
今回のクラウドファンディングを始めてから、自分はこれから何をつくり、何者として生きていくのかを、ずっと考えていました。
ワインを始めて十数年になりますが、経営は安定せず、思い描いていたようなワイナリーにはできませんでした。デザイナーにもなれず、エンジニアとして成功したわけでもなく、最後に選んだワインでも勝てなかった。そんな感覚が、ずっと自分の中にありました。
先日、かっぴーさんの『天才になれなかった全ての人へ 自分だけの武器が見つかる才能論』を読みました。
そこで印象に残ったのが、才能は一つの突出した能力ではなく、自分が持っている複数の経験や能力を組み合わせることで、他の誰にもない武器になる、という考え方でした。
自分の経歴を振り返ると、デザイン、Web開発、葡萄栽培、ワイン醸造、会社経営、商品企画、EC、文章、広告、そしてAIと、ずいぶん多くのことを経験してきました。
一つひとつでは勝てなかった。しかし、それらを全部組み合わせてみると、日本でもほとんどいない人材になっているのではないか。ようやく、そう考えられるようになりました。
今回のクラウドファンディングで始めようとしている「EDIT.」も、単なるワイン商品のリニューアルではありません。
ワインだけで戦うのをやめ、これまで負けてきたデザインやエンジニアリングも拾い直し、ワイン、アート、メディア、テクノロジーを一つにつなぎ直す。これは、ワイナリーの再編集であると同時に、自分自身の敗者復活戦なのだと思います。
少し長い文章になりましたが、今回のプロジェクトを始めた背景と、これから向かおうとしている方向を、かなり正直に書きました。
お時間のあるときに、読んでいただけたらうれしいです。
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