皆さんは、突然手や足が動かなくなったらどうしますか?想像しただけでも、生きる気力が無くなりそうですよね?
熊野市に住む栗栖道夫さんは、18歳、高校生の時にバク転で落ちて、頚椎損傷、首から下が動かなくなりました。
その後、栗栖さんが寝ながらパソコンが出来る台を贈ろうと、チャリティコンサートを天女座でしました。120人くらいの人が協力してくれて、パソコン台を贈ることが出来ました。
この「熊野幻想」というCDのジャケットは、栗栖君が、口に絵筆をくわえて描いてくれました。
栗栖君に堀尾さんをご紹介しようと、昨日お家に行きました。栗栖君は、51歳。何十年も寝たきりですから、まず、手を開く、結ぶイメージをして下さいねと堀尾さんが伝えました。
栗栖君は、今まで治ると言われたことがなく、全く治る希望も持っていませんでした。
しかし、堀尾さんが、必ず治りますよ!と言って下さり、本人嬉しかったと思います。
栗栖君は、話せないので、口で息を吹きかけてパソコンを駆使し、私とLINEで、やり取りしていますが、希望が見えたみたいで、やる気になったようです。ただ、自分の手がどこにあるかわからないのでイメージしづらいようです。
堀尾さんが、お父さんに手を持って貰い、それを見てイメージして下さいとアドバイスしました。
意思が強く聡明な栗栖君は、きっとやり遂げると信じています。先日もピアノの即興をして、栗栖君のLINEに送りました。栗栖君は、宇宙を漂うようだと喜んでくれました。
また、「天空のさざ波」の仮録音を、寝る時に聴いてね。。とお渡ししました。
栗栖君の心に小さなともし火を灯すことが出来ました。