インタビューアー(以下、問):五右衛門メンバーインタビュー第5弾、これが最後になると思いますが、有終の美を飾ってくださるのは映画「ロマ金」こと「ロマンチック金銭感覚」を制作した龍ちゃんまゆちゃんです! 拍手~パチパチ(❛◡❛ノノ"✧)今回はもう僕がインタビューするまでも無いかなと。下手に僕が聴くより、龍ちゃんまゆちゃんにお任せして自由に話してもらう方が良いんじゃないかななんて思ったりしてます。 まゆ(以下、繭)&龍(以下、龍):笑問:五右衛門との出会いとか、なんで五右衛門で映画を撮ることになったんかとか。映画の舞台にもなった五右衛門には、最初から狙って来たのか、それとも五右衛門に来て「ロマ金」の着想を得たのか。五右衛門と『ロマ金』の関係など、僕自身色々知りたいことがあるので、そのあたりお聞きしたいです。 繭:そもそものスタートはタカなんですよ。タカとは大学の同級で、まだ東京に住んでる時に、 タカと大学時代の仲間と京都で飲んでて、その飲み会が終わってタカに「明日何してんの?」って聞いたら、「近所の竹林とか切りに行ったりする」って言うから、「え、何それ、そんなことやってんの?行ってみていい?」って言ったら「いいよー、じゃあ朝10時集合ね」ってことで初めて上高野に降り立ったんですよ。それまでは私も京都出身なのに知らなかった場所で。それでたけちゃんベラさんとかゆきちゃんとか、みんなで竹林を切りに行って、その後ご飯が出てくるなんて思わなくてびっくりしちゃって。ほんと、たけちゃんの持ってる空気感とか、ゆきちゃんとか、初めましてっていう感じがなかったんですよね、なんか。 問:昔どっかで会ってたみたいな。繭:なんでこの人たちこんなに親切っていうか、余所余所しい感じじゃなくて自然体というか、それがすごい居心地が良くて。急に来た私をすぐに受け入れてくれたんですけど。ちょうど東京ですごい疲れてた時で、なんか嬉しかったんですよね、こうやって自然と関われるっていうのが。ご飯したのもすごく楽しくて。近くに水路があって、たけちゃんが「東京でたぶんたくさん電磁波とか溜め込んでると思うから、足こうやって浸けて帰りなー」って言ってくれて。素足になって水路に足つけたら、なんかめっちゃ気持ち良くて。東京には13年ぐらいたんですけど、身近にそういう環境がなかったから、ちょっと感動してしまって。問:東京に住んでたら、まずお外で裸足になるっていうことなんか無いからね。たけちゃんもゆきちゃんも、めっちゃなんか野性味あるというか。僕もゆきちゃんからよく裸足で土の上歩いてアーシングしなって言われる。繭:そういうふうなこと言われたことはあんまりなかったなーと思って。問:僕らも東京で20年住んでたから分かる。東京で裸足で歩いた記憶なんかないけど、こっちは鴨川の河川敷やったらサンダル脱いで裸足で歩いたりとか。東京では考えられないかも。繭:本当にそう。また東京戻ってもそれが自分の記憶からなかなか離れなくて、 たまに思い出してたんだけど、いよいよ京都に戻ろうかって話になって、そっからちょっとまた半年ぐらいあいて、上高野とは別のところに住もうかって話もあったですけど、やっぱりここに来たいってなって思って、龍くんにもちょっとかかわってもらうようになったって感じです。こういうところがあるよーって話になって、 問:じゃ最初はまゆちゃんだけで五右衛門に出会ったわけね。繭:そう。コロナの後すぐぐらいかな。2021年ぐらいだと思うんですけど。最初タカも東京にいたから、結構よく遊んでたんですよ。でタカは早々と私より3年前くらいに帰ってて、面白そうな五右衛門って場所と先に繋がってたタカがきっかけですね。それでその木曜日の里山活動に私も龍蔵も時々参加してたんだけど、五右衛門との関係が1年くらいあった2022年に龍くんが映画作りたいっていう話になって。 ちょうどたけちゃんが作った「ゆいまーる」っていう通貨のようなクーポンのようなものもあるってことで、そういったものの真相(深層?)を自分たちで探ってみようっていう感じで決めていきました。 問:『ロマ金』でいろんな地域通貨の話出てきたけど、たけちゃんの「ゆいまーる」がきっかけだったりするのかな? 龍:五右衛門を映画の舞台にしようって思ったのは「ゆいまーる」がきっかけだけど、地域通貨は僕が高校時代にさかのぼります。問:おおー!そんなに。ってことは五右衛門と出会ったらそこでも「ゆいまーる」っていう地域通貨みたいなもんがあったってことね?龍:そうそう。あれ、こんな近所で地域通貨やってる人いるやん!みたいな。それが面白くて。問:なるほどねー。五右衛門って大自然とかがーつの重要キーワードやと思うんやけど、そういうキーワードが最初からあったわけではない感じ? 