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京都市上京区「まるごと美術館」 9会場・来場者20,000人に向けて

お寺・神社・町家で美術品展示と特別拝観を行い「地域貢献」「文化財の保護」「人材の発掘」「伝統や芸術に触れる機会の創出」「担い手誘致」をテーマに、地域活性化を行っています。9会場・来場20,000人(目標)へ規模を拡大するにあたり、スタッフ確保や広報活動の資金を援助していただける方を募集します。

現在の支援総額

581,000

43%

目標金額は1,350,000円

支援者数

60

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/07/05に募集を開始し、 60人の支援により 581,000円の資金を集め、 2019/08/30に募集を終了しました

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京都市上京区「まるごと美術館」 9会場・来場者20,000人に向けて

現在の支援総額

581,000

43%達成

終了

目標金額1,350,000

支援者数60

このプロジェクトは、2019/07/05に募集を開始し、 60人の支援により 581,000円の資金を集め、 2019/08/30に募集を終了しました

お寺・神社・町家で美術品展示と特別拝観を行い「地域貢献」「文化財の保護」「人材の発掘」「伝統や芸術に触れる機会の創出」「担い手誘致」をテーマに、地域活性化を行っています。9会場・来場20,000人(目標)へ規模を拡大するにあたり、スタッフ確保や広報活動の資金を援助していただける方を募集します。

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「京都市上京区」と「まるごと美術館」

 こんにちは、「まるごと美術館」を運営している菅と申します。

 「まるごと美術館」は上京区の寺院や神社、町家などを会場として、伝統工芸品の展示やアート作品の展示を行う連続開催的な取り組みです。

「京都市上京区」〜 さぞ賑わっているエリアなんだろうというイメージとは裏腹に

 私の地元である「京都市上京区」は京都駅からも、河原町エリアからも、たったの30分。区内には京都御苑・北野天満宮・晴明神社・西陣エリアを初めとした数々の有名観光地もあり、近年の外国人観光客の増加も手伝ってさぞ賑わっているエリアなんだろうというイメージを、もたれるかもしれません。

 私は小さな商店街で生まれ、育ちました。物凄く温かい地域で、幼きころは近所の方々に声をかけてもらったり、あめちゃんをもらったりしていました。私は大人になり、自分の夢や目標を達成することに夢中になりました。アパレルショップを初め、八年間経営しています。必死で働くうちに、いつの間にか地元のことには無関心になっていました。

 ある日私が上京区を歩いていると、衝撃的なことに気づきます。昔あったはずの店がなかったり、いるはずのおっちゃんや、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんがいなかったのです。すでに自分を可愛がってくれた方々はもうそこにいない。それに気づいたときは、ただただ寂しい気持ちでした。

 近隣の方々にお話しを伺うと、地域に人が来なくなり、商売がうまくいかなくなったと。昔のような活気もなく若者も少ない。後継者問題も発生している。少し話をしただけで問題だらけでした。確かに私が幼かったころは活気もあり、みんなが笑顔でした。

 私は自分に何かできないかと思い、色々考えました。その結果、とにかく上京区の魅力を発信しながら大人数を地域に呼び込みたいと思いました。さっそく地図を開きどこに人を集めるか、何をして集めるかを毎日、毎日考えました。

 

目に入ったのは"ひしめき合う"神社仏閣

 地図上で目立ったのは神社仏閣!広大な敷地面積のお寺が所狭しと立ち並んでいました。その中には自分も知らず、おそらく多くの人がよく知らないお寺や神社もたくさんありました。しかし、知り合いのお坊さんにそのようなお寺の一つを紹介してもらい訪れてみると、そこにはとても京都らしい景観の境内に立派なお堂が立ち並んでいました。とてつもなく綺麗で、風情溢れる景色に心が癒されたことを今でも覚えています。ただし、四条通や京都駅付近で見かけるようなあの国籍豊かな人混みはありませんでした。ポツポツと拝観者を見つけられる程度。こんなに素晴らしいところなのになんで誰もこないのか?不思議で仕方ありませんでした。

 私はこのお寺でイベントをして、多くの人に来てもらえばいいのではないかと考えました。お寺側にこんなことがやりたい!あんなことがやりたい!と話してみましたが、自分の想いばかりが先行して全然うまくいきませんでした。考えてみれば、どこの馬の骨かわからない奴に大切な場所を貸すはずもありません。あっけなくその時は砕け散りました。私は諦めがつかず通って通って通って。お寺の掃除や草抜き、雑用などを頼まれてもいないのに勝手にやってました。気がつけばなんと、一年半も。

