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2026年10月15日 10:00〜

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能登から全国へ!人・野菜・笑顔がつながる「下野農園」の未来を育てる再出発 公開前

【目標200万/ネクスト380万】震災を越え、お土産品「notogocochi」と能登の恵みを届ける拠点を再建したい!

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【目標200万/ネクスト380万】震災を越え、お土産品「notogocochi」と能登の恵みを届ける拠点を再建したい!

0.なぜ、震災を経て、移住者が能登に残るのか。2年9か月経った今、クラウドファンディングに挑戦する意味

写真:さつまいもの苗植えボランティアにきてくださった皆さん

「震災から2年9か月も経っているのに、なぜ今になってクラウドファンディング?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

正直にお伝えすると、私たちはこの2年9か月間、「自宅や事業所そのものの再建」を、ずっと後回しにしてきました。その理由は、私たちのような事業者にとって「自分たちの暮らしや生活の基盤を整えること」よりも「目の前にある事業を止めないこと」が最優先だったからです。

写真:1月1日能登半島地震発災直後

発災直後、現実と受け止められないほどの状況、一方で家族が離れ離れに暮らす現実。辛く困難な状況の中、希望の光は「応援してくださるお客様、家族、友人、地域の方、ボランティアの方」の存在でした。
「私たちのような小さな事業者でも、事業を続けることで、能登の復興の一助になれば…」その想いが折れそうな私たちの心の支えになり、今日まで来られたと思います。

けれども私たちの再建に時間がかかったのは、それだけではありません。

10か月間、地元である札幌に避難していた妻と息子。

写真:妻と息子 家族が離れ離れの生活は耐え難いものだった

妻は並々ならぬ決意で能登へ戻ることを決意してくれました。家族が揃い、いざ、再建にとりかかろうと思った矢先、私たちは「移住者ならではの壁」にぶち当たります。

この大きな壁を乗り越えるのに、震災から2年5か月を要しました。

この間、支えてくださった皆様には感謝しかありません。

そして、震災から2年7か月が経った8月、ようやく再建のための工事がスタートしました。

私たちにとって、下野農園の再建は「今から」なのです。

写真:工事が着工した令和8年8月21日 大きな一歩となった

震災から2年9か月が経った"今"だからこそ、このタイミングでの挑戦に、どうかお力をお貸しください。


目次:

1.はじめに ―大阪、札幌からの移住者夫婦

2.能登島で農業をスタート、卵アレルギーがきっかけの加工品づくり

3.誰も予期せぬ能登半島地震

4.家族がばらばらの日々

5.「移住者の壁」を越えて ― 再建工事の着工まで

6.クラウドファンディングを通じた再建の先にある、私たちの本当の目標

7.クラウドファンディング目標金額と内容

8.最後に ― 能登の未来を、皆さまと一緒に


1.はじめに ― 大阪、札幌からの移住者夫婦

はじめまして、石川県輪島市門前町で「能登下野農園」を営む、下野昭治・沙綾香と申します。

夫は12年前大阪から、妻は11年前に札幌からそれぞれ能登へ移住しました。

夫は大阪で造園業をしていました。何不自由ない生活。そんな中、父が病気に。介護する母も共倒れになりそう。これはどうにかしなくては!
夫の妹は25年前、輪島市門前町に嫁ぎました。「父には、残された時間を妹家族のもとで穏やかに過ごさせてあげたい」。そんな想いで、父、母、夫の3人で引っ越しを決意しました。

土や植物を触ることには慣れている。能登では農業をしてみようと農業の道へ。

写真:震災前はさまざまな野菜を栽培していた

一方妻は、「フランス人が何を食べて楽しそうに暮らしているのか知りたい」という想いだけでワーキングホリデーで単身フランスへ。その際に出会ったフランスの食文化やカフェでの仕事の経験をいかし、帰国後は札幌で飲食業に従事。その後輪島市門前町に新たにできるレストランの立ち上げをしないかと声を掛けられ、身一つで移住を決意。知り合いもいない土地。プロジェクトが終わったらまた他の場所に身を移し、ステップアップしよう、当時はそう思っていました。

レストランに野菜を持ってきた夫と妻が出会い、結婚することに。

造園業からの農業。飲食業からの加工品づくり。

こうして下野農園は少しずつスタートしました。


2.能登島で農業をスタート、卵アレルギーがきっかけの加工品づくり

ーー赤土でつくる野菜ーー

きっかけは、ご縁あって能登島の畑を借りるチャンスにめぐまれたことです。

写真:赤土で育てたさつまいもの収穫風景

輪島市門前町が拠点でありながら、七尾市能登島で農業をする。通勤に50分かけて通う日々ですが、やはり能登島の土に魅力を感じています。

海に囲まれ、自然豊かな能登島は「赤土」です。赤土は粘土質。雨が降るとどろどろでとても扱いにくい面、栄養分、水分をとどめておくことができ、特に美味しいさつまいもを育てることができます。

