最後の森が、今、消えようとしています。
動物たちの命を守るために、
私たちは森を買います。
こんにちは!一般社団法人Hidamari代表理事の村田里穂と申します。
この度は、クラウドファンディングページをご覧いただきまして、ありがとうございます!

私たちは、「森、人、動物、全ての命が調和して共に生きる世界」を目指して、スマトラ島の現地NGOと共に森林再生事業を行っています。
これまで、日本からでもスマトラ島の森林を再生できる仕組みを作り、約900本を再生。また、日本人を対象とした現地フィールドワークを5回開催し、日本とスマトラ島の森との深い繋がりを伝えてきました。

しかし、先日、私たちが活動している地域で
唯一残っている森が破壊され、開発される
という計画が浮上しました。
そこで、たくさんの貴重な野生動物の唯一の居場所を守るために、今回、緊急でクラウドファンディングをすることに決めました。
このクラウドファンディングは、All-or-Nothing方式で実施します。
目標金額を集められなければ、土地を購入することができないからです。
目標達成しなかった場合、全額を返金し、プロジェクトの実行やリターンのお届けもございません。

私たちの活動地域・スマトラ島リアウ州では開発が広がり、森はほとんど失われました。
そしてついに、この地域で唯一残された小さな森も、開発の対象になってしまいました。
ここはスマトラゾウをはじめ、多くの貴重な野生動物が暮らす、大切な生息地ですが、
このままなにもしなければ、森はなくなり、パーム油のプランテーションになってしまいます。
黄色の枠線内が、開発予定地。約15ha。
実は私は以前、現地で「森が道路になる瞬間」を目の当たりにしました。
昨日まで森だった場所が、翌日には重機によって失われていきました。

今回の森も、来年ではなく、数か月後でもなく、もしかすると来週には開発が始まってしまうかもしれません。
だからこそ、時間との勝負です。
これ以上失ってはならない。
私たちは、現地パートナーのNGO「RSF」と共に、この重要な小さな森15ha(サッカーコート約21面分)を共同購入し、動物たちの家を守ることに決めました。

この森には、スマトラ島固有の多くの野生動物が暮らしています。
リアウリーフモンキー(リアウ州の固有種)、シワコブサイチョウ、そして、スマトラゾウ。
スマトラゾウの個体数は、過去約75年(3世代)で80%以上減少しました。
トラップにかかり、足に大けがを負い保護された子ゾウのTogarくん
森を失ったスマトラゾウは、食べ物や居場所を求めて、人里や農園へ出ざるを得なくなります。
農園や家に被害が出ることで、住民はゾウを追い払い、ときには命を奪うこともあります。
その結果、現在スマトラ島では、人もゾウも命を落とす悲しい衝突が、各地で起きるようになりました。
また、森が失われると家を失うのは、野生動物だけではありません。
二酸化炭素を吸収する森が減ることで、地球温暖化が進み、日本でも猛暑や豪雨などの異常気象がさらに増えることにつながります。
そして2050年には、気候変動によって、少なくとも約2億1,600万人が今住んでいる場所を変えざるを得なくなる可能性があると言われています。(参照:世界銀行)

19歳のとき、私の人生は大きく変わりました。
地球がこれほどまでに危機的状況にあることに、大きな衝撃を受けたからです。
「誰かが解決してくれるだろう」
ずっとそう思っていたその問題は、世界中の誰も、解決策をもっていませんでした。
これを知ったとき、
「私がやろう。自分にできることは、全てやろう」
そう心に決めました。
森や動物が大好きな私は、「森を守りたい」と強く思いました。
そこで、「まずは自分の目で森林破壊を見よう」とインドネシア・スマトラ島をひとり訪れてみました。
なぜスマトラ島を選んだのかというと、森林破壊が最も深刻な場所の一つだからです。
参照:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3520.html
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/42.html
森林破壊の主な原因は、パーム油。
パーム油は、パンやポテトチップス、カップラーメンなどの食品だけでなく、洗剤や石けん、化粧品にも使われています。
スーパーに並ぶ商品の約半分に含まれているとも言われるほど、私たちの暮らしに欠かせない植物油です。
「植物油脂」と表記されるため、「パーム油」という言葉は、ほとんど知られていません。
この巨大な需要をまかなうために、スマトラ島では熱帯雨林を伐採し、そこにパーム油の巨大な農園(プランテーション)を作っています。
私たちの暮らしに欠かせないパーム油。
しかし、その便利さの裏側では、森が失われています。
だからこそ、私たち日本人にも、インドネシアの森を守る責任と可能性があると私は思っています。
さて、「森林破壊を自分の目で見てみよう」とスマトラ島に行った私が目にしたのは、あまりにも広大なパーム油のプランテーション。
車で3時間走らせても、この光景がずっとずっと、続いていました。

