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カンボジアにものづくりの精鋭集団を!職人を育成する実務型職業訓練校を作りたい!

カンボジアのやんちゃ小僧を職人集団に。学力、スキル、お金など、何も持っていない人でも技術とチャンスを手にできる実務経験型の職人育成職業訓練校を作り、誰もが挑戦・再挑戦できる社会を作る!

現在の支援総額

1,606,500

95%

目標金額は1,690,000円

支援者数

127

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/11/02に募集を開始し、 127人の支援により 1,606,500円の資金を集め、 2018/11/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,606,500

95%達成

終了

目標金額1,690,000

支援者数127

このプロジェクトは、2018/11/02に募集を開始し、 127人の支援により 1,606,500円の資金を集め、 2018/11/30に募集を終了しました

カンボジアのやんちゃ小僧を職人集団に。学力、スキル、お金など、何も持っていない人でも技術とチャンスを手にできる実務経験型の職人育成職業訓練校を作り、誰もが挑戦・再挑戦できる社会を作る!

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はじめまして。古白川 真(こしらかわ しん)と申します。
世界遺産アンコールワットのある街カンボジアのシェムリアップでものづくりをしています。

Instagram
https://www.instagram.com/shinkoshirakawa/

▼私達がこのプロジェクトで実現したいこと▼
「ものづくりを通して、挑戦する人が増える社会、
大きな失敗をした人でも再挑戦できる社会をつくること」です。

具体的には、
学力やスキル、経済力が原因で教育を受けていない、まともな職に就けないなど、一度社会からドロップアウトしてしまったような人でも、実務を通して専門性の高い技術=生きる力が身に付けられるよう、職人を育成する職業訓練校を作ります。

・家が無い人、優秀な人は無料で住み込み可能とし生活の負担を減らし、その間に専門性の高い技術を習得
・一定レベルに達した者はスタッフとして雇用し、収入を得ながら実務経験を積むことができ、最終的には指導者としての道や独立のためのサポートが受けられる



▼プロジェクトをやろうと思った理由▼
カンボジアに移住し若い人達と接する中で感じたいくつかの問題・課題の中には、中卒で15歳から働いていた私自身の経験と大いに重なる部分がありました。

学歴もスキルも何もなかった自分でも未来を切り開くことができたのは、一生懸命取り組みたい事を見つけられる「選択肢」と、それを実践できる「環境」があったからです。

「ものづくり」にはモノだけでなく未来をつくる力があります。
環境さえあれば選択肢ができる。
私たちには革細工という得意分野がある。

しかもカンボジアにはシェムリアップが発祥と言われる影絵「スバエク」という革細工があり、伝統工芸にも関わらず夜市で安く叩き売られている。

そんな状況を覆すことに面白みとやり甲斐を感じたことから挑戦することにしました。





=============
カンボジアで感じた「見える問題」と「見えない問題」
・学校は確かに必要
・一度死んだものづくり
・ボランティアでは何も変わらない
・持続可能なモデルの必要性
・貧困=飢餓ではない
・生活はできるが現金収入が少ない
・専門職が少ない
・目立てば殺された社会
・産業が育たない理由
・足りないものが多い=伸び代が多い
=============

<LINK>
・あしたのジョーみたいに
・「誰かのために」は続かない -自己犠牲について-
・「だって、日本人だもんね」と「え、日本人なのに!?」
・国際展示会in台湾とプレゼン大会優勝!
・へたりこんだ五反田駅で見えた景色
・「未来は僕らの手の中」〜なかよし学級の志村君の話〜
・先生が言った「絶対ムリやぞ」
・「俺のアディダス」
・「できるかな」

▼これまでの活動▼
初めてカンボジアに来て約9年、ものづくりをはじめてもうすぐ3年、現在の主な事業は2つ

<レザークラフト事業>
大量生産大量消費とは違い、長年使える良い物をひとつずつ手作りしています。
使い込む中で生活の記憶が染み込んでいくよう、記憶と結びつきの強いと言われる嗅覚に作用する香料を使い革に匂いをつけるなど、新しい挑戦をしています。





shippos leather works Instagram
https://www.instagram.com/shippos.jp/

<ブラス事業>
地雷撤去活動に励む友人達に得意分野のものづくりで寄与できないかと始めた活動です。
「銃器を什器に」を合言葉に、武器の象徴である弾丸の薬莢を溶かし、フォークやスプーン、服飾雑貨等に変え、1本売れる毎に地雷撤去隊員の1食分に変える活動を通じて、隊員に注目や応援が集まるよう啓蒙するという内容です。


