はじめに・ご挨拶

こんにちは!

笠間茶屋店主の畑岡久美子です。

茨城県笠間市で百姓と飲食店経営をしています。

勤めている地元酒蔵の酒粕が好きで、周りの人にどんどん勧めているうちに、自分でお店を始めてしまいました。



笠間茶屋では、自家製野菜の旬ごはん、大吟醸酒粕を使ったお菓子、自家製梅ジュースなどのドリンクを提供しています。



笠間茶屋の畑では、自然栽培や無農薬栽培で野菜などを作っています。
化学肥料や農薬を使わない体に優しい野菜を食べてもらいたくて手間暇かけて育てています。
育ちを良くするために酵母水をまいたり、草をまめに抜いたり藁を敷いたりしています。手塩にかけて育てた野菜が実ると、野菜も喜んでいるようで私も嬉しくなります。




農業体験をなぜやりたいのか

SNSで農作業の様子を投稿していたら、「わたしもやってみたい!」と声をいただき、最初は小さな規模ではじめました。

そして去年から中高生の農業体験の受け入れや、ワークショップを始めましたところ、予想もつかない感想をいただきました。




『畑に入るのが初めて』・『梅を自分で収穫するのが初めて』・『こうやって作業するんですね』など、皆さん目をキラキラさせて作業します。

年齢は関係ありません。
中学生から私の親世代の方まで、様々な方がニコニコ笑顔で作業されています。

その笑顔を見て、もっと沢山の方に農業体験していただきたい!
との想いがむくむくと大きくなっていきました。



プロジェクトをやろうと思った理由

現在、すべて手作業のため受け入れられる人数が限られてしまい、農業体験の希望はあっても受け入れることが出来ず順番を待って頂いている状況です。

農業の楽しさを伝えたい気持ちはあるのにお待ち頂く状況が心苦しくてなりません。

機械や道具があれば一つの作業の時間が短くなるので、色々な作業をより多くの方に体験して頂けるようになります。


実現したいこと

今よりより多くの方に、農業体験を通して実現したいことがあります。

1.非日常の体験で心がほっとする時間を
2.野菜の種蒔きから収穫、食べるまでを体験
3.食に関心をもつきっかけ作り
4.農業の楽しさを伝えたい
5.野菜の本当の美味しさを伝えたい

そのために、農作業に使う道具を揃え、お迎えする設備を整えます。

自然栽培や無農薬野菜や果実に関心のある方、健康に気を使っている方はもちろん、農業をやったことがない方に、土と戯れる時間を体験して頂きたいです。

笠間茶屋の農業体験の特徴は、農業体験だけで終わらず、自分たちで調理し、採れたて野菜を食べることです。

気軽に楽しみながら体験して欲しいので、2時間程作業した後はご飯を食べます。

作業内容をあまり決めず、「好きなだけ、やりたいくらい」種をまく、収穫することです。

自由に、思うままに土と戯れて欲しいのです。

ここからここまでの作業、と決めてしまうと押しつけと感じたり楽しさが減ってしまうと、何回も農業体験を開催してみて感じたからです。


昔からの種を繋ぐ

『なかなか知られていない野菜のホントのこと①』

昔からの種、固定種・在来種の野菜の種もたくさん蒔いています。

・パンダ豆・キヌサヤ・島村インゲン・地這えキュウリ・バターナッツ・ニンジン・ゴーヤ・房成ナス・アロエトマト・マクワウリ・サッポロ八条トウモロコシ・カリフラワー・コリアンダー・ホーリーバジルなど畑に育っています。



なぜ種にこだわるか、と言うと今売られている種の多くが『F1』と呼ばれるかけ合わせて品種改良された種です。

固定種・在来種の種は、『F1』のように同じ大きさで大量生産にはなりませんが、個性的な野菜ができて、長い期間収穫することができます。そして、ゆっくりゆっくり待って種を採り、 またその種を蒔いて、次に繋げていくことが出来ます。
畑の野菜たちは、人工の手が入らない安心な種で、自然栽培、無農薬栽培で育ち、とっても美味しい野菜たちです。
手間暇をかけて出来た野菜を、子供に安心な野菜を食べさせたい、私から手渡しする野菜は、安全な野菜が良い!と考え、料理にも活躍してもらっています。



