地域の人々に支えられながら歩んできました。祭りの日には、沿道で見守ってくださる方々が声をかけてくださり、子どもたちは太夫の烏帽子や舞う姿に憧れの眼差しを向けます。
えんぶりは、八戸地方に春の訪れを告げる大切な行事です。冬の寒さの中で力強く舞う太夫の姿を楽しみにしてくださる方がいることは、私たちにとって何よりの励みです。
私たちの活動の中心は、八戸市内や近郊の行事、学校、地域イベントなど。遠方へ出向くことは多くありませんが、その分、地域の皆さまとの距離が近く、顔の見える関係の中で伝統を守り続けてきました。地域の人々にとって、鳥屋部のえんぶりは季節の節目を感じる大切な存在であり、毎年楽しみにしてくださる方も多くいます。
まつりんぐ広場にて演奏し士気を高めている様子

鳥屋部えんぶり組では、子どもたちも大切な担い手として活動しています。
その姿を象徴するものの一つが、豆太夫(まめだゆう)です。
豆太夫は、小さな子どもが太夫と同じように烏帽子をかぶり、大人の太夫と並んで舞う姿です。八戸えんぶりの中では、鳥屋部だけではなく、ほかにも複数の組で受け継がれています。
鳥屋部えんぶり組にとっても、豆太夫はとても大切な存在です。
幼い頃から本物の舞に触れ、先輩たちの背中を見ながら育っていくこと。大人たちが守ってきた舞を、子どもたちが自然に受け継いでいくこと。
その姿は、鳥屋部えんぶりが未来へ続いていく希望そのものです。
私たちは、豆太夫をはじめとする子どもたちが、これからも誇りを持って舞える環境を整えていきたいと考えています。
新しい半纏を身にまとった子どもたちが、鳥屋部えんぶりの未来を担い、堂々と舞う姿を皆さまにも見届けていただければ幸いです。
平成22年に誕生した鳥屋部えんぶり組の元祖豆太夫
現在の豆太夫

鳥屋部えんぶり組の活動は、単に伝統芸能を守るだけではありません。
地域の子どもたちが誇りを持ち、自分たちの文化を理解し、未来へと受け継いでいくための“学びの場”でもあります。
近年、地方では人口減少や高齢化が進み、伝統文化の担い手不足が深刻な課題となっています。鳥屋部えんぶり組でも、これからの継承を考えるうえで、子どもたちの参加と成長は欠かすことのできないものです。
今回のプロジェクトで半纏を新調することは、単に衣装を整えるだけではありません。
子どもたちが誇りを持って舞える環境をつくること
地域の文化を未来へつなぐ担い手を育てること
800年続く祈りの文化を、次の100年へと引き継ぐこと
皆さまのご支援は、「伝統を守る」だけでなく「未来を育てる」ための力となります。
次の世代を担う子どもたちの稽古風景

ご支援いただいた皆さまには、感謝の気持ちを込めて、鳥屋部えんぶりを身近に感じていただけるお礼をご用意しております。
・お礼のメール、お礼のお手紙
・オリジナルステッカー、公式サポーターTシャツ・公式サポーターパーカー
・太夫が舞で手にする「ジャンギ」と、お囃子に用いる「ジャイ」のミニチュア
など、鳥屋部えんぶり組ならではの品もご用意しました。
さらに、実際のお囃子で使用しているものと同じ仕様で新たに製作する「ジャイ」も、特別なリターンとしてお届けします。
「ジャイ」は、ほかのえんぶり組では「ザイ」と呼ばれることもある道具です。呼び名にも表れる鳥屋部ならではの伝承を、実際の道具を通して感じていただければ幸いです。
このほか、
・衣装を着用してえんぶりを体験
・お囃子衣装を身につけて実際の披露に参加
などの特別なリターンもご用意しております。
また、企業・団体の皆さまに向けて、公式Instagramへの掲載や、令和9年八戸えんぶり期間中に企業ロゴまたは団体名を掲出するスポンサーリターンもご用意しております。
身につけること、手に取ること、実際に体験することを通して、鳥屋部えんぶりの魅力を感じていただければ幸いです。どのリターンにも、応援してくださる皆さまへの感謝と、「鳥屋部えんぶりを未来へつなぎたい」という私たちの思いを込めています。