活動を取材して頂いた記事
https://www.ganas.or.jp/20180413forks

現在この活動で「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト」のファイナリスト選考にも残っており、活動拡大の可能性を大いに秘めています。

forks for folks Instagram
https://www.instagram.com/forks_for_folks/

今回のプロジェクトは私たちが約3年続けてきた革細工の職人育成と基本的な裁縫に焦点を絞ります。

▼一緒にやる人▼


Sok Reach/ソク・リー(23)
カンボジア人の革職人

彼を取材して頂いた記事
https://www.ganas.or.jp/20180414shippos/
彼もまた経済的な事情で高校に通えず、17歳からタイに出稼ぎに出ていました。
タイで3年、私たちの元でスタッフとして2年半革細工に励んでおり、スクールでは講師を務める存在です。


Sok Mey/ソク・マイ(19)
Reachの弟。夜遊びをしたりタトゥーを入れたり、ヤンチャな一面がありますが、一生懸命革細工を勉強しています。


Vicheka/ヴィチェカ(18)
「革細工を習いたい」と言って工房を覗きに来る子供たちが多い中で、一番真面目に習いに来ている青年。


ホーさん率いる裁縫チーム
約3年近く委託先として付き合いのあるトンレサップ湖近くの縫製工房。
中央左カンボジア人のホーさんが近隣の女性の雇用支援として始めた場所です。
16歳〜65歳の、学校に行っていないまたは他で働き先がないなどの女性が働いています。

▼資金の使い道とスケジュール▼
・設備投資 9720$(110万円)
 →業務用ミシン、クリッカー、プレス機、革漉き機など必要な機材購入費
・物件改装費 2750$ (31万円)
 →改装費、大看板製作費、デザイン外注費、内装業者発注費など
・その他 2500$ (28万3千円)
  →web・パンフレット・テキストブック制作費、広告費、機材輸送費など
※中古で代用可能なものは中古価格での見積もり

現在はタイからある程度の段階まで加工したものを輸送して使用していますが、その殆どの工程をカンボジア国内で自前で賄えるよう必要な機材を購入します。
今後はカリキュラムを組み授業として体系的に学べる仕組みを作ります。
見習いの職人がワークショップの際に同時に学べるようにするため、講師分合わせて最低3-5セットのクラフトセット(菱目打ちなど)を想定しています。

これは私たちが一部モデルにしている職業訓練型バイク修理店の電気配列の授業風景です。
プロジェクトのイメージに非常に近い活動をしています。


ここは運営母体が欧米系のNGOということもあり、講師が地雷被害者や先天的な欠損などで身体の不自由な方が多く障害者雇用の側面もあるようでした。




(回路図の授業の後昼寝するヤツ)

今回は建物自体をゼロから建設する余裕はない為、建物は現在ある物件を改築、物置スペースなども活用して拡大させ、建物よりも設備を充実させることを優先します。


▼リターンについて▼
【基本コース】と【プロジェクト応援コース】の2種類を設定しました。
詳細はリターンの部分をご覧下さい。

※色やデザイン、柄等は変更になる場合がございます。
特別なご希望がある場合はお先にお知らせ下さい。

同額で選択肢のある場合はA〜Gなどご希望のアルファベットやコース名を備考欄にお書き下さい。


▼今後の可能性▼
現在この活動には、日本のアパレル、エシカル関係の企業やいくつかのメディアが関心を寄せており、具体的な話し合いを進めているところです。
成功モデルができれば同じようなチャンスを掴める人達が増える突破口になります。

▼なぜものづくりなのか▼
それは、ものづくりが「失敗と再挑戦の繰り返し」だからです。

最初はいびつでも、諦めず続ければいつか必ず形になる。

ただの生地だったものに機能ができ役割を持つことで、
人を殺す武器が人を生かすものに変わることで、
人は変われるという事を伝えられると思っています。
作る人も手に取る人もお互い意味を感じられるようなものづくりができると信じています。


