
8月22日、五右衛門に、子ども20人、大人30人ほどが集まりました。
この日は、地域の氏神様である崇道神社で8月8日に開かれた「くらしごと盆踊り vol.2」の打ち上げ。そして、この夏に上高野を離れることになった私たち家族の「いってらっしゃい会」も一緒に開いてもらいました。

みんな、たくさん来てくれてありがとう!
いつもの顔ぶれから、久しぶりに会う懐かしい面々まで。それぞれが手料理や好きなものを持ち寄り、いつもの五右衛門らしい、にぎやかで豊かな食卓になりました。
誰かが全部準備するのではなく、できる人ができることを持ち寄る。子どもたちは思い思いに遊び、大人たちは料理を囲みながら近況を話す。そんな時間や空気が、この場所ではずっと自然にありました。
私たち家族が五右衛門のコミュニティに関わるようになって、気づけば12年ほどになります。その間に子どもたちが生まれ、家族や学校だけでは出会えなかった、本当にたくさんの人たちに出会いました。

メンバーが自然農法で育てた万願寺唐辛子、焼いていただきました
年齢の違う子どもたちに遊んでもらったり、大工仕事が得意な人、田畑や山のことを知っている人、料理が上手な人、音楽をする人……。面白くて魅力的な大人たちが身近にいたことは、子どもたちの人生に想像もつかないくらい、大きな影響を与えてくれたように思います。
振り返れば、この場所があったことで、私たち家族はどれほど多くの恵みをもらい、心豊かに暮らしてこられたのだろうと思います。
子育てで悩んだときや、ちょっとしんどいと思ったときも、五右衛門に来れば誰かがいて、話を聞いてくれたり、子どもたちを一緒に見守ってくれたりしました。何か特別なことをしてもらうというより、いつものように一緒にご飯を食べて、対話して、子どもたちが遊んでいる。その時間に、たくさん助けられてきた気がします。

朝釣りイカの炊いたん、奈良漬け、きゅうりキムチ
これまで五右衛門では、転勤や引っ越しでこの土地を離れる仲間を何人も送り出してきました。
今回、初めて自分たちが送り出される側になり、みんなに「いってらっしゃい、いつでも遊びに帰ってきなよ」と声をかけてもらって、あらためて「自分たちは本当にあたたかいコミュニティに包まれて暮らしてきたんだな」と感じました。
離れても、いつでもフラリと帰ってきたらいい。久しぶりでも、普通に同じ食卓を囲めばいい。
そう思わせてくれる場所があることは、本当にありがたいことです。

昨夜の1番人気メニュー、カレーコロッケと野菜春巻
今、その五右衛門は、築120年を経た屋根の傷みが進み、修繕が必要になっています。
屋根を直すことは、古い建物を一棟残すことだけではなく、これから育つ子どもたちや、この地域にやって来る人たち、そして一度ここを離れた人たちにも、「また帰ってこられる場所」を残すことなのだと思います。
私たちも、これから何かにつけて五右衛門に帰ってこられたらうれしいです。
この場所を知っている方も、まだ訪れたことのない方も、こうした「地域の居場所や人と人とのつながりを未来に残すこと」に少しでも共感していただけたら、クラウドファンディングのページをのぞいていただけると幸いですし、五右衛門のイベントに足をお運びいただけたらと思います。
五右衛門が、これからも、誰かの「ただいま」と「おかえり」が交わる場所でありますように。

手作りケーキ♬
文責:浅田雅人



