自己紹介
はじめまして。「神社史研究会」です。
神社史研究会は、全国各地に伝わる神社の由緒・祭祀・地域文化を調査し、次世代へ伝えることを目的に活動している皇學館大学名誉教授白山芳太郎を会長とする研究団体です。
これまで、式内社をはじめとする神社の調査研究、巡拝報告の制作、WEB発信、スマホスタンプラリーアプリ、地域文化継承コミック『どっこい道中記』の制作などに取り組んできました。
私たちは、神社を単なる観光地としてではなく、地域の歴史・祈り・暮らしを今に伝える大切な文化資産と考えています。
しかし現在、少子高齢化、過疎化、氏子地域の縮小、地域行事の担い手不足などにより、各地の神社文化を未来へ伝えることが難しくなりつつあります。
そこで私たちは、専門的な調査資料をもとにしながら、一般の方や若い世代にも親しみやすい形で神社の魅力を伝えるため、旅コミック『どっこい道中記』、WEB、スマホアプリ、印刷冊子を組み合わせた地域文化DX事業を進めています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトで実現したいことは、全国の神社に伝わる由緒・祭祀・歴史・地域文化を、旅コミック『どっこい道中記』、WEB、スマホアプリ、印刷冊子を通じて、次世代へ伝えていくことです。
第一展開地域として、現在は以下の地域を中心に進めています。
岡山県・備前国編式内社を中心とした歴史調査モデルです。神社史研究会では、昭和五十年代に編纂された『式内社調査報告』を参考にしながら、新たに追加調査を行い、一般の方にも読みやすい式内社巡拝報告を制作してきました。第一弾として備前国、現在の岡山県エリアの式内社をまとめています。
並行して真庭市、津山市含む美作編にも取り掛かっています。
新潟県神社めぐり旅行・周遊と連動した観光型モデルです。神社巡りを旅の目的にし、地域の歴史や文化に触れるきっかけを作ります。
大阪府阿倍野地区都市部の神社を徒歩や公共交通で巡る都市型巡拝モデルです。若い世代や観光客にも参加しやすい神社巡りの形を目指します。
今回のクラウドファンディングでは、これらの地域を中心に、旅コミック『どっこい道中記』の制作、神社紹介ページの整備、スマホスタンプラリーアプリとの連動、印刷冊子の制作・提供を進めます。
特に今回は、制作したコミックをPDFやWEBだけで終わらせるのではなく、支援金の達成状況に応じて印刷し、題材となった神社へ提供することも目指しています。
神社の社頭、社務所、授与所、地域イベントなどで参拝者に手に取っていただくことで、地域の神社文化をより身近に感じていただける仕組みを作ります。
プロジェクト立ち上げの背景
全国には、古代から地域を守り続けてきた神社が数多くあります。
その中には、『延喜式』神名帳に記載された式内社のように、古代国家の祭祀に関わった由緒ある神社もあります。式内社は全国で二八六一社、祀られる神の数は三一三二座とされ、古代の信仰と地域社会を知るうえで重要な存在です。
しかし、こうした神社の由緒や祭礼、地域に残る伝承は、今では地元の方にも十分に知られていないことがあります。
式内社以外の神社にも、地域の歴史、地名、祭礼、古文書、伝承、氏子の記憶が重なっています。それらは一度失われると、元に戻すことが難しい大切な文化資産です。
私たちは、専門的な調査研究だけではなく、一般の方にも届く形で発信することが必要だと考えました。
そこで生まれたのが、旅コミック『どっこい道中記』です。
大学生たちが各地の神社を巡りながら、その神社の由緒や祭祀、地域の歴史を知っていく物語形式のコミックです。難しい神社史や古代史を、親しみやすく、読みやすく、実際に巡ってみたくなる形で伝えることを目指しています。
また、スマホスタンプラリーアプリやWEBページと連動させることで、読むだけでなく、実際に現地を訪ねるきっかけにもなります。
前回のクラウドファンディングでは、目標額には届きませんでしたが、支援してくださる方が確かにいることが分かりました。その結果を踏まえ、今回は内容を整理し、より具体的に「何を作り、どこへ届け、どのように地域文化を未来へつなぐのか」が分かる形で、再挑戦いたします。
現在の準備状況
現在、「神社史研究会」では、以下の準備を進めています。
