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CAMPFIREをご覧になられている皆さんへ。

お久しぶりです。「ニッポンの和牛を世界へ」の和牛ユニット「WAGYUMAFIA」(和牛マフィア)です。

前回の会員制和牛割烹のキャンペーンでは本当に多くの方々よりご支援の声を頂き感謝しております。

「海外シェフ御用達!和牛マフィア初プロデュースの和牛割烹レストラン会員権」

今回は私たちが競り落とすことができた神戸牛のチャンピオン牛のお話です。この感動をお伝えするに、普通の構成ではなかなか難しかったので、少し長いですが序文をご用意しました。クラウドファンディングの説明文としては珍しいことかもしれませんが、どうぞお付き合い頂けたら幸いです。

TEAM WAGYUMAFIA 一同

伝説のストーリーは2016年のあの太陽の下からはじまった

2016年6月、梅雨前のちょうど太陽が高くなってきた夏先の日の午後だった。WAGYUMAFIAの携帯が鳴った。和牛マフィア契約農家の一人、田中久工さんからの着電だった。「今年の共進会に出す牛がとてつもない牛に仕上がりそうで、ぜひ見にきて欲しいんです。」和牛のオリジナルとも言える但馬牛100%、すなわち業界でいうところの純血の但馬、それもメスである。この一頭を但馬牛のチャンピオンシップと言われる共進会に出品するという。今年で第98回となる歴史あるチャンピオンシップだ。田中さんはこれまで3度のチャンピオンに輝くものの、メスでのチャンピオンは一度も経験したことがない。これは事件に違いない。速くなる脈動を遮るように、すぐさまスケジュールを変えて、彼のいる丹波篠山へと急行した。

「共進会というのはご存知のように生体(生きている状態)でチャンピオンを決めるんです。去勢(オス)でチャンピオンを取るのはできたんです、一言でいうと去勢は安定しやすい。ただしメスは本当に難しい。月のうち一度は発情するですよね、これが体温やホルモンバランスを変え、コントロールが難しい。ましてや生体という生きた状態での品評会なんで、10年以上チャレンジしていますがなかなか取れなかった。でも今回のこのてるよしは必ずいける、そう決めているんです。」

数多くの牛がいる中で一頭だけ不思議なオーラを持っている牛、それが今回チャンピオンシップに出場予定のてるよしだった。毛並みの艶、そして時の流れが止まるかのような荘厳感。人と同じく、牛にも確かにオーラがある。メスらしい品格をもった但馬牛、それがてるよしだった。

普通の牛が25ヶ月、今回のてるよしは超長期肥育をさせるという40ヶ月手前での出品。ここにもリスクがある、事故があったり、食い止まりといい餌を食べるのを止めてしまったら全てが台無しだ。そしてメスは700キロまでの体重制限がある、育ち過ぎてもいけない、食い止まってもいけない。まさに職人のみぞ許された神の域での仕事となる。

10月28日、僕は淡路島で開催された共進会にいた。オスの優勝名誉賞は上田畜産の上田晋也さん、美方で牛飼いをしているトップ生産者の一人だ。赤坂にある会員制のプログレッシブ和牛割烹THE WAGYUMAFIAでも彼の牛は大切に扱わせていただいている。当日は朝陽が美しかった。出品されている生産者の緊張とは裏腹に空は限りなく澄み、秋から冬に変わる独特の透明感をもった空気。共進会の会場は但馬牛の生産者が一同に会し、和やかな雰囲気だ。チャンピオンシップというのはお祭りでもある。同じ志をもった生産者が、明日の和牛のために切磋琢磨して、共に進んでいこう、共に励ましていこうということを確認しあう場である。そして会場の外では生産者を支える家族がテントを張って団欒している。この光景を98回ものページをめくり、ニッポンの和牛の文化は伸びてきたのだ。

第一次審査、田中さんのてるよしは一次審査を通過する。安堵の表情を浮かべていた彼をみつけると「いやぁ、朝きてみたら、他の生産者の牛の出来に正直びびっていて・・・。珍しくダメかもしれないと思ったんですよね。とにかく一次通過できてよかったっす。次も頑張ります!」

アドバルーンがのぼり、まるで運動会のようなアナウンスが流れ、メスの決勝戦が始まることが告げられる。厳正なる審査をして、小声で確認しあう審査員たち。10分が一時間ぐらいの時に感じた、その瞬間、「最優秀賞、田中畜産田中久工てるよし」の声が会場に響く。

