皆様のご支援のおかげで、目標金額達成しました!
そして、残り期間も少なくなってきました。
まだ僕たちの挑戦は終わっていません。
タイムリミットの最後の日まで僕たちは活動を続けています。
【はじめに】
核家族化・高齢化が進み、子供・孫たちと一緒に住むおじいちゃんおばあちゃんは、だんだん減ってきています。内閣府のデータによると、日本全体の65歳以上の方で独居もしくは夫婦のみで暮らしている世帯は、約1400万世帯あります。高齢者の孤独死、在宅での熱中症など、様々な問題も起こっています。
確かに、技術の発展でそういった在宅の高齢者の方たちへの見守りサービスなどが生まれています。コミュニケーションツールも大いに発達しました。
でも、便利さや効率を求めた結果、今の家族のコミュニケーションはあまりに無機質なものになってしまってはいないでしょうか。
もっと “体温のある” 繋がりでその課題を解決したい、テクノロジーでハートフルな世界を作っていきたい!
だから僕は、“まごころポスト”を作りたいと思いました。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
(那覇市在住の僕の祖父母。写真は留学のお土産をあげた時)
「離れて暮らす祖父母に、寂しい思いをさせたくない、祖父母を喜ばせたい!」
僕は幼い頃、毎週のように祖父母の家に遊びに行っていました。しかし、東京の大学への進学を機に、地元沖縄にいる祖父母達には、会う回数は年に数回程度と非常に少なくなり、たまにの帰省でとても喜んでくれている祖父母を見ると余計に、離れて過ごしている現状に対して、どうにか祖父母に寂しい思いをさせたくない、祖父母を喜ばせたい!という思いが強くなりました。
「祖父母を喜ばせるにはどうしたらいいんだろう?」
離れて暮らす祖父母を喜ばすためにどんなことができるかと考えたときに、祖父母の家に飾られた、僕が幼い頃の写真やアルバムの存在を思い出しました。これなら祖父母を喜ばせることができる!と考え、紙の写真を送れるサービス “まごころポスト” を作る活動を2018年9月にスタートさせました。
▼なぜ紙を?どうやって?
「なぜ声でも、文字でもなく、紙の写真なの?」
【認知症への効果】
認知症に関する研究を調べていると、高齢の方は腰や膝が痛くなったり、身体的な要因でどうしても行動範囲が狭くなっていき、結果としてマンネリ化した毎日になることで、脳が受ける刺激が極端に減ってしまって認知症の進行が早まるということを学びました。
それと同時に、回想療法のように、馴染みのある物や、思い出の品に触れることで、記憶が維持されて認知症を遅らせ、その結果、孤独感や不安を減少させることができるということも現在の一部の研究で示されています。
体力も落ちて、旅行にも行けなくなり、刺激が少ない毎日になっていくおじいちゃんおばあちゃんたちの代わりに子どもや孫があちこちで撮った写真を受け取ることで、日常に今よりもっと彩りと楽しみが生まれ、いつまでも元気なおじいちゃんおばあちゃんでいてほしい!
(僕の小さい時の写真)
だから、手で触れられて形として残る、紙の写真を届けるんです!
【『紙』の温かみ】
また、科学的なデータだけではありません!
紙の写真を届けたい理由がもう1つあります!
僕の祖父母の家には、このようにたくさんの写真があります。
昔の写真を冷蔵庫に貼っていたり、アルバムにして大切に保管してくれていたり、僕が留学中に送った絵葉書には、なんと日付やメモまで自分でつけて壁に飾ってくれています!
これを見た時に、僕は、『紙』であることに特別な意味を感じました。
ペーパーレスが進む今の時代でも、いや今の時代だからこそ、カタチとして残すことに価値があると信じています。
▼他に何ができるの?
「でもこれってプリンターをただ箱に入れただけなんじゃないの?w」
そう思った方も少なくないでしょう。ただそうじゃないんです。
このまごころポストに、おじいちゃんおばあちゃんも、家族も喜んでもらえる仕掛けを作っていきます!