 そんなことをしているうちにわかってきたのですが、このような立派なお寺でも近年は人口減少の影響を受けて檀信徒が減り、長く維持してきた立派な境内・建物を維持しつづけるのが実は難しくなりつつあるそうです。日本には77,000*の寺院がありますが、すでにその約4分の1にあたる20,000*が無人になっているということもこのときに知りました。まだ誰かの手で管理されているお寺も管理者の高齢化や信徒の減少により今後同じように維持していくことはどんどん難しくなります。
* 鵜飼 秀徳(2015). 寺院消滅 日経BP社 p.15.

 私はおこがましくも、この状況も何とかして変えることはできないか?と思いました。長く続いてきた美しい景観と人々の心の拠り所を何とかして残していきたい、と。

伝統文化とつなげる、というアイデア。

 想いが伝わったのか話は急展開します。お寺でイベントを開催させて頂けることになったのです。

 お寺を昼夜に渡り参拝可能にし、夜間はライトアップをすることに決めました。ライトアップはふつうなら機材や工事代で500万〜1,000万かかると言われましたが、そんなお金はないので、自分でどうしたら綺麗にできるかを調べたり、知り合いに聞いたりしてなんとか準備を整えました。

 こうして準備に追われる私にある友人が助言をくれました。「ライトアップなんか京都中あちこちにあるやん。その中でなんでわざわざ上京区まで行かなあかんのか。イベントのコンセプトをもっとはっきりさせたほうがいいんちゃう。ただのライトアップやなくて、上京区ならではのことをやる。そうせんと一般の人には魅力が伝わらんと思う。」と。

 私はまた地域の人に相談をしました。そこでわかったのは、上京区には数多く伝統文化の担い手がまだまだ残っていること、そしてその伝統文化も寺社同様に、衰退傾向にあることでした。

 これでようやくコンセプトがはっきりしました。伝統文化を通じて地域の活性化を図る。寺院や神社の場所をお借りして、伝統工芸品の展示を行う。若者が普段触れることのない分野のものを全面に出して寺社仏閣の素晴らしさや伝統工芸品の魅力を伝えていく。来場して頂いた方には地域に存在する商店街や喫茶店、ごはん屋さんなどを紹介して地域散策をしていただく。大人数を会場に集めて、地域に分散する。これが理想のカタチだと思いました。

 そんなこんなでイベントに対する来場者数は開催する度に増えていき、新聞にも取り上げられ、初めは800人程度だったイベントも今は4000人弱まで増えました。能衣装や、絵画、仏画、様々な作家さんの協力もあり広いお寺を埋め尽くすほどの展示物にお寺は大賑わいになりました。

規模の拡大

 初めは一つのお寺でスタートしたまるごと美術館も、開催ごとに課題が見えてきたり、地域の方のご意見を頂いたりと方向性がだいぶハッキリとしてきました。会場となるお寺や神社や町家の魅力を伝えるのは当たり前で、その他に伝統工芸の魅力、人の魅力、アートの魅力、地域に点在する商店の魅力、このイベントではこの全てが発信できるとわかりました。この事に気づいた日から会場を増やす必要があると感じました。地域を散策してもらうためには色々な場所で開催しないといけないのです。より多くの作家、より多くのアーティストの方々の作品なども展示できます。活躍できる場を増やし、多くの魅力の発信をする。これが 「まるごと美術館」の役割だと思います。

最後に

今回規模を拡大するにあたって協力者が必要になりました。運営メンバーを集め、延べ500人ものボランティアスタッフを集め...、初期費用だけでなんと200万弱かかってしまいます。運営メンバーも本業の傍らで地域活性化の活動をしておりますので資金的な余裕もなく、時間も本業が休みの日を使って活動しておりますので正直ギリギリのところで頑張っております。

 しかし、誰かがやらないと地域の衰退はとめられないし、魅力ある街づくりはできないと思っております。だから僕たちは今無理してでもやるべきだと思い走り続けております。自営業をしている運営メンバーは自分の仕事を半分に削り活動の時間にあてています。お恥ずかしい話ですが収入も減り、生活も一変しました。苦しくても、しんどくても、将来的には魅力的な街づくりが出来ると信じております。

 私たちは本気です。開催期間(3週間)・9か所でトータル2万人の人を集めたい!なんとか成功させたいと思っております!そのためにも準備を整える必要があります。地域の寺院や神社、町家所有者は僕たちの想いに賛同してくださいました。この二度と来ないチャンスを成功させたいのです!そして毎年の恒例行事へとなればさらに規模を拡大できます。どうか皆様のお力をお貸しください!

