2019/10/11 20:35

前回の活動報告からずいぶんと時間が経過してしまいました。
長く報告が出来なかった事をお詫び致します。
申し訳ございません。

去年の年末にこのプロジェクトをスタートさせて頂いて以来、紆余曲折こそあれ、応援して頂いた皆さまのおかげで、なんとか本来の目的である職業訓練スクール型工房としてスタートを切る事が出来ました。

この場をお借りして改めてお礼をお伝えさせて下さい。
本当にどうもありがとうございます。

こちらは、サポートして頂いた全ての皆さまのお名前です。

プロジェクトで支援して下さった方々

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また<工房にお名前を記載>項目のあるリターンなど、高額の支援をして下さった方々につきましては、専用で作成するボードにお名前を記載し、工房に設置させて頂きます。

こちらは私たちが活動を続ける限りずっと飾れるようなボードを作ります。
完成し次第こちらの活動報告書に掲載致します。

<工房にお名前を記載>
磯見裕介 / Yusuke Isomi 様
今津大地 / Daichi Imazu 様
木内宏美 / Hiromi Kiuchi 様
北浦健伍 / Kengo Kitaura 様
鈴木博子 / Hiroko Suzuki 様
塚田美希 / Miki Tsukada 様
中村優子 / Yuko Nakamura 様
花井令子 / Reiko Hanai 様
藤本恵子 / Keiko Fujimoto 様
(五十音順)

重ねまして、応援して頂き、本当に、本当にどうもありがとうございました。

お礼や報告が遅れていた事がずっと引っかかっていましたが、サポートして頂いた気持ちを無駄にしないよう、これからも真摯に活動に取り組んで参ります。

もちろんこれで終わりではなく、やっとこれから、です。

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この数ヶ月、本当に色々ありました。
全てを諦めなければならないような状況が何度となく続きました。

活動報告も、数ヶ月前から何回何十回と書き直しながら、結局更新できないまま今に至りました。

現状を結論からお伝えすると、前回報告時に記載した店舗兼工房からは移転し、現在はシェムリアップ内の新たな場所で活動を継続しています。

店舗は閉め、工房のみでの作業に絞り、アウトプット先である販売先の軸を海外からのOEM(委託製造)と委託販売に切り替えた事により事業自体の業績は少しずつですが良くなり、なんとか本来の目的である職業訓練スクール型工房としてスタートを切る事が出来ました。

新しいスタッフも増え、着実に進んでいます。



※真ん中右の女性は行きつけの食堂のお姉さん、真鍮の方にはもう1人スタッフがいます。




長く活動報告を更新できなかった最大の理由が、以前の物件のトラブルでした。

内容を記載するべきどうか悩みましたが、今後の活動報告をするにあたり、応援して下さった方には報告義務もあると思いましたので、一つキリがついたこの段階で記載致します。

※この件に関してぶり返すつもりはないのであくまで当時の経緯として書きます。
現在相手方を攻撃する意図は一切ありません。大家とは現在和解しています。
なぜこのような事を書くかも最後に追記します。

少し細かな内容になりますので、ご興味のない方はここで離脱して頂いて問題ございません。


経緯


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ある朝、大家が突然家に来て、新しい借り手が現れたから6日以内に退去しろ、という事になりました。

その時その工房には、トラック数台分の私たちの持ち物全てがありました。
スタッフも自分も住んでいました。

さすがに取り乱し、大喧嘩になりましたが、状況は悪化するだけでした。

「軍の偉い奴に友達がいるから」という意味深な言葉を残して、大家は高級車に乗って去って行きました。

カンボジアでこれがどういうことを意味するかは良くわかっているつもりでした。


そもそもその物件は、建設途中の物件を大家が最後まで工事するという約束で借りました。
が、契約書にサインした直後に建設は中断。

その後も契約書に記載のない様々な問題が起こり、話し合いと和解を何度となく繰り返しましたが、トラブルが絶えなかった為、自前で設置したものや改装費用などはもう諦める事にして、退去する事に決めていました。

