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【能登半島地震】倒壊したブロック塀を、能登の原風景「間垣」に変える 公開前

石川県志賀町・赤崎集落。能登半島地震で倒壊したブロック塀の跡地に、竹の垣根「間垣(まがき)」の景観を復活させます。地元職人と学生団体・風媒会とともに伝統技術を次の世代へ繋ぎます。あなたの竹を、能登の風景の一部にしませんか。

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石川県志賀町・赤崎集落。能登半島地震で倒壊したブロック塀の跡地に、竹の垣根「間垣(まがき)」の景観を復活させます。地元職人と学生団体・風媒会とともに伝統技術を次の世代へ繋ぎます。あなたの竹を、能登の風景の一部にしませんか。

こんにちは。「能登の古民家宿 TOGISO」の佐藤正樹と申します。

TOGISOのある赤崎集落は2024年の能登半島地震で震度7に見舞われ、海沿いの風除けとして機能していたブロック塀が軒並み倒れてしまいました。倒壊したブロック塀の跡地に、能登の原風景である竹の垣根「間垣(まがき)」の景観を復活させるプロジェクトです。

元々は近くの山から竹を取り、風をいなす間垣が連なる集落だったのですが、50年ほど前からブロック塀が取り入れられ、手間がかからずメンテナンスも不要とのことで、残念ながら間垣は淘汰されてしまいました。過疎や人手不足が続く赤崎集落では仕方のないことです。

地震前 赤崎集落のブロック塀 ここが間垣だったら最高じゃないですか?

地震で倒壊したブロック塀を再び設置することは容易だったのですが、長い歴史の中で、ほんの50年だけ使われたブロック塀は風情がなく景観にも寄与しません。

冬の日本海からの強風をしのぐための間垣には、自然に抗う能登で暮らした先人たちの文化が詰まっています。数百年にわたり能登の風景として維持されてきた間垣を復活させることが、この地域の目指すべき姿だと考えました。

間垣を風除けとしての機能だけではなく、集落の社会資本の原資として活かし、制作を含めて能登の文化として残していくことが目的となります。

2025年には、間垣の保全に取り組む学生団体「風媒会のメンバーや友人と共に、TOGISOに間垣を復活させることに成功しました。

TOGISOのある富来地区で、間垣を実直につくり続けていたレジェンドの山本設備工業の山本さんに指導いただき、作業を進めました。

間垣づくりのレジェンド 山本設備工業の山本さん

山本さんも80歳になり、技術の承継が必要なタイミングと考えていたのでギリギリ間に合った印象です。

個人で技術を受け継ぐことは難しいので、風媒会が組織として技術を受け継ぎ、毎年の間垣制作によりブラッシュアップし、技術を繋いでいく計画です。風媒会は建築を学ぶ学生が中心の団体です。卒業しても後輩へ、学生から学生へと技術が受け継がれていく仕組みに期待を込めています。

伝統的な作り方が失われる前に、毎年間垣をつくり続け、能登らしい新たな景観を生み出し、広げていく計画です。

2025年はTOGISOの敷地で制作をしました。連続した敷地でつくり続けた方が景観に与えるインパクトが大きいことから、隣地のご家族にも協力していただき、今年も活動を継続することが確定しました。

間垣は、細い竹を隙間なく立て並べた能登の伝統的な垣根です。冬の季節風から家と暮らしを守り、集落の風景そのものをかたちづくってきました。能登の外浦をご存じの方なら、あの竹の壁が連なる景色を思い浮かべられると思います。

地震後 2024年1月6日撮影 4.2mの津波が押し寄せたTOGISOの隣地

震災からの復興を、元通りではなく「能登らしい風景の再生」にしたい。それがこのプロジェクトの出発点です。

ご支援をいただくことで、あなたの竹が能登の風景の一部になります。現地で自分の手で挿していただくことも、私たちにお任せいただくこともできます。完成した間垣のには、ご支援くださった皆様のお名前を記した銘板を設置します。

