震災の祈りを未来へ
皆さまこんにちは。秋葉山大宝院の住職、天野秀栄です。
まず、このたびの熊本地方を震源とする地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧・復興と、平穏な日々が戻ることをお祈り申し上げます。
三回忌 石巻市街を眺望する山頂からの祈り
大きな災害が起こるたび、私は東日本大震災の記憶がよみがえります。
災害は決して他人事ではなく、常に私たちの暮らしと隣り合わせにあります。
令和9年3月11日、東日本大震災で犠牲になられた方々の十七回忌を迎えます。
被災地である石巻市釜地区において、地域の皆さまと慰霊法要を行います。
大宝院は震災以降、地域の方々とともに慰霊と復興の祈りを継続してきました。
私の経歴
私は震災後に関西から石巻に通い、瓦礫撤去などボランティア活動に携わってきました。
石巻に移住し、借家の一室からお寺を始め、秋葉山大宝院の住職を拝命しました。
【マンガッタン=デジタル】ボクが石巻のお坊さんになったワケ -石巻お坊さん奮闘記-
またお寺の活動とは別に、複数の支援団体と共同での地域情報紙作りに取り組みました。

令和3年には開山十周年にあたり、皆さまから多くのご支援をいただきました。
おかげさまで本尊である不動明王像の修復と耐震化を実現することができました。
今回は震災十七回忌の節目を迎え、祈りを未来へ繋ぐための新たな取り組みです。
地域と宗派を超えて祈る十七回忌
慰霊法要では石巻市釜地区の釜会館を会場に、地域の皆さまと共に追悼の祈りを捧げます。
会場では震災当時の写真や記録、津波被害を伝える講演も予定しています。
これは亡くなられた方々の供養だけでなく、震災を次世代へ伝える取り組みでもあります。
また宗派を超え全国から僧侶の方々をお招きし、被災地から平和と復興への祈りを発信いたします。
慰霊の象徴として角塔婆の建立
十七回忌にあたり慰霊の象徴となる角塔婆(大きな卒塔婆)の建立も計画しています。
卒塔婆は、亡き方々への供養の心を形に表し、次世代へと引き継ぐものです。
2023年に行われました十三回忌慰霊法要は不動町町内会と共同で行われました。
塔婆があれば人々は自然と手を合わせ、
祈りが未来に引き継がれていきます。
新しい大宝院を、祈りを続ける拠点へ
現在、大宝院は新本堂の建立を進めており、年内に完成する予定です。
大宝院は檀家制度ではないお寺です。建設費は住職自身の負担で進めております。
しかし本堂として、特に火を使う護摩を修法するには堂内の整備が必須です。
皆さまからのご支援は、新たな祈りの場の荘厳整備にも使わせていただきます。
資金の使い道 ―皆様のご支援がどのように活かされるか―
■ 十七回忌慰霊法要の開催費用
会場設営、供花、角塔婆の建立、お供え物、広告費など法要を執り行う費用に充てさせていただきます。
■ 返礼品の制作・発送費
感謝を込めてお届けする返礼品の制作費・発送費に活用いたします。特にオリジナルのお守りなどは、版代や木材加工費などの初期費用が必要となります。
■ 新たな祈りの場の整備
テーブル・イス・仏具・法衣など、祈りの場として必要な環境の整備に充てさせていただきます。
いただいたご支援につきましては、できる限り透明性をもってご報告し大切に活用してまいります。
震災で亡くなられた方々への祈りを絶やさないこと。
石巻の経験と教訓を次世代へ伝えること。
そして、復興への願いを未来へ繋いでいくこと。
そのために、大宝院はこれからも地域とともに祈り続けてまいります。
皆さまのお力添えを、
どうぞよろしくお願いいたします。




