岐阜県郡上市・最奥の集落、石徹白に伝わる歴史や民話を絵本にして、子供たちに伝えていきたいと考えています。今回、平安時代に藤原秀衡によって奉納された「虚空蔵菩薩」の歴史をわかりやすい絵本にして制作・発行します!地域の子供たちには無償で配布し、地域民話を継承していきたいと思います。

プロジェクト本文


はじめに

初めまして。岐阜県の郡上市、最奥の集落に住んでいる平野馨生里と申します。

2011年に岐阜市から石徹白に移住して、3人の男の子を授かり、

日々、子育てに奮闘しながらも楽しく生活をしています。


私は、2012年から「石徹白洋品店」という屋号で

地域に残る農作業ズボンをベースにして、

草木染めや藍染の服を作っています。



お店を立ち上げてから7年ほどたち、

仲間も増えて、日々楽しく染めや畑、服作りの作業に没頭しています。


さて、本業はこうした服作りですが、地域の伝統的なことを継承する活動として、

毎年1冊、石徹白の民話絵本の制作を行っています。


現在、子供達は6歳・4歳・1歳ですが、毎年私の子供たちも含め

保育園や小学校の子供たち、先生たちも民話の絵本の完成を

楽しみにしてくださっています。



このプロジェクトで実現したいこと

石徹白は、昭和33年に1200人の人口を数えましたが、それ以降は減少を続け

現在は250人となっています。

石徹白は白山信仰の拠点として、かつては「上り千人、下り千人、宿に千人」と

言われるほど、多くの人で賑わった集落でした。


そのような経緯もあり、集落には立派な神社やお寺、そして

虚空蔵菩薩を祀るお堂があり、地域の人々の手によって大切にされ

美しく保たれてきました。

しかし、人口減少とともに、その役割を担う人の絶対数が減り

今後の集落維持が危ぶまれています。

一方で、石徹白の魅力を感じて、昨今、子育て世代の移住者が

少しずつ増えて、現在、全体の2割ほどを占めています。


私自身も移住者で、石徹白には移住して8年たちます。

石徹白に伝わる民話や歴史は、地域の中では当たり前のように

おじいちゃんから孫へ伝承されてきましたが、

私たちのような移住者は核家族はなかなかそのような機会がありません。


石徹白で育つ子供たちに、この地域の歴史文化を身近に感じてもらいたいと

民話絵本作りを始めました。


絵本作りは今年で5作目です。

1作目は、1300年前に書かれた古文書を元に制作した

「ねいごのふたまたほおば」という物語で、

葉っぱの先が二股に裂けた朴葉と、尻尾の先が二股に裂けた化け猫が

登場する人と怪猫のラブストーリー。

一時、保育園では「ねこまたじゃ〜」と叫ぶ

ねこまたごっこが流行ったほど人気の絵本となりました。


2作目は、白山に初めて登頂して白山信仰を開いた

泰澄のお話で「泰澄、白山への道」です。

白山開山1300年記念の年を契機に制作しました。


そして第3作目には「和田の小池と龍神」、

第4作目は、「浄安くわは」という地域の中で口承されてきた

物語を絵本にして、石徹白の子供たちにはプレゼントしました。



今回制作する第5作目は、石徹白にある虚空蔵菩薩が

岩手県の奥州平泉から藤原秀衡の命により

運ばれ、奉納されたという歴史があるのですが、

その史実を絵本にします。


虚空蔵菩薩を運んできた人々が、そのまま石徹白に住み、

そして、今でも、虚空蔵菩薩を守っていらっしゃいます。

はるか遠い歴史の話が、今にまで現実的に続いていて

その上、その話が代々伝わっているお家があるというのが

ものすごいことだと思うのです。

この歴史を、子供達に伝えていきたいと思っています。


完成した際には原画展示会と読み聞かせのイベントを行い、

地域内外の子供たちが参加してくれていて、とても嬉しいです。

今回の絵本完成後、10月にはその様なイベントを予定しています。



絵本のイラストは、岐阜県大垣市に住んでいる

イラストレーター、南景太くんに描いてもらっています。

独特のタッチでユニークな表現を試みる彼の挑戦心に

いつも感銘を受けながら、楽しく共に絵本制作を続けています。

子供たちも、斬新な手法で描かれた彼のイラストが大好きで

絵本を食い入る様に見てくれます。



絵本の題字は、石徹白に移住した書道家の岩瀬崇くんにお願いしています。

石徹白とふるさとの大垣を毎週行き来しながら、

古民家を改修し、ゲストハウスをオープンさせるというバイタリティあふれる

アーティストです。

地域の中にこうして作品制作を共に手がけることのできる

仲間がいて幸せです。



資金の使い道

今回集めた資金は以下の様に活用します。


イラスト制作:20万円

題字制作:3万円

印刷費:15万円

編集費用:2万円

合計 40万円



リターンについて

リターンは絵本や石徹白洋品店のグッズをご用意しています。

<絵本>

絵本は第1作目から今回の最新作まで、合計5冊あります。


<草木染めの靴下>

郡上のお母さんたちが子供たちを見ながら

自然の草木花で染めたシルクウールの五本指ソックスです。

温かく優しいはき心地で冷えとりをしている人、

足元の発汗が気になる方には最適です。


<石徹白で加工されたドライフルーツ>

雪深い地域ですので、冬の農家さんの仕事を創るために

ドライフルーツへの加工をしています。無添加でヘルシーなので

おやつやおつまみに最適です。


<農作業ズボン たつけ>

また、石徹白洋品店では、石徹白に伝わる農作業ズボン「たつけ」を

中心に制作しています。古くから農作業着として活用され

直線裁断にもかかわらず動きやすく快適なはき心地となっています。

当店の一番の人気商品です。

ご希望のサイズをお送りいたします。

*こちらをお選びいただいた方には、後日詳細のご連絡をいたします。


<虚空蔵菩薩をめぐる石徹白リトリート参加券 1泊2日>

石徹白に移住して開業されたゲストハウス「あわ居」にお泊りいただいて

虚空蔵菩薩の拝観、白山中居神社の参拝など、石徹白の歴史をめぐる

リトリートをご用意しております。

*日程はご相談の上決めさせていただきます。


実施スケジュール

プロジェクトのスケジュールは以下の通りです。

現在:ラフスケッチ進行中

8月:イラスト制作

9月半ば:入稿

10月頭:絵本完成



最後に

毎年の絵本制作をきっかけに、私自身、石徹白の地域のことを

学ぶ機会をもらっています。

そして何より、子供たちにとって、石徹白の民話の絵本が

当たり前の様にそばにあり、身近に感じてくれることで、

地域への興味関心が高まり、

愛着を深めるきっかけになってくれることが私の願いです。



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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