以前、私のふるさと福島県南相馬市の小学校で算数授業をさせていただいた時の写真です。
震災当時、現在7歳の長男を妊娠、長女が小さかったため、子供達を守らなくてはと、原発の爆発をテレビ映像でみたその日に自主避難。転々とし、福島県喜多方市へ落ち着きました。そこで出会ったのがそろばん講師としての道。喜多方市で長男を出産その4ヶ月後開塾しました。
避難先にてそろばん教室を開塾し数年がたった時、ふるさとの小学校からお声がけいただき、算数の時間にそろばん授業をさせていただくことができました。
その時思ったことが、生徒の人数が少ないということ。震災前から比べると子供の人数が大幅に減っていました。それでもふるさとの小学生にそろばんを教え、「そろばん楽しい」と言ってくれたことに、ふるさとを離れて避難してしまった罪悪感をもっていたので、ふるさとに恩返しができたような気持ちになり嬉しかったです。
現在、ふるさとは徐々に震災直後に比べて子供達が増えていますが、震災前の人数には戻っていません。その分、高齢者の方が多くなっています。また、震災前は一緒に住んでいた家族が、若い人だけ避難して高齢者の方だけ地元に戻っている家庭も多くあります。一人暮らしの高齢者も多くいます。また、介護施設に入所できず空きをまっている高齢者が500人ぐらいいる話をきいています。
次は、ふるさとの子供達の他に、この「認知症予防プログラムそろばん式脳トレーニング」でふるさとの高齢者の方々にそろばんを通じて恩返しがしたいです。
まずは、拠点をもち、広める活動をすることが必要です。ご賛同いただけましたら幸いです。