◆はじめに・ご挨拶

はじめまして、「大堀相馬焼(おおぼりそうまやき) 春の新作展」実行委員長の山田慎一と申します。

この度は、震災をきっかけに2013年より福島空港にて開催されている「大堀相馬焼 春の新作展」の今年度開催資金をご支援頂きたく、クラウドファンディングを行う運びとなりました。

昨年のポスター
キャッチコピーは「空を見上げれば、つながっている」でした

◆大堀相馬焼とは

大堀相馬焼とは、福島県双葉郡浪江町(なみえまち)大堀(おおぼり)エリアで生産される焼物の総称です。
1978年には国の伝統的工芸品としての指定を受けました 。
大堀相馬焼には「走り」「青ひび」「二重焼」という三つの特徴があります。

①走り駒

旧相馬藩の「御神馬」が描かれており、別名「左馬」。
右に出るものがない」という意味から縁起が良いとして地域では親しまれてきました。
狩野派の筆法といわれる「走り駒」の絵で、相馬藩の御神馬を熟練された筆使いで手描きされています。

②青ひび

素材と釉薬との収縮率の違いから、焼いた陶器の表面に細かい亀裂が入ります。
ひびを入れる際の繊細な音(貫入音)は、”うつくしまの音 30景”にも選ばれた美しい音色です。

▼こちらから貫入音(かんにゅうおん)が聞けます

③二重底

入れたお湯が冷めにくく、また熱い湯を入れても持つことが出来る二重底。
この技法は大堀相馬焼にしかない、珍しい技法です。
元々、大堀相馬焼は生活に溶けこんだ陶器であり、使いやすいように創意工夫を重ね、このような技法になりました。

◆春の新作展が始まったわけ

かつて、「大堀相馬焼 大せとまつり」というお祭りがありました。GWに約20,000人のお客様が詰めかけ、大変賑わったものです。窯元もこの日のために作品をたくさん作ってきました。
しかし震災によって大せとまつりが開催できなくなり、窯元が集まる場がなくなってしまいました

このままでは、せっかくこれまで愛してくれたお客様にも忘れ去られてしまうのではないか…
そんな思いから、震災すぐの2013年、福島空港にて「春の新作展」を実施させて頂くことになりました。

▼一昨年度の開催レポートです

開催してみると、これまでのお客様が窯元を訪ねて福島空港までやってきてくれました。
福島空港は郡山やいわきからも2時間ほどかかる場所です。
浪江町や浜通りのお客様もこられて、この場所をきかっけに震災以降、はじめての奇跡の再開の場になったりすることもあり、我々がこの催しを開催する意義を改めて実感しました。

◆私たちが実現したいこと

毎年2月に開催される春の新作展は回を重ねる毎に盛り上がってきました。
昨年の来場者は約9,000名。福島県の全メディアに取り上げられたこともあり、大堀相馬焼を新しく知ってもらう場にもなりました。
福島空港のイベントとしても年間2番目に大きな集客力を誇るようになり、たくさんの応援の声も頂いております。

(▼メディア掲載実績)

昨年は、福島エリアのほぼすべての新聞・テレビで取り上げて頂きました。

それならば地元、福島の方々や全国の大堀相馬焼を応援してくださる皆様と一緒に出会いの場をつくりあげたい
そんな想いが強くなり、応援の声に応えよう!と本プロジェクトを立ち上げました。

想定以上に大勢のお客様に
ご来場いただけるようになりました

新作展は焼き物の展示だけでなく、地元の名産品の販売も
行っておりちょっとしたお祭りになっています

運営の一部は、福島大学の学生さんに
お願いしています

◆福島県双葉郡浪江町(ふたばぐんなみえまち)について

2011年3月の震災で浪江町は大きな被害を受けました。
揺れは震度6強を観測し、町の沿岸部は津波に襲われました。

また、隣町で起きた原発事故を受けて、浪江町は帰宅困難区域に指定されました。
大堀相馬焼の窯元たちも、その全てが避難を余儀なくされました。

もともと窯元たちは、浪江町の一角に工房を構えて、職人のコミュニティを作っていたのですが、
強制退去によってコミュニティは壊れ、窯元たちは離散してしまいました。

さらに、原発事故により放射能に汚染された浪江町の土と石ではうまく焼き物が作れなくなっていました。
2年の歳月をかけて、代わりとなる原料をつくることに成功し、現在私たちは、この代替原料を使って大堀相馬焼を作っています。