かつてここには豊かなジャングルが広がっていましたが、全て焼き払われてしまいました。
今や、パーム油が採れるアブラヤシしか植えられていないため、動物たちが食べるものはなく、住むこともできません。
だから、パーム油のプランテーションは一見、木がたくさんあり、森に見えるかもしれませんが、”命がいない静かな森”なのです。
この現実を知った時、
「私の人生をかけて、解決したい」
そう心に決めました。
そうして解決策を探る中で、アグロフォレストリー(食べられる森)を知りました。
アグロフォレストリーとは、「森をつくる農業」です。

ドリアンやコーヒー、カカオ、カルダモン、シナモンなどさまざまな樹木や作物を一緒に育てることで、森のような生態系を取り戻しながら、農家の暮らしも安定させることができます。
森を再生できる。そして、農家の貧困も解決できる。
「これだ。」
私はアグロフォレストリーを学びにスマトラ島に行きました。
そこで出逢ったのが、スマトラ島のNGO「RSF(Rimba Satwa Foundation)」です。

彼らと初めて会ったとき、言葉はほとんど通じませんでしたが、不思議なくらい想いが通じ合い、意気投合しました。
そして、
「僕たち、事業パートナーとして、一緒にやっていかない?」
2023年、RSF代表のフスニのその一言から、私たちは共に、森林再生事業をスタートしました。

あれから3年半。
今では、森林再生や環境教育、現地フィールドワークなど、さまざまな活動を共に行っています。
その活動のひとつが、「森のコーラ」です。

2年半前にスタートし、現在は全国のカフェやレストラン、バーなどの様々な店舗様でお取り扱いいただいています。
森のコーラのプロジェクトにより、約900本の森林再生に貢献。
連携アグロフォレストリー農家は53家族・65haに拡大しました。
現在新たに、アグロフォレストリーで育てたコーヒーの商品化も計画中です。
しかし、森のコーラは「森林再生」には寄与できますが、「森林消失の予防」をすることはできません。
今回のようなことがあっても、クラウドファンディングをしなくてもいいように、今後は森のコーラなどの商品の売り上げの何%かを、予防の活動への寄付に回せるようにしていきます。
森を買った、その先へ
このクラウドファンディングで目指すのは、まず開発の危機が迫る約3haの森林を購入するための資金を集めることです。

一方、現地ではパートナーNGO「RSF」が主体となり、スマトラ島内やヨーロッパの企業・団体へ寄付を募るなど、残る土地の購入に向けて動いています。
それぞれの強みを生かしながら力を合わせ、最終的には15haすべての保全を目指します。
購入後は、RSFが中心となって土地を管理し、野生動物の調査や保全活動、森林が破壊されているエリアではアグロフォレストリーによる森林再生を進めていきます。
また、私たちも継続的に連携しながら、環境教育やアグロフォレストリーの推進を通じて、地域に新たな雇用を生み出していきます。
だから、このクラウドファンディングはゴールではありません。
ここからがスタートなのです。

最終的に私たちが目指したいことは、森、人、動物、全ての命が調和して共に生きられる世界をつくることです。
絶滅危惧種のスマトラゾウ、スマトラオランウータン、スマトラトラ、スマトラサイ、その他の貴重な固有種、数えきれない植物たち、そこに住む人々、そして私たち。
それぞれが自分たちの場所を持ち、ありのままで存在できる環境を取り戻していくこと。
それが、私たちが叶えたい世界です。


※本クラウドファンディングは、プロジェクトオーナーの手数料負担がない「CAMPFIRE for Social Good」を利用します。支援者の皆さまにご支援額の12%を手数料としてご負担いただくことで、ご支援金は100%プロジェクトに届けられます。

クラファン後、スマトラ島で活動する現地NGO・RSF代表のフスニ氏を日本へ招き、トークイベントを開催する予定です。現地でしか聞けない保全の最前線や、皆さまのご支援で守られた森の様子を直接お伝えします。







7月25日 クラウドファンディング開始
8月25日 クラウドファンディング終了
9月上旬 順次リターンの発送を開始
9〜10月 購入予定地の最終確認・契約手続き
10〜12月 3haの土地購入・RSFと森林管理・野生動物モニタリング開始
2027年1月~6月 RSF・企業スポンサーによる追加の土地取得を進め、合計8haの保全を目指す
2027年7月~12月 RSF・企業スポンサー・助成金による追加の土地取得を進め、15haの保全を目指す









最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
以前、私は開発のため森が破壊される瞬間を、目の当たりにしました。
昨日までそこにあった森が、重機によって切り開かれていく光景は、今でも忘れることができません。
だからこそ、私は「今」動いています。
今なら、まだ守れる森があります。
今なら、まだ救える命があります。
森の未来は、私たちの未来です。
皆さまと一緒に、この森を守れることを心から願っています。
一般社団法人Hidamari 代表理事 村田里穂








