プロジェクトの背景
なぜ今、オリーブオイルが高いのか?
近年オリーブオイルの価格はかつての2倍以上に高騰しています。みなさんもオリーブオイルを店頭で見て、驚かれたことがあるかもしれません。主要産地での深刻な干ばつなどの気候変動による不作、世界的な需要の増加、そして輸送費の高騰や円安といった複合的な要因が重なっているためです。
本当の課題:市場に紛れる「ディフェット(欠陥油)」
「価格が高いのだから、良いものに違いない」と思われがちですが、ここにオリーブオイル市場が抱える落とし穴があります。
現在、流通しているオイルの半数近くは、国際基準に照らし合わせると「ディフェット欠陥油(欠陥油)」に分類されるものです。ラベルに「エクストラバージン」「コールドプレス」「オーガニック」と書かれていても、国際機関の官能審査(テイスティング)にかければ、発酵臭や酸化臭などの欠陥が見つかるケースが珍しくありません。 そして、欠陥が一つでもあれば、国際規格では、「エクストラバージン・オリーブオイル」に分類されません。
本来、国際基準を満たす真のエクストラバージン・オリーブオイル(EVOO)は、全体の収穫量の25%程度しか採れません。それにもかかわらず、約7割のオリーブオイルが「エクストラバージン」として市場に流通しています。

私たちの使命(ミッション)
高級品を楽しむ嗜好品と、私たちが目指す「日常の適正価格」
もちろん、ワインやコーヒーなどと同様に、品評会でアワードを受賞した最高峰のオイルや、単一品種(シングルオリジン)の際立った個性を楽しむ文化は素晴らしいものです。
しかし、毎日の料理に1本何千円もするプレミアムオイルを惜しみなく使うのは容易ではありません。かといって、ディフェットオイル(=香りに欠陥があるオイル)でせっかくの料理の美味しさを損ねるのも避けたいところです。
私たちが目指すのは、「アワード級の超高級品」でも「安かろう悪かろうの欠陥品」でもない、適正なコストパフォーマンスで日常づかいできる『本物のエクストラバージン・オリーブオイル』です。
私たちの使命(ミッション)は、
「安くても、本物のエクストラバージン・オリーブオイルを日本に流通させる」
国際規格を満たした正真正銘のエクストラバージン・オリーブオイルを、日々の食卓や厨房で気兼ねなく使える適正価格(1Lあたり1,800円台〜)でお届けします。そして、今回お届けするのは、今まさに収穫シーズンを迎えている新油となります。
オリーブオイルの品質:国際規格とは?
産地や品種も様々なオリーブオイル
「オリーブオイル、どれを選んで良いかわからない」と聞きます。塩に例えるとわかりやすいかもしれませんが、精製された食塩、天然塩、そしてその中でもさまざまな産地の異なった色や味のもの、フレーバーがついたものやハーブなどが入っているもの、色々ありますね。オリーブオイルも同じです。品種や収穫のタイミングによる色や味の違うもの、フレーバーのついたもの、精製されたものなど、様々です。良し悪しもありますが、好みや使う用途によって使い分けている方も多いのではないでしょうか。
日本ではスペインやイタリア産が有名ですが、オリーブの原産地はシリア周辺だと言われています。現在、IOC(International Olive Council、国際オリーブ理事会とも訳される)には、主要生産国であるEU諸国をはじめ、チュニジア、トルコ、ジョージア、アゼルバイジャン、イラン、そして新たに加わったイラクなど、22のメンバー(欧州連合および21カ国)が加盟しています。
ここでぜひ知っていただきたいのが、「エクストラバージン」というカテゴリ分けは、国名や産地では決まらないということです。IOCの国際規格において品質グレードや賞(Mario Solinas / マリオ・ソリナス賞)を決定するのは、「〇〇産だから」ではなく、厳しいトレーニングを積み、試験に合格したパネル(公式鑑定士8〜12人のチーム)による官能評価(テイスティング)のみです。
現在ではIOC加盟国にとどまらず、アメリカ、オーストラリア、南米諸国、そして日本など、世界中で多様なオリーブが栽培されています。無数にある品種の中から、産地やブランドにとらわれず、自身の舌で好みの味わいを探求していく。それこそが、オリーブオイルの本当の楽しさです。