ぐんぐん育っていき、制御不能状態まで茎が伸びています。自由に大きくなっています。



いろいろな個性的な野菜たちを知って、実際にふれていただきたいです。


農業体験の様子

『なかなか知られていない野菜のホントのこと②』
笠間茶屋で募集している農業体験のワークショップでは、

一つの作物を『種蒔き』から『お世話』をしながら『収穫』し、更にいろいろな作業工程を経て『加工』し、『食べる』まで年間を通して体験できます。

その中の一つ、古来種の『スペルト小麦』の体験の様子です。
スペルト小麦は、小麦の原種にあたる古代穀物です。人工的な品種改良をされていないので、化学肥料や農薬を使わなくても栽培できます。栄養素を小麦内部に多く含み、グルテンアレルギーが発症しにくいと言われています。
この種も繋いで3年目になります。
加工が大変という理由で栽培する農家がとても少ないです。
しかし、「スペルト小麦だから!」と育てる過程を見たい、自分でかかわってみたいという方々が体験に来られています。



これは去年の秋に古来種の『スペルト小麦』の種を蒔いているところです。

これから『自然栽培』で育てていきます。




これは数回のワークショップを経て、収穫しているところです。

思いっきり鎌を振るって全部のスペルト小麦の『刈り取り』をしました。



天日干し作業が終わってやり切った笑顔です。



乾燥されたスペルト小麦をレトロな『足踏み脱穀機』で脱穀作業しました。
珍しい道具なので、皆さんに喜んでいただいています。



脱穀の終わったスペルト小麦です。

これから『もみ殻』を取って、加工できるようにします。
「このスペルト小麦だから加工をしてみたい!」と製粉されるのをお待ちいただいています。


体験では、どの作業でも、皆さん黙々と作業されています。

最初のころの私は、「慣れないことをして大変じゃないだろうか?」と少し心配していました。

それに対しての、体験された方々の感想です。

皆さん、普段では体験出来ないことがここで出来ること、いつもと違う頭や体を使うことでストレス解消になるそうです。
なにより、野菜を直に触って収穫、調理して食べるのが新鮮に感じていただいています。
毎回野菜の顔が変わっていきます。同じ野菜でも生長を目の当たりにし、感動するのです。

東京・千葉・埼玉など各地から来ていただき、3回・4回とリピートしていただいてる方々もいらっしゃいます。

皆さんの『楽しい!』のお手伝いが出来て、私も嬉しいです。



中高生の体験受け入れの様子です。

初めての畑に皆さんワクワクです!
タワーマンションに住み、学校にも土がないというところに住んでいる都会の子供たち。
畑って、自由です。発見だらけです。畦道を歩いて自然の草花を見たり、土に触り、沢の中を覗いて虫や水の生き物を見て名前を当てる。
野菜はどれを採ればいいか考える。そして、「これは何ていう野菜なんだろう」



引っこ抜いて、初めて何の野菜かわかって嬉しい!



真剣に大きいのを見つけて引っこ抜きます。
途中で折れないように大事に大事に野菜を扱ってくれます。皆さんとても優しいです。


畑からの帰り道には、皆さん「癒される~ ♪」「ここに住みたい~!」と嬉しい感想をいただきます。





採れたて野菜をみんなで料理してお昼にたべます。

採れたての野菜は、ちょっと塩つけたくらいで食べても、「甘い!美味しい!」と言ってくれます。
本当の野菜の美味しさがわかってくれます。

子供の時から、食べ物の本当の味、美味しさを知っていってもらいたい。
そしての大人になって、自分で自分の体や健康について考えられる人になって欲しい、ちゃんとした食を選べる人になって欲しいということが農業体験をする理由の一つです。

※写真の掲載には許可をとっています。また、未成年の方の顔は見えない加工をしています。



〇体験された方々の感想

・初めて野菜を収穫できて嬉しかった!
・収穫して初めて何の野菜かわかってびっくりした!
・黙々と土をいじって作業するのは、今までにないストレス解消になった!
・初めて来たのに、一緒に体験した方と仲良くなれて良かった!
・収穫したての野菜を調理したのはやったことがない体験だし、とても美味しかった!
・広い畑で気持ち良かった!
・作業を終えた達成感はとても気持ちよかったです!
・慣れない作業に初めは戸惑いましたが、やっていくうちに慣れていって楽しくなりました!
・おいしいごはん、楽しいワークショップと朝から楽しみました。また来ます!