大家とは話し合いの結果、こちらは全ての改装費や返金を諦めること、私たちが取り付けた物は置いていくこと、大家は最後の月の家賃を敷金から消化すること、という条件で約束して話は一度まとまっていました。
約束では次の物件を見つけるまで、猶予は1ヶ月と1週間あるはずでした。

急な強制退去を告げられたのは、それからほんの数日後の出来事でした。


(これにより、この物件で平行して進める予定だったシェアハウスの件も白紙になってしまいました。
結果的に一緒に話を進めてくれていた方々を落胆させ、不義理をするような形になってしまい、今でもずっと心のどこかにしこりが残ったままの状態です。
どんな形になるかはわかりませんが、いつか必ず実現したいと思っています。)


この土地全てを借り上げた日系企業とも話をしました。
何度か内覧に来ていたので、近辺の建物を借りるのかと思っていたら、私たちが現在進行形で住んでいる家や工房まで借り上げた、との事でした。
彼らも私たちが住んでいる事は知っているはずでした。

大家はその企業に、私たちが家賃を未払いしたから追い出した、と伝えていました。
真相は全く違います。

工事の件に加え、全ての支払いで大家は1度も領収書を持って来なかった為不安を覚え、領収書と交換でないとお金は支払えない、と私たちは何度も伝えていました。
至極普通の事です。
銀行の振込先を何度聞いても教えず、普段は首都にいる為直接会う事もできませんでした。

やりとりのほぼ全てをメッセージで行うようにしていましたが、大家は記録に残るのを嫌がり、メッセージを無視するようになりました。(本人がそう話しました)

これらの経緯をSNSに書いた所、この土地を借りた日系企業のスタッフが大家にその内容を歪曲して伝え、なぜ大使館や日本人会に自分の事を悪く言いつけたのか!争う気か!と大家から大声で電話があり、事態は悪い方向に向かいました。
(実際は大使館にも日本人会にも何も話していないので全く意味がわかりませんでした)

その他ネット上の一切の関連記事を削除するよう相手方から要請があり、当時完全に弱い立場にあった為、従わざるを得ませんでした。
「シェムリアップには仲間が沢山いるから気をつけた方がいいよ」という助言も頂きました。

もうこれ以上面倒な事は避けたいという気持ちもありました。


その日系企業とも今後後腐れのないようにケジメの為に話し合いの機会を持とうとしましたが、最後までちゃんとした話し合いができず、会えもせず、後味の悪い結果となりました。

私たちのSNSをチェックしているとの事なので、関係者の方がまたこの記事を見る事があるかもしれませんが、あくまで経緯説明として書いています。
ぶり返すつもりはありません。
重ねて書きますが、大家とは和解が成立しています。

そしてその日系企業からテナントとしてその物件を借りることになっていたいくつかの別の団体や企業からも謝罪の言葉を頂きましたが、彼らにも一切ネガティブな感情はありません。
むしろ応援しています。

また、周りでその日系企業に良い感情を抱いていない方々が私たちの件を例に挙げその日系企業を糾弾する種として煽る声がありましたが、私たちは何かあれば相手方に直接話しますので、結託して何かを行うという事は一切しません。ここに明言しておきます。

ちなみに現在この物件は、その後見直されたカンボジアの建築法の基準に満たず、現在は廃墟となっていると物件関係者から伺いました。


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以上のような事があり、状況が落ち着くまでなかなか経緯を報告する事ができませんでした。
申し訳ございません。

明るい内容ではない為、細かな内容を書くのは不本意でしたが、今後の活動報告を行うのにも避けては通れない必要事項と判断し、記載しました。

この件についてはここで全てキリをつけます。


その後の様々な出来事などは次回の活動報告で記載したいと思います。

自分1人の能力不足の為にスムーズに行かない事ばかりで問題はまだまだ山積みですが、ここで辞めるという選択肢はありません。

しっかり本質を見据えて、やるべき事を続けていきます。
わがままな言い分かもしれませんが、これからも見守って頂ければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。