オリーブオイルの品質について
IOCは国連の後援によって1959年に設立され、IOCスタンダード(国際貿易基準)というオリーブオイルの国際貿易ルール策定において最も長い歴史を持ちます。IOCスタンダードの中で、エクストラバージン・オリーブオイルの基準は明確に規定されています。実は、化学的な精製処理を行えば酸度を下げることは可能ですが、エクストラバージン・オリーブオイルと認められるには「精製されていないこと」、尚且つ「遊離酸度が0.80%以下であること」が条件となります。品質グレードは、IOC認定ラボによる化学分析で混ぜものがないかを検査するとともに、IOC認定パネル(IOCの試験に合格した鑑定士チーム)が実際に香りや味わいを審査して点数をつける「官能検査」によって決定されます。

日本にはエクストラバージン・オリーブオイルを特定する規格がない?
日本はIOCに加盟しておらず、JAS規格が採用されています。この規格には「エクストラバージン」というカテゴリ自体が存在せず、酸価2.0以下(酸度に換算すると約1.0%以下)であれば一律で「食用オリーブ油」としての表示が認められます。IOC加盟メンバーは現在EUを含め22(欧州連合および21カ国)ありますが、加盟していない日本にはこの国際貿易ルールは適用されません。そのため、日本国内で流通しているエクストラバージン・オリーブオイルは、必ずしもIOCの厳格な官能検査などをクリアした国際基準に則ったものかどうかわからないのが現状です。そして、本来、エクストラバージン・オリーブオイルは全体の25%程度しか採れないはずですが、市場には少なく見積もっても倍以上と、かなり多くのエクストラバージン・オリーブオイルが出回っているようです。

ディフェット(欠陥)エクストラバージン・オリーブオイルとは?
発酵臭、カビ臭、ワイン臭、酸化臭などの4つの主要欠陥のほか、機械油臭、きゅうり臭など、全部で12項目あります。発酵調味料に慣れた日本人は、このオリーブオイルにおける発酵臭を嗅ぎ分けるのが難しいとも言われていますが、本来、エクストラバージン・オリーブオイルは、欠陥が完全ゼロ、かつフルーティさが必ず存在することという規定があります。*活動レポートにテイスティング・セミナーの様子をアップしました。欠陥品を含めたテイスティングをしています。併せてご覧ください。

エクストラバージン・オリーブオイルの選び方と使い分け
一口にエクストラバージン・オリーブオイルと言っても、青々しく力強い味わいのものから、フルーティーで穏やかなものまで、品種や産地によって風味は様々です。インパクトのあるオイルは料理の仕上げやアクセントに最適ですし、苦味が苦手な方や普段使いにはマイルドなタイプが重宝します。
グリーン・インテンス(青々しくフレッシュで力強い味わい)のオイルは、果実がまだ青く硬いうちに収穫して作られます。一方、マイルドなオイルは、果実が十分に熟してから収穫されることが一般的です。青く硬い果実は油分(採油量)が少なく収穫にも手間がかかるため、市場価格は高価になる傾向があります。そして、熟した果実からは多くのオイルが搾れるため、比較的落ち着いた価格帯となります。量を多く使う揚げ物や炒め物などの加熱調理に、高価なプレミアムオイルを使用する必要はありません。むしろ同じフルーティーなオイルであっても、癖がなくマイルドなタイプの方が普段の料理に合わせやすく、実用性にも優れています。