リターン選択画面の画像は、選びやすいように種類ごとに色分けしています。緑はお手紙・メール・Instagram掲載などの応援系、赤はグッズ返礼系、紫は体験・参加系、金はスポンサー系のリターンです。ご希望の応援方法に合わせてお選びください。
※リターン品の中には細かな注意事項が記載されている物もございますので、支援前に必ず説明文をご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

皆さまからいただいたご支援は、鳥屋部えんぶり組の新しい半纏の製作を中心に、リターン品の製作・発送、クラウドファンディングに伴う手数料等に大切に活用させていただきます。
現在使用している半纏は、約40年間にわたり私たちの活動を支えてきました。今回のご支援をもとに、新しい半纏を整え、子どもたちをはじめとする組員が誇りを持って舞える姿を、皆さまにお披露目したいと考えています。
目標金額:1,000,000円
・半纏の製作費(30着分):760,000円
・リターン品の製作費/発送費:53,000円
・CAMPFIRE手数料等(17%+税):187,000円
※上記は現時点での概算です。支援総額やリターンのお申し込み状況により、一部変動する場合があります。
※目標金額を超えるご支援をいただいた場合は、鳥屋部えんぶり組の活動および伝統継承のために大切に活用させていただきます。
■ 募集方式について(All-in方式)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に達しない場合でも、不足分は当組で補い、予定している半纏30着の新調とリターンのお届けを実施いたします。

ご支援いただいた資金は、以下のスケジュールで大切に活用させていただきます。
■ 1. 資金調達期間(2026年7月~8月)
クラウドファンディング終了まで、皆さまにプロジェクトの想いをお届けします。
■ 2. 専門業者との打ち合わせ(2026年8月)
半纏の生地、色合い、紋、仕様などについて確認を進めます。鳥屋部えんぶり組らしさを大切にしながら、今後も長く着用できる半纏を目指します。
■ 3. 半纏の製作(2026年9月~12月)
製作期間は約2〜3か月を予定。伝統工芸の技術を持つ職人さんに依頼し、長く使える品質を目指します。
■ 4. 完成・お披露目(2027年1月)
新しい半纏が完成しましたら、皆さまへご報告し、お披露目の機会を設けたいと考えています。
■ 5. リターンの発送(2026年9月以降、順次)
ご支援いただいた皆さまへ、感謝の気持ちを込めてリターンをお届けします。
※体験型・参加型リターンについては、2026年12月〜2027年2月頃に個別に日程をご案内します。
寛永4年の資料にもその名が残る鳥屋部えんぶりは、活動休止の時期を経ながらも、地域の人々の力で受け継がれてきました。私自身も子どもの頃に見た太夫の姿に憧れ、この伝統の中で育ってきた一人です。今度は代表として、次の世代の子どもたちが同じように胸を張って舞える環境をつくりたい。その一心で活動を続けています。
現在使用している半纏は、約40年前に製作され、これまで長い間、私たちの活動を支えてくれました。その半纏には、これまで舞ってきた人たちの思いと、地域の皆さまに見守られてきた歩みが刻まれています。
だからこそ、ただ古くなったから取り替えるのではなく、これまで受け継いできた思いを大切にしながら、新しい半纏へとつなげていきたいと考えています。
鳥屋部えんぶりは、私たちだけのものではありません。地域の皆さまに見守られ、先人たちから受け継ぎ、未来の子どもたちへ手渡していく大切な文化です。子どもたちが新しい半纏を身にまとい、胸を張って堂々と舞う姿を、皆さまと一緒に実現したいと願っています。
どうか、鳥屋部えんぶり組の挑戦に、皆さまのお力をお貸しください。
温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
鳥屋部えんぶり組代表 田中純


プロジェクトの進捗や鳥屋部えんぶり組の活動の様子は、公式Instagramでも随時発信してまいります。
ぜひフォローして、私たちの歩みを見守っていただければ幸いです。
公式Instagram:@toyabe_enburi




