(6/30更新)遂に、みなさまのおかげで目標金額122万円を達成しました!

ご支援やシェア、応援のメッセージをしてくださったみなさま、本当にありがとうございます!

私やハリム含め、プロジェクトメンバー一同、心より感謝しております。

そして、ネクストゴールの目標は180万円です!

■翻訳動画を追加→計40本の動画を翻訳・吹き替え

■各動画の解説文の翻訳を追加

■専門家の監修による指導案など活用ガイドの作成

ができればと思います!

より多くの動画・コンテンツを翻訳し、子ども・若者や性教育を学びたい大人たちに更に充実した情報を届け、「日本のどこでも、性教育を学べる環境」を目指します!

ぜひ、私たちと一緒に広めていきましょう!

最終日の6/30(日)23:59まで、引き続き、応援をお願いいたします!


こんにちは、染矢明日香です。私は中高生や保護者向けに性の健康教育プログラムや性教育の情報発信を行う団体「NPO法人ピルコン」の代表をしています。

私が性教育に若者たち、そして保護者や同じ性教育に関わる教育関係者・医療関係者と関わってくる中で感じたことは、ということです。

学校でも、家庭でも、性教育が十分とは言えず、子ども・若者たちの性のトラブルや悩みは絶えません。そんな中、今回、海外の性教育動画教材を日本語に翻訳し、どこでも、だれでも性について学べる環境づくりを行うプロジェクトを思い立ちました。


私は20歳・大学3年生の時に、思いがけない妊娠をしたことがあります。経済的な難しさから、悩んだ末に中絶を選択しました。今でこそ、このように自分の中絶経験をオープンにしていますが、当時は誰にでも言えるわけではなく、とてもつらく悲しい経験であり、できればそうなる前に避けたかった事でした。

「性によって人生がこんなにも左右される」と実感した一方で、周りの友達と接していても、思いがけない妊娠は性生活を始めれば誰にでも起こりうることなのに、必要な知識が若い人に届いていない現実を感じました。そして、実際に社会に起きている数字を見ても驚くものがありました。

その思いから、学生団体としてピルコンを立ち上げ、2013年にNPO法人化。自分も性教育について学びながら伝える立場に立ち、性と向き合い、学ぶことで「自分の人生の選択肢を広げ、生きる自信につながっていく」ことを感じてきました。

性について学ぶ場づくりを通して、若い世代に正しい性の知識とコミュニケーションスキルについて考える機会を提供し、だれもが自分らしい人生を選択できる社会の実現を目指しています。


現在ピルコンでは、様々な性の健康の啓発活動を行っています。

フェロー(若者スタッフ)を育成しながら、中高生~大学生を対象とする性教育 × キャリア教育プログラムLILYの実施の他、保護者向けの講演政策提言として、署名活動院内勉強会の開催、女性のためのセルフヘルプグループ(自助グループ)の運営教材製作・情報発信等を行っています。

通信制高校での性の健康教育×キャリア教育プログラムの出張授業の様子

渋谷駅前でのフェロー(若者スタッフ)との啓発活動の様子

また、義務教育段階での性教育の充実や、アフターピル(緊急避妊薬)のアクセス改善を求める求める署名キャンペーンを展開しています。

▼中学生に自分のからだを守り、人生を選択できる力を育む知識を!「健康と安全のための包括的な性の教育」を目指し、指導要領を実態に即して見直してください!

→約2万名の署名が集まっており、東京都教育委員会にも署名を提出しました(2019年5月現在)

▼アフターピル(緊急避妊薬)を必要とするすべての女性に届けたい!

→約1.9万名の署名が集まっています(2019年5月現在)

▲5月に開催し、130名程が集まった緊急避妊薬のアクセス改善についての院内勉強会の様子

また、メディアでも積極的に情報発信をしており、現代ビジネスハフィントンポスト、子ども向けの相談まとめサイトMexでのコラムや、「マンガでわかるオトコの子の『性』」という書籍も執筆。

コンドームの正しいつけ方を模型を使って説明した動画は、現在YouTubeで約200万回再生されています。

そのような活動を通じて、NHKやTBSニュース、TOKYO MX、AbemaTV等のTVの他、朝日新聞、読売新聞、日経新聞、毎日新聞、東京新聞、中日新聞等の新聞、Yahoo!ニュースやバズフィード等ネットニュースでも取り上げていただく機会が増えました。


講演依頼や、メディアで取り上げていただく機会が増えた一方で、私たちが中高生向けに性教育講演を依頼される場合、多くは年間1回・1時間だけ。その時間では、伝えられることに限りがあると感じてきました。また、保護者向けに家庭でできる性教育講演を依頼されることも増えましたが、インターネットにおける性情報の氾濫に危惧しつつ、性について教えてもらった経験もなく、具体的に性について子どもにどう伝えたらいいのか、戸惑う保護者の声も多く聞いてきました。

教育や制度を変えていくためには、時間もかかります。今の子ども、そして大人に向けて、自分の心と身体は自分のものであり、自分の心と身体を守る知識や方法について、また自分らしくあっていいことを伝える信頼できる教材を作りたい。