今回お届けする商品について
用途で選ぶ、4タイプのエクストラバージン・オリーブオイル
一口にエクストラバージン・オリーブオイルと言っても、青々しく力強いものからマイルドなものまで風味は様々です。すべて化学的精製を行わず、官能評価による欠陥ゼロの国際基準を満たしたオイルを、好みや料理に合わせて使い分けられるよう4つのタイプでご用意しました。
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【仕上げ・アクセント】TYPE A-1(グリーン)
特徴: 青い果実から搾油した、若々しくフレッシュな香りと心地よい刺激のあるオイル。調味料のように料理の輪郭をキリッと引き締め、アクセントとして調味料的にお使いいただけます。
料理シーン: 赤身肉のステーキ、グリル野菜、パン、マグロや鯛のカルパッチョ、納豆の風味づけ、ダークチョコレートアイスやオレンジにも
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【仕上げ・バランス】TYPE A-2(バランス)
特徴: 苦味・辛味・甘みの調和がとれた万能タイプ。フレッシュな果実味がありながら角がなく、食材本来の味を邪魔せず全体を優しくまとめます。
料理シーン: 新鮮なグリーンサラダ、カプレーゼ、白身魚、パスタやスープの仕上げのひと回し、卓上調味料
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【和え物・製菓】TYPE B(フルーティー・マイルド)
特徴: 苦味やクセを穏やかに抑えたなめらかな味わい。オイル自体の主張を抑え、素材同士を滑らかにつなぎます。
料理シーン: 冷製パスタや茹でたパスタの和え油、自家製ドレッシング、ヴィーガンスイーツ(オートミールクッキー、ケーキなど製菓全般)
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【加熱・大容量】TYPE C(高温調理)
特徴: 手頃でクセのない標準的ベースラインのエクストラバージン・オリーブオイル。日常の調理油として気兼ねなく使えます。
料理シーン: 毎日の野菜炒め、ソテー、揚げ物(フリット・フレンチフライほか)、アヒージョ、飲食店の仕込み油
これらは迷う方のためのご参考で、実際には好みに合わせてどのオイルをどの料理に使っても構いません。贅沢ですが、グリーンを揚げ物に使っても美味しいです。いずれも欠陥のないオイルですから、頻度や好み、予算に合わせてお選びください。

プロジェクトの実行者
国際貿易ルールを知り尽くした「目利き」×「現場のリアル」
では、国際基準を満たしながらコスパ追求のエクストラバージン・オリーブオイルをどう見極めて日本に輸入するのか。我々、本プロジェクトの実行者である2人について自己紹介します。
国際貿易基準の鑑定眼と幅広い生産国・生産者を知る「元IOC職員」
IOCに長年在籍し、世界中でIOCスタンダードを認知させるための普及活動に携わってきたエキスパート。その深い知見と、世界中の生産者・メーカーとの強固なネットワークを駆使し、「産地やブランドネームに囚われない、本当に品質が良く、かつリーズナブルな価格で買い付けられるオリーブオイル」を世界中から発掘します。
浅草でカフェを運営する「実店舗のオーナー」
現在はカフェを運営する立場から、「コスパの良いエクストラバージン・オリーブオイルを仕入れたい」という切実な悩みを持っていますが、かつて外資系広報代理店に勤務していた時にはIOCのプロジェクトをリードしてきました。業界関係者を対象にしたトレードショーの出展やセミナーの開催に携わり、国内のIOC認定ラボ&官能パネル誕生に関わりました。

国際基準のエクストラバージン・オリーブオイルでコスパ(1,000ml 1,800円〜)が追求できるのか
私たちがこの品質で圧倒的なコストパフォーマンスを実現できる理由はシンプルです。
・パッケージの徹底的なミニマル化:最低限にします。法的に必要な標準ラベルとシンプルなタグのみを使用します。
・中間業者を通さない直輸入:中間業者を挟まず、生産者ネットワークから直接買い付けを行います。また、在庫を抱えないことでコストダウンを図ります。
・目利きによるセレクション:品質を知り尽くした専門家である元IOCの職員が、幅広い生産者やメーカーと関わり、的確な品質のものを選びます。
エクストラバージン・オリーブオイルは自然のものです。気候変動やさまざまな要因で変化しますが、その年の出来具合を見極め、欲しい品質のものをリーズナブルな価格で仕入れることができるのが私たちの強みです。またボトルやラベルにかけるコストを徹底的に排除することで、「中身重視・コスパ追求」のエクストラバージン・オリーブオイルをお届けします。
リターンについて
価格は、本当にお値打ちだと思います。送料は、発送するための箱や緩衝材、作業人件費などを含めると、1,200円〜2,800円かかります。輸入消費税のほか、弊社は納税事業者ですので消費税もかかります。中身は当然全て劣化のない正真正銘のエクストラバージン・オリーブオイルです。一般販売予定価格でもお安いと思いますが、今回は初ロット・初クラファン特価として、さらに超早割と早割もご用意しました。
べてのリターン価格には送料(1,200円〜2,800円相当)および消費税が含まれています。 初ロット・初クラファン特価として、一般卸値を下回る「超早割(20%オフ)」および「早割(10%オフ)」枠をご用意しました。
【迷ったらコレ!】全種類制覇4本セット

