
2026年10月6日(火)11時から、宇城市豊野町下郷上公民館駐車場にて、第4回炊き出しを実施しました。
今回も、クラウドファンディングを通じて皆さまからお預かりしたご支援を活用し、地域の皆さまへ食事をお届けすることができました。
多くのご協力で実現した炊き出し
今回のメニューは、広島風お好み焼き300食です。
ドリームカンパニー様には応援価格でお好み焼きをご用意いただき、JR九州ファーム様にご準備いただいた「うちのたまご」160個をトッピングに使用しました。また、またむら商店様には、食後のお楽しみとしてひとくちカステラ300袋を応援価格でご用意いただきました。協力団体である移動商業共同組合様にも、ご協力いただきました。多くの皆さまのお力添えにより、今回の炊き出しを実施することができました。
待ち時間に交わされた住民の声
お好み焼きが焼き上がるまでの間、会場では日常の世間話に加え、地震による被害や罹災証明書、住まい、片付け、支援制度についての情報が交わされていました。
罹災証明書や被害認定について
「罹災証明書が届いた」
「うちはまだ届いていない」
「一次調査では被害認定が軽かったため、再調査を依頼した」
同じ地域でも、書類が届く時期や調査の進み具合は異なります。住民の皆さまは互いの状況を聞きながら、手続きに関する情報を確かめ合っていました。
住まいの被害や雨漏りについて
「屋根にブルーシートをしていても、風向きによっては隙間から雨が入り、雨漏りがする」
「外からは何ともないように見えても、家の中は柱や梁がさまざまな方向に傾いている」
「柱が基礎から外れている」
「余震でどんどん家が傾いてきている」
外観からは分かりにくい家の内部の被害や、余震によって変化する住まいの状況について、切実な声が聞かれました。
片付けや家財道具について
「家財道具を家から出しても、置いておく場所がない」
「社会福祉協議会に相談し、ボランティアに来てもらった」
「家が倒壊して危ないため、ボランティアの方にも手伝ってもらえない」
家財道具を置く場所がない、家屋の倒壊のおそれがあるなど、片付けを進めること自体が難しい状況も続いていました。
仮設住宅や避難先での生活について
「仮設住宅の抽選に当たり、今いる親戚の家から、もうすぐそちらに移る」
「みなし仮設のアパートから、片付けに通っている」
「やっぱり自分の家が良いから、今も家にいる」
仮設住宅やみなし仮設、親戚の家など、避難先での生活は人それぞれです。新しい住まいへ移る準備を進める方がいる一方で、被災した自宅へ片付けに通う方や、慣れ親しんだ自宅への思いから、危険が残る中でも在宅避難を続ける方もいらっしゃいます。
これから寒さが厳しくなる時期を迎えます。家の隙間を壁や窓の代わりにビニールシートで覆いながら暮らす方々の今後を思うと、不安を覚えます。
声を伝え合う場としての炊き出し
会場で交わされた声からは、被害の大きさだけでなく、住民の皆さまが今も住まいや片付け、手続き、支援について悩みながら生活されていることが伝わってきました。
被害状況や手続きの進み具合、支援を受けた経験を伝え合うことで、互いの状況を知り、必要な情報を得る機会にもなっていました。
炊き出しは、食事をお渡しするだけの場ではありません。住民の皆さまが顔を合わせ、近況を尋ね、経験や情報を共有する場にもなっています。
お好み焼きを待つ時間に交わされた会話が、住民の皆さま同士のつながりや支え合いにつながっていることを感じました。
ご支援・ご協力くださった皆さまへ
今回の炊き出しは、クラウドファンディングを通じて皆さまから託していただいたご支援と、協力団体・事業者の皆さまのお力添えによって実現しました。
皆さまのご支援は、食事として下郷地区の皆さまへ届けられただけでなく、住民の皆さまが顔を合わせ、被害状況や手続きについて情報を共有する時間にもつながっています。
ご支援・ご協力くださった皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。
第4回を終えて
下郷地区では今も多くの方が不安を抱えて生活されている一方、炊き出しに来られた住民の皆さま同士の情報交換や支え合いが大きな力になっていることを改めて感じました。
次回はいよいよ第5回となります。これまでいただいたご支援とご協力を胸に、最後の炊き出しまで、下郷地区の皆さまへ食事と交流の時間をお届けしてまいります。