写真を送る際に、この写真がどこでどんな時に撮った写真なのかを声でメッセージとして送ります。
おじいちゃんおばあちゃんたちが取り出して、「あれ?これ何の写真かな?」そう思った直後... 「(孫の声)おじいちゃん!おばあちゃん!これはね、〇〇に行った時の写真だよ!すごく楽しかったよ!」というように、孫がその場にいるかのように、孫の声で写真を説明することができます。ただの写真共有とは違う体験がそこにはあります。
写真を受け取ってもらえたら、もちろん通知も受け取れます。
さらに、おじいちゃんおばあちゃんがポストをチェックする動きも感知して、
このように、楽しみにしてくれているその反応がわかります!(アプリ面は今後どんどん修正していきます!)
「楽しみにしてくれてる^ ^ 今日も送ろうかな♪」
ぜひこちらの動画をご覧ください!!
*動画の協力は、僕のいとこ家族です。
▼このプロジェクトで実現したいこと
【作りたい世界】
“まごころポスト”が実現したいことは、ただ紙の写真を便利に送ることではありません。
このプロジェクトの本当に目指していることは、“まごころポスト”をきっかけに、離れて暮らしている家族とおじいちゃんおばあちゃんのふれあいが増える未来です。
“まごころポスト”プロジェクトを始めてから、おじいちゃんおばあちゃん、様々な家族、高齢者施設にいる方、施設職員の方など、多くの方から話を聞く機会がありました。
その中でわかったことは、おじいちゃんおばあちゃん達が嬉しいことは、なにもプレゼントを送ったりすることではなくて、写真をみて家族の様子がわかること、子どもや孫と電話をして声を聞いたり、たまに家に遊びに来てくれることだということ。
家族とのリアルな繋がりを感じることが本当に嬉しいことなのだということに気づき、 “まごころポスト”はその本当に嬉しいことを実現するためのきっかけにしたいと思いました。
【きっかけを作るしくみ:思いやり通知】
機械にうとい祖父母の家に、使い方の難しい新しい電化製品は置きづらい。しかし、“まごころポスト”とは、単なるアプリサービスではなく、ポストで繋がる新しいコミュニケーションのカタチです。誰しもが馴染みのあるポストによって、郵便物を取り出すという馴染みのある使い勝手が、機械の難しさを排除しています。
紙やインクの補充の心配もありますが、“まごころポスト”はこれを
幸せメイクのチャンスだと考えています。
“まごころポスト”はアプリと連動して、紙やインクの残量を早い段階で家族に通知し、補充のタイミングと祖父母に会いに行くタイミングを合わせてもらえるような思いやり通知をお送りします。
例えば、あとどれくらいで補充が必要になるかが事前にわかれば、「このタイミングで今度お家に寄れそうだな」と計画を立てることができます。正月やお盆など、行くきっかけがないと実家に行ってない家族にとっても、その回数が増えるきっかけになります。そして、紙やインクを補充しながら、ちょっとの時間でも話をしたり、一緒にご飯を食べたり、その時間が、その気遣ってくれていることが、またおじいちゃんおばあちゃんにとってのプレゼントになるんです。
【きっかけを作るしくみ:まごころキット】
“まごころポスト”を簡単に作成できる、まごころキットも制作していきます。
ご家族で“まごころポスト”をデザインしてもらい、おじいちゃんおばあちゃんへの世界に1つだけのプレゼントをまごころキットで作ることができます。
まごころを込めて作ったポストを、直接ご家族からおじいちゃんおばあちゃんへ届けてもらう。世界に一つだけの“まごころポスト”は、きっとおじいちゃんおばあちゃんの宝物になると信じています。家に飾られた似顔絵のように、目に入るたびにほっこりしてしまうような最高のプレゼントになることでしょう。
▼これまでの活動
2018年8月末 : プロジェクト開始。
ヒアリング&ニーズ調査 : おじいちゃん達が本当に嬉しいこと、離れて暮らしている家族とのふれあいでどんな課題やニーズがあるのかを調査。
9〜10月: 仲間と協力しながら、プロトタイプ開発
10月〜 : 高齢者施設やIT企業、投資家の方々を訪問。