まず、岡山県・備前国の式内社については、すでに調査報告の制作を進めています。備前国の式内社として、美和神社、片山日子神社、安仁神社、鴨神社、宗形神社、石上布都魂神社、布勢神社など、二十一社が整理されています。
美作国については真庭市の熊野神社、久世神社を始め数十社を整理中です。
また、各地の神社を題材とした旅コミック『どっこい道中記』の制作も進めています。神社の由緒や地域の歴史を、大学生たちが巡拝しながら学んでいく物語形式で表現し、若い世代や一般参拝者にも分かりやすい内容を目指しています。
さらに、WEBでの神社紹介ページ、スマホスタンプラリーアプリとの連動、YouTube等での動画発信も進めています。
今回新たに、制作したコミックを印刷できる協力体制も整いつつあります。支援金の達成状況に応じて、完成したコミックを印刷し、題材となった神社へ提供することで、デジタルだけでは届きにくい参拝者や氏子の皆さまにも、紙の冊子として届けていきたいと考えています。
リターンについて
今回のリターンは、前回よりも分かりやすく整理し、応援しやすい内容にしました。
低額の応援コースでは、お礼メールや活動報告をお送りします。「リターン品は不要だが、神社文化継承を応援したい」という方にご参加いただきやすい内容です。
PDFコースでは、旅コミック『どっこい道中記』のPDF版をお届けします。神社の由緒や地域文化を、物語形式で楽しみながら知っていただけます。
資料セットコースでは、『どっこい道中記』PDFに加え、関連する巡拝資料PDFをお届けします。神社巡り、式内社、郷土史に関心のある方におすすめです。
冊子付き応援コースでは、PDF版に加え、印刷版冊子をお届けします。手元に残る形で、神社文化を学び、巡拝資料としてもご活用いただけます。
協賛コースでは、完成したコミックを印刷し、題材となった神社へ提供する活動を応援いただきます。ご支援は、印刷費だけでなく、編集、校正、データ作成、梱包発送、WEB掲載、活動報告などに活用いたします。
高額協賛コースでは、企業、団体、神社関係者、地域文化を応援したい方に向けて、神社紹介ページ、旅コミック、アプリ連動、印刷配布など、地域文化DX事業全体を支えていただく内容を予定しています。
スケジュール
2026年7月クラウドファンディング開始既存制作物・調査資料の整理岡山・新潟・大阪阿倍野地区の制作対象整理
2026年8月クラウドファンディング実施旅コミック『どっこい道中記』制作継続WEB掲載ページの構成作成スマホアプリ連動内容の整理
2026年9月クラウドファンディング終了支援者様へのお礼連絡制作対象神社・地域の優先順位決定印刷対象タイトルの選定
2026年10月旅コミックPDF版制作・校正神社紹介ページの整備印刷データ作成
2026年11月PDFリターン発送開始印刷版冊子の制作開始該当神社への提供準備
2026年12月以降印刷版リターン発送該当神社への冊子提供活動報告・WEB掲載・次期展開の準備
※制作状況、神社確認、印刷仕様、発送状況により、時期が前後する場合があります。
最後に
神社は、地域の歴史そのものです。
そこには、古代から続く祈り、祭り、地名、伝承、氏子の記憶、地域の人々の暮らしが重なっています。
しかし今、その多くが少しずつ忘れられようとしています。人口減少や担い手不足により、祭礼の継続が難しくなっている地域もあります。由緒や歴史を知る人が少なくなり、神社が地域の中でどのような意味を持ってきたのかが伝わりにくくなっています。
私たちは、その流れを少しでも変えたいと考えています。
難しい調査資料を、誰にでも読みやすい旅コミックへ。現地を訪ねたくなるWEBページへ。実際に巡れるスマホアプリへ。そして、神社の社頭で手に取れる印刷冊子へ。
神社文化を未来へつなぐには、研究だけでも、観光だけでも、デジタルだけでも足りません。調査し、物語にし、発信し、現地へ届けることが必要です。
旅コミック『どっこい道中記』は、そのための新しい挑戦です。
全国の神社に眠る物語を、次の世代へ。地域の歴史と祈りを、未来へ。
どうか、この取り組みにご支援をお願いいたします。
このプロジェクトはAll-in方式で進行します。
仮に目標金額が達成しなくても、必ずリターンは履行いたします。
最新の活動報告
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制作前に神社確認を行い、誤解のない表現を目指します 本文案
