
ARES Projectは、東北大学、慶應義塾大学の学生を中心とする火星探査機開発チームです。
私たちは、火星探査機の学生世界大会University Rover Challenge(URC)への出場を目指して
活動をスタートしました。約2年間の開発期間を経てついに昨年予選を突破し、
URCの決勝大会に日本のチームとして初めて出場しました。
私たちは現在、東北班は東北大学、東京班は100BANCHを拠点に活動しています。東北班は探査機本体を、東京班はロボットアームを主に担当しています。月1回程度で両拠点のメンバーが集まり、
アームと探査機本体を合体させての実験などをおこなっています。




火星探査機の国際大会へ出場し、日本勢初優勝を目指す
私たちは、火星探査機の世界大会である、European Rover Challenge (ERC)に出場し、
日本勢初の優勝を目指します。
2026年は9月4日~6日に開催され、大会では、以下の5つのミッションが課せられ、
その合計得点によって優勝チームが決まります。









私たちはどう挑むのか








資金の用途
このように、火星探査機の開発には、機械設計・電子回路・制御・科学分析など、多様な分野にまたがる専門技術が求められます。ERCのフィールドでは、わずかな誤差や不具合が結果を大きく左右するため、各分野において高い性能と精度を両立する技術力が試されます。この複合的な開発の高度化に伴い、必要となる資金規模も年々大きくなっています。
また、私たちは、試作と検証のサイクルを回し続けることで、課題を見つけ出し、改良を重ねる開発プロセスを大切にしています。この開発理念に基づいた環境づくりを実践し続けるためには、継続的な資金の投入が不可欠となってきます。そして、この理念を貫いてこそ、優勝という目標に一歩ずつ近づけると私たちは考えています。
今回ご支援いただいた資金は、ERC2026への挑戦に向けて、主に以下の用途に活用させていただきます。



今後の予定
ARES Projectでは、ERC〜URCを軸とした年間の開発計画を以下のように構想しています。大会だけでなく、実験・発表・展示などを通じて、技術と発信の両面で挑戦を続けます。
■ 開発フェーズ1:ERC出場と技術検証
<2026年8月〜9月>
8月:深宇宙展出展 / 合同合宿 ( 最終調整、搬送準備、英語プレゼン訓練など実戦対応 )
9月初旬:European Rover Challenge (ERC) 2026 本戦出場(ポーランド)
大会後:大会フィードバックの分析、新機体構想の設計開始
■ 開発フェーズ2:新機体開発と活動発信
<2026年10月〜12月>
10月:URC2027を見据えた新機体の本格開発スタート
11月:ロボット・宇宙フェスタふくしま 2026 出展予定 / エレキ万博 出展予定
12月:新機体の初期完成・検証開始
■ 開発フェーズ3:実証・改良と国内外交流
<2027年1月〜3月>
2月:新機体実験の本格化、鳥取ローバーチャレンジ(TRC)準備 / URC審査書類準備・提出
3月上旬:鳥取ローバーチャレンジ(TRC)2027 出場・国内フィールド実証
■ 開発フェーズ4:最終調整とURC挑戦
<2027年4月〜5月>
4月:TRCの成果を活かし、最終設計・戦略をURC向けに調整
5月:機体の最終調整・現地搬送手配
5月末:University Rover Challenge (URC) 2027 本戦出場(アメリカ・ユタ州)
活動実績
-- 大会出場 --