写真:海に囲まれた能登島。内海なので穏やか

ーー卵アレルギーの息子のためにーー

ひょんなことから(?)農家をすることになった妻。夫が作る野菜の出荷を手伝ううち、規格外の野菜が廃棄されていくのを見ているのが辛く、「これを加工品にできないかな?」と思ったことがきっかけで、野菜の加工品づくりをはじめました。

息子が0歳の時「卵アレルギー」が発覚。ドライブの途中に、こどもと一緒に食べたくなるくらい美味しい、卵不使用のおやつがないか。

「ないなら作ろう!うちは農家だし、卵不使用の野菜の焼き菓子を!」

写真:野菜の焼き菓子notogocochi 子を想う母の気持ちから生まれた

当初は妻がパッケージのデザインを担当。

「このままでは能登のお土産品にはならない。プロ野球ではない、草野球だ!」専門家の先生の厳しいアドバイス…。心打たれるが、負けてられない!野菜の焼き菓子を能登のお土産品にしたい!そう思い、本格的にデザイナーとともにパッケージをリニューアル。

ブランド名は…悩んだ末

「移住者である私たちが感じる、能登の暮らしの心地よさを形に」

『notogocochi(のとごこち)』と名づけました。

まもなくリリース直前!年が開けたら販売開始だ!そう思っていた矢先、

誰も予期せぬ、能登半島地震が起こりました。


3.誰も予期せぬ能登半島地震

令和6年(2024年)1月1日。能登半島地震により、私たちの自宅兼事業所も大きな被害を受けました。お宮参りに行った帰り、「今年も良い一年になるね」と温かい気持ちで帰路に着いた際、余震が起きました。震度4。

幸せが一瞬で消える瞬間だった。

自宅にいる母を心配し、急いで帰宅。

「大丈夫か?!」声をかけた瞬間、震度7の揺れ。立っていられない衝撃が。

「急いでこたつへ!!」保育園で避難訓練を受けていた息子が一番先にこたつへ。

がたん、がしゃーん、どかーん、これはただ事ではない。
恐怖で泣きながら笑いが止まらない。

写真:家の中の様子

これは一体なに?

私たちの家がおもちゃ箱で、巨人がゆさゆさ揺らしているのか。

揺れが落ち着きひとまず外へ。けたたましい尋常ではない警報。

写真:直後外へ避難。道路の地割れ、マンホールが隆起。

地域の方が避難所を設けてくださり、車中泊をしながら身を寄せることに。余震が続き、眠れぬ夜を過ごし、朝方車の窓ガラスをノックする音が…。

「おにぎりとお味噌汁持ってきた」という地域のおかあさん。

こんな非常時に、他人を思いやるあたたかさ。そしてチームワーク。

涙があふれ、あたたかいお味噌汁に感動した。


4.家族がばらばらの日々

「動ける世代が動かなくては」
夫は1月2日から地元の工務店の友人と地域の応急処置に回る。

自宅の確認に戻る妻。「自宅にはしばらく戻れないだろう。」加工場のオーブンもきっと全滅だろう。加工場を覗きに行くと

…なんとオーブンは無事だった!…

ドアこそ開かないものの隙間から覗いた加工場が無事だったことは、衝撃でした。

かろうじて電気が通るが、水は出ない。病院はパニック状態。保育園の再開も難しいであろう。「移住して10年、お世話になった地域を捨てることはできない、できることをしていきたい、ここを離れることはできない」という夫。

夫婦で話合いを重ね、妻は息子のためにも実家のある札幌へ避難することに決めた。

そこから10か月家族が離れ離れに。

避難して妻は葛藤の日々。
能登で必死で暮らす夫。頑張っている仲間がいる。
「私はこのまま札幌にいていいのか。でもこどもが戻れる場所は?」
「まもなくリリースする予定の『notogocochi』を諦めるの?」
「オーブンは無事だった。再開しろということ?」

そんな中、能登のお土産品を作る事業者がどんどん減っていくと聞く。「私たちのような小さな事業者が、細々と事業を続けていくことで、能登の復興の一助になるのでは」

そう決心し、妻と子供は能登へ戻る。そして農業と加工品づくりを再開させました。


5.「移住者の壁」を越えて ― 再建工事の着工まで

家族はもとに戻った。さつまいもは、ボランティアの方がたくさん来てくれて収穫できた!notogocochiの製造も無事に再開できた。一緒に働いてくれるパティシエのスタッフも戻ってきてくれる!