11月中旬〜 : プロトタイプを用いたデモを行う。祖父母の家で実際に使用してもらう。
▼資金の使い道
今後のプランとして、2019年の敬老の日(9月16日)を目標に、α版を数十台製作して、テストマーケティングを実施したいと考えています。
今はまだプロダクトとして、機能面やユーザー体験のデザインの面で、検証や改良が必要だと考えています。まずは、プロトタイプの台数を増やして、これまで協力してくれた体験者の方々と継続的にコミュニケーションを取りながら、問題点や改良すべきところを洗い出し、開発を進めていこうと思っています。
今回のこのクラウドファンディングでは、この第一段階で必要となる開発、活動資金を集めたいと考えています。
*LEAPDAYについて気になった方はこちらから
今年のLEAP DAYの様子
▼リターンについて
私たちのプロダクト“まごころポスト”は現在検証の段階です。
そのため、完成した製品をリターンとしてお届けすることはまだできません。
この先の開発過程で見つかる問題や課題をクリアしなければ、製品として、必要としてくれる方々にお届けすることができません。
そのことをご理解いただいた上で、私たちチームを、そして“まごころポスト”の完成を応援していただける場合は、ぜひ支援お願いします。ご支援くださった方々にはまごころを込めてお返ししていきたいと思っています。
オリジナルロゴTシャツや、お礼の手紙等を送付させていただきます。また、私たちチームのメンバーは、Ryukyufrogsという人材育成プログラムをきっかけに出会いました。
この海外研修、サービス構築というプログラムの中で志を育み、そしてこのCAMPFIREに挑戦しました。6ヶ月間のプログラムで培った経験も、ささやかなリターンではありますが精一杯お話ししたいと思います。
▼まごころポストに対する想い
「自分の子ども、孫はいくつになっても自分の子ども、孫。」
家族とのリアルな繋がりを感じることが、おじいちゃんおばあちゃんの本当の喜びです。コミュニケーションは技術の進歩で、どんどん便利になっていっています。スマホ、タブレットや、見守りサービスの普及で、おじいちゃんおばあちゃんとのふれあいが、ますます簡単に済ますことができるようになっていっています。
でも、離れていても大丈夫ではなく、どんなに時代が便利になっても、家族がリアルなふれあいの温かさを感じられるように、“まごころポスト”を作っていこうと思っています。
▼最後に
僕らが駆け抜けてきたこの3ヶ月は、まさに冒険でした。何度も壁にぶつかりましたが、“まごころポスト”と僕たちを信じてくれて、どんな時も応援してくれた周りの方々のおかげで、ここまで進むことができました。
そして今回のクラウドファンディングが、その多くの人の期待に応え、ハートフルな世界を作っていく第一歩になります。
私たちチームは、まだまだ発展途上ですが、熱意と想いはしっかりと持ち、“まごころポスト”の開発に取り組んでいきます。全身全霊で、この開発に専念していく覚悟を持っています。少しでも私たちチームや私たちの活動に、“まごころポスト”の提供できうる未来に可能性を感じていただいた方は、ぜひご支援よろしくお願いいたします。
また、支援よりも“まごころポスト”を作りたい!僕たちと一緒にこれからワクワクしながら冒険したい!という仲間も大歓迎です。
一緒に、もっと温かい未来を作っていきましょう!
▼プロジェクトリーダー
Ryukyufrogs 10期!
現在明治大学政治経済学部経済学科2年の津覇 誉一(つは よいち)です!
高校までは沖縄に住んでいて、幼稚園でサッカーに出会い、高校3年まで部活漬けの毎日を過ごしていました!
大学で東京に出たことで、外から沖縄を見て、自分の地元に対する思いを強く持つようになりました。
何か行動を起こしたい!貢献できる人になりたい!
その一心でRyukyufrogsに参加しました!
(写真:左から3番目)
Ryukyufrogs と、僕のこの6ヶ月の経験をもっと知りたい方はこちらから
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