2016/10/09 11:00

セカンドオピニオンティーチャーについて山陽新聞に掲載されてから何件もお問合せの電話をいただきます。

共通しているのは「困っているのに相談するところがない」ということ。
私が電話相談で受ける案件の多くは「一見普通に見える思春期世代の悩み」です。

例えば
・学校でふとしたことから問題を起こしでしまい、謹慎・停学、場合によっては学校を変わらざるを得なくなった(転学)
・妊娠してしまい、退学せざるを得なくなった など

学校で謹慎・停学などの特別指導を受けると、明らかに進路で不利になります。推薦で上級学校への進学は絶望的です。通信制の高校などへ転学した場合も、管理されていた全日制から自由のきく通信制への環境の変化はなかなか一人では対応できません。

女子高校生の妊娠問題。あまり表に出てきませんが、実は結構事例があります。ほとんどの高校では妊娠発覚即退学です。退学後のキャリアの相談するところもあまりありません。学校にバレないよう中絶するケースもありますが、精神的ショックから不登校になるケースも見られます。

普段、思春期世代と関わることが少なければ上記のケースは特殊な「スペシャルニーズ」と思われるかもしれませんが、事例が事例だけに表に出にくいニーズなのです。


子どもの貧困、児童養護施設出身者の進学・就労支援などの分野はすでにそのことを専門とする複数の方が岡山県内で活動されています。しかし、まだまだ世の中には注目すらされない問題は山積しています。セーフティネットは完璧ではないのです。


現在の支援の網ではサルベージできない悩みに寄り添うのもセカンドオピニオンティーチャーの役割なのではないかと考えています。

クラウドファンディング終了まであと7日。どうか引き続きご支援よろしくお願いいたします。

(写真はイメージです)