世の中の流れの速さについていけなくて
社会から弾き出されてドロップアウトした人

夢や生き甲斐、
何か大きな事を諦めた事がある人

大切なものを失くしたり
大切な人を失くしたことがある人

立ち上がるのも疲れてしまって
全部辞めてしまおうか
逃げてしまいたい、と思ったことのある人

失敗を知っている人だからこそ
わかること、できる事があるはず。

過去にどんな辛い事があっても、
死なない限りやめない限り
いつか絶対に再起のチャンスは来る。


ものづくりを通して、そんなメッセージを伝えていきます。

======

産業や教育は急激に変化しにくい分野であり、その分長期スパンで取り組んでいく事が必要です。

ただ、どれだけ気持ちがあっても資源が限られている以上、自己犠牲だけで成り立つ「誰かの為に」は続きません。

私たちはあえて「自分たちが好きだから、楽しいからやる」と言います。

ものづくりは、私たちが心から好きなことです。

「心底好きなこと」と「誰かの為に」がイコールで直結している。
それこそが継続の一番の力だと思うからです。

好きなことなら全力でコミットできる。続けられる。

沢山の人が様々な分野で挑戦する中、
だから私たちは「ものづくり」という分野を選びました。


何度失敗しても、止まっても、再挑戦する気概があります。
湧き出てくるものがあります。

フルコミットしますので、どうぞよろしくお願い致します。






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▼最後に▼
<活動の写真とこれまでの失敗>


1年前、運営していた革細工ショップの横にトレーニングスクールを併設するという今回のプロジェクトと同様のチャレンジをしていましたが、完成直後に強制立ち退き、移転後も契約時の5倍という急激な家賃上げにより頓挫したことがあります。