明るい未来ばかりのはずが、再建を前に立ちはだかったのは「移住者の壁」でした。

私たちの自宅と事業所は借家でした。そこを購入して再建しようにも、未登記の建物や明治時代の名義のまま残る土地、地区の共有地など、複雑な権利関係が重なっており、再建のための売買手続きは思うように進みませんでした。

古くから受け継がれてきた家や土地の多い能登では、同じような事情の方も少なくないと聞きます。ただ、この土地に親戚も代々のつながりもない私たち移住者は、「誰に、何を相談すればいいのか」を探すところから始めなければなりませんでした。

どうにかここで暮らしていくために、専門家の先生方や、「震災相談」と名のつくさまざまな窓口に足を運び続けました。移住者が借家を購入して再建するというケースは前例が少なく、解決の道筋が見えるまでに時間がかかりました。仮設住宅に入居できる期間にも限りがあるなか、先の見えない手続きに、心が折れそうになりました。

「ただ、この大好きな能登で、これからも暮らして再建したいだけなのに――。」

写真:ReVA復興ボランティアチーム上尾のみなさま(埼玉県上尾市にて)

写真:NPO法人 きっかけ食堂のみなさん(下野農園のインタビューをzoomでお届け)

そんな暗闇の中で私たちを繋ぎ止めてくれたのは、身の回りの地域の方々、遠くから駆けつけてくれたボランティアの皆さん、そして『また一緒に働こう』と戻ってきてくれたパティシエスタッフや仲間たちの存在でした。

写真:加工場にて。フードコーディネーターと一緒に商品開発

不幸中の幸いというのか、震度7に耐えた「奇跡のオーブン」と加工場のおかげでお仕事を続けさせていただけたことが、何よりの希望となりました。

写真:輪島市のふるさと納税に選定

そうした支えのおかげで事業を諦めずに続けてこられたことは、思いがけない形でも実を結びました。ボランティアの皆さんと一緒に植えたさつまいもは、2025年秋、「JAのと主催の野菜品評会」にて「顔の見える能登の食材市場流通推進協議会長賞」をいただきました。

写真:さつまいもの魅力が伝わって嬉しかった。

2026年には石川県の推進事業として採択されている「notogocochi」について、石川県庁にて県知事の前で事業報告をさせていただく機会にも恵まれました。

写真:石川県庁にて。notogocochiについての事業報告

たくさんの方のおかげで事業を少しずつ前に進めていきながら、その間も行政書士、司法書士、弁護士、土地家屋調査士の先生方と何度もやりとりを重ね、諦めずに一つひとつの手続きを解きほぐすこと2年5か月。

ついに名義変更手続きが完了し、2026年8月21日、念願の再建工事が着工いたしました!

写真:着工前の事業所。新商品の打合せも未来が見えるとさらに楽しい

厳しく寒かった夜に差し出された温かいお味噌汁や、片付けを手伝ってくださったボランティアの方々、みなさんからの温かい励ましの言葉。たくさんの「お力添え」があったからこそ、私たちは諦めずにこの最高のスタートラインに立つことができました。


6.クラウドファンディングを通じた再建の先にある、私たちの本当の目標

私たちが大切にしているのは、農家として単に野菜を作ることだけではありません。「能登で生まれたものを、能登から全国へ届ける」こと。

農業・加工・販売を一貫して自分たちの手でつなぐことで、能登の農業を守り、笑顔が集まる場を作り、次の世代へつないでいきたいと考えています。

私たちが目指しているのは、単に「元に戻す」だけの再建ではありません。今回の再建は、下野農園がさらに発展し、能登の未来を耕していくための「新たなスタート地点」です。

私たちの基盤となる「事業所兼作業場」をしっかりと整備し、足元を固めることで、以下の目標を実現させます。

①「notogocochi」の生産体制の強化

震災後、能登の事業者が減り「能登で生まれる、能登のお土産品」も減少してしまっています。息子の卵アレルギーをきっかけに誕生した大切な「notogocochi(のとごこち)」を、より多く、より安定して全国へ届けられる体制をつくります。

② 笑顔が集まる「憩いの場」づくり

再建する拠点には、作業性が向上されるだけではなく、応援してくださる方や地域の方が気軽に立ち寄れるスペースを設けたいと思っています。しっかりとした店舗ではなくても、人と人が出会い、おしゃべりをして笑顔になれるあたたかい場所にします。

