「どうして僕はみんなと違うの?」
この絵本が生まれたきっかけは、当時8歳、小学2年生だった息子の言葉でした。
いつもニコニコしていて、学校では「お利口さん」
周りから見れば、大きな困りごとを抱えているようには見えない子でした。
でもある日、息子が自分の特性について悩んでいることを、私に話してくれました。
「どうして僕はみんなと違うの?」
そして、その苦しさの中で「死にたい」「生きるのが怖い」とまで口にしました。
我が子からその言葉を聞いたとき、私は初めて、息子が小さな胸の中で抱えていた苦しさの大きさを知りました。
どうして気づいてあげられなかったんだろう。
もっと早く気づいてあげられていたら。
いろいろな気持ちが交錯する中で、私が息子にかけた言葉は、
「たかの絵本、作ろうか」
でした。
自分が感じていること。
人と違うと感じていること。
苦しかったこと。
そして、自分のことを知ってほしい、理解してほしいという気持ち。
それを息子自身の言葉で伝えることができたら。
そこから、この絵本作りが始まりました。
8歳の弟が物語を書き、小学4年生の姉が絵を描きました
物語を書いたのは、当時8歳だった息子。
そして、その物語に絵を描いてくれたのは、当時小学4年生だった姉です。
姉は、弟が書いた言葉を受け取り、全ページの絵を描いてくれました。
発達特性をもつ弟が、自分自身について悩み、考え、そして少しずつ自分を受け入れていく。
その過程を、子どもたち自身の言葉と絵で描いた一冊です。

この絵本は、「発達障がいだけ」の絵本ではありません
息子が悩むきっかけのひとつには、自分の発達特性がありました。
そして私自身も発達特性の当事者として、また特性をもつ子どもを育てる親として、「周りと違うこと」について悩んできました。
だからこそ、この絵本には私たち親子の経験や想いもたくさん詰まっています。
でも、この絵本を届けたいのは、発達障がいのある人だけではありません。
人と違うことに悩んだことがある人。
「普通になりたい」と思ったことがある人。
自分のことを好きになれなかったことがある人。
周りと比べて、「自分は間違っているのかな」と感じたことがある人。
障がいの有無にかかわらず、そんな経験をしたことがあるすべての人に届けたいと思っています。
同じ人なんて、一人もいない。
違うことは、間違っていることではありません。
自分の違いを否定するのではなく、まずは自分自身を受け入れてほしい。
そして、お互いの違いを知り、認め合うことができたら、その「違い」は誰かの力にも、社会の力にもなっていく。
私たちは、そんな社会を目指しています。
「違いは間違いじゃない。違いが力になる社会へ。」
これが、この絵本を通して一番伝えたいことです。
一度届かなかった。それでも、諦めたくありませんでした。
私たちは一度、この絵本の製本化を目指してクラウドファンディングに挑戦しました。
前回はAll-or-Nothing方式で挑戦し、たくさんの方からご支援と応援をいただきましたが、目標金額には届かず、プロジェクトは未達成という結果で終了しました。
ご支援いただいた皆さまの想いも、支援金も返金となりました。
悔しさはもちろんありました。
でも、それ以上に残ったのは、
「この絵本を届けたいと思ってくれている人がいる」
ということでした。
だから、そこで終わりにはしませんでした。
クラウドファンディング終了後も、講演やイベント、SNSでの発信などを続け、この絵本や「違い」について知ってもらうための活動を続けてきました。
その中で、新しい出会いがあり、活動に共感し、力を貸してくださる方も少しずつ増えていきました。