資金が尽きそうになった時は、私が日本に帰り出稼ぎをし、職人たちに仕送りしながら、培ってきたものが途絶えないようにと活動を続けてきました。

今回はしっかりと地力を付け、初のクラウドファンディングで再挑戦です。


当時の写真
スタッフみんなで自分たちの手で改装しました。



















<立ち退きと2度の取り壊し>



外国人大家の鶴の一声で、月450$だった家賃が600$になり、
終いには2500$(25万円)になりました。

改装の予定が、立ち退きになりました。

みんなで自力で作った場所を、自分たちの手で取り壊さなければならなくなりました。







何も無くなり、誰もいなくなった時の悔しさは今でも忘れることができません。









<現在の様子>
小さな工房から再スタートし、地力をつける為日々鍛錬しています。










「あしたのジョー」みたいに、カンボジアのこの埃だらけの工房から、世界を目指せる人材が出てくる日を目指しています。

このプロジェクトに関わる全ての責任は自分が負います。

どうか応援して頂けませんでしょうか。

どうぞ宜しくお願い致します。




最新の活動報告

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  •  ご無沙汰しております。少し久しぶりの活動報告になってしまい申し訳ありません。 以下は去年行った2度目のクラウドファンディングの活動報告として書いたものなのですが、現在の近況を綴っています。 いつも書いては消し書いては消し、結局投稿できないまま時間が過ぎて行くことが多いのですが、今回強制的に時間を作れたこともあり、現在のカンボジアでの活動状況がどんな感じか写真が沢山で伝わりやすいと思いますのでよければざっとでも読んで頂ければありがたいです。====== 今回日本は2ヶ月半ほど滞在し、日本進出の組織づくりの為の行政への各種届出や申請、日本政策金融公庫を含めた金融機関との面談、古物商免許やその他許認可取得などなど諸々の手続きを終え、先日カンボジアに帰国しました。 丸2年ぶりの一時帰国。日本も同様で大変な状況にある中相応しくない表現かもしれませんが、つい数日前までいたシェムリアップの文字通り地獄のような状況と比べると日本は本当に天国みたいな場所だなぁ‥というのが一時帰国した時にしみじみ感じた、正直な感想でした。 当然日本のように政府からの休業補償や補助金助成金などもない中、文字通り街中の泥をひっくり返した様な工事、毎日何度も何時間も起きる停電・断水、勝手に敷地内に入り電線をぶち切ったりドアやガラスをぶち壊したまま放置していく業者、壊したものを元通りにするのに金銭を要求する業者、修理に来ない業者、来たら来たで別のものを壊して帰る業者、更にその修復に金銭を要求する業者ete.. そんな傍ら、工事をする部屋の隅で黙々とサンプル作りとスタッフトレーニングを続けてきました。 ベストな環境とは言えないかもしれませんが、屋根と最低限の道具さえあればものは作れます。 TwitterなどSNSでは普段起こるこんな出来事をできるだけ笑いに変えて書いているつもりですが、本業以外のトラブルがあまりにも多過ぎて、日に日に余裕が消えていくのが自分でも笑えず、時々痛々しく感じたりもします。 工事にしても現場の人は頑張っていますし、刺すべきは人でなくシステム、といつも言い聞かせてはいますが、わかっていても心身共に余裕のない状態が2年も続く中で、自分が育ってきた常識やロジックとはあまりにもかけ離れた事が起こる毎日につい声を荒げてしまう事も多々あり、あくまでよそ者は自分なのであって、居させてもらっている立場だということをつい忘れてしまい、いつも神経を尖らせ怒っている、そんな事が増えました。  6年間いて色々な事を理解しているつもりでもこんな有様。 時々冷静になって俯瞰し、相手の立場になって物事を考えた時になんだか情けなくなり、反省を重ねる毎日です。 自分は誰かに呼ばれたり、頼まれてカンボジアに来たわけではなく、誰に求められたわけでもなく自分で選んでここにいる。勘違いするなよ。と改めて。2022.02.22.没===強迫性障害とうつ病=== そんなこんなのストレスのせいなのか、単に普段の不摂生がたたったのか、カンボジアにいる間つい放置してしまっていた体調不良をこの日本滞在中にちゃんと検査しておこうと思い病院に診察に行ったところ、本当に胃に穴があいてしまったようです。 その他にも、ある事がきっかけで今まで行かなかった心療内科に行くことになり診てもらったところ、強迫性障害からのうつ病との診断。 おかしかったのは周りでなく自分の方で、気づかぬうちに晴れてめでたくリーガルジャンキーになってしまったのでした。 見るからに商売っ気のなさそうな(失礼)経験豊富そうな年配の先生は、診察一番「まっすぐ歩いてみて」と言った後、少し診ただけで「あぁ‥」と言い、軽い問診後、少し間があった後「長い間しんどかったやろ。よう頑張ったな」と言いました。 信用出来る先生だと思い、強迫観念のこと、スタッフが事故で死んだ時のこと、その後のこと、それから今までのことを話しました。 考えすぎかもしれないけど、僕の話を聞きながら時々ぼーっと遠い目で何かを思い出しているような顔で窓の外を見る先生を見て、勝手に先生の過去に起きたことを想像した。  カウンセリングのような所ではなく、病院なのに、病院や先生に全くメリットがないような事も長々と話をしてくれ「3つだけ約束してくれるか?」「わかりました」というやり取りをした後、「アカンなと思たら何時でも良いから電話しておいでな」と言ってくれました。  前の患者さんの3,4倍の時間を取ってしまっていた事に気づき申し訳なく思いながら、今まで心療内科や精神科なんて行きたくもなかったけれど、良い先生に出会えて本当に良かったし、こんな先生も居るんだなと、どんなきっかけでも行って良かったなと思いながら歩いて帰った。  