プロジェクト本文

●ドイツの人たちに「ONGAESHI」をしたい!国際交流アートプロジェクト

私たちとアートへの情熱を共有し、一緒にアートプロジェクトを進めている友人の国、ドイツ。
彼らから教えられたこと、それは「日本にはオンガエシという素敵な言葉がある。ドイツにはない言葉だ。」
私たちの国、日本の素晴らしさは、外から見ることによって実感できることが多い。
そんな気づきを与えてくれたドイツの大切な友人たちに、ドイツ・ブレーメンにて行うアートプロジェクト「ONGAESHI」で「恩返し」をしたい!伝えたい!

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▲町の中心にたつ市庁舎と聖ペトリ大聖堂

●ONGAESHIプロジェクトとは

今進行しているアートプロジェクト「ONGAESHI」(http://ongaeshi-exchange.tumblr.com)は、ドイツ・ブレーメンと日本・名古屋の現代アーティスト同士が、互いの都市を行き来して行う国際交流アートプロジェクトです。

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▲11月におこなった「ONGAESHI」日本展のアーティストトークの様子

昨年の11月、ドイツからアーティストが来日し愛知県一宮市の古民家と元繊維工場のアートスペース「つくる。」にて、一ヶ月間、滞在制作・展覧会をしました。そして、今年の3月に、日本のアーティストがその時の「ONGAESHI=恩返し」をする為に、ドイツへ行って、同じように滞在制作と展覧会を開催します。11月におこなった日本展でも、3月に行うドイツ展でも、アーティストの交流だけではなく、滞在制作・展覧会・アーティストトーク・ワークショップなどを通じて、一般の方々にも参加いただける文化プロジェクトを企画しています。

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▲愛知県一宮市「つくる。」での交流の様子

滞在制作でつくられる作品は、その地域や文化的な交流の影響を受けて、アーティストの構想だけにとどまらず変容していく可能性をもっています。「ONGAESHI」というタイトルには、互いの都市への招待を行い、制作への影響を受け入れていく意思を込めています。

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▲ロゴとチラシは、紙飛行機がモチーフです。

●「つくる。」でのこと

11月に一ヶ月間、ドイツ人アーティストとともに過ごしてとてもたくさんの影響を受けました。

天野入華(http://irikaamanoartworks.blogspot.jp
「滞在制作のはじめに夕食に「Kartoffelpuffer」という料理をドイツメンバーに教えてもらいながら皆で作りました。(ジャガイモのお好み焼きのような料理でした。)
私はカタコトの言葉とジェスチャーでのやりとりだったのだけど、なぜかそれがとても楽しくて嬉しかった。何かを皆で作る時のスタートってこんなかんじ!ってワクワクしました。」

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▲「Outside for inside 内のための外」

道楽同盟 増成峻平・佐竹祐太(http://dourakudoumei.jimdo.com
「ある夜のこと、作家のゲーハルトと定食屋にご飯を食べに行ったらアートについて語り合う時間になり3時間近く語り合いました。
国境を超えているのにとても気持ちのよい討論で、ついつい口走ってしまった
道楽同盟の壮大な夢に対して笑う事なく真剣に受け止め、ある約束をしてくれました。」

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▲「Jump Rope Jack」

藤井昌美(http://masamifujii.undo.jp
「ドイツメンバーと料理を一緒にしたときに「人参の形が皆同じでおかしい。」と作家のマルテ・シュティールが言いました。その一言がきっかけで、私は人参を並べて作品をつくりました。何気ない一言も、国が違えば、環境が違えば、疑問が自然と湧いてくる。とても貴重な時間でした。」

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▲「Still life / #2 Carrot 」

村田 仁(http://jinmurata.jpn.org
「会場の「つくる。」にもともとあった黒板に、毎日 詩を書いていく作品「君との言語」を行いました。
この詩は、日本語とドイツ語、英語という異なる言語が混ざって書かれている詩です。
ONGAESHI プロジェクトでは、全体を通して、コミュニケーションの基本を英語で行おうとしています。ですが、やはり母国語でないと伝わらないニュアンスや気持ちがつきまといます。詩も、一般的には異言語の詩は翻訳を行いますが、それは変換ではなく新しくその言語で作っているものです。ならば、はじめから翻訳を行わなくて良い詩を作ってはどうかと考えているのが本作です。日本語の次にドイツ語の単語が来る流れによってのみ発生する語感をそのまま鑑賞してもらう作品です。」

