はじめに・ご挨拶 

我々小川つなぐラボの山崎・岸本と申します。
▼上:山崎 下:岸本

数ある募集の中から本ページをご覧いただきありがとうございます。
私たちは、普段は東京に住んで会社員をしながら、空き時間や休日を活かして、長野県小川村を盛り上げる活動をしています。
小川村を盛り上げるために、関係人口を増やしていくことが重要だと考えております。
そのために、小川村が持つ資源である、「村の空き家・蔵」「村民のずくだせ(やってやろう)精神」「村民のスキル」を活かした企画として、“使われていない土蔵の共同改修”をこれまで進めてきました。
今回は、その活動を加速させ、空き蔵を「みんなで直す」段階から、「みんなで使う」段階まで一気に実現するために、資金支援を頂きたいと考えています。


それでは、私達の活動および想いを紹介させていただきます。


我々は村外の都市部に住む方々、そして村内の若者や地域興し協力隊と共に空き蔵を改修し、皆が集まり戯れる場所を作りたいと考えております。
その場所とは”蔵ブ”という名の1つのイベントスペース(遊び場≒クラブ≒蔵ブ)です。
今回のプロジェクトでは小川村にただ改修した“ハコ”を作るのではなく、村内・村外の方々と一緒に作りたい物を考え、作り、楽しむところまで1つの流れとして実現したいと考えております。
具体的に”蔵ブ”は、オフィス×ワーク=ワーケーションを実践する場所、映画を仲間と鑑賞するイカした場所、地元のおばちゃんが古着をお披露目するファッションステージ、様々な姿に形を変えることが出来ます!
今回の事業を通して、移住した【定住人口】でもなく、観光に来た【交流人口】でもない、”関係人口”という地域や地域の人々と多様にかかわる地域づくりの担い手を増やし、小川村を元気にしたいという想いがあります。

▼こちらが改修しようとしている蔵です。

▼元々の床板はこんな感じです。この床板も張り替えて皆が遊べるイベントスペースにしていきます!

この蔵は数年前に、東京から移住した方の土蔵です。

▼蔵の所有者の宮永さんです!

現在宮永さんは自宅で農家民泊をしたいと考えていましたが、土蔵に関しては特に使用する予定はなく、「村民や、都市部の若者たちが楽しめる場所としてくれるのなら」ということで、快く貸して下さっています。また、宮永さんからは、「立派な蔵ではあるが、倉庫としての使い道しかなく、使い方が他にもあるならぜひ協力したい!」と温かいお言葉をいただきました。
ゆくゆくは母屋で農家民泊を実施するビジョンも描きつつ、この“蔵ブ”はその母屋と連動した1つのイベントスペース(遊び場)にしたいと我々3名は考えております。
築年数は不明ですが、きれいな改築が入ったようなので、まだまだ構造や外壁はしっかりしています。
ただ内部は電気が通っておらず、床板はスカスカで、ホコリだらけです。
小川村第1弾蔵改修としてこの土蔵を、みんなで改修して、蔵ブ(イベントスペース)にしたいと考えております。
1階2階は床板を張り替え、裸足で入れるように杉板を敷き、トタンで囲まれたアプローチに、簡単な調理ができる場所や、囲炉裏のあるスペースを設ける予定です。

▼イメージイラスト


小川村は、長野県の北部、長野市と白馬村のほぼ中間に位置し、村内各所から雄大な北アルプス連峰を眺めることがで出来ます。
その景観は、「日本の里100選」、「信州の自然百選(景観選)」、「信州サンセットポイント百選」にも選ばれています。
総面積の約7割が山林で、標高500mから1,000mに居住しており、澄んだ星空が堪能出来ます。
長野市と白馬のちょうど中間に位置する人口約2,500人の村。
小さな村ですが、何より住んでいる人達が皆個性豊かで、行けば行くほどハマってしまうこと間違いなしの場所です。
▼小川村から臨めるアルプスの山々。


小川村内を探索してこの村の持つ資源を探す中で、活かすなら土蔵が最適であると考え、昨年より我々は活動を実施しております。
土蔵に我々が土蔵にハマっている理由を紹介します!