リターンのご紹介

〇採れたて野菜と酒粕のお菓子詰め合わせをお送りします。(5,000円)







〇笠間茶屋のお食事券を提供します (5,000円)



〇農業体験にご招待します(10,000円)



〇夜空を見ながらみんなでご飯を食べましょう (10,000円)



〇甘酒1年フリー券・農業体験にご招待します(30,000円)



〇笠間茶屋の畑の1区画お好きな作物を作れます・甘酒一生フリー券 (100,000円)




プロジェクトで実現したいこと

農業を体験することで、非日常の体験が出来、採れたての野菜を食べて心と体が健やかになっていくお手伝いをしたい。
そのためにいつでも思いついた時に田舎に来て、農業体験を楽しめるしくみをつくります。
年間体験カレンダーを作ってみたり、小屋に道具を揃えておいたりします。

野菜の『種を蒔く』から『お世話』、『収穫』、『加工』、『調理』、『食べる』までを体験できる『ゆる~い自給自足』体験を通して食べ物に関心を持ってもらう。

便利な世の中で、敢えて手作業・手作りをすることで、環境や生活の無駄なところについて見直す点をみつけて欲しい。

自然栽培や無農薬野菜や果実に関心のある方、健康に気を使っている方はもちろん、
農業をやったことがない方に、土と戯れる時間を体験していただきたいです。

笠間茶屋の畑行くと、自然に子供の時から安全な食べ物を知ってもらい、選べる大人になってくれるようにお話会をしていきます。

子供でも、本当の野菜って美味しい!ということがわかって、野菜に興味を持ち、野菜が苦手でも食べられる!子を増やしていきます。

そのために、農作業に使う道具を揃えたい!お迎えする設備を整えたい!
と思ったのが今回のクラウドファンディングをはじめた理由です。



●子供の時から本当の食べ物の味を知ってもらい、食についてキチンと考えることができるようになってもらいたい。

●昔ながらの暮らしの良さを『ゆる~い自給自足』体験で知ってもらいたい。

●田舎の良さを知っていただきたい。

●農業の継承を『大変』から『楽しみながら』やっていきたい。

●農業体験する農地を増やしていくのに、農業放棄地を使っていきたい。



今は私ひとりでお迎えしていますが、だんだんチームでやっていって、もっとたくさんの方の笑顔になる時間を増やしていきます。


資金の使い道・スケジュール

〇農業体験用の道具ー種・苗・鎌・鍬・ノコギリ・ナタ・刈払い機・小屋(休憩、道具収納)・脱穀機・籾摺り機・唐箕・製粉機(電動石臼)  ☆機械類は中古を見つける

〇リターン費用

〇経費

最後に

私は小さな農家の跡取りです。
儲からない農業は、世代が代わったら継がないおうちがたくさん出てきています。
また、山や田畑を継いで、頑張ってみても、草刈りだけで精いっぱい。休みの日も目一杯やっても草がまた生えてきて、もう辛い。
それをなんとかしたい、と思っています。

辛くて離れて行ってしまうような農業ではなく、
自分でも楽しくて、いろんな人がやってきて農業を楽しいと思ってくれるような、
みんなが嬉しい仕組みになって、地域まるごと良くなればいいな~
それがわたしの夢です。
わたしがまずやってみます。

そして、そんな農業をみんなでつくっていきます。



店舗の詳細情報

茨城県笠間市笠間2247-1 まちの駅 笠間宿内 

笠間茶屋

金曜日~月曜日営業 (その他の日もご予約で営業)

10時~17時 (時間外もご予約で営業)

車ー北関東道友部から5分・国道50号線『才木』交差点から5分

電車ー常磐線友部駅・水戸線笠間駅からかさま周遊バス『ギャラリーロード』下車

  • 2020/02/02 18:37

    クラウドファンディングのリターン品を発送しています。お食事券や農業体験は郵送で、野菜の詰め合わせはゆうパックでお届けしています。野菜の詰め合わせにつきまして、到着したときに、お野菜がシナシナになっていることがありまして、ぬるま湯に数時間浸けておくとシャキッとしてきます。どうぞやってみてくださいませ!

  • 2020/01/28 13:57

    こんにちは!いつもありがとうございます。私がクラウドファンディング最中の去年の11月に、台湾の旅行会社5社と、新聞社1社の農村宿泊モニターツアーの様子を、『Apple daily』さんが記事にアップしてくださいました!築120年の古民家、田舎のご飯に驚き、喜んでいただきました。茨城県の民泊・農...

  • 2020/01/07 10:48

    明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いいたします畑初め暖かい冬なので、まだまだ生長中…なのですが雪降っちゃったら終わりなのでギリギリで収穫しました。良いものだけ保存しようと選んでましたが軽トラぎっちり山盛り。霜除けして仕舞いました。縛ってあるので中は青々春までもちますこれから送った...

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