間垣は地域ごとに使う木の種類も異なります。

地震前 輪島市上大沢町の間垣

地震後 富来・生神(うるかみ)集落の間垣

地震後 富来・七海集落の間垣

赤崎集落ではアテの木(能登ヒバ・ヒノキアスナロ)で構造を組み、真竹を使った間垣となります。

前述の間垣づくりでは山本さんの指導のもと、風媒会の皆さんや地域の方々と一緒に竹を挿し、約400本の間垣を完成させることができました。

この取り組みは北國新聞・中日新聞にも掲載され、MRO北陸放送にも特集していただきました。2026年1月7日 中日新聞 能登の原風景 失わぬために

2025年11月17日 MRO北陸放送 Atta【復興への間垣】半世紀ぶり 石川県志賀町赤崎の海辺に蘇る伝統の壁 能登半島地震を越え、石川高専生が繋いだ「故郷の景色」
TOGISOとしては、2024年の震災直後にもクラウドファンディングを実施し、278名の皆様から343万円のご支援をいただいて宿の再建を果たした経緯があります。あのとき支えていただいた場所から、今度は地域の風景を立て直す番だと考えています。

間垣の制作予定地

2026年6月28日に、昨年制作した間垣のメンテナンスを行いました。

山本さん曰く、

間垣は1年で作るわけじゃなくて、毎年毎年少しずつ足していく。

5年ぐらい経つと1年目の竹が枯れてきたり、切り時が悪いと茎に虫が入って腐ってダメになったりする。そんな竹を取ったり直しながら、また新しく挿していく。

そうやって続けていくと、5年ぐらいでビシッと決まってくるわけ。竹を編むわけじゃないから完全に隙間なくとはいかないけれど、今年、例えばアテの木の間に2本ずつ挿せば全部で20本。それで間が埋まっていく。”

間垣のメンテナンスの様子

冬の間に竹の葉が落ち、間に竹を挿せるようになりました。

切ってから保管していた竹を追加し、緩んだ紐などを確認し、フレームの補強・調整を行いました。

現在の体制は以下の通りです。

 ・主催・企画運営:能登の古民家宿 TOGISO 佐藤正樹

 ・技術指導:山本設備工業 山本 明夫(富来地区での間垣づくりのレジェンド) 

 ・協働:風媒会(間垣の保全に取り組む学生団体)

なお、学生団体の風媒会は、間垣の保全活動に対して北陸地域づくり協会より50万円の助成を受けて活動しています。

この助成は風媒会の活動に充てられるもので、本プロジェクトで募る資金とは会計を分けて管理します。本プロジェクトの資金は、TOGISO隣の敷地の間垣づくりの実費に充てます。

本プロジェクトは、石川県の「クラウドファンディングを活用した復興支援事業」(能登官民連携復興センター)の対象として、手数料の一部助成を受ける予定です。皆さまのご支援を、できる限りそのまま間垣づくりに使える仕組みです。

不足分(約26万円)は自己資金で補います。

目標の60万円を超えた場合はネクストゴール100万円に挑戦します。ネクストゴール100万円に達すれば総事業費(約86万円)を全額ご支援で賄え、さらに超えた分は翌年以降の拡張に充てます。

今年の間垣に挿せる竹は約200本のため、竹オーナーのご支援が200本分を超えた場合も、超過分は翌年以降につくる間垣に大切に充当します。

※本プロジェクトはAll-in方式です。目標金額に届かなかった場合も、間垣づくりは必ず実行しリターンをお届けします。

ご自身に合うコースをお選びください。

 ・遠くから応援したい方 → 【応援メッセージ】5,000円、竹オーナー【おまかせ】10,000円

 ・現地で一緒につくりたい方 → 竹オーナー【自分で挿す】10,000円

 ・泊まりでじっくり参加したい方 → 体験 + 宿泊【自分で挿す】15,000円

 ・個人・企業として大きく応援したい方 → 間垣スポンサー 100,000円

※銘板へのお名前掲載をご希望の方は、支援時の備考欄に掲載名をご記入ください(ニックネーム可・掲載不要も選べます)。

8月1日〜8月末 支援募集期間

9月〜10月 竹の採集・資材準備(活動報告でお伝えします)

11月中旬 間垣の施工・体験イベント

11月下旬 銘板設置・完成のご報告

12月 リターンのお届け完了

 ・悪天候の場合、体験イベントは順延日に延期します。

 ・順延日も実施できない場合は体験参加の方と個別に代替日を相談します。

 ・竹の採集状況により、施工時期が前後する可能性があります。その際は活動報告で速やかにお知らせします。

 ・目標金額に達しなかった場合も、間垣づくりは必ず実行します。

能登の古民家宿 TOGISOは能登・志賀町の赤崎集落にある古民家を改装した宿泊施設で、2020年にOPENしました。コロナ禍、能登半島地震を経ても粘り強く営業を続けています。能登半島地震の直後から改修を重ね、復興支援の拠点として活用していただき、能登の復興に寄与してきました。