①蔵が有り余っている
小川村は古民家以上に使用されていない土蔵が余っています。
村民の方々も手放したくはない、だけど改修する費用や目的がないというケースが散見されている実情があります。

②耐久性が高く直しやすい
土蔵はもともと食品などの貯蔵に用いられたため、火や風雨、虫や動物の侵入に強い構造を持っております。
そのため、築年数が経ったものでも大きな損傷がないものが多く、専門家だけでなく一般の方々のDIYでも十分に再生が可能である蔵が多いです。
これは古民家とは違いイニシャルの費用を抑えながら自分達の好みのリノベーションが可能です。

③使いやすい

  • 先述した用途から、土蔵の内部は温度変化が緩やかで、土壁によって湿度も安定しています。
    壁が厚いため適度な音響効果をもち、外部に騒音が漏れづらいという特徴があるため、
    人々が集まって使うのに都合の良い機能を有しております。


  • ④とにかくワクワクする
  • 「蔵」と聞くと、空き家にない魅力を感じませんか!?
    どっしりした安心感なのか、宝物があるようなワクワク感なのか、歴史を感じるロマンなのか。
    なんだかよく分かりませんが、小川村という都会から遠く離れた土地に、人を呼び寄せる魅力を持っていると感じました。

信州つなぐラボの活動の一環として、本年2019年1月、約20名(村内10名、村外10名)で第1弾として、蔵の2Fの床の張替えを実施しました。
標高950mの現地では雪が降りしきる中、床を張替え、蔵の提供者の方の家で鍋をつつく等親睦を深める等出来ました。

(信州つなぐラボの詳細はこちらを参照ください:https://note.mu/shinshu_tsunagu/n/n37973410cb23

▼地元の大工さん・地域興し協力隊・東京都からかけつけてくれた友人の協力で進めました。

▼手作業で釘打ち!このアナログ感が良かったです。

▼ちなみにこの後風邪引きました笑

▼活動をムービーにもまとめております!




私達の活動の更なる目的は、小川村の関係人口を増やすこと(=小川村に愛着を持った人を増やすこと)です。
そのためには、単純な観光で景色を見たり、体験をしたりするだけでは不十分だと考えています。
きっといつか忘れてしまいます。
その土地のために汗を流し、土地の人と協力し、同じ釜の飯を食べることにより、2度3度と訪れたくなるような強い思いが生まれるはずです。
今回の蔵リノベーションは小川村にただ改修した“ハコ”を作るのではなく、村内・村外の方々と一緒に作りたい物を考え、作り、楽しむところまで1つの流れとして実現したいと考えております。


【資金の使い方】

今回ご提供いただいたクラウドファンディング資金は“蔵ブ”を作るにあたり、以下の作業を実施予定です。
2階のフローリング貼り:\150,000
1階の地板張替え・フローリング貼り:\300,000
アプローチの壁再生・簡易キッチンの設置:\200,000
電気の引込み:\200,000
仮設トイレ設置:\250,000
(単位:円)

2020年春の完成を目標に、2019年9月14、15、16日に第2弾イベントとして2F床にフローリングを断熱材として敷く活動も実施致しました!


今回の土蔵の共同改修の構想は、1軒だけではありません。
今後、複数の土蔵で共同改修を行いたいと考えています。

様々な種類の土蔵を様々な用途で貸し出したり、改修する体験を売ったりするようなナリワイを興したい。
そして、少しでも小川村の経済に寄与するような形を目指しています。

土蔵の貸し出しに加え、ゆくゆくは土地・土蔵・人・スキルを繋ぎ合わせられるコーディネーターを置き、都市部の人の夢を叶える体制をつくり、「夢をかなえるために小川へ」という流れを作りたいと考えています。
その結果、数十年後には半分になると言われている小川村の人口を増加に転じさせ、地方創生のロールモデルとなることを目標としています!!

ご支援何卒よろしくお願い致します!

▼共に活動する小川つなぐラボメンバーと現地のご協力者の方々。我々もいわゆる"関係人口"ですね!


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください