はじめに・ご挨拶

はじめまして。
みさご珈琲の向井務です。
兵庫県宝塚市で自家焙煎珈琲店と珈琲塾という
焙煎士の養成講座を行っています。

みさご珈琲は技術と着想で、炭酸珈琲というジャンルを
新たに、そして日本独自の丁寧な技で、
受け入れていただける環境を作っていきます!

プロジェクトを立ち上げた背景

 一般的に、誤解を恐れずにいうと、美味しくないと評価されている炭酸珈琲。
 なぜ炭酸珈琲はまずいのか、まずかったのか。
 この点を分析しながら、悪い要因を徹底して排除し、

 今の日本人好みのテイストに仕上げた炭酸珈琲を
 令和の時代のデザインに合わせて、提案いたします。



このプロジェクトで実現したいこと

 歴史に残っているだけでも1970年代から今まで、
 数々のメーカーさんが試行錯誤しながらも、消費者に認められなかった炭酸珈琲。

 最新の珈琲事情としても、アメリカでナイトロブリューという
 ギネス社の窒素と二酸化炭素を使った発泡珈琲も、3年前から
 日本に入ってきていますが、なかなか浸透していかないという現状。

 炭酸珈琲で成功することは、珈琲メーカーとして、エベレスト登頂くらいの
 価値があるのではないか(難しいのではないか)と揶揄される状況。

 今回、プロジェクトを立ち上げさせていただくにあたって、
 なぜ炭酸珈琲は美味しくないのか?美味しくするにはどうすれば良いのか?
 をお伝えしていきたいと思います。

過去の勇者たち


 1.炭酸珈琲はなぜ美味しくないのか?

 今までの日本の大手メーカーさんが試行錯誤してきた炭酸珈琲について
 考えてみたいと思います。

 珈琲屋として考察すると
 以下の点で美味しくないポイントがあります。

 ①豆の品質が普通であること

 ②抽出効率重視のため、味の引き出しができていないこと

 ③炭酸水を後から添加している、あるいはエキスが薄いこと

 

 詳説①豆の品質が普通であること

 珈琲の味はご存知の通り、豆の味で決まります。
 一般的にはコモディティとかコマーシャルと呼ばれる市場取引されている豆が使用されています。

 それ自体は全然悪いことではないのですが、
 炭酸珈琲用に生豆を選定、理想の形に焙煎するには、やや難があると感じます。
 炭酸珈琲には、炭酸珈琲向けの生豆選定と、焙煎が必要という考え方です。

 詳説②抽出効率重視のため、味の引き出しができていないこと

 大手メーカーさんは非常に多くの商品を一度に作られるため、珈琲の抽出においても
 とても効率の良い方法を使うことが多いです。形は様々ですが、基本的には、お湯に粉を浸けて
 抽出する方法が一般的で、香りや甘みや酸味、コク、苦味、雑味までを満遍なく
 珈琲液に取り出すことができます。 

 ただ、この方法はとても効率的なのですが、あまり必要のない不快な苦味や、雑味も一気に
 拾ってしまうデメリットもあります。そこで飲みやすいようにと、消費者に受け入れられるような
 価格を実現するするために、やや薄い珈琲として抽出し、デメリットの部分が
 目立たないようにすることが通常です。

 消費者の方に受け入れてもらうという点で、とても苦労されていると思います。


 これが炭酸珈琲の場合にどうか?という話になると、話が変わってきます。
 炭酸珈琲の場合は、炭酸により、平たくいうと味覚が少し鋭敏になります。
 このため、苦味や雑味に対して、意識が向くのですが、この点で旧来の大手メーカーさんの
 抽出方法では雑味や苦味が薄まっていても誇張されてしまい、後味の悪い炭酸珈琲になってしまいます。

 詳説③炭酸水を後から添加している、あるいはエキスが薄いこと

 珈琲を抽出した後、どのように炭酸を含ませるかですが、大きく二パターンあります。

 一つ目は、珈琲に対して炭酸の入った水(炭酸水)を添加する方法です。
 この方法は、珈琲を炭酸水で割る形になるため、割と濃い珈琲であれば問題ないのですが、
 伸ばしたような珈琲では、薄く、後味の悪さが目立ってしまいます。

 二つ目は、珈琲に対して炭酸ガスを添加する方法です。
 この方法は、珈琲に炭酸ガスを直接添加するため、珈琲の濃さがそのまま反映されます。

 どちらの方法でも、良い炭酸珈琲は作れるはずですが、最終的には②でお伝えした
 味の引き出しが十分でないこと、エキス分が薄いことが、美味しくなくなってしまう
 原因となっていると感じています。

 解決策①炭酸珈琲に向いた生豆の選定と焙煎を行う

 この問題を解決するには、炭酸珈琲に向いた生豆の選定と焙煎が必要になります。
 炭酸珈琲に向いている生豆ですが、試行錯誤した結果ですと、苦味や雑味の強いものは
 出来るだけ避け、コクのある豆を使う必要があります。

 国の中でもエリアや農家さん、品種ごとの特性がありますが、それらを大雑把にくくって
 国だけでお話しすると、ケニア、タンザニア、ブルンディ、コスタリカ、タイなどが
 割と炭酸珈琲に向いています。

 生豆の選定は非常に重要ですが、その上で、ブレンドを行うことによって、 
 いい意味での丸い整った味わいを作り出すことができます。 
 もちろんハンドピックなど手選別は必ず行うべきです。
 ハンドピックをしないと雑味がでやすくなります。