-- 実験 --

-- イベント --



-- メディア出演 --
ARES公式Web
X (旧Twitter)
Instagram
Youtube
NEWS Letter に登録
最新の活動報告
もっと見る
ERC 2026 大会報告 Vol.2 [ 自律走行ミッション ]
2026/09/28 21:35私たちARES Projectは、9月4日〜6日の3日間に渡りポーランド・クラクフにて開催された火星探査ローバーの国際大会 「European Rover challenge(ERC)2026」決勝に出場し、全25チーム中9位という結果を収めました。これから数日間に渡り、各ミッションの結果報告をしてまいります。本日ご報告させていただくのは、自律走行ミッションです。Navigation Traverse -- 自律走行ミッションスコア結果:185/300 (5位)ミッション概要火星探査中、通信の遅延により地球からの迅速な遠隔操縦が望めない。そんな状況を想定し、このミッションではローバーの自律走行が求められます。ローバーは20分以内に、指定された4地点を自律的に巡り、その後スタート地点まで戻らなければなりません。評価基準となるのは、自律性の高さ。オペレーターの介入が少ないほど得点は高くなり、映像フィードやGNSSを一切使わず、指定のセンサー類だけを駆使してナビゲーションを行ったチームには満点が与えられます。ミッション報告自律走行ミッションでは、すべての指定された地点を制限時間内に巡ることができ、全25チーム中5位という結果でした。障害物を正確に回避し、転倒などのトラブルもありませんでした。事前配布された本番地形の3Dデータを使い、シミュレーションで検証を重ねた成果です。一方、ローバーからの通信が途絶えてしまうトラブルもありました。ローバーが指定地点に着くたび、離れた場所のメンバーが審査員に計測を依頼する決まりですが、位置情報が届かず到達を判断できなかったため、2地点分の得点を失いました。本番で用いていた通信方法は練習では機能していたものの、会場では通信距離やアンテナの小ささ、混線が影響したと考えています。今後に向けて走行性能には確かな手応えを得た一方、「走れること」と「得点できること」は別だと痛感しました。今後は新しい通信系を開発し、本番に近い距離・通信環境で検証します。また、本番のオペレーションを徹底的にイメージしたミッション練習を重ね、今回の通信のような単一障害点を洗い出して開発を行い、本番に挑みます。強みのシミュレーション検証も磨き続け、次回大会では自律走行ミッション満点、そして総合優勝を狙います。 もっと見る
ERC 2026 大会報告 Vol.1
2026/09/18 18:49こんにちは、ARES Project です。このたび、ARES Projectは、ポーランド・クラクフにて開催された火星探査ローバーの国際大会 「European Rover challenge(ERC)2026」決勝に出場し、総合9位という結果を収めました。また、Probing と Presentation の2部門においては1位、Science Taskの科学探査においては3位を勝ち取ることができました。以下に、各ミッションの競技結果をご報告させていただきます。総合順位:9位 / 決勝出場した25チーム中Science Task - 科学探査:259/300 ( 3位 )Science Task - 宇宙生物学:165/300Science Task - 表面 & 深部サンプリング:157/400Navigation Task - 自律走行:185/300Navigation Task - ドローン:15/300Probing Task:200/200 ( 1位 )Presentation Task:300/300 ( 1位 )Additional Point:200/200------------------------------------ARES Projectはこれまで、2度のERC予選敗退を経験しました。それでも、敗退という結果だけで終わらせることなく、そのたびに次の大会審査に活かすための学びの機会として捉え、常に上を目指して貪欲に取り組んでまいりました。今回このような結果を残すことができたのは、これまでの活動の小さな積み重ねが着実に実を結んでいる証であると感じております。同時に、世界の強豪チームと肩を並べる中で、新たに挑戦すべき課題も見えてきました。最後に、日頃からARESの活動を支えてくださっている大学関係者、スポンサーの皆様、そして応援してくださるすべての方々に、この場を借りて心より感謝申し上げます。ARES Project はチームとして今後もさらなる向上を目指し、次の大会に向けた開発を進めてまいります。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。-----------さて、今後の投稿では、各ミッションの詳細な結果報告をお届けしてまいります! もっと見る
8月合宿 < Part 2>
2026/08/31 21:10ARES Projectの活動に目を通してくださりありがとうございます!今回は東京班の浅沼が文章を担当します。8月24日~25日にERC前最後の合宿を仙台で行いました!東京班は普段は前日夕方に出発し、深夜に到着というのが定番です。ただ今回の合宿はERC前最後の合宿ということで史上初前日13時に出発、というイレギュラーな予定が組まれました。景色を見ながらの長距離ドライブも楽しいですね。パネルミッションはかなりやり方が確立してきて、練習の成果が表れているなと感じました。今年からロボットアームの操縦者が変わったのですが、とても操縦が上手で感心しています。本番でも高得点が期待できそうです。サイエンスのミッションも前回の合宿と比べて機構も制御も大幅グレードアップされていました。サイエンスの機構を作っているのは東京班にいる私の先輩なのですが、見ていてとてもカッコいいものを作ってくるので私も見習いたいですね。ここから本番まで最後の最後まで全員でブラッシュアップしていきます!現在ERC向けのクラファンを実施中です。ARES Projectへのご支援・応援をお待ちしております!では、会場のポーランドへ行ってきます。 もっと見る





コメント
もっと見る