そう思い、海外のリソースをリサーチしたところ、たくさんの魅力的で豊富な性教育教材を見つけることができました。その中でも特に私たちの目にとまったのがAMAZEです。

AMAZEは、性教育の専門団体が作成したオンラインで閲覧できる性教育動画で、4歳から14歳までの年齢に合った幅広い内容を取り扱い、世界中で活用されている性教育教材です。2019年5月現在、AMAZEは100本近くの動画ラインナップがあり、YouTubeで2300万回閲覧され、11万1000人の人がチャンネル購読をしています。

わたしたちがAMAZEの動画・サイトを見た率直な感想はまさに「AMAZING!!」信頼できる情報と、子どもたちを惹きつけ飽きさせない表現が両立され、質・量共に素晴らしい、日本でもぜひ広めたい!と思いました。

AMAZEに「ぜひこのコンテンツを日本にも紹介したい!」とアプローチしたところ、すぐに提携の快諾をいただきました。昨年から半年以上かけて、私たちは既に10本の動画をAMAZEの許可のもと、翻訳・吹き替えし、YouTubeにアップしました。とてもよい仕上がりなので、ぜひたくさんの人に知っていただきたいです。


例えば…「おっぱいといろいろ


女の子の思春期におこる変化を分かりやすく解説しながら、戸惑いを受け止め、健康にすごすコツを伝える動画です

夢精ってなに?

多くの人が経験する夢精について、コミカルに、かつ、具体的な対処法を伝える動画です。このような動画をこちらのHPでも紹介しています。

▼ピルコン動画紹介ページ
https://pilcon.org/activities/amaze

一方で、自分たちで翻訳・吹き替えを進めるには、人手も資金も不足しています。今回のプロジェクトを通してもっと多くの動画の日本語訳を実現したいと思います。

本プロジェクトでは、AMAZEの中でも、特に日本でニーズが高いと思われる動画を選定し、日本語への翻訳と吹き替え、無料公開とPRを行います。

子どもたち・若者たちはもちろん、性教育に関わる保護者、教育関係者、医療関係者も性教育の伝え方をじっくり学べる教材として活用します。AMAZEの動画の翻訳により、日本語を話す人がどこでも、だれでも、性教育について幅広く、最先端の知識を楽しく学べることが実現します。動画をアップ後、SNS等でもPRを行い、1年間で動画の総再生数100万回を目指します。

また、AMAZEのHPでは、おすすめのプレイリストや、AMAZEの動画を活用した性教育の授業の指導案なども充実しています。今後は、教育関係者にもヒアリングしながら、動画の活用施策を充実させたり、AMAZEではカバーしきれていない日本特有の性についての悩み(例えば、包茎、BL(ボーイズラブ)文化、SNSを通した性被害や性の商品化等)に応えるようなコンテンツの企画・作成をしていきたいと思います。


わたしたちは以前、Campfireを活用し、2018年11月に「妊娠の不安を抱える全ての人に、適切な情報と支援先を届けるLINEボットを広めたい」プロジェクトを募りました。そして、1ヵ月少しの期間で69人の方から650,500円のご支援をいただき、達成することができました。2019年1月にはLINEボット「ピルコンにんしんカモ相談」が完成し、2019年5月現在2,000人を超える人に登録・活用いただいています。

▼完成したLINEボットもぜひ、ご活用ください!

<ID>@ninshin-kamo


今回のプロジェクトは、英語・日本語共に堪能で、思いを同じくするキム・ハリムとタッグを組み進めていきます。

幼い頃受けた性的にネガティブな経験について、大学生になって親に告白したとき、次のように言われました:「辛いことだったろうに親として何も知らなかった。何もしてあげられなくて本当にごめんなさい。でも、親としてあなたに、性教育や性についてどうやって話したら良いか、私は学んでないから全く分からなかった」。

日本の中学校における性教育の実施時間は平均で年3時間ほど。中には0時間の学校もあります。実際に、保護者や学校教員の方からは、「学校の性教育ではあまりにも足りない。性について何を、どうやって、子ども・若者に話せば良いのか知りたい」などの問い合わせが多数寄せられています。私や私の母のように、性教育・性知識を受けられずに悔しい思いをする人を少しでも減らしたい。

性が「タブー」として蓋を閉められるのではなく、誰もが権利として知ることができるような社会を目指したい。子どもだけでなく大人のためにも、「どうやって性教育を行うか」考える際に、分かりやすく、インクルーシブで、幅広いコンテンツを参考にしてほしいという想いで、このプロジェクトに関わり始めました。

「性教育の途上国」とも言われる日本でも、このような動画をぜひ多くの人々へ届けたいです!