資金の使い道

ご支援いただいた資金は以下用途で活用させていただきます。
・受付ボランティアスタッフ(延べ500人)への御礼 ... 50万円
・チラシ作成・印刷代 ... 30万円
・Webサイトの作成費用 ... 20万円
・スポットライト、延長コードなどの備品の購入 ... 10万円
・クラウドファンディングによる資金調達費用 ... 25万円

実施スケジュール

2019年7月 ... 会場・展示作家の決定
2019年8月 ... 会場や展示作家との詳細調整、告知チラシやwebサイトの作成
2019年9月 ... 展示作家による制作、告知
2019年10月〜11月 展覧会開催

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、プロジェクトは実行し、リターンをお届けします。
  私たちに他に財源の目処があるわけではありません。是非皆さんの温かいお力添えをお願いいたします。

最新の活動報告

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  • 今日は参加するアーティストのリサーチツアーの様子をご報告します!ツアーに参加したアーティストは、造形、絵画、メディアアート、写真家など9名。会場となる妙蓮寺、水火天満宮のほか、綴織の職人さんの工房見学へ。道中は千家さんの屋敷が並ぶ通りや、寺之内通などを歩き、最後はお世話になっているANEWAL Gallery 現代美術製作所で懇親会を開催しました。懇親会には、ツアーに参加したアーティストのほか、会場のご聖人や能衣装、面打ち師、綴れ織の職人さん達が参加し、総勢16名の盛会となりました。朝11時から懇親会が始まる19時までの8時間、ほぼ休み無しのリサーチが続いたにも関わらず、懇親会では伝統工芸士やアーティスト、会場のご聖人が盛んに意見を交わし表現の可能性を模索していた姿が印象的でした。今後、すぐには難しいかもしれませんが、参加する作家や会場が増え、伝統工芸、アート、宗教、神道、文化が融合し、街の課題に向き合い、地域共同体のひとつのあり方を示すことができる拠点になれれば嬉しいと思っています!今後も活動をご報告していきます! もっと見る

  • 一緒につくりませんか・・・・!!!このクラウドファンディングにより仲間が増え、そして感動を生んでおります。金額に制限はないので人によってまちまちなのですが、それぞれにとっての大金を寄付して頂いていることは確かです。お小遣い月3万円の友達が1000円寄付してくれているのですが、この1000円の重みがわかりますか?たかが1000円ではない。1日1000円しか使えない人から1000円を取ったらどうなるのか。買えたはずのコーヒーが買えなかったり、飲めたはずのビールが飲めなかったり。僕はすぐに電話をしました。大丈夫なの?奥さんに怒られないの?友達は即答で「楽勝」って。僕の友達って感じです。笑1日メシ食わんかったらええだけや!と。いやいや食べて。笑自分の生活、娯楽を削ってでも応援してくれる人がいる。これはこの友達に限ったことではない!寄付してくれた方全員に言えることです。このプロジェクトに寄付をしなければ違うことに使えたはず。それでもこのプロジェクトを応援してくれてる!このブログはこのプロジェクトの運営にも見て欲しい。勝手に集まってるんじゃない!期待をしてくれてるんだ!こいつらなら楽しい街づくり、明るい街づくりが出来るかもしれない。そう思って大切な大切なお金を寄付してくれている。無駄には出来ない!この人達の想いを絶対に無駄にしてはいけない!泥水飲んででもはいつくばってでも成功させないといけない!何回も言います!何回でも言います!僕たちだけで運営するわけじゃない!みんなで作り上げたい!言い方を変えると、みんなでやらなければならない!危機感を持ってくれ!毎回言うように守るもの、変化すべきこと、色々あるけど今は変化してはいけないものが変化せざるを得ない状況。寺がなくなりホテルに代わり、個人店、商店街は衰退し、外資系もしくは怪しい訳のわからない企業が入ってくる。皆さん気づいていないだけで実際にそうなって来ていますよ。地元の人にも頑張って欲しい!京都が京都でなくなってしまう。子育て世代に時間がないのはわかる。若者は今頑張らないと未来がないのもわかる。でも皆が少しずつ力を合わせれば不可能ではない!誰かが変える、誰かがしてくれる?もうそんな悠長な事を言ってられる時代は終わってるよ!立ち上がれ次世代!動きだせ次世代!戦え次世代!こんな世の中に誰がした!?ってよく聞く。政治が悪い!政治家が悪い!いやいや違う!市民ですよ!選挙に行かない奴、選挙で投票してる奴、みんなが選んだ政治家が国をまわしているなら選んだ俺たちが悪いんじゃないの?自分たちで動き出せばいいんじゃないの?人のせいにするのはやめましょう。新しいことを立ち上げると良い事もあれば、謂れのないないバッシングを受けたりもする。楽しいことがあれば悲しいこともあるし、悔しくて涙することもある。僕みたいな少数派の人間を応援すると、応援した人もバッシングを受ける可能性もある。それでも折れないでほしい!最後はハッピーエンドで終わらせてやる!最悪でもバッドエンドはない!一緒に街づくりをしましょう!まるごと美術館を共に大きくしましょう!何千人、何万人の笑顔を引き出しましょう!僕には能力がない!だから力を借りたい!みんなの力をかしてください!ワクワクする事、楽しい時間、みんなで共有しましょう!!! もっと見る