写真:さつまいもの収穫のお手伝いにきてくださった埼玉立正大学のみなさま。

③ 地域の雇用創出と能登の魅力発信

生産量を増やし事業を成長させることで、いずれは地域での雇用を生み出し、能登で暮らし働く人たちの未来に貢献します。

写真:下野農園のパティシエスタッフ。野菜の栽培からお菓子の製造まで一緒に取り組む


7.クラウドファンディング目標金額と内容

再建にあたり、事業所(作業場、事務所、保管庫)の再建費用に総額1000万円の費用が必要となります。

震災に関する補助金を活用させていただいても、私たちの自己負担額は380万円となります。

なお、生活の基盤となる自宅部分の再建費用は、自己資金で手配しています。今回のご支援は、個人の生活のためではなく、農業と商品づくりを続けるための事業所の再建にのみ使わせていただきます。

最初のステージは200万を目指します!!達成した場合、負担費用の充填とさせていただきます。

写真:登記問題で修繕に踏み切れなかった作業場や保管庫。これから作業性の向上を目指す

さらにネクストステージは380万を目指します!!
380万という目標は私たちにとって大変大きな挑戦となります。
380万円をクリアすれば、notogocochiを直接買いに来てくださったり、人が集まり笑顔があふれるスペースづくりの整備費用に充てさせていただきたいと思います。

写真:左「notogocochi」/右 イベント出店で出会い、門前まで商品を求めて訪れる方も!

これは私たちの想いである「能登の農業と商品づくりを止めず、未来へ届けていくための事業再生」に関わる大切な費用です。

写真:焼き菓子はすべて手作業で行う。栽培から生産、パッケージ、そして直接イベントで販売。一貫できるのは小さな農家ならでは。

「助けていただく」ためだけではなく、下野農園を通じて「能登の魅力をより世界に発信し、伝えていく」ということを一緒に面白がり、伴走してくださる全国の仲間(ファン)と出会いたいという強い想いから、クラファンという形を選びました。

【支援金の使い道】
集まった支援金は以下に使用する予定です。

<ファーストステージ・目標金額200万円>
・事業所兼作業場の建築・修繕費の一部(事業自己負担分への充当)
・「notogocochi」等の生産・設備の拡充費

<ネクストステージ・目標金額380万円>
・直売スペース(立ち寄りコーナー)の環境整備費

<共通>
・リターン(返礼品)の製造・発送諸費およびCAMPFIRE決済手数料

※目標金額を超えた場合は、プロジェクトの運営費に充てさせていただきます。
 ※All-in方式のため、目標金額に届かなかった場合も、いただいたご支援は事業所の再建に使わせていただきます。


8.最後に ― 能登の未来を、皆さまと一緒に

写真:事業所から10分ほどで海に。門前が誇る夕日

今、全国で震災や天候による被害が起きている現状を目の当たりにし、

それぞれに被災した方のことを想うと自分たちと重ね合わせ心が痛みます。

災害からの再生には気が遠くなるほどの時間がかかるということを身をもって感じました。能登半島地震から2年9か月経った今でさえ、まだまだ復興されたわけではありません。

そして「再建」や「復興」にはそれぞれのタイミングがあり、まさに私たちにとって「今」でした。

写真:自宅前の柿木に登る息子。ここが大好きだという。

未だに能登島の下野農園の畑は地割れがあります。戻したいけれども、そこに手をかけている余裕もありません。

それでも、今年も多くのボランティアの方々と植えたさつまいもの苗がすくすく育つと嬉しいし、実りの秋を迎え、収穫の喜びを皆さんと分かち合えることが私たちにとって生きがいや励みとなります。

写真:令和8年秋、さつまいも収穫にお手伝いにきてくださった皆様

そんな「みんなで育てたさつまいも」は商品そのものとして、また加工品として、私たちの手から全国の方の手へ紡がれていく。

notogocochiの由来である「能登の暮らしでの心地よさ」が手に取った方の笑顔になり、能登の魅力が伝わり、想いを馳せる。能登へ来てみたくなる。

そんなきっかけが少しでも増えたらいいな。

そのひとつひとつが私たちに「ここで生きていく」という強い力を与えてくれます。

「被害からの復旧」ではなく「新しい下野農園のスタートライン」。

どうか、私たちの挑戦に力を貸してください。一緒に能登の未来を育てる仲間になっていただけたら嬉しいです。

皆さまの温かいご支援と応援を、心よりよろしくお願い申し上げます!

能登下野農園  下野 昭治・沙綾香

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 事業所兼作業場の建築・修繕費の一部(事業自己負担分への充当) 直売スペース(立ち寄りコーナー)の環境整備費 「notogocochi」等の生産・包装設備の拡充費 リターン(返礼品)の製造・発送諸費およびCAMPFIRE決済手数料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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