2016/08/21 12:05
カストリ書房が開店する通りは、赤線があった当時は「伏見通り」との呼称のあった場所です。『全国女性街ガイド』の著者、渡辺寛は伏見通りは以下のように紹介しています。
「この2、3年急激に増店したのが大門寄りの伏見町通りで、金よし、むさし、盛岡、思い出、みね、品川、分美奈登、中川など平均女二人の店が軒を並べている。」
ここ吉原も全国各地に遍在した赤線区域の例に漏れず、年追うごとに赤線建築が消失していますが、吉原の中では比較的、建物が残されている区域で、以下がその残されている赤線当時の建物です。屋号は吉原の鳶頭 荒井一鬼氏(平成27年没)が作成した売春防止法施行時の地図を参照。
プリンセス
黒潮
親切