この先生がこの壺を買うと良いことあるぞ、とか言うと買っちゃってたかも。それくらい。 それは冗談ですが、ここまで露骨に心と身体は本当に繋がっているのだなとつくづく実感しました。 治るものではなく一生付き合っていくしかないとのことで、これから先のことを考える転機になりました。=== 胃潰瘍の方は日本で治療し完治したと思っていたものの、帰国後また痛み出し、日本の医師の「再度痛みだしたら癌の可能性もあるので精密検査を」という言葉を思い出してビビってしまい、つい昨日カンボジアの大きな病院で内視鏡検査を受けて来たところです。 幸い癌はなく、ストレス性の胃腸炎でした(まぁまぁ痛かった)。 日本帰国している間にもスタッフが順番にデング熱やコロナ感染で2-3週間の一時閉鎖を数回(こちらも皆回復し、命に別状はなし)、カンボジアに戻って来てからも早々に水漏れからくる水道管の破裂で元栓が閉まらず数日間水を噴射したまま水道メーターが周りっぱなし…などなど早速地味なトラブルがボディーブローのように積み重なる毎日。 1つ解決しようとすると新たに2つ3つ新たな問題が起きるといういつもの3歩進んで5歩下がる状態で何も進まない状況の中、やっと、やっと諸々の工事箇所の修繕も終わり、ある程度制作に集中できる環境ができました。(工事はまだ続きます) これから時系列が少し前後する形にはなりますが、時間を見つけつつ少しずつ遡ってプロジェクトの進行状況の活動報告を投稿していきます。  すべての進行状況が当初の予定よりも大幅に遅れてしまっており本当にすみません。 現時点で制作したサンプルが300種類を超えてきたところで、数種類に絞っている最終段階です。 こういうのは100や200じゃ意味がないんです。 当初は本当に1000種類くらい作るつもりでいましたが、それが終わる前に潰れてしまうので、どこかで線を引く必要があります。 プロダクト以外のパッケージやカードなども今までタイやベトナムの近隣諸国で作っていたものを全てカンボジア国内生産に移管しました。 現在目標として4月までに物理リターンとバウチャーの発送、ECサイトリニューアル、現地ショップ再オープン、日本での本格販売開始を一斉に同時に行う為フル稼働で作業を進めています。 すぐに送れるものもありますが、バウチャーは日本進出第一弾のプロダクトを含めリニューアルし充実した状態のECサイトすべての商品に使えるようにしたいと思っていますので、もう少しだけお時間見て頂ければ幸いです。===最後に=== 正直なところ、もうあかん。もう、無理や。今度こそもう続けられん。と思う事は毎日のようにあります。 大したことをしていなくてもただ活動場所がカンボジアというだけで取り上げて頂いたりする事もあれば、何かやってるように見えることもあるようですが、僕の場合は単に他の事が何もできず、これしかできないからやっているというのが本当のところです。 正直もっとしたたかにうまくやれば、もっと楽で、早く進む方法って沢山あるのかもしれません。 誰かの為にとか、社会の為にとか、もしかしたら延長線上にはいくらでも良いように言えるのかもしれませんが、正直なところ自分が「好きだから」「やりたいからやっている」としか言いようがなく、そんな自分のエゴ全開のわがままの為に沢山の人を巻き込んでしまっている以上、社会的な何かに結びつけて良いように言うのは少し違うのではないかなと思うようになってきました。少なくとも順番が違う。 できそうだからやるわけでもなく、儲かりそうだからやるわけでもなく、困っている人がいるからやるわけでもなく、好きだから、自分がやりたいからやっている。他のことは関係なく。  とはいえ日本の銀行なんかは日本で何の実績もない自分達には厳しいもので、その結果現実は帰国時未だにアルバイトをしたりと情けない限りです。 でも自分や誰かに嘘をついて物事を都合の良いように曲げて人の支持を集めるよりかは、自分が好きでやっているだけと言い切る方が性に合っています。(だから売れない芸人さんや音楽家なんかについ感情移入してしまいます) ずっと思っている事ですが、多分、自分を犠牲にしての「誰かの為に」は続かない。「誰かのために」が嘘でなくても、限界があります。 時間、お金、労力、限られた資源を、放出し続けないといけないからです。 その先に勝算でもない限り、資源には限りがあります。いつか尽きる。 でも自分の内側から湧き上がってくる気持ちは、尽きることがありません。 自分が情熱を注げる心底好きなことがもし誰かの為のイコールになる瞬間があったら、それこそ何よりもサスティナブルで、継続出来ることなのかなと思います。 好きなことなら、どれだけしんどいことでも、続けられる気がするので。 誰にやれされているわけでなく、自分が選んでそうしているはずなので。 スタッフを含め、一度深く関わった人間くらいは自分の力で幸せにしたいと思っています。 少しずつ身辺整理をしつつ、時間はかかっていてもお世話になった人には順番に恩返しをしていき、少なくとも自分達で決めた線までは何がなんでも実現する。 それには自分の持てる全てをBETして全責任を持ちます。 応援して下さった方々にも同様で、いつかもっと大きなお返しができるようにといつも考えています。 数年前の物件強制立退き以降ずっと問題ばかり起きて何ひとつできていいないのに、充分良いように綺麗事を言ってしまっているか。 コロナが落ち着いてきたとはいえ、正直なところ、状況は一向に良くならないどころか全く希望も見えないというのが正直なところ。 でもただでは転ばないし、このまま終わるつもりは毛頭なく。 出来ること思いつくことを全てやってみて、どんな方法をでもやめなければ先には繋がる。その間に糸口が見えたら即全力で手繰り寄せる。 深夜2時、こんな事を書いていたら世界では戦争が始まってしまいました。 ニュースが気になって仕事が手に付きませんが、今日も生きて、自分の仕事を全うするしかない。 今はとにかく生き残ること、続けること。全部それからだと思っています。 死んだらぜんぶ終わりですから。 もっと見る