生豆を手選別している様子、全ての豆を目で確認します。

 続けて、焙煎についてですが、コクを出すという点と苦味を出しすぎないという点で
 中深煎り(シティロースト)付近がもっともエキス分が強く、苦味が出過ぎない焼き方になります。
 また、焙煎の方法にもよりますが、焙煎後5日程度経過した
 シティローストの豆を使用することでさらにコクの部分が増します。

 解決策②抽出で丁寧に味を引き出し、雑味や不要な苦味は取り出さない

 抽出で重要なことは、必要な味を必要なだけ取り出すということです。

 炭酸珈琲の場合はエキス分もしっかり取り出す必要もあり、苦味を抑える必要から、
 ヤグラネルを使って75℃の湯温で、丁寧に抽出を行います。

 抽出については、必要十分な濃さの珈琲を得るために、
 割と多い目の粉を使うことも重要です。

一度に5kgの豆を挽き、挽きたてを自作の大型ネルで抽出していきます。

 解決策③炭酸が添加された後、美味しさが感じられる濃度にする

 炭酸ガスにしても、炭酸水にしても、飲み心地と味わいを両立させる
 最適な珈琲の濃度があります。

 この濃度を実現するため、炭酸水と珈琲の関係性を厳密に管理します。
 また、飲みやすさと、グラスに注いだ時にビールで見られるような

 エンジェルリングを発生させるため、蜂蜜や糖分を添加して、味を整えます。

ビールと玄武のハーフアンドハーフ、きめ細やかな泡が特徴です。


私たちの地域のご紹介

 私たちが生活し、ビジネスを行っている宝塚は、宝塚歌劇があり、
 手塚治虫さんの育った場所として、多くの方に知られています。

 実は、その裏でウィルキンソン炭酸発祥の地として、
 明治末期に珈琲が利用されてきた地域として、
 炭酸の文化、珈琲の文化が割と古くから根付いている土地でもあります。


これまでの活動

 最初の炭酸珈琲玄武は2017年に生まれました。

 当初は前述のような、炭酸珈琲の悪い刷り込みに悩まされましたが、
 全く違うものであるという認識をしていただく方も徐々に増え、
 今ではリピートでお買い上げいただく方も増えてきております。

 宝塚の名産として、また能勢で命名されたことも合わせて、
 二つの地域で愛していただいております。

モノコトバ宝塚選定 再び高速道路SA・百貨店催事・ネット通販・地域の飲食店・お土産物屋さんで
 今後も取り扱っていただく予定です。

新名神高速 宝塚北SAでの販売の様子

資金の使い道・実施スケジュール

 ご支援いただいた資金で、玄武のデザインと製造、イベントを行う予定です。

 6月20日ごろ 玄武最終デザインの決定

 6月末  玄武珈琲エキスの抽出&玄武瓶詰めの製造

 7月はじめ  新デザインでの出荷開始

 8月25日  「令和の玄武」イベント開催予定(兵庫宝塚or川西で調整中)


 【資金の使用用途内訳】

  ・デザイン費&印刷費 30万円

  ・玄武瓶詰め費用充当 40万円

  ・イベント開催費   10万円


リターンのご紹介

応援していただくみなさまに
魅力に感じていただけるようなリターンをご用意しました。

リターン① 【非売品】炭酸珈琲玄武のステッカー

炭酸珈琲玄武のステッカーを2枚お送りします。

リターン② 「令和の玄武」8/25イベント招待ペアチケット

令和の玄武の発売を記念するクローズドイベントにペア2名様をご招待いたします。

リターン③ 令和デザインの炭酸珈琲玄武12本セット

炭酸珈琲玄武の12本セットです。

※パッケージデザインは、変更となる可能性がございますので、
あらかじめご留意ください。

リターン④ 令和デザインの炭酸珈琲玄武12本セット+卸販売契約権

炭酸珈琲玄武の12本セットと以降の卸販売の価格でご購入いただける
卸販売契約の権利を、今期のロット分で付与させていただきます。
卸価格はおおよそ7割ほどです。

リターン⑤ 炭酸珈琲玄武オリジナルテイストのOEM生産と提供

玄武の中身とラベルパッケージを、ご希望に合わせて0からお作りします。
もちろん、私、向井務の方と綿密なお打ち合わせと調整のもとで実現しますので、
その後、販売できるような商品にまでOEMとして、仕上げさせていただきます。
生産本数:6000本単位(出来高制)、送料別途相談、基本的なデザイン費込み
リターンご希望前にご連絡いただけますと幸いです。みさご珈琲 向井務090-5068-2292


最後に

炭酸珈琲玄武、様々なメディアに取り上げていただき、夏ごとに
注目をいただいております。この度、令和の玄武として再生していくとともに
炭酸珈琲の本当の美味しさを分かち合える仲間をみなさんと
一緒に作っていけたらと思います^^

応援、よろしくお願いいたします!

神戸新聞での掲載例

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2019/07/07 22:17

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2019/06/29 06:43

    おはようございます。プロジェクト終了から一夜明けましたが、本当に多くの方からご支援いただきました。ありがとうございますm(__)m生産の準備を進めておりますが、炭酸珈琲玄武が進化していくことで皆様の楽しみになれるよう、尽力してまいります。本当にありがとうございました!パトロンの皆様には、準備が...

  • 2019/06/28 07:10

    みさご珈琲の向井務です。多くの方のご支援、本当にありがとうございます^^お陰様で生産の準備が整ってきましたm(__)m玄武の製造ですが、工場機材の関係で少し猶予を取り、7月第二週に行うことになりました。ここまで来れたのも皆様のおかげです、前ロットまででお世話になった企業様からも卸のお問い合わせ...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください