私たちは、日本古来の葡萄品種「甲州種」を使い、甲州ワインを普及する活動を行っています。良いワインは良い葡萄から、をコンセプトに15年間、葡萄農家と協力し、葡萄の凝縮度に徹底しこだわった白ワイン『百農民』(ひゃくのうたみ)を作っています。本物の甲州ワインのテロワールをぜひ味わってみませんか?

プロジェクト本文


みなさまこんにちは!
百農民(ひゃくのうたみ)ワインの衞籐重豪です。


私たちは、2004年から毎年、『甲州種』と呼ばれる、日本古来の葡萄品種を用いた白ワインづくりを続けています。
「日本のワイン」の中でも、奈良時代より日本に自生する古来の品種「甲州種」。この葡萄から出来る白ワインの本当のテロワールとはどんなものなのか、すこしでも多くの方に知ってもらい、楽しんで頂きたい!
・・・そんな想いで、この活動を続けています。


私たちの葡萄畑は、わずか13アールの小さなものですが、「最高に美味しい甲州ワイン」を目標として、原料となる「葡萄の品質」にこだわってきました。

”良いワインは良い葡萄から”、をモットーに、ワインの原料となる葡萄を”いかに凝縮させ、糖度の高い、美味しい果実を育てるか”ということに、最もエネルギーを注いでいます。
(極力補糖しない、葡萄のポテンシャルだけで仕込んだ白ワインづくりにこだわっています。)

そして今年も、甲州種の白ワインの新酒『百農民甲州2018』が完成しました!
今回は、フィルタリングをかけていない「特別なバージョンのもの」を瓶づめしました。
さらに、熟成から1年を経た甲州ワイン『百農民甲州2017』も同時リリース致します!
(こちらも、初出荷なります。)


この取り組みの発起人でもある、シニアソムリエの大山政弘は、2000年の当時、フランスに視察に行った折、自分の国のワインの品種や葡萄の種類にどんなものがあるのかと聞かれて答えることができず、これは「日本のソムリエとして恥ずかしいこと」だと感じ、帰国後、日本のワインの現状について知るべく、活動を始めました。
それが百農民の始まりでした。

2000年前後の日本のワインは、レストランや酒屋でほとんど見かけることはなく、一部の甘口のワインを除いて、大消費地圏にはあまり流通していませんでした。
実際、流通しているワインは、フランスやイタリアのものが多く、国産ワインで食事にあわせて頂けるようなものは、少数派でした。

しかし一部には、日本のワインを食事にあわせて楽しんでほしいという生産者もあり、山梨県内のワイナリーをあまねく訪問して、多くのワイナリー経営者や醸造責任者と対話し、その事に共感した大山は、甲州ワインを多くの方々に紹介するため、『日本のワインを広める会』を作りました。
都内で試飲会等のイベントを開催したり、勝沼の朝市で『ワインテイスティングセミナー』を行うなどして、長年活動してきました。


その中で、勝沼の葡萄農家と協力して、ポテンシャルの高い良好な甲州種を栽培し、高品質なワインを作り、それを少しでも多くの方に知って、飲んでいただくことで、日本のワインの素晴らしさを知ってもらおうと思い立ち、始めたのが『百農民ワイン』となります。(ファーストビンテージは2004年になります。)



百農民は、山梨県甲州市勝沼町菱山にお住まいの葡萄農家、三森ご夫妻と連携しており、葡萄の栽培を委託しています。


葡萄畑は同じく山梨県甲州市勝沼町の菱山地区にあります。
菱山地区は、良質な葡萄が穫れることで有名な場所でもあります。

それでは、私たちの畑、そしてその周辺の勝沼の景色などをご紹介させて頂きます!