  • 大切なご報告。

    2021/05/28 13:42

    ご無沙汰しております、古白川です。こちらのクラウドファンディングでジョブトレーニング型の工房を作らせて頂いてから2年経過し、色々と進展もあり、ご報告させて頂きたい良いニュースが沢山あります。ですがその前にどうしても避けて通れないご報告があります。既にSNSなどで目にした方には何度もすみません。先月の半ば、カンボジア正月の元旦に当たる初日に、5年間一緒に苦楽を共にして来た友人であり弊社スタッフであり革職人育成のリーダーとして頑張ってくれていた職人頭のSok Reachが交通事故により亡くなりました。当初は今度こそもう続けられないのではないかと思う程の大きな出来事でしたが、少し時間も経ち、ある程度の気持ちの整理がついたので、その件について一度文にまとめました。外部リンクになり恐縮ですが、自分にとって大切な事を沢山書きましたのでご一読頂けますと幸いです。https://note.com/koshira/n/necfc10fbd40d一時は全て閉めて解散することも検討しましたが、スタッフ一同相談を重ねた結果、残った者で引き続き頑張っていこうという結果になりました。先月行わせて頂いた新たなプロジェクトである日本を含めた海外進出という新たな挑戦へ向けて日々奮闘しておりますので、改めてこちらでも活動状況を報告していきます。また、最小限の設備にはなりますが、革工房の屋上に真鍮製品用の彫金工房も設置準備中です。今まで他の場所で作っていたものも同じ場所で作れるようになるので大きく状況も変わると思います。新たな職人も一人加わりました。コロナと道路工事でまるで戦後のような状況になっているシェムリアップ。色んなことが起こる毎日ですが、やめないです。良いものづくりをしていきますし、必ず良い形にして、応援してくださったみなさんにも応援して良かったと思って頂けるように頑張ります。(一部心残りがあるので改めて個別で連絡させて頂きます)日本の皆さん、世界各国の皆さんも同じく大変な状況だとお察しします。時間はかかるかもしれませんが、少しずつ良い状況に向かうよう自分達の力で未来を作っていきたいものです。これからもどうぞよろしくお願いいたします! もっと見る

  • 新しい挑戦。

    2021/04/17 13:31

    こんにちは、古白川です。前回の活動報告からかなり時間が経ってしまいました。その間に良いことも悪いことも沢山ありましたが、何かを書き記そうとする頃には2つ3つ先の問題の回収に追われるような毎日で、気づけば何ヶ月も過ぎている、ずっとそんな日々です。3歩進んでは5歩下がり、時々何度かに1度だけ10歩進む、そんなカンボジア生活。このプロジェクトも職業訓練型工房は完成し、少数精鋭ながらも職人の力も伸び、徐々にアウトプットとしての仕事も増え、時間はかかりつつも確実にひとつずつ実現し進んできていたところでした。そんな中、世界は新型コロナでめちゃくちゃになってしまいました。コロナ後のシェムリアップの街並みまだまだ道の途中、前回のクラファン挑戦から2年ほどしか経過しておらず、応援していただいた全員の方に100%諸手を挙げてお伝えできる完璧なお礼や報告ができないままのこの状況下で、順番が違うのではないかと非常に悩みましたが、コロナ発生から1年、誰1人職人の解雇・減給をする事なく出来る限り自分の身を切る事で踏ん張り続けてきましたが、観光は死に、経済も死に、周りの店や会社も撤退が続く中、もはやどうしようもなく悩んだ末、生き残る為にCAMPFIREで新たなプロジェクトに挑戦する事にしました。事前告知や応援要請が大切だと言われている中、横を見ると誰もが息切れして倒れかけているようなこんな状況下で誰かにお願い事をするなんて気が引けて全くできていませんでした。以前の挑戦も紆余曲折あり2年近くかかってようやく形になってきていた中での現在のこの状況ということもあり尚更躊躇しました。ただ、今生き残らないとこの先は確実にないという事だけは目に見えている。やってどうなるかはわからないが、やらなきゃどうなるかはわかっている。コロナ発生から色んな事が急激に変わり、ここで自分達も変わらなければこのまま緩やかに沈むだけ。そう思い挑戦することにしました。よければ文章を読んでいただけると幸いです。シェアや拡散だけでもとても大きな力になりますので、ご協力お願いいたします。閉鎖寸前の決断。コロナ渦でこそ実現する同業競合他社との共闘。職人工房存続をかけてhttps://camp-fire.jp/projects/view/356082 もっと見る

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