地震前 2022年5月24日撮影 赤崎漁港から見た赤崎集落

公共交通機関のない辺鄙な場所にあるのですが、世界中から旅行客が訪れてくれました。敷地の隣が海のため、歩いて海水浴や釣りに行くことができます。

赤崎集落には飲食店どころか自動販売機もありません。集落の方々は徒歩圏に喫茶店がある生活をしたこともありません。

地震前 2023年7月14日撮影 赤崎集落のご近所さん

ひとり暮らしの方が多いので、寂しさの解消になればという気持ちと、移住検討者との交流目的で、月1回のお茶会も開催していました。TOGISOを起点とし、赤崎集落を、ひいては能登全体を盛り上げたいという壮大な夢を描いています。

志賀町の赤崎集落には1930年代に建てられた古民家が連なる美しい街並みが残されています。昭和初期に遠洋漁業で財を成した地域でしたが、火事で集落が焼失してしまった過去があります。

地震前 2017年9月2日撮影 赤崎集落

地震後 夕日に照らされた赤崎集落

焼失した家々は一斉に建て替えが行われたため統一感を持ち、日本でも有数の美しさを誇る街並みとなっています。赤崎住民の日々の営みと努力の積み重ねで、80年以上経った今も変わらず当時の景観が維持されています。これほどまでに美しくリズミカルな街並みを国内で見たことはありません。

当時の家が当時のままに残る貴重な事例と考えています。

地震前 2023年12月22日撮影 雪の赤崎集落

文化財として登録されている訳ではありませんが、景観条例に合わせた新建材で建てられた家は皆無です。宿場町のように観光目的で修復された家もありません。暮らしに根付いた家と文化が赤崎にはあります。

時は流れ、漁師だった方は船を降りました。船小屋は駐車場に転用されているため通りに停まっている車が少ないことも気に入っています。散歩をするだけでタイムスリップしたような気分になります。

地震前 2022年11月2日撮影 お茶会

しかし多くの地域と同様、高齢化と空き家の増加が深刻になってきています。私たちはTOGISOを起点として、この集落を次の世代に残していくことを目指しています。

間垣は、一度つくって終わりではありません。毎年竹を差し替えながら、手をかけて守り続けていくものです。だからこそ、この風景には人の営みが宿ります。

今回のクラウドファンディングは能登の方々に諦めない姿を見ていただく機会とも考えています。赤崎集落では震度7で被災しても建物は倒壊せず街並みも残っています。地盤が強いことが証明されたのであれば、私財をぶっこむ価値もあります。

震災で失われたものは戻りませんが、風景は手を動かせばつくり直せます。あなたの竹が1本挿さるたび、能登の原風景が少しずつ戻ってきます。

ご支援が難しい方も、このページをSNSでシェアしていただけたら、それも大きな力になります。

日本海に沈む夕日を眺めながらビールを飲んだり、海に潜って魚を追いかけたり、釣った魚を囲炉裏で焼いて食べてください。体験して何を感じるのか、ちゃんと生きてるって感覚を身体に届けてほしいと考えています。

落ち着いた頃、ぜひ能登に遊びに来てください。囲炉裏を囲んで乾杯しましょう!

山形県出身、新宿区在住。 2017年、インターネットで見つけた能登の古民家に一目惚れ。30年ほど空き家だった豪勢な家は継ぐ人がいなければ解体する流れだったため、赤崎の景観と文化を後世に残すために購入を決意。少しずつ手を加え、2020年に赤崎集落で最初の宿泊施設「能登の古民家宿 TOGISO 」として運営を開始。 以降の夏はTOGISOに滞在し、リモートで働きながら昼休みに海に潜って魚を突いて晩ごはんの調達をしていました。東京で働いて得た資本を能登の赤崎集落に投資し続けています。赤崎での仕事は自分がつくり、赤崎の価値は自分で築きたいと考えています。

X(旧Twitter)

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

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