AMAZEは、4歳から14歳までの年齢に合った、オンラインで閲覧できる魅力的な性教育教材リソースを作成するために、その分野における専門家たちの団体(Advocates for Youth、Answer、Youth Tech Health)が共同で製作しました。 AMAZEの動画では、子ども・若者たちが求めている情報を、年齢に応じた適切な形式で提供します。インターネットが当たり前になった今の時代には、たくさんの情報が若者の手の届くところにあります。良いこともあれば恐ろしいこともあります。AMAZEが適切で正確な情報へのアクセスを早期の段階でできるようにするのはそのためです。AMAZEは、10以上の言語で利用できる字幕付きの動画を提供しています。

AMAZEは、青少年の間で正確かつ年齢に応じたセクシュアリティ教育へのアクセスを向上させるために、ピルコンのような組織と提携する機会を歓迎し、AMAZE動画の字幕作成、吹き替え、また様々な国・地域における適用を促進しています。


ご支援いただいた方には、下記のようなリターンをご用意しています。

●サンクスレター    3,000円
プロジェクトメンバーから、感謝の気持ちを込めたメッセージをお送りします。

●動画上映会イベントへのご招待 5,000円
①サンクスレター
②イベントの招待
2020年2月に東京にて開催予定の動画上映会イベントにご招待します。交通費・滞在費はパトロンの方の自己負担でお願いいたします。

●動画DVDのプレゼント    10,000円
①サンクスレター
②イベントの招待
③DVDプレゼント
日本語に翻訳・吹き替えをした動画のDVDをプレゼントします。
インターネットやYouTubeで閲覧が難しいという方にもおすすめです。

●ピルコンの動画紹介HPへお名前を記載    10,000円
①サンクスレター
②イベントの招待
③お名前の記載
ピルコンの支援者としてピルコンHPにおける動画紹介の特設ページにお名前を掲載させていただきます。
※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。記入のない場合はCAMPFIREのユーザー名を掲載いたします。ご了承ください。

●ピルコンを講演に呼ぶ    80,000円
①サンクスレター
②イベントの招待
③お名前の記載
④ピルコンを講演に呼ぶ
2020年2月以降、2021年3月まで。ピルコンを講演・イベントに呼ぶ権利(東京都以外の場合は、交通費実費分をご請求させていただきます。日程や時間(最大3時間まで)ピルコンのスタッフより2名までとさせていただきます。それを越えるご希望の場合や、どのスタッフが伺うかは別途事前に調整させていただきます。

●<法人向け>企業ロゴ掲載 200,000円
①サンクスレター
②イベントの招待
③DVDプレゼント
④企業ロゴ掲載
ピルコンのスポンサーとしてピルコンHPにおける動画紹介の特設ページに企業ロゴを掲載させていただきます。(各動画のYouTubeには、動画の説明文に企業名のみ掲載となり、動画内にロゴを掲載することはできませんので予めご了承ください。)
※支援時、担当よりデータについてご連絡をさせていただきます。


集めた支援金は、動画30本とそれに付随するHPコンテンツの翻訳、吹き替え費用として、下記のように活用したいと考えています。目標より資金が多く集まった場合は、翻訳する動画の本数の積み増しや広報に活用します。

●動画翻訳費    170,000円
●吹替音声製作費 340,000円
●事務局人件費 400,000円
●広告宣伝費(報告イベント費、リターン費用など) 110,000円
●その他経費、手数料 200,000円
合計    1,220,000円

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。ファンディングの目標金額に満たない場合は、プロジェクトは翻訳の対象となる動画・コンテンツを少なく調整した上で、計画を実行し、リターンをお届けすることになりますので、予めご了承ください。


2019年6月  クラウドファンディング開始、AMAZEとの契約調整
2019年7月 動画の翻訳
2019年8~9月 翻訳の確認・調整
2019年10~12月 レコーディング、動画との統合・編集
2020年1月 HP作成
2020年2月 公開、完成報告会予定


今や、インターネットを通して簡単に様々な情報にアクセスすることができます。その中には大人向けのポルノや間違った情報も多く含まれています。

子どもや若い世代が、性知識の不足や誤った情報に振り回されずに、きちんとした知識を得て、判断力を身につけていくサポートをしていくことが大人、社会の責任です。

ジャンクな性情報以上に、健康のための性の情報をアクセスしやすくし、子どもたちに届けていく必要があります。そして、また大人たちも学ぶ機会が必要です。AMAZEの性教育動画は、その大きな助けになるはずです。

皆様のあたたかいご支援、お待ちしています。

  • 2020/03/02 15:12

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/02/20 21:14

    こんにちは、ピルコンの染矢です。2/29(土)開催「最新性教育コンテンツから考えるメディアと性教育の未来 性教育アニメAMAZE上映会」ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ご希望の方にはオンラインで参加できる「ZOOM参加」への変更・新規参加申し込みをできるようにいたしました。▶お申込み...

  • 2020/01/30 14:54

    支援者の皆様こんにちは、ピルコンの染矢です。皆様にご支援・ご協力いただいたクラウドファンディングのプロジェクトですが、無事に予定していた動画の翻訳・吹き替えの作業の目途が経ちました。今後、順次ピルコンのYouTubeチャンネルで公開していきます。今回新たに36本の動画を翻訳・吹き替え(一部字幕...

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