龍:いや、でもそこは素晴らしいと思ったし、地域通貨をテーマにした生活を映画の中の描く上で、 五右衛門の活動は必要だったと思います。僕ら東京に10年以上住んでて、五右衛門みたいに毎週木曜日ああいう風みんなでご飯を食べるなんて、なかなか作れないですよね。東京だとたまに友達らとでバーベキューとかするくらいで。五右衛門みたいに毎週毎週集まる暮らしって、すごい豊かだなと思いました。 問:しかも木曜日だけちゃうと火曜日とかもみんな集まってるからね(笑)。平日の昼間から軒下の半野外でご飯食べてビール飲んでとかって、ある意味すごいリッチ。繭:そうですよね、野草とか山菜が採れたとか、柿がもぎ時だとか、お米作ってるよーも、私にとってはすごい珍しいことだったから、近くの田んぼでみんなで田植えして草刈りしたり、共同で色んなことやってんだなーと思って。そんな暮らしが五右衛門のみんなには自然に根付いてて、子供も大人も一緒に自然に触れる機会がたくさんあるっていうのは、すごい良いじゃないですか。お金の関係性とかじゃない、お隣さんとの関係性が。しかもそこに食べ物も自分たちでやってる人多いから、知識の共有とかも結構できるし。単純に自分はすごい癒されたし、映画撮りながらも「やっぱ大事だよね」って言ってました。 問:上高野という、京都の市街地からそんなに離れてないところで、こんなに土に近い生活をしてる大集団があるなんて、ほんまに驚きの現象やと思う。 龍:僕も大学時代に上高野の隣に住んだりしてたんですけど、奥の方に行ったことがなかったですね。花園橋で雰囲気がガラッと変わるんですよね。問:ほんまそう。花園橋から上は雪も多いし雨も多い。だからか虹がめっちゃ出るね。比叡山麓だからかにわか雨が多くて、夕方に霧雨が降って上がったら「あ、これ絶対出るわ」と思ってパッと見上げたら大体虹が架かってる。上高野から岩倉にかけてって虹の街って言えるよ。 龍:でもね、こっちに来る前東京で立ち退きにも遭ってたんですよ。 問:え?立ち退き? 龍:そう(笑)。東京で最後に住んでたところが、もう取り壊すので2021年の8月末までかな、出てってくださいってことで、それで京都に移住しようかって話になって京都に来たって感じ。問:それって絶対に呼ばれて来たんやで!龍:そうかもですね。こっちに引っ越してきて半年ぐらい五右衛門に関わってから映画を撮り始めました。問:なるほど。映画見させてもらったけど、ドキュメンタリーなのかファンタジーなのかジャンル分けできない、クロスオーバー的な作りで、とっても面白かったです。龍:ありがとうございます。でも面白いって意味では五右衛門も。さっきまゆから五右衛門は「江戸時代」ってキーワードが出ました。繭:そう(笑)、江戸時代の暮らしってこんな感じだったのかな、みたいな。名前からして「五右衛門」だし、おくどさんもあるし、火とか木とか井戸まであるし。全てが整ってるじゃないですか。問:五右衛門だけに、五右衛門風呂作ったらええかも知らんね。 龍:そう、インフラが切断されたとしても、五右衛門の近くにいたら安心感がある。井戸から水汲めるし、薪で田んぼからお米持ってきておくどさんで炊けばみんなでご飯いただけるし。問:現代社会で最強の存在やね。どんな災害が起きても五右衛門に関係していれば生き延びられる。繭:ほんとそれ。だから映画の中でも、やっぱり一番価値を感じるのってコミュニティって存在ですよねってことを描きたかった。電子地域通貨やってる人がそれを言った後に自分たちのところに帰るシーンがあるんですけど、いつ帰っても誰かがいるっていう、何気ない日常が実は一番安心っていうことを伝えたかった。みんながそれぞれの地域で、お金だけの関係を超えた暮らしを安心してできる場所を作るのが大事。そういう人々の繋がりを描けたら良いなって思ってました。問:ほんまにね、もし京都で大災害とか起きたら、みんな急に五右衛門に殺到するで、絶対。電気止まったらオール電化の家では料理でけへんし、ガスまで止まったらカセットコンロなんかすぐ売り切れるやろうしね。でも「五右衛門に行ったら全部ある!」って分かったら殺到するよ。間違いない。繭:そう、ここの3升のおくどさんってすごいですよね、一気に何十人分もご飯炊ける。そういう意味でもなくなったらだめな場所ですよね、五右衛門は。問:そんな五右衛門で行われる上映会、今回のクラファンで10人もの方からご支援いただけてます。龍:ほんと有難いです。この場を借りて感謝申し上げます!問:ということで、クラファンで上映会を選択されなかった方も、上映会にはご参加いただけますので、楽しみにしてください。繭&龍:オンラインも同時にやるハイブリッド形式ですので、多くの方々のお越しをお待ちしております♬問:今日はお忙しい中ありがとうございました。繭&龍:ありがとうございました。




