
この本は、私一人の物語ではありません。
私は、21歳になる息子の母親です。
それは、これまでも、これからも変わることのない事実です。
けれど、息子をここまで育ててきたのは、決して私一人ではありません。
息子の命を守るために力を尽くしてくださった方々。
我が子のように愛情を注ぎ、寄り添い、支えてくださった、たくさんのお母さん、お父さん。
その方々の存在がなければ、今の息子も、今の私もありません。
私は、そのお一人おひとりに、心からの感謝を伝えたいのです。
そして、今はもう直接感謝を伝えることのできない方々への鎮魂の思いも込めて、一冊の本を残したいと願っています。
一方で、幼い頃から懸命に病と闘い、生き抜いてきた息子を待っていた社会は、決して優しいものばかりではありませんでした。
医療の進歩によって救われた命。
けれど、その命が社会の中で生きていくことは、また別の厳しさを伴います。
その現実に直面し、母親である私自身、生きる希望を失いそうになったこともありました。
命を救うことだけでなく、その先の人生を支えること。
その大切さを、私は皆様に知っていただきたいと思っています。
この本は、私の感謝と鎮魂、そして社会への切なる願いを込めた一冊です。
原稿を書き上げ、校正を重ね、印刷会社の方と相談しながら、紙や装丁にも思いを込めて準備を進めてまいりました。
しかし、最後の印刷費用が足りません。
そんな中、今朝も新たにお一人の方から、温かいご支援をいただきました。
「少なくて申し訳ありません。これからも頑張ってください♪」
そのお言葉に、胸がいっぱいになりました。
どうか、申し訳ないなどとおっしゃらないでください。
ご自身の大切なお金を、見ず知らずの私の願いのために託してくださったこと。
そのお気持ちが、どれほどありがたく、尊いことか。
ご支援に大きいも小さいもありません。
皆様がそれぞれの暮らしの中から差し伸べてくださるお力に、心から感謝しております。
そして、これまでにご支援くださった皆様、温かい励ましのお言葉を届けてくださった皆様にも、改めて深く御礼申し上げます。
現在の支援総額は165,050円。
目標280,000円まで、あと114,950円となりました。
ここまで支えてくださった皆様のお気持ちを大切にしながら、最後まで諦めずに取り組んでまいります。
私には、どうしても形にして残したい感謝があります。
どうしても忘れてはならない命があります。
そして、どうしても知っていただきたい現実があります。
その思いを、一冊の本に託したいのです。
どうか、この願いを実現するために、もう少しだけ皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか。
ご無理のない範囲で、ご支援や情報の共有をいただけましたら幸いです。
皆様からいただいた温かいお気持ちに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
矢沢知恵より