前回の挑戦があったからこそ出会えた人がいて、気づけたことがあります。
だから今回の挑戦は、ただ同じことをもう一度する「やり直し」ではありません。
前回から積み重ねてきたものを力に変えて、もう一度、この絵本を全国へ届けるための挑戦です。
今度こそ、この絵本を「本」にして届けたい
今回のクラウドファンディングでは、子どもたちが作った絵本を一冊の本として形にし、支援してくださった方へ届けるだけでなく、学校、福祉施設、医療・療育関係機関などへの寄贈も行っていきたいと考えています。
さらに、クラウドファンディング終了後も必要な方が手に取れるよう、販売・流通に向けた準備も進めます。
絵本を作って終わりではありません。
読んでもらうこと。
親子で話してもらうこと。
学校や地域で「違いってなんだろう?」と考えてもらうこと。
そして、この一冊が誰かにとって、
「自分は自分のままでいいのかもしれない」
と思えるきっかけになること。
そこまでが、私たちの目指していることです。
寄贈について
本プロジェクトでは、完成した絵本を学校・福祉施設・医療機関等へ寄贈するリターンをご用意しています。
寄贈先は、リターンによって「プロジェクト側で選定するもの」と「支援者様にご指定いただくもの」があります。詳しい決定方法については、各リターンの説明をご確認ください。
支援者様にご指定いただくリターンでは、支援時に備考欄へ、希望する寄贈先の施設・団体名、所在地、分かる範囲の連絡先をご入力いただきます。
寄贈先の決定後、プロジェクト側から寄贈先へ直接連絡し、本プロジェクトの趣旨や寄贈内容・冊数等について説明したうえで、受け入れの了承を得てから寄贈いたします。
支援者様にご指定いただいた寄贈先で受け入れが難しい場合や連絡が取れない場合には、CAMPFIREのメッセージ機能を通じて支援者様へご連絡し、ご相談のうえ別の寄贈先を決定します。
また、寄贈先に関する情報をプロジェクトページ・活動報告・SNS等で紹介する場合には、事前に寄贈先の了承を得たうえで掲載いたします。
寄贈は、絵本完成後の2027年3月以降、寄贈先への確認・了承が取れ次第、順次実施する予定です。
支援金の使い道
皆さまからいただいた支援金は、子どもたちが作った絵本を形にし、必要としている方へ届けていくために大切に活用させていただきます。
主に、
・絵本の製本・印刷費
・試し刷り・校正費
・リターン制作・発送費
・寄贈にかかる費用
・販売・流通に向けた準備費
・広報・宣伝費
・CAMPFIRE手数料
・その他、本プロジェクトの運営に必要な諸経費
として使用する予定です。
目標金額を超えるご支援をいただいた場合には、追加の絵本制作や寄贈、今後この絵本をより多くの方へ届けていくための活動費として大切に活用させていただきます。
今後のスケジュール
2026年9月頃クラウドファンディング開始予定※審査通過後、準備が整い次第公開します。
クラウドファンディング終了後絵本の最終調整・校正、試し刷り
その後本印刷・製本販売・流通に向けた準備寄贈先との連絡・受け入れ確認
絵本完成後リターンの発送および寄贈を順次開始予定
※制作・印刷等の状況により、スケジュールが前後する場合があります。その際は活動報告等で随時お知らせいたします。
本プロジェクトの募集方式について
本プロジェクトはAll-In方式で実施します。
目標金額の達成・未達成にかかわらず、集まった支援金を受け取り、絵本の製本化とプロジェクトの実施に向けて取り組みます。
前回はAll-or-Nothing方式での挑戦だったため、目標金額に届かず、いただいたご支援はすべて返金となりました。
今回は、いただいた一つひとつのご支援を確実に絵本の製本化と活動につなげるため、All-In方式で再挑戦します。
最後に
一度目の挑戦では、目標に届くことができませんでした。
それでも、この絵本を届けることを諦めることはできませんでした。
この絵本は、当時8歳だった息子が、自分の苦しさや「自分のことを知ってほしい」という想いを言葉にしてくれたことから始まったものです。
あの日の息子の言葉を、ただ「あの時は大変だったね」で終わらせたくありません。
今、自分の「違い」に悩んでいる子どもがいるかもしれない。
「どうして自分だけ」と苦しんでいる人がいるかもしれない。
そんな誰かに、この絵本を届けたい。
そして、この一冊をきっかけに、親子で、学校で、地域で、「違い」について話す時間が生まれてほしいと思っています。
一度届かなかったからこそ、今度こそ届けたい。
子どもたちが作ったこの絵本を、一冊の本として形にし、必要としている人へ届けるために。
私たちは、もう一度挑戦します。
この挑戦を応援していただけたら嬉しいです。
「違いは間違いじゃない。違いが力になる社会へ。」





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