
今回の熊本地震で被災された方々に改めてお見舞い申し上げます。
日本で大きな地震が起こるたび、私は2011年3月11日の東日本大震災の記憶が蘇り、今でも身がすくむ思いがします。
当日の3月11日、私は海外出張(広州市)から香港を経由し、当時の自宅があった茨城県日立市へと帰宅する途中でした。常磐線の電車に乗っていた際、突然脱線でもしたかのような激しい揺れに見舞われ急停止。直後に2度目の巨大な揺れが襲い、私を含む乗客の多くがシートから投げ出されました。
交通機関は全滅し、9時間かけて徒歩で自宅へ戻りましたが、そこから悲惨な1ヶ月半が始まりました。(あとで分かりましたが自宅地域は震度6強でした)
自宅は半壊。電気は1週間ほどで復旧したものの、ガスや水道は1ヶ月半も停止しました。東京出身の私には現地で頼れる親族もおらず絶望的でしたが、会社の社員たちが支援物資を持ち寄ってくれたおかげで、なんとか生きて繋ぐことができました。
しかし、本当に心が痛んだのは、被災地全体を襲ったさらなる悲劇です。津波によって多くの方々が命を落とされ、行方不明となる中、電気が復旧した後に発生する「通電火災」が各地で多発し、惨憺(さんたん)たる光景に言葉を失いました。
■ 「地震列島である日本で、自分に何かできることはないか」
その強い想いから会社を立ち上げ、開発に着手したのが「自己消火ステッカー」でした。それまでの専門であった弱電の知識だけでは歯が立たず、一から化学を学び直し、試行錯誤を重ねること3年以上。ようやく完成に漕ぎつけ、現在では多くの企業様で採用いただくまでになりました。
過酷な現場にも耐えうるよう、「高温・多湿(80度以上・湿度100%/水没環境)」や「零下40度」という厳しい環境下でも問題なく機能する高い耐久性を実現しています。
■ 守るべき「一般の住宅」へ届けたい
しかし、火災のリスクは企業だけでなく、本来であれば最も守られるべき「一般の住宅」にこそ潜んでいます。コンセントからの通電火災やトラッキング火災を防ぎ、一人でも多くの方の命と財産を守りたい——。その強い告知の意味も込めて、今回このクラウドファンディングに挑戦いたしました。
皆さまの温かいご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。