2026/08/11 10:23旅コミック『どっこい道中記』では、神社の由緒、祭神、祭礼、境内、地域に伝わる歴史や文化を、一般の方にも分かりやすい物語形式で紹介しています。一方で、神社の由緒や祭礼を扱う以上、正確性と敬意が何より大切だと考えています。そのため本プロジェクトでは、神社の写真、由緒、祭礼、人物名、氏子組織名、協賛名の扱いなどについて、可能な限り関係者の確認をいただきながら進めます。また、神社側が希望されない内容を、無理に制作・公開するものではありません。コミックという形にすることで、神社を軽く扱うのではなく、むしろ難しく伝わりにくかった由緒や地域文化を、若い世代や一般参拝者にも届きやすくすることを目指しています。神社の社頭で配布できる冊子、参拝前に読めるWEBページ、実際に巡れるスマホアプリと連動させることで、神社参拝のきっかけを作っていきます。神社関係者の皆さま、氏子・崇敬者の皆さまからのご意見・ご相談をお待ちしております。 もっと見る
このプロジェクトは「支援募集」だけでなく、神社文化を残す相談窓口でもあります
2026/08/11 00:47今回のクラウドファンディングでは、旅コミック『どっこい道中記』、WEB、スマホアプリ、印刷冊子を通じて、全国の神社に伝わる由緒・祭祀・地域文化を次世代へ伝える取り組みを進めています。ただし、私たちは神社の由緒や祭礼を一方的に扱うつもりはありません。神社には、それぞれ大切に守られてきた由緒、祭礼、地域との関わりがあります。その内容をコミックやWEBで紹介する場合には、可能な限り神社関係者の確認をいただき、誤解のない表現に努めてまいります。今回のプロジェクトは、単に支援をお願いするだけではなく、「自社を紹介してほしい」「地元の神社を残したい」「応援している神社を若い世代に知ってほしい」という声を集める入口でもあります。神社関係者の方は、自社の由緒・祭礼・境内・地域文化の発信について、ぜひご相談ください。氏子・崇敬者・一般の方は、応援したい神社名をお知らせください。内容を確認のうえ、可能な範囲で制作対象として検討いたします。神社文化を未来へつなぐには、研究者や制作者だけではなく、神社、氏子、崇敬者、地域の皆さまの声が必要です。ぜひ情報提供やご相談からでも、ご参加いただければ幸いです。 もっと見る
『倭姫命巡行』無料講座(名古屋市天白区「天白図書館」)
2026/07/28 12:55『倭姫命巡行』無料講座『倭姫命世記』は、天照大御神をお祀りする最もふさわしい土地を求めて、豊鋤入姫命と倭姫命が各地を巡り、最終的に伊勢へお鎮めするまでを描いた神道書です。鎌倉時代に成立したとみられ、伊勢神道の根本典籍である「神道五部書」の一つに数えられます。崇神天皇の時代、宮中で祀られていた天照大御神は、畏れ多いとして皇居の外へお遷しすることになりました。最初に皇女の豊鋤入姫命が御杖代となり、大和の笠縫邑をはじめ各地を巡って大神を奉斎します。その後、垂仁天皇の皇女である倭姫命が御杖代を受け継ぎます。倭姫命は大和から伊賀、近江、美濃、尾張、伊勢へと巡幸し、土地の神々を鎮め、豪族から土地・田・船などの奉献を受けながら、大神の鎮座地を探し続けます。『日本書紀』よりも多くの巡幸地が記され、これらは後世「元伊勢」と呼ばれるようになりました。伊勢国に入った倭姫命は、天照大御神から、この神風の伊勢国は、常世の波が幾重にも寄せる美しい国である。ここに鎮まりたい。という趣旨の神託を受けます。そして五十鈴川のほとりに皇大神宮を定め、天照大御神をお祀りしました。その後、倭姫命は神宮の祭祀、神田、御塩、御贄、神服、神宝などの制度を整え、伊勢神宮奉斎の基礎を築きます。また晩年には、日本武尊に草薙剣を授けたという伝承も語られます。つまり『倭姫命世記』は、「天照大御神の鎮座地を求める長い巡幸」と「伊勢神宮の祭祀制度が成立するまで」を、倭姫命を中心に描いた物語とまとめられます。なお、古代の出来事を記した体裁ですが、現存する書物自体は鎌倉時代の伊勢神道の思想を反映しているため、古代の事実をそのまま記録した史料というより、古伝承と中世の神道思想が重なった文献として読む必要があります。 もっと見る




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