現在、職人たちはそれぞれの新天地で作陶を続けています
◆これまでの活動

これまでも、大堀相馬焼の窯元の取り組みとして、地元福島の方々と一緒にワークショップを行い、新商品を開発してきました。

そのうちの1つが、豆皿デザインワークショップです。
このワークショップを元に開発した「福のまめ皿セット」は、JR東日本おみやげグランプリ2019 雑貨部門金賞を受賞しました!
(福のまめ皿セットについてはこちらをご覧ください。)

今年もワークショップを通じて新商品を発売する予定であり、
もちろん新商品は「春の新作展」に展示します。

昨年の新作展にてリクルートさんと実施した、豆皿展の様子です
◆開催概要・資金の使い道

『大堀相馬焼 春の新作展 2020』
・日時 :2020年3月20日(金)〜3月22日(日) 10:00-17:00
・場所 :福島空港
・入場料:無料
・イベント概要:
  大堀相馬焼の新作の展示および工芸品の販売
  その他福島の名産品の販売
・動員予定:3 日間で合計10,000 名(目標)、2018年実績:9,000名

 

ご支援頂いた資金は、春の新作展の運営費及び以下の用途に充てさせて頂きます。

・会場代
・新作展運営費
・広告宣伝費
・新聞広告費
・テレビCM
・ポスター制作・印刷

イベントの集客にはPRが欠かせないと考えておりますが、現時点での予算では、会場代と運営費を賄うので精一杯となっております。今回ご支援頂いた資金は特に、PR費へ充足する予定です。
(ですのでこのプロジェクトをシェアし、大堀相馬焼や春の新作展を広めて頂くだけでも力になります!)


◆リターンのご紹介

大堀相馬焼の技術や地元福島への想いを掛け合わせたプロダクトを、御礼の品としてご用意しております。

・[新作]豆皿 (¥6,500)

今年度のワークショップを経て商品化予定の、新作豆皿5枚セットです。
おかずやお菓子、ヨーグルト、ジャムを盛るもよし、小物入れにするもよしのシリーズです。
前回のワークショップを元に開発した豆皿は、JR東日本おみやげグランプリ2019雑貨部門金賞を受賞しまいた。今年度のワークショップでは新たなデザインの豆皿や、新規商品を開発予定です。

・[新作]湯呑(1個/ペアセット)(¥4,500/¥9,000)

今年度のワークショップを経て商品化予定の、二重底の湯呑です。

・陶芸教室券 (¥5,000)

福島県で利用できる陶芸教室券です。
福島県へ旅行する際に、ろくろ回しを体験してみませんか?

・大堀相馬焼 丸皿 (¥3,500)

様々な用途に使えるシンプルな丸皿です。

・[新作早割]いかりや商店 マグカップ 2020春の新作展Ver (¥10,000)
大堀相馬焼の窯元の1ついかりや商店が手がける、震災前に人気を博していたマグカップが復活します。
2020年に制作した新デザインバージョンを、10%割引でいち早くお届けいたします!

・[新作]地域おこし協力隊 吉田直弘 いっちん鉢 2020年春の新作展ver  (¥10,000)
地域おこし協力隊として大堀相馬焼の技術を継承している吉田の、新作鉢(深めの皿)です!

江戸時代の技法や釉薬などを模索している吉田は、大堀相馬焼の江戸時代の伝統技法である「いっちん書き(筒書き)※」にチャレンジしています。

「いっちん」とは筒(チューブ状、またはスポイト状)のことを指し、
筒に入れた釉薬によって器を装飾する技法がいっちん書きです。盛り上がった線文が特徴となります。
今回は2020年に制作した新デザインバージョンを、いち早くお届けいたします!
形状イメージ色味イメージ






・[新作]松永窯 うまくいく リムプレート 2020年春の新作展ver(¥10,000)
馬が九匹にで「馬九行久(うまくいく)」という縁起の良いのお皿。
2020年に制作した新デザインバージョンを、いち早くお届けいたします!

・[新作]京月窯 ランプシェード 2020年春の新作展ver
京月窯で人気のランプシェード、2020年に制作した新デザインバージョンをいち早くお届けいたします!
インテリアにいかがでしょうか?


・[新作]栖鳳窯 開運うまくいく器 2020年春の新作展ver 
馬が九匹にで「馬九行久(うまくいく)」という縁起の良い器。
2020年に制作した新デザインバージョンを、いち早くお届けいたします!

