【感謝!第2次目標100万円を達成!130万円で全国の子ども病院や被災地の子どもたちに】
みなさん、こんにちは。
クラウドファンディング「森の美しい日常を描く絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をより多くの人に届けたい!」のプロジェクトに、ご参加、ご支援を賜りまして、有り難く、制作チーム一同、心より御礼を申し上げます。
【感謝!100万円達成!絵本の発売は10月7日(月)です】
おかげさまで、このクラウドファンディングには、募集開始から40日あまりで「50万円」の目標の倍、100万円に到達することができました。その後も、共感と応援の輪が全国のみなさまへと広がっております。
これで、全国の599か所の児童養護施設に1冊ずつ、送り届けることができます。約3万人の子どもたちが喜ぶ顔が見たいです。みなさまからのたいせつなお金とお気持ちに、心よりお願い申し上げます。
【NEXT GOAL130万円!全国の子ども病院や被災地の子どもたちに贈りたい!】
NEXT GOALとして「130万円」を目指します! 130万円になれば・・・
1.日本小児総合医療施設協議会の子ども病院 31か所
小児ガンなどの難病と闘っている子どもたちと親御さんたちに、
プレゼントしたいと思います。
2.東日本大震災の被災地3県の公共図書館 90か所
(福島県34か所、宮城県26か所、岩手県30か所) にお贈りすることができます。
そして、150万円になれば・・・
3.福島県内の小学校(国立私立も含め)449校 にお贈りすることができます。
被災地はどこもたいへんですね。なかでも、原発事故の被害と風評被害に苦しむ福島県に暮らす子どもたちに、ぜひプレゼントしたいと思います。
みなさん、親やきょうだいと暮らせない子どもたち、被災地に暮らす子どもたちに寄せる、優しいお気持ち表現として、さらなる参加をなさいませんか?
ご家族やお知り合いのみなさまに、この尊いプロジェクトにお名前を刻むように、おすすめめいただけると幸いです。
このクラウドファンディングの募集期間は8月10日(土)23時59分59秒までです。ご参加を、こころよりお待ちしております。
【はじめに・ごあいさつ】
こんにちは。信州の小布施(おぶせ)で出版業と農業を営む、文屋(ぶんや)の木下豊です。薪ストーブのある自宅の一室を仕事場にして、日々の暮らしを楽しんでおります。
文屋の公式サイトはこちらです。http://www.e-denen.net/
お庭を望む仕事場にて。人に会って語り合い、旅に出るのも好きですが、この部屋で考えたり書いたりしているときが、一番自分らしいように思います。薪ストーブは、お隣の居間にあります。
自宅の栗畑にて。栗の木も薪にします。
お米と野菜を育て、
息子たちの小布施牧場ではジャージー種の乳牛を育てています。
2019年早春のある日、山梨県北杜(ほくと)市に暮らすエッセイストのさわもりりささんが、ご主人の細川英雄さんと訪ねてこられました。絵本『おじいちゃんのまきストーブ』の出版の夢を、静かに、熱く、語られました。八ヶ岳のふもと、同じ北杜市に暮らすアーティスト もとすぎりゅう(本杉琉)さんが、絵を担当されることが決まっていて、あとは出版社を探すだけ!とのことでした(ふつうはそれが一番の壁なのです)。
細川英雄さん・さわもりりささんと、本杉琉さん。
童話の世界からこちらに遊びに来ているような雰囲気の、愛らしいお三方です。
文屋はいままで、こうした持ち込み原稿を出版したことはなかったのですが・・・物語を読んでいるうちに、この絵本を出して世に問うことは、文屋にいただいたご縁であり、使命でもあるのかな・・・と思えてきました。
ストーリーは、ひっくり返るようなビックリ!の展開があるわけではありません。つつましくて、おとなしくて、ほんのりとあたたかくて、たおやかなお話。ですが、世代や血縁を超えて集い、心豊かに生きることのすばらしさを感じていただくことのできる絵本です。