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▲「The Language with you 君との言語」

鳥巣貴美子(http://taimatz.main.jp/_userdata/TorisuCV.pdf
「私は普段自分のアトリエで1人で制作しています。
なので、共同生活しながら制作していくというのは、どうしても他のメンバーから受ける影響でいつもとペースが変わり、そこから制作に繋げることはとても大変な事でした。
私は日本展で、パステルや鉛筆で植物を和紙やキャンバス描き、窓に張ったり室内に立てかけたりしました。
つくる。はとても自然光が多く入る場所で、私の作品に描かれた物がはっきり見える時間は一日に2時間程しかありませんでした。
しかし、画面が見えなくなっても、空間と関わりながら変化していく事が重要と考え、そのような作品・展示方法にしました。
それは、生活を共にして、自分以外のペースを受け入れながらも制作方法を模索したことで、環境に委ねつつ芯は通す作品の考え方のきっかけを得ることができた結果だと思います。」

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▲「Pflanze」

トザキケイコ(http://tozakikeiko.jimdo.com
「英語で自分の作品の説明をする経験は初めてで、語彙がないのでとてもシンプルな言葉になりました。
日本語で詳しく話すよりも、感じることで深い部分を共有しあえたように思います。
芸術は言葉を超えるコミュニケーションツールであることを痛感した出来事でした。」

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▲「つくる。」でのインスタレーション

●3月のドイツ展でしたいこと

ドイツのメンバーは、11月に日本人アーティストから招待されひと月過ごした「ONGAESHI」として、ブレーメンに招待してくれています。
私たち日本人のアーティストは、11月に受けた影響に対して、「ONGAESHI」したい!と思っています。

会場は、Kukoonという1月末にオープンした文化センターで、1880年にお風呂屋さんとして建てられた建物です。美術だけではなく、音楽ライブや劇場やワークショップなどとしての利用をされる場所で、カフェやバーやステージなどのスペースもあるようです。

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▲1月末にオープンしたKukoonの様子

天野入華
「私は、はじめてブレーメンに行きます。
メンバー達から聞いた話や写真と映像でしか知らないブレーメン。
実際にその地を訪れたら、私は何を見つけ何を感じるのだろう。見つけたものを作品の鍵にして制作をし、制作をしながらブレーメンに触れたいなぁと思います。」

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道楽同盟 増成峻平・佐竹祐太
「道楽同盟のコンセプト、芸術を楽しむ。芸術は楽しい。というのは
言葉のままとらえるのではなく、いろいろな人に対して芸術を身近にとらえ親しんでほしい。という想いから作られた言葉です。しかし、ドイツでは芸術は言葉で伝えなければ納得しないという文化があるようです。そのような世界に行き、道楽同盟の作品は国境を越え、言葉もなくドイツの方の心に届くのか挑戦したいと思います。」

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▲パフォーマンス「Long Long Long Long Jump Rope Jack Jump」

藤井昌美
「以前に2度訪れた事があるブレーメン。3度目の今回はもっとブレーメンの事を知りたいと考えています。ブレーメンは川や湖、大きな公園があります。その環境に入り込むような作品をメンバーだけでなくブレーメンの人々とも交流して作りたいと考えています。」

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▲シリーズ Licht より。

村田 仁
「日本展では黒板へ毎日書く行為や、紙コップの糸電話を用いた朗読パフォーマンスを行い、本作を展開しました。ドイツ展では、異言語によるコミュニケーションという問題により明確に取り組むため、ドキュメンタリービデオからなる詩など幾つかのプログラムを構想しています。タイトルは続いて「君との言語」です。」

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▲紙コップの糸電話を用いた朗読パフォーマンス

鳥巣貴美子
「以前ブレーメンに滞在した際に空気がきらきらした場所だと感じました。
同じ画材でもキャンバスでも、すこし違う物のようでした。
それから3年経ち、今回は3年分の成長と11月の日本展で得た事を発展させて、ブレーメンに合わせた、日本で制作するのとすこし違う作品が仕上げられたらと思います。」

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▲Anna Bartとのライブペインティング

トザキケイコ
「事前にあれこれと計画を練るのではなく、現地で感じたことを素直に作品として表現してみたい。
日本文化を心から楽しんで受け入れてくれたドイツメンバーの地元で、今度はドイツ文化を楽しみながら学びたい。」

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●アートプロジェクトだからできること

私たちアーティストは、身の回りにある、美しいもの、楽しいもの、心を動かされるものを、日々見つめようとしています。そうして見つけたものと、それぞれが持つ技術やアイデアと調和させて、言葉だけでは語りきれない想いを表現するのが、アーティストなのかもしれません。
また、アートという表現方法には外的な制限はなく、常に自由で自律的です。自由な表現だからこそ、アート活動は、見てくださる方の誰かの人生のスパイスになりうるのだと思っています。
「ONGAESHI」は、日独のアーティスト12組が中心になって、運営されています。12組12様な多様な表現が生まれることと思います。11月に「つくる。」でたくさんのものが生まれました。この3月、ブレーメンでの交流を通じて、ただの旅行では出会うことのできないたくさんのものを受け取って、アートプロジェクトならではの「ONGAESHI」をドイツの人たちに渡してこれたらと思っています。

●お礼について

ご支援いただいた皆さまに、ささやかではありますが「ONGAESHI」を用意させていただきます。

500円
・お礼のメッセージをお送りします。

3,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。

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5,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。

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▲ブレーメンの音楽隊の像

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7,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。
・ONGAESHIオリジナル手ぬぐい(ドイツ限定版)を1本お送りいたします。 ※写真は日本版の手ぬぐいです。

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▲写真は、日本版の手ぬぐいです。

10,000円 限定10件
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。
・ONGAESHIオリジナル手ぬぐい(ドイツ限定版)1本
・日独アーティスト全員によるアートカードセットを1点お送りします。

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▲写真は、11月の日本展で好評を博したオリジナルZINEです。

15,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。
・ONGAESHIオリジナル手ぬぐい(ドイツ限定版)1本
・アーティストグッズ1点進呈いたします。 ※ドローイング、版画、写真、アクセサリーなど。

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▲写真はイメージです。

50,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。
・ONGAESHIオリジナル手ぬぐい(ドイツ限定版)1本
・アート作品を1点進呈いたします。 ※数点候補をお伝えしますので、お選びください。 

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▲写真はイメージです。

300,000円
・お礼のメッセージをお送りします。
・HPにお名前を掲載させていただきます。(2015年5月より1年間)
・帰国後予定している報告会(2015年5月23日に愛知県一宮市「つくる。」にて開催予定。)会場にてドイツのお菓子や雑貨などのお土産をお渡しします。
・ドイツから、アーティストが厳選したポストカードに、直筆のメッセージを添えてお送りします。
・ONGAESHIオリジナル手ぬぐい(ドイツ限定版)1本
・日独アーティスト12組全員のアート作品コンプリートセット。

●どうぞご支援ください。

プロジェクトの発案者Anna Bartは日本が大好きなアーティストで、彼女の「日本に留学した際にご縁のできた日本人のアーティストとドイツのアーティストを交流させたい」との純粋な想いから、このプロジェクトはスタートしています。その想いを受けて集まった20代・30代のアーティスト達が、ボランティアで参加してくださる皆さまとともに、自ら運営に奮闘しています。バイトや他の仕事をしながら制作を続けるなど、私たち若いアーティストが置かれている制作環境は必ずしも恵まれたものではありませんが、今回のONGAESHIプロジェクトにおける制作費・会場費・渡航費などの費用は基本的に自己負担で行っています。

皆さまのご支援をいただきながら、私たちがプロジェクトを成功させること。
それが、今後のアーティストの在り方の可能性の一つを示し、私たちの活動のベースとなっているアートへの「ONGAESHI」になればと思っています。

是非ご支援お願いいたします。

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日本メンバー アーティスト 6組、7名
 天野入華(インスタレーション)
 道楽同盟 増成峻平、佐竹祐太(プロジェクトアート)
 藤井昌美(写真)
 村田 仁(詩)
 鳥巣貴美子(絵画)
 トザキケイコ(オブジェ、インスタレーション)
サポートスタッフ 1名
 榎本紀久
ドイツメンバー アーティスト 6名
 新谷亮介(絵画)
 アンナ バート(絵画)
 フェリックス ドレーゼン(切り紙絵、インスタレーション)
 ゲーハルト ガイジング(サウンドインスタレーション)
 ヴィンセント ヘインス(絵画、インスタレーション)
 マルテ シュティール(絵画、インスタレーション)
キューレーター 1名
 サブリーナ マイスナー

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