上の写真は、山梨県甲州市にある「勝沼ぶどう郷駅」から見た西側の景色です。
小高い丘の上に見えているのは『ぶどうの丘』と『ぶどうの丘ホテル』になります。

私たちの百農民の畑は、この施設の北西側へ500メートルほど離れたところに位置しています。
百農民ワインは、この菱山地区のわずか3、40メートル四方の畑からのみ収穫した甲州葡萄を使用しています。
まさに「畑のテロワールを色濃く反映した甲州ワイン」と言えます!


下の写真は『百農民甲州2018』に使用した甲州葡萄の、収穫前の様子です。

2018年10月7日に、過去にお手伝いを頂いた方や、初めて収穫体験を希望された方々にお手伝いを頂き、約1トンの葡萄を全て ”手摘み” で収穫しました!

収穫後にはさらに「選果」と言いまして、剪定バサミを使い、「ひと粒単位」で、傷んだ部分を徹底して除去し、「良好な果実のみ」を残しました。

『棚作り』もまた、甲州種の栽培の特徴の一つです。
大手や準大手ワイナリーの直営葡萄畑では、「垣根づくり」方式を取り入れているところが多いのですが、30年以上に渡り甲州種の栽培を手掛けてきた三森ご夫妻は、「これまでの経験で、甲州種という葡萄に最も適した栽培方法は、棚作りだと思う。」とのことでした。

そして『傘かけ』も、私たちの葡萄栽培における一番のこだわりのひとつです。

私たちは、百農民ワインに使う葡萄を、生食用葡萄と同じように、ひと房、ひと房、手で『傘かけ』を施しています。これは、葡萄を雨や病気から守る工夫で、少しでも良好な果実を得るために、手間をかけて行っています。
(多くの葡萄農家では、コストの問題から、醸造用葡萄品種に傘かけは行いません。)

ちなみに、葡萄がつるされている棚の高さはどうやって決まっているのか、葡萄農家の三森さんに伺ったところ、 ”自分たちの背の高さに合わせて作っている” のだそうです。

高すぎても、低すぎても農作業に支障をきたしてしまう為、棚の高さにも理由があったのでした。


百農民では、”良いワインは、良い葡萄から”をコンセプトに、以下のようなポイントに基づいてワイン作りを行っています。

百農民は、勝沼町菱山地区にある単一畑、約13アールの土地のみから収穫した甲州種を使用して醸しています。
また、畑では10アールあたり約1トンを上限とする「徹底した収穫量制限」により栽培しています。
※普通に育てると、10アールから最大約2.5トンの葡萄が収穫できてしまいます。

この収穫量制限により、「凝縮した糖度の高い果実」が得られるようになります。

 

ワインとしてのアルコール度数に達するには、収穫時の葡萄が一定以上の糖度に達していることが求められます。

百農民の畑では、甲州種において非常に高い糖度(※糖度20~23度前後)の葡萄を生産しています!
その結果、醸造時の補糖を最小に留め、原材としての葡萄のポテンシャルを最大限に生かしてワインを醸すよう努力しています。

醸造工程において全く補糖しない場合、糖度20度の葡萄をもってして、ようやくワインのアルコール度数は10%前後に到達します。
一般的な契約葡萄農家の醸造用葡萄の平均糖度は13~15%前後、ワイナリー直営農園では18%前後と言われており、そこから比較しますと、百農民の畑では飛躍的に高い糖度の葡萄を生産しています。

糖度が高ければ、保糖を最小限に留めることができますから、葡萄から作った、いわゆる”葡萄酒”らしい味わいのワインが仕上がる、という事となります。

百農民は、過去そのほとんどのビンテージで、ボルドー液(農薬)を撒かずに栽培を行ってきました。

ボルドー液を使うと、病害に強くはなりますが、葡萄の葉の全面に、粒状の白い斑点が付着し、その分だけ葉の光合成できる面積が減り、葡萄の糖度が下がる一因となります。
そのため、病害との戦いとはなりますが、百農民の畑では、可能な限りノンボルドーにこだわった栽培を行っています。