そうか、彼は勝ったのだ、あのてるよしが。安堵と誇りが交錯する田中さんらしい表情を浮かべた、ふと空を仰ぐとあの電話があった夏先の日と同じようなキラキラと高い太陽だった。

チームWAGYUMAFIAは契約農家が優勝した際には必ず競り落とすという暗黙の掟がある。あげ続けた55番の札は最後まで下がることはない、最高値での取引となり、てるよしは晴れてWAGYUMAFIAが競り落とすこととなったのだった。

 

ひとつの命。数十人の努力と情熱が溢れるばかり注がれて、ついにてるよしは牛としての姿での命を全うし、肉としての魂を宿すこととなる。僕らに残された使命はてるよしの全ての魂を、最高の形でプロデュースすることにある。キロ20万円となる肉はもちろんのこと、内臓の全て、そして皮、角・・・骨。その全てに最高のクリエイティビティを入れる。 

枝肉となったてるよしをみつめる和牛の匠たち、肋の6番と7番を割ったあとに・・・その場にいた職人全員から感嘆の声が漏れる。数十年みつめてきた匠たちの眼が嬉しそうな輝きで、肉質の良さを確認し合う。認定された格付け師によるグレーディングが静かに行われる。グレーディングは12段階。最高ランクが12番、6番以降がみなさんご存知の神戸牛ブランドとなる。そう神戸牛と但馬牛は同じ牛であり、兵庫県の指定区域で生まれ、育った純潔の但馬牛のみが神戸牛となることが許される。割った断面を当てられた光とともに上下左右丁寧に判別する。

「はい、12番!」

その瞬間、但馬牛てるよしは神戸牛へと生まれ変わったのだった。驚きの表情とともにみつめる関係者たち。それは神戸牛となったことではない、月齢40ヶ月の但馬牛のメス、この時点で年間に数頭しかでない奇跡の牛だ。その牛がチャンピオンになること自体も奇跡であり、そしてこの最高スコアが出たことは史上初の快挙だ。この数秒間での決定が、世界初の記録が起こったことを意味していたのだった。

そして伝説をみなさんのパーソナルストーリーへ

長い序文をお読み頂き、ありがとうございました。この奇跡の牛をぜひ多くの方々と分かち合いたく、この場を借りて共進会のあの感動を食べ手として、そして使い手として感動していただき「てるよし号」の魂を謳歌できればと思います。今回も日本が誇る最高のプレイヤーをご用意しました。

このチャンピオン牛を味わう会が一足早く、赤坂のプログレッシブ和牛割烹”THE WAGYUMAFIA”にて開催されました。料理をしていただくのは、日本を代表するシェフの皆さん。

鈴木弘政(赤坂津やま)/佐藤博之(銀座鮨とかみ)/米澤文雄(ジャンジョルジュ東京)/篠原裕幸(2015 RED35優勝者、元・香宮 料理長)/古田諭史(CHIUnE,Restaurant Satoshi.F)/永山俊志(THE WAGYUMAFIA 料理長)※順不同

和牛はニッポンの最高食材、その食材をあらゆるジャンルの調理方法で食べていただく、食べ手も日本を代表するシェフそして気合いの入った食べ手の方々に集まって頂きました。20名の限られたメンバーで、極秘裏に行われた会でした。

日本の食シーンを牽引するトッププレーヤーであるシェフもチャンピオン牛の様々なパーツを食べ比べしながら、また彼らのオリジナルレシピと組み合わせながら和牛の更なる可能性を模索した一夜、ここでもニッポンの和牛が多くの食のプロを魅了することが再確認したのでした。

世界最高峰の食材であり素材であるニッポンの魂・・・ニッポンの和牛を世界へ

WAGYUMAFIAとして、和牛を触り出してからというもの、ほぼ毎日和牛を食べています。10年前に尾崎牛の尾崎さんに呼ばれて和牛を食べに行った頃は、和牛は脂身だけの肉と思っていました。そこから10年後、毎日食べる和牛に日々感動し続ける連続です。牛を屠畜するための屠畜場の冷蔵庫にて脂身を触ったり、全国の和牛生産者を巡ったり、1000年以上続くニッポンの和牛というカルチャーに触れれば触れるほど、この神秘の食べ物に唸っているのです。今回のこの極秘裏に行われたイベントも、和牛という言葉だからこそこれだけの方々が集まったものと思っています。そしてその和牛の中でも世界の頂点のブランド牛として君臨するのが、神戸牛です。松坂であり、近江であり尾崎であり・・、そして世界にも様々なブランド牛があります・・、世界の食通が口を揃えて一生に一度は食べたい和牛・・・それがKOBE BEEFです。神戸牛とは但馬牛のブランドです・・・この純血の但馬牛のチャンピオンをより多くの方々に大切に食べていただく、大切に使っていただくことがこのプロジェクトを通して達成したいことです。

サンフランシスコ・ミシュラン1星OMAKASEでの和牛お披露目イベント

チャンピオン牛の魂を食して、そして手に触れて・・・。

今回の目的は、普段は流通に乗ることのない、神戸牛のチャンピオン牛の精肉・内臓をより多くの人たちに食べていただくこと、そしてその皮を丁寧になめし、レザーデザイナーroberu岩元さんによって素晴らしいレザープロダクトとして世に送り出すことになりました。チャンピオン牛である「てるよし号」にとって幸せなことは、より多くの方々が色々な形で愛でていただくことにあると信じて、みなさんの多くのパーソナルストーリーに昇華できればと思っています。

レザープロダクトデザイナーRoberu岩元さん

 

 

業界関係者から多くのニーズがあったチャンピオン牛のカードケース

 

堀江貴文自らがオーダーしているオールジップタイプのウォレット

リターンの中では、世界一の肉の磨き氏と呼ばれる沼本さんによる世界クラスの磨きとWAGYUMAFIA永山シェフの料理、東京になかなか来られるのは難しいという方は、ミシュランレストランTIRPSEを率いる大橋さんがプロデュースするBEEF JOKERをぜひ。BEEF JOKERとは、世界最速でミシュラン1つ星をとったTIRPSEが福岡県糸島市にあるミツル醤油醸造元と協奏する、食通に今もっとも話題のビーフジャーキーです。

レストランTIRPSEオーナー大橋さん

レストランプロデュースだけではなく、独自のクリエイティブをマリアージュして食材をプログレッシブに変化させるクリエイター・大橋さん。豚カツ、カヌレ・・・に続く、新しく彼が注目した対象はビーフジャーキーであった。

このBEEF JOKERのプロジェクトになんとこのチャンピオン神戸牛を贅沢にも使っていただこうという大体なコラボレーション。今回の見逃せないリターンのひとつです。

またWAGYUMAFIA赤坂店の誕生のきっかけともなった祇園の会員制レストラン「空」でのプログレッシブ和牛割烹イベント。既に世界3都市で行われたWAGYUMAFIA堀江貴文と浜田寿人のコラボイベント。シェフでない彼らが作り上げる独自の世界は、まるでDJのマッシュアップ型のシェフズカウンターと評されるプレミアムな席となる。2017年5月に行われる祇園「空」でのイベントは3daysが全てSOLD OUTこの貴重なイベントを両名自らが2daysに渡って開催される、もちろんこのチャンピオン牛を用いての過去にない食材クオリティとなるのは間違いない。

ぜひ、あなたもWAGYUMAFIAへ・・・ニッポンの和牛を世界へ

ぜひこの機会にチャンピオン牛の素晴らしさに触れて頂き、ニッポンの和牛の奥深い世界へと一歩入って頂けたらと思います。日本という国にこれだけ多くの外国人が集まってきている大切な時代、先人が大切に温めてきたニッポンの和牛、宝物にするのも私たちの役目です。多くのみなさんに私たちと一緒にこの和牛の今、そして未来をサポートしていただければ嬉しいです。

最後に、このプロジェクトを実現するために本当に多くの方々にご協力いただきました。共進会の運営事務局の皆さん、姫路屠場の皆さん、姫路の皮職人の皆さん、田中畜産の皆さん、そして日本を代表するシェフ・職人の皆さん、その一人として欠けていたらこのプロジェクトは今日を迎えられませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。ニッポンの和牛は世界一です!

TEAM WAGYUMAFIA FOR 

2016 CHAMPION KOBE BEEF TERUYOSHI PROJECT 

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