より多くのみなさんにこの物語を知ってほしい、この絵本づくりに参加していただいて、その誕生(出版)をお祝いしていただきたい!と思い、クラウドファンディングに挑みます。返礼品の一部は、全国の児童養護施設で暮らす子どもたちにもプレゼントいたします。みなさん、わたしたち制作チームのお仲間になりませんか? そして、お一人でも多くのみなさまに、この絵本を読んでいただきたいと思います。
八ヶ岳のふもとに建つ、さわもりりささんご夫妻のご自宅居間で燃える薪ストーブと、
もとすぎさんのスケッチ(手前)。
この物語は、
このお部屋での語らいから生まれました。
【このプロジェクトで実現したいこと】
森の奥の一軒家で愛犬と暮らすおじいちゃん。薪ストーブをこよなく愛しながら、静かに暮らすおじいちゃんの生活は、ある日を境に一変します。同居を始めた縁もゆかりもない若いカップルには、やがて赤ちゃんが生まれます。おじいちゃんは、この赤ちゃんに「やまと」と名づけます。いつの間にか、四人と一匹は、「家族」になって暮らし始めます。
大自然の一部として生かされている人間。薪になる枝や幹を授けてくれる森の木々。夏の間に薪づくりに汗を流し、家の外にきちんと薪を積んで、風と太陽で乾かす、丁寧な暮らし。ストーブで薪を燃やした「本当の火」がもたらす、人を包みこむような暖かさ。薪ストーブで煮込んだスープの深い味わい。日々の何気ない語り合い。・・・何もないけれど、美しい暮らしのお話です。
太古の昔、わたしたちの祖先は森に暮らしていました。森へ還(かえ)りたい。森に還ろう。この絵本はわたしたちに、何万年も前の昔からの記憶を呼び覚ましてくれるようです。
この絵本には、人と自然が醸し出す美しい日常、「美日常(びにちじょう)」の幸せ感が込められています。家族みんなが、それぞれのお役目を果たしながら、感謝の気持ちをもって、丁寧に生きていくことの尊さを、より多くの人たちに伝えていきたいと思います。
絵本ですが、読者の対象は子どもだけではありません。青年期、壮年期、老年期、人生のどのステージに生きる人にも、その立場なりに、感じていただける何かを秘めた物語です。
ひょんなことから同居を始めた二人の男女と、やがて生まれるやまと。
選択縁による、温かな家族の誕生です。
そして、絵の舞台は、日本でもあり、どこか他の国なのかもしれません。薪ストーブの文化は、日本よりも北米やヨーロッパ、ロシアのほうがずっと盛んです。アーティストのもとすぎりゅうさんが描く絵は、”超 国籍”の魅力があります。そこで、この絵本では、日本語と英訳を併記したバイリンガル(和英対訳)することにしました。そうすることで、世界中の出版社から、そのお国の言葉で翻訳出版されることを願っています。美しくてわかりやすい英語ですから、日本人の英語学習や、英語ネイティブの在留外国人の幼児教育にもお役立ていただけます。
【これまでの活動とプロジェクトをやろうと思った理由】
文屋は、山や果樹園などの豊かな自然に囲まれた小布施の里にある一軒家(木下の自宅)にあります。ここには、大都会にはない、ゆったりした時間が流れています。広い庭の手入れや農作業をやっているので、いつも草木と対話しています。本は年に2冊、多くても3冊しかつくりません。点数は少ないのですが、1年、2年と時間をかけてつくり、10年、20年と時間をかけてロングセラーとしてお伝えしています。
文屋の本づくりは、すべてご縁の結晶です。売れ筋の著者を求めてつくるのではなく、自然の成り行き、ご縁の結果として巡りあう、心の波が共鳴しあう人とだけ、書物を生みだしてきました。
文屋は、「男の隠れ家」別冊『一度は読んでほしい小さな出版社のおもしろい本2019』(三栄書籍)に見開き2ページで紹介していただきました。制作担当の(株)プラネットライツ編集者・中川梓さんには、「編集と畑仕事。そのリズムが、自分が実践する”美日常”」というタイトルを付けていただきました。
このムック本が、
この絵本の誕生を導いてくれました。
感動 感謝!(^0^)
掲載された記事をたまたま読んだ、筆者(さわもりりささん)の関西に暮らすお友だちが、「この出版社なら、あなたの物語の魅力を感じとって、出版の夢を叶えてくれるかもしれない」と、さわもりさんに文屋のことを紹介してくださったことが、きっかけになりました。
わたしも、25年前に自宅兼仕事場を新築したとき、居間の中心に薪ストーブを据えました。そして毎年夏には、家族で薪をつくり、冬に備えてきました。そんなわたしが、薪ストーブの絵本を出版しようとしています。これも自然の成り行き、ご縁の結果なのでしょう。
この絵本に登場するひとり暮らしのおじいちゃんも、ある日、道に迷って突然目の前に現れたカップルと同居をはじめ、人生の終わりの日々を「家族」のように、幸せに暮らしていました。
ご縁って不思議ですね。
突然の来訪者が、愛犬と二人暮らしのおじいちゃんの晩年を一変させます。
ご縁といえば、この絵本のストーリーも不思議です。血縁のないおじいちゃんと若いカップル、そして子どものやまとが一緒に暮らしはじめる「つながり家族」。どこにでもありそうで、あまりお目にかかれない不思議なお話です。各人が自主的に選んで、支えあうネットワークのことを、社会学者の上野千鶴子さんは「選択縁」と呼んでいます。この物語は、血縁や地縁に必ずしもとらわれない、これからの「家族」や「地域社会」のありようの一端を表現しているのかもしれません。
下の動画は、まだスケッチの段階のお話を紙芝居にして、物語のすべてをごらんいただくことができます。文章と絵のイメージは、その後、変更・改善されています。ご参考としてご覧くださいね。朗読しているのは、筆者のりささんです。
【発端は雑誌『薪ストーブライフ』の連載】
この物語は、薪ストーブのある暮らしを愛でる雑誌『薪ストーブライフ』の連載から誕生しました。
『薪ストーブライフ』最新号。年3回発行です。
りささんは語ります。
「2013年3月から2016年1月まで12回連載させていただきました。最初はエッセイの連載企画で、絵本をつくりたいというはっきりしたイメージはなかったんです。それが、もとすぎさんとご一緒に書いているうちに、だんだんイメージがふくらんできて、これは絵本にしたい!と思うようになりました。」
編集長の中村雅美さんは、「これまで、薪ストーブをテーマにした絵本は、あまり見たことがありません。薪ストーブは身も心もあたためてくれます。この絵本を読んだ人は、ご自宅や別荘に薪ストーブを入れたくなるかもしれませんね。日本で誕生するこの絵本が、国境を超えて、薪ストーブ文化がもっと盛んな北米やヨーロッパの国々で翻訳出版され、異国の人たちに愛読されたなら、素敵ですよね」と話し、出版を心待ちにされています。
連載から絵本が誕生することを伝える最新号の誌面です。
英訳を担当するのは、長野県小布施町に暮らすアメリカ人で翻訳家のハート・ララビーさんです。日本文化や日本人の心の機微の精通した名訳家として知られるハートさんは、「このバイリンガル絵本は、日本人の英語学習に役立つだけでなく、日本に暮らすネイティブの人たちにもじゅうぶんに安心して楽しんでいただけるように、英語としての完成度を求めています」と意気込んでいます。
翻訳家のハートさんと息子さん(2014年撮影)。文屋は5年前に、長野県小布施町に80年前からつくられているパン「チェルシーバンズ」の絵本の増刷にあたり、初めてクラウドファンディンに挑みました。結果は目標の153%を超えました。全国からお預かりした支援金で、東日本大震災の被災地における、公共図書館など10個所での原画展と朗読会のツアーを実施することができました。
ハートさんは、ご家族と暮らす新築したご自宅に、薪ストーブを据え、夏場は薪づくりに汗を流しています。さわもりさんご夫妻、もとすぎさん、ハートさん、そして『薪ストーブライフ』の中村さんと、わたし。5つの家族全員がそろって、薪ストーブのオーナーであることは、きっと、火の神さまが導いた偶然という名の必然なのだと思います。
【資金の使い道】
物語を書いて、絵を描いて、本にする。ここまでの過程は、自分たちの力でやり抜きます。
みなさんにご参加いただいて集まる資金の使い道は二つです。
1.この心温まるお話を被災地の児童養護施設などで暮らす子どもたちにプレゼントしたい
東日本大震災で被災した3つの県(福島県・宮城県・岩手県)と、大地震に見舞われた熊本県を最優先に、お届けします。全国には約600の児童養護施設があり、約30,000人の子どもたちが、親元を離れて生活しています。資金が集まれば、集まった分だけ、そのほかの地域の児童養護施設にも贈ることができます。子どもたちの心に、小さくても暖かな火が灯りますように。さらに、被災地の公共図書館や小学校などにも贈ることができたなら、最高にうれしいですね。
2.英語に翻訳することと、英語を含む海外の国々の言葉で翻訳出版していただくためのプロモーション活動の資金に使います。
【リターンについて】
おもなリターンは、サイン入りの絵本と絵本から生まれる、もとすぎりゅうポストカード3枚です。
絵本のすべてのはさみ込む小冊子にSpecial Thanksとして、支援者のみなさんのお名前を載せて、御礼の気持ちを伝えます。
また、10月5日(土)から北杜市で始まる原画展におけるドリンク券をペアで差し上げます。
そして、リターンの一部を、被災地をはじめ全国の児童養護施設に暮らす子どもたちにプレゼントします。
5万円・10万円のリターンでは、この絵本の原画のリトグラフ(ポストカード判・A4判、額入り)限定20点のうちの1点をお届けいたします。それぞれに「1/20」といったエディションナンバー(限定番号)を、もとすぎさんが書き込みます。
【実施スケジュール】
1.クラウドファンディング
6月28日(金)~8月11日(日・大安) 55日間
2.絵本の制作
2019年3月から進行中です。
・~4月末 日本語の文章執筆と磨き上げ
・~5月末 原画のラフスケッチと検討
・~7月末 原画の制作。英語訳と磨き上げ
・~8月末 本文のレイアウト、表紙などの装丁デザインと、全体の磨き上げ
・~9月末 印刷・製本
・10月7日 出版!
3.出版
10月7日(月・大安)。リターンの発送、児童養護施設へのプレゼント。
4.原画展(入場無料)
1)日時 10月5日(土)~10月13日(日) 10時~16時(初日は14時~。10月8日(火)はお休み)
2)会場 Chemin du bonheur(シュマン・デュ・ボヌール)
〒408-0033 山梨県北杜市長坂町白井沢3137-44
こちらが原画展の会場です。もとすぎさんとお仲間が力を合わせてつくったアート空間です。八ヶ岳のふもとにあります。
みなさん、遊びにお出かけください。
3)オープニング特別企画 ”りさの本の庭”(入場無料)
・日時 10月5日(土)14時~16時
・内容
☆彡 紙芝居 by さわもりりさ
・「きみにも、ぽっ」(え:もとすぎ りゅう、ぶん:さわもり りさ)
・「おじいちゃんのまきストーブ」(え:もとすぎ りゅう、ぶん:さわもり りさ)
☆彡 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』誕生までのお話と対話
・さわもりりさ&ゲスト:
本杉琉(美術家)、細川英雄(言語文化研究者・早稲田大学名誉教授)
5.海外の出版社への翻訳出版プロモーション活動
10月以降
【最後に】
森の中の、何もないけれど、美しい日常。
この絵本には、人と自然が醸し出す美しい日常、「美日常(びにちじょう)」の幸せ感が込められています。家族みんなが、それぞれのお役目を果たしながら、感謝の気持ちをもって、丁寧に生きていくことの尊さを、より多くの人たちに伝えていきたいと思います。同時に、わたしたちの太古の記憶を呼び覚ましてくれる森に還る生き方を提案したいと思います。
みなさん、この絵本を、児童養護施設に暮らす子どもたちにプレゼントするプロジェクトにご参加ください。そして、このすてきな絵本を、日本から海外の人たちに読んでいただくためのプロモーション活動を支えてください。よろしくお願い申し上げます。
木下 豊・プロジェクトチーム一同より
【募集方式】
このプロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画を実行し、リターンをお届けいたします。
”清里のスーパーマン”萌木(もえぎ)の村社長の舩木上次(ふなき・じょうじ)さん(右)も、パワフルに応援してくださっています!
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