内容: TYPE A-1(250ml)×1本、TYPE A-2(250ml)×1本、TYPE B(500ml)×1本、TYPE C(1000ml)×1本(合計2L)
こんな方へ: 仕上げ用の2種類から和え物・製菓用、そして毎日の炒め物・揚げ物まで、全用途を揃えて使い勝手を試してみたい方に。
【仕上げ用・手軽にお試し】2種類 500ml x2本セット(お試し仕上げ用)

内容: TYPE A-1(グリーン)500ml ×1本 & TYPE A-2(バランス)500ml ×1本(計2本)
こんな方へ: サラダやスープ、パンなど、生食での仕上げ用2種類を手軽にお試ししたい方に。
お試し3種類3本セット

内容: TYPE A-1(250ml)×1本、TYPE A-2(250ml)×1本、TYPE B(500ml)×1本(合計3本)
こんな方へ: 仕上げ用2種類に加え、和え物やドレッシング、スイーツ作りにも使いやすいマイルド型を揃えたい方に。
【仕上げ用・酸化を防ぐ小瓶】まとめ買い! 250ml x6本セット
*グリーンだけ、バランスだけ、MIX(ハーフ&ハーフ)があります。
内容: 使い切りに便利な250mlボトルの6本セット。開封後の酸化を気にせず常にフレッシュな状態で使いたい方や、シェア用・ギフトにもおすすめです。
選べる3タイプ:① TYPE A-1(250ml)×6本セット② TYPE A-2(250ml)×6本セット③ TYPE A-1(250ml)×3本 & TYPE A-2(250ml)×3本セット
【加熱調理用・惜しげなく使える大容量】超お買い得! 1000ml x6本セット or 12本セット

内容: 加熱調理用 TYPE C(1000ml)×6本 または 12本
こんな方へ: 炒め物や揚げ物に惜しげなく使えるスタンダードなエクストラバージン・オリーブオイル。飲食店の厨房はもちろん、ご家庭での長期ストックや共同購入に。
業務用! TYPE C 5L x2本セット(計10L)

内容: 加熱調理用 TYPE C 5Lペットボトル ×2本
こんな方へ: 揚げ物や炒め物に毎日たっぷり使いたい方に。1Lあたり1,800円〜という圧倒的なコストパフォーマンスです。
業務用! TYPE C 2.5L缶 x4本セット(計10L)

内容: 加熱調理用 TYPE C 2.5L缶 ×4本
こんな方へ: 扱いやすい2.5Lサイズのスチール缶。遮光性と密閉性に優れ、厨房やご家庭での長期保存に最適です。
スケジュール
2026年10月15日 カフェにてオリーブオイル・テイスティングセミナー実施(リターン)
2026年10月22日 クラウドファンディング終了
2026年10月〜12月: 現地にて新油の収穫・搾油・品質検査・船積み
2027年1月中旬〜2月中旬: 国内入港・通関後、順次リターン発送
2027年2月中旬 オリーブオイルリターンお届け
最後に
市場価格が高騰し、品質の良いものを適正な価格で見極めることが困難な今だからこそ、私たちは「中身重視・コストパフォーマンス追求」の直輸入に踏み切りました。初ロット・初クラファン限定の先行予約特別価格にてお届けします。この機会にぜひ、日々の食卓を支える「正真正銘の本物」をお試しください。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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【リターン活動報告】 香りが大切! 手のひらで温めて嗅ぎ分ける――元IOC職員によるオリーブオイル・テイスティングセミナー開催レポート
2026/10/17 19:06いつも本プロジェクトを応援いただき、誠にありがとうございます。リターンの一つ、10月15日(木)、元IOC(International Olive Council)職員の来日に合わせ、店舗(Café PA•TRI•CIAN)にて「オリーブオイル・テイスティングセミナー」を開催いたしました。単なる座学にとどまらず、実際に自分の鼻と舌で「本物」と「欠陥油」を体感していただいた今回のセミナー。当日の様子と、現場で共有されたリアルなエピソードをレポートします!1. 9つのカップから見えた「プロの判定」と「市場の現実」セミナーは、プラスチックカップを手で包み込み、手のひらの体温で温めながら回して香りを立たせるという、テイスティングの作法からスタートしました。用意されたのは、素性を隠した9つのサンプルです。 1〜4番は、4つのタイプのエクストラバージン(EVOO)。これらは昨年秋に収穫されたオイルだったため香りは落ち着いていましたが、口に含むとポリフェノール由来のピリピリとした辛味や刺激がしっかり残っており、欠陥ゼロの基準を保っていることが確認できました。 当日テイスティングした9つのサンプルの内訳と特徴は以下の通りです。 1〜4番:エクストラバージン・オリーブオイル(EVOO) ・1番(グリーン): 早摘みタイプのEVOO。 ・2番(バランス): 苦味・辛味・甘みの調和がとれたバランス型。 ・3番・4番(マイルド): 順にクセを抑えた穏やかなタイプ(※4番は1〜3番とはまた別の品種から作られたもの)。 ※この1〜4番は昨秋に収穫されたオイルです。昨シーズンのもので約1年経っているため香りは落ち着いていましたが、口に含むとポリフェノール由来のピリピリとした辛味や刺激がしっかり残っており、欠陥がなくEVOOとしての基準を保っている状態を確認しました。 5〜7番:日本のスーパーマーケットで購入したオイル(官能上の欠陥=ディフェットがあるもの) ・5番・6番: 熟したオリーブから作られたオイル。5と6は収穫タイミングの違い。 ・7番: 4番とも異なる別の品種から作られたオイル。劣化した油に良質な油を少し混ぜて調整したと推測される状態でした。 ※5〜7のサンプルの中には「コールドプレス・オーガニックエクストラバージン・オリーブオイル」のラベルがついたものや、「有機JASマーク」付きの商品もありました。 8番:精製オリーブオイル欠陥のある油に化学的・物理的処理(脱酸・脱色・脱臭)を施し、酸度を下げた無味無臭の油。 9番:オリーブポマース油 オリーブ果実の搾りかす(ポマース)から有機溶剤を用いて抽出した油(国際基準では単体でオリーブオイルと呼ぶことは認められていません)。 かつてはほとんど市場に出ることがありませんでしたが、干魃が続き、オリーブオイルが高騰してから、ポマースにバージン・オリーブオイルを混ぜた「ポマース・オリーブオイル」が出回るようになりました。 オリーブの品種による官能評価の違いサンプル5と6は、熟したオリーブから製造されたものでした。オリーブの品種やそれぞれに固有の官能的特徴によっては、特定の風味を欠陥と判断するかどうかについて、国によって専門家の意見が分かれる場合があります。こうした解釈の違いは、特に熟したオリーブや過熟したオリーブから製造されたオイルで顕著になることがあります。品種特有の性質が官能評価に影響を与えるためです。「有機JASマーク」と油の品質について 今回、日本にある専門店とスーパーマーケットに行きましたが、ヨーロッパではオーガニックマークが品質の証として機能することもある一方で、日本の有機JASはあくまで栽培方法や書類上の有機基準を満たしているかを証明する制度であるという実態が共有されました。有機JASがついた製品を買いましたが、ディフェットでした。日本にはオリーブオイルの等級グレード規格がないため、有機マークの有無と、エクストラバージンとしての官能品質(欠陥ゼロかどうか)は別問題となります。 日本だけではない?! 世界のオリーブオイル事情消費者のオリーブオイル品質に対する認識と理解 講師によると、オリーブオイルの品質に関する消費者の知識不足は、生産・消費の長い歴史を持つ国々でさえ、広く見られる問題です。そのため、官能的な欠陥を持つオイルにも一定の消費者層が存在します。慣れ親しんだ味わいや個人の嗜好が、購買行動に影響を与えるためです。また講師は、オリーブオイルのさまざまなカテゴリーに対する消費者の認知度は依然として比較的低く、官能的な欠陥を持つオイルを認識し、識別する能力はさらに限られていると指摘しました。。 「昔ながらの手摘み」 vs 「最新鋭のシステム」エクストラバージンとしての品質(欠陥ゼロ)を損なう要因の一つとして、「収穫から搾油までに24時間以上経過してしまうこと(果実の発酵進行)」があります。 オリーブは摘まれた瞬間から劣化が始まります。よって、収穫から搾油までのスピードが大切です。そこで、収穫後スピーディーに搾油できる近代的な最新鋭の手法として注目されているのが、広大な農園に搾油所を併設する「超高密度栽培(SHD)」です。機械摘みにより、収穫からわずか3時間程度で搾油が完了。さらに、全生産コストの約6割を占める収穫作業をわずか2人程度で行えるため、鮮度の維持とコストダウンが両立できます。 この解説に対し、参加者の方から「日本人は昔ながらの手作業や伝統製法を重んじる風潮があり、そちらのほうが良いものに見えてしまう」という意見が上がりました。伝統製法は必ずしも品質に直結せず、近代的な衛生管理とスピードこそが品質を守るという事実は、参加者は驚いていました。 オリーブオイル選び、3つのポイント購入時や選定時に役立つポイントのまとめです。ポイント1. 賞味期限だけではなく「製造年月日」を見る 北半球の収穫期は10〜12月です。もしボトルの製造年月日に翌年の「8月」などと書かれていたら、それは「ボトリングされた日付」です。そこから賞味期限が2年に設定されている場合、収穫から期限切れまで約3年近く経つことになり、EVOOとしての風味はそこまで持ちません。 ポイント2, コンテスト受賞や色は絶対ではない オイルの色は品種や収穫時期の違いであり、品質とは無関係(公式審査は色を隠すブルーグラスで行われます)。また、全く同じオイルを3つの大会に出して「金賞・入賞・落選」と評価が割れた実例もあります。 ポイント3. 収穫時期による味わいと価格の違い 10月頃の早摘み(グリーン)はポリフェノールが多く力強い味わいですが、採油量が少なく高価に。12月の熟した果実(マイルド)は採油量が多く安価になります。11月だとその中間くらいとなります。このタイミングは生産者のマーケティング戦略によって変わるものです。自分の好みと用途に合わせて選ぶのがポイントです。 もっと見る【感謝】「Luna Lapin」様をはじめ、アジア初のIOC認定パネル、オリーブソムリエ… 早々のご支援に感謝いたします!
2026/10/10 09:54皆様、こんにちは。Café PA•TRI•CIANです。まずは初日に早々にご支援くださった皆様に心からお礼申し上げます。長年日本でオリーブオイルの普及に携われてきた料理学校常任理事の「Luna Lapin」様をはじめ、アジアで初めてIOC認定パネルとなったスペシャリスト、書籍も発行したオリーブソムリエ、食や旅の編集者、ドキュメンタリー製作者、元大使館職員、オリーブオイルヘビーユーザーの方々から早々に熱いご支援をいただきました。正直、初クラファンで不安で不安で……オリーブオイルに造詣の深い皆様からのご支援に、思わず涙が出ました。(本当に!)オリーブオイルの価格高騰が続く中、安価なものは「エクストラバージン」のラベルが貼られていても国際基準とは程遠いものである事実をよくご存知の方々から、「この価格で欠陥のないエクストラバージン・オリーブオイルはすごい!」と応援していただいたことに感謝すると共に、本当に救われた気がいたしました。現在、オリーブはまさに収穫シーズンの真っ只中ですが、今年の出来具合をしっかりと見極め、この価格でも正真正銘のエクストラバージン・オリーブオイルをお届けできるよう、あらためて身の引き締まる思いでおります。お届けまで少しお時間をいただきますが、現地の状況なども随時こちらで活動報告させていただきます。ぜひ、周りのオリーブオイル好きの方々やお料理好きの方々にも本プロジェクトをお知らせいただけますと幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る






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