この「ノンボルドーの栽培方法」は、2004年の当時、葡萄農家の三森清さんが勝沼地区で、先駆けて行ってきました。
この取り組みを始めた時、周りの葡萄農家からは ”とても無理な取り組みだ” と見られていましたが、毎年実直に取り組み、高品質な葡萄を安定的に生産してきた実績をみて、今では周囲の畑の農家も、次々にノンボルドーに取り組む所が増えてきました。

百農民で用いている葡萄「甲州種」は、”白ぶどう”に大別され、白ワインを作るための葡萄となっています。
『百農民甲州2018』は、洋ナシのような、そして新酒らしいフレッシュな果実味があり、やわらかな香りをお楽しみいただけます。

皆さまには、このワインを、ぜひ日本食に合わせて楽しんで頂きたいと思っています。

料理に合わせることを意識するのでしたら、1年の熟成を経て、辛口に変化してきている『百農民甲州2017』がオススメです!
いずれにせよ、毎年のビンテージは、「やや辛口」に仕上げており、ビンテージによっては、やや発泡味を感じる年もあります。(特に春先の新酒の出荷時期)

徹底した収穫量制限による、凝縮された葡萄から醸しているという事もあり、白ワインながら「ボディがしっかりしている」「味が濃い」と、飲み手の皆さまから評価を頂戴しています。
(私たちの保管用セラーには、ファーストビンテージの「百農民2004」から「百農民甲州2017」まで、経年観察用にストックをしていますが、ビンテージによっては、古酒としても今だに味わえるものが存在しています。)

今回、私たちがリリースさせて頂く「百農民甲州2018」は、瓶詰め工程の直前に行う”澱引き”をしておりません。
さらに、最終工程で行うフィルタリング(ろ過)でも、粗目・細目までのろ過に留め、「酵母レベルの微細なフィルタリング」をかけずに瓶詰めしました。

※『百農民甲州2018(原酒)』には、粗めのフィルタリングすら行わずに瓶詰めしている関係で、ボトル内に、目でみて分かるほどの澱(おり)が含まれています。
商品の品質に問題はございませんので、あらかじめご了承下さい

醸造工程で出た澱は、アミノ酸のかたまりであり、うまみ成分を形成しています。
酵母レベルまでろ過したものとそうでないものを比較テイスティングしますと、その味(美味しさ)の違いは、歴然としていました。
これが、私たちがろ過を行わない理由です。

通常、ワインメーカーなどの市販品では、出荷前に、品質維持のため、酵母レベルのフィルタリングと、火入れ(低温殺菌)がなされた上で瓶詰されています。しかしこれは、たくさんのワインを出荷する大手ワイナリーにとって、出荷後のワインの品質を保証する上で、必要なことでもあります。


※百農民甲州2017、百農民甲州2018については、赤ワインのような保管熟成に耐えられるボディを持っています。
保管の際には、ワインセラーでの保管をお願いします。こうした保管場所が確保できない場合は、長期保存にはあまり適さないため、お早めにお召し上がり頂くことをお奨めしています。

※百農民ワインの醸造は、委託醸造契約を結んでいる勝沼のワイナリー「シャトージュン」さんに委託しています。


百農民は、2004年に発起人・大山政弘によって事業が開始されました。

2005年には、ファーストビンテージとして『百農民2004』を出荷し、以降2012年まで毎年、『百農民』をリリースしています。
その中でも『百農民2007』は、『Japan Wine Competition 国産ワインコンクール2008』で銅賞を受賞しています。

※今回リターンとしてお送りするワインは、2017年と2018年に穫れた葡萄で仕込んだワインとなります。

 この活動のために、私たちは、「飲み手となるワイン愛好家」の皆さまの、お力添えを必要としております。

ぜひ、私たちの作った甲州ワインを召し上がって頂き、この活動を応援して頂けないでしょうか?

何卒、よろしくお願い申し上げます。


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