  • 涙が出ました

    2019/07/13 11:15

    こんにちは。今日は少しプライベートなお話をします。僕には4歳と2歳の娘がいます。長女は物凄くパパっ子でいつも足元にまとわりついて離れません。甘えん坊でなんでもお父さんに頼ってくる。僕も娘たちの事が大好きなので毎日のように一緒にお風呂に入り、一緒に布団に入り寝かしつけていた。長女が赤ちゃんのころは毎日お父さんが風呂に入れるのが当たり前。嫁には入れさせないほどの溺愛っぷりでした。おしっこを垂れちゃったときも必ず僕を起こしてきます。本当は一人でトイレに行けるのにコワイって言って「お父さん一緒に来て」と毎回言います。幼稚園のバスがお迎えに来るのですが絶対お父さんがお見送りです。疲れている僕を気遣った嫁が娘に今日はお母さんが送ってあげると言っても絶対にお父さんがいいと言うほど。毎日毎日コミュニケーションをとることが当たり前で成長が手に取るようにわかっていました。しかしここ最近は本業、まるごと美術館、寺町の理事などで帰るのが遅くなったり家を出るのが早くなったり、休みがほとんどなかったりで子供と遊ぶ時間がなくなっていました。僕自身はただただ忙しいので正直あまり気にしていなかったのですが、いつの間にか文字を書けるようになっていたり、絵が上手くなっていたり、言葉が増えていたりと知らないうちに成長していた。最近は僕が家を出るたびに「今日は何時に帰ってくる?」「すぐ帰ってくる?」「寝る前に帰ってくる?」と言ってくるようになりました。近くのコンビニに行くだけなのについてくるし、ゴミを捨てに行くだけなのに玄関まで追いかけてくるし、夜に打ち合わせとかで出ようとすると足にしがみついて離れない。そしてついにこの前娘が「さみしい」「もっといっぱい一緒にいたい」「お話を聞いて欲しい」と言ってきました。一番大切な存在に我慢をさせ、それでも地域の事をやっている自分は父親としては0点です。支えてくれている嫁にも負担をかけてしまっている。旦那としても0点かも。子供の寝顔を見ながら「ごめん」と胸が苦しくなります。それでも僕は中途半端には出来ない!子供に中途半端な姿は見せたくない!絶対に成功させてカッコイイお父さんを見せてやる!沢山の人の笑顔を子供と一緒に見たい。伝統工芸品、伝統工芸師、寺院、神社、本物に触れてこそ上京区!子供にも感じて欲しい。ここまで来て失敗は許されない!必ず盛り上げる!こんな事を書くと同情をされたいのか?とか思われるかもしれませんがハッキリ言います!僕はそんな甘い人間ではない!これは決意表明!子供には悪いけどまだまだ突っ走らせて頂きます!本気になること、一生懸命な姿は言葉では伝わらない!行動と結果で見せる。父親100点目指します! もっと見る

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