・[新作]半谷窯 タンブラー 2020年春の新作展ver
半谷窯の新作タンブラーを、いち早くお届けいたします!
 

・湯呑2個&丸皿セット (¥10,000)

今回のクラウドファンディングのために、丸皿(小)と湯呑×2のセットを用意しました!

・湯呑2個&丸皿2枚セット (¥20,000)

今回のクラウドファンディングのために、丸皿(大)と湯呑のペアセットを用意しました。

・[会期中展示]名入り湯呑  2.4寸(¥6,000)

二重底の湯呑です。
応援して下さる皆様の名入れをし、会期中は展示させて頂きます。
会期終了後にご自宅までお送りいたします。
ご希望の文字をお入れ致しますので、ご両親等へのギフトとしてもご利用頂けます。
※名入れなし、展示なしも可能です。

・[会期中展示]名入り酒器セット (¥20,000)







二重底の徳利&おちょこセットです。
応援して下さる皆様の名入れをし、会期中は展示させて頂きます。
こちらもギフトとしても人気の一品となっています。
※名入れなし、展示なしも可能です。

・[会期中展示]名前入り大皿(小) or (大) (¥30,000/¥60,000)

27cm(小)または36cm(大)の大皿です。
ご希望の文字を名入れし、春の新作展へ展示の上、会期終了後にご自宅までお送りいたします。
※名入れなし、展示なしも可能です。

・WEB PRプラン (¥10,000)
『大堀相馬焼 春の新作展』WebページやSNSアカウントに企業名を記載いたします!

・Web掲載&フライヤー配布のW PRプラン(¥30,000)
イベント当日に、PRしたいフライヤー等をスタッフから来場者に配布いたします
加えて、『大堀相馬焼 春の新作展』WebページやSNSアカウントに企業名を記載いたします!

・[ブース出展可能]ゴールドスポンサー (¥100,000)

9,000人以上が訪れる福島空港で、PRの効果が見込める企業様向けのリターンです。
-名入れ大皿(尺2寸、約36cm)を会期中展示致します
-春の新作展のポスター、チラシ、HPにロゴを掲載いたします(※ロゴ位置はイメージです)
-1区画、ブース出展のスペースを提供いたします
-2日目の終了後、3月21日(土)に開催される懇親会にご参加頂けます(※福島県までの交通費は、ご自身にてご負担いただきます)
-宣伝費として費用計上も可能かと思われます

・[ブース出展(複数区画)可能]プラチナスポンサー (¥500,000)

9,000人以上が訪れる福島空港で、PRの効果が見込める企業様向けのリターンです。
-名入れ大皿(尺2寸、約36cm)を会期中展示致します
-春の新作展のポスター、チラシ、HPに主催者としてロゴを掲載いたします(※ロゴ位置はイメージです)
-複数区画、ブース出展のスペースを提供いたします
-2日目の終了後、3月21日(土)に開催される懇親会にご参加頂けます(※福島県までの交通費は、ご自身にてご負担いただきます)
-宣伝費として費用計上も可能かと思われます


※スポンサープランについて
主催者となるため、大堀相馬焼のメディア露出時に、PR効果が狙えます。
昨年は、福島県エリアの全新聞に取り上げて頂きました。
▼昨年のメディア掲載実績

・懇親会参加権 (¥30,000)
応援してくださった方や、春の新作展に関わった福島の企業が集う懇親会にご参加頂けます。
懇親会は、春の新作展の2日目の3月22日(土)に開催いたします。
福島県の名産のお酒や食べ物を用意しており、窯元とお酒を飲み交わしながら交流をお楽しみください。
※福島県までの交通費は、ご自身にてご負担いただきます。

・応援だけご希望の方向け (¥3,000)
御礼の品はいらない、応援だけしたいという有難い方向けのリターンです。
春の新作展の開催レポートをお届けいたします。

◆最後に

震災から9年経過しようとしており、再建を決定した窯元は少しづつ新天地にて工房を再建しどの窯元も新しいモノづくりに挑戦しています。

これまで震災から復興で、お世話になった方々への恩返しも込めて、大堀相馬焼のさらなる発展を目指していきたいと考えています。まだまだこれからですが、地域の方々との関わりを忘れずに作陶を行っていきますので、応援いただければ幸いです。

是非、皆様ご支援のほど宜しくお願いします!


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本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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