※先般、当ページ内で「日本初障がい者の雇用支援を目的としたe-Sports大会」との文言の前に「日本初」との記載をしておりましたが、障がい者のe-Sports大会は日本初の開催ではございません。障がい者の雇用を目的とする大会が日本初である旨を意図した記載でございましたが、一部、誤解を招きましたことに鑑み、「日本初」の記載は削除させて頂きました。

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はじめまして、加藤大貴と申します。38歳、2人の子供のお父さんです。

私は、昨年まで裁判所書記官として裁判所に勤務していました。しかし、福祉分野への思いが抑えられず、品川区社会福祉協議会成年後見センターに入職。国家公務員を辞めて福祉の世界に飛び込みました。 

 

 

全くの異業種でしたので新しい発見がある毎日したが、そこで私は衝撃的な出会いをしました。障がいのある方たちとの出会いです。

 裁判所を辞めるとき、「これからは障がい者や高齢者を全力で支援しなければ!」と前のめりの気持ちでした。しかし、実際に社会福祉協議会で働き、障がい者の方との接点が増えると、「障がいの有無だけで人を判断してはいけない! 障がい者も健常者も、まったく変わらないじゃないか!」ということに気づきました。

たとえば、精神障がい者の方とアニメやフィギュアの話で盛り上がったり、車椅子の方とゲームの話を熱く語り合ったり(25年前に車椅子で毎日ゲーセンに通って「バーチャⅡで100人連勝」のエピソードに驚愕!!)ということがありました。『障がい者って、僕らとと同じなんだ!』私の中で、障がい者との距離がぐっと近くなりました。

 

障害者雇用促進法によって、従業員を45.5人以上雇用している企業は、障がい者を1人以上雇用しないと納付金(罰金のようなもの)が発生するようになりました。しかし、ここにひとつの悲劇が生まれています。

企業の側は、罰金を取られたくないので障がい者の雇用を検討しますが、そもそも障がい者に関する知識が浅いため、どんな仕事を彼らに任せていいかわかりません。トリリンガル(英語・ドイツ語・日本語)の身体障がい者に一日中シュレッダー係をさせているという事例を障がい当事者から聞きましたし、上司から「ちょっと待っていて」と繰り返され国土交通省のホームページを見て過ごした、というような悲劇も生まれています(讀賣新聞2019.6.8付「『HP見るだけ』緊急雇用の障害者131人退職」参照)。


実際に、障がいの程度によっては、それが彼らに見合った仕事の場合もあるでしょう。しかし、個人の能力ややる気で判断するのではなく、「障がい者だから」という理由で仕事内容を判断されているケースを多く見かけます。

しかし、このような現実は、企業が悪いわけではありません。障がい者と接点を持ちづらい環境や文化があり、障がい者をどのように扱ったらよいか、企業側もとまどっているのです。

 

私は多くの障がい者の方々と触れ合う中で、気づいたことがあります。

当たり前のこと過ぎて当事者のみなさんには怒られてしまうかもしれませんが、それは「障がい者も健常者も同じだ」ということです。障がいの程度にもよりますが、当たり前ですが感情もあるし、恋もする。「普通に生活して、普通に生きていて、それのどこが健常者と違うの?」

障がい者が思う存分個人の能力や努力、熱意を発揮する場を作って、「障がいがあるというだけで区別するのはおかしい!」ということを再認識する場を作りたいと考えました。

 

そこで私が選んだのは「e-Sports」です。e-Sportsというと、ただ流行りに乗っただけに思われてしまうかもしれませんが、確固たる理由があります。ひとつは、私が大のゲーム好きだから。というのは置いておいて、様々なタイプの障害がある中で、コントローラーなど入力機器の工夫ひとつで公平に対戦ができるからです 。

実際に、北海道八雲町にある国立病院機構八雲病院では作業療法室にe-Sports用のモニターを複数台設置。ゲームが上達することによってやりがいを感じたり、モチベーションアップに繋がったり、健常者との交流につながるなどしています。

このようにe-Sportsには、障害を越えて能力を発揮できる利点があります。そこで私は、障がい者のためのe-Sports大会を開催し、そこで下記の3つのことを実現したいと考えました。

そこで私は仲間を募り、障がい者のためのe-Sportsイベント「ePARA」を実現します!

 

 

 ePARA大会は大きな会場を借りて大々的に開催したく計画中です。その前哨戦として、2019年11月24日(日)に「ePARA 2019」を新宿のパセラ新宿本店のホールを貸し切って実施します!参加選手は車椅子YouTuberの寺田ユースケさんや日本初のeスポーツアスリート採用をされた障がい者の方(BASE所属)など1チーム3名制で5チーム、計15名が決定しています(2020年大会は広く公募します)。

 

 

当日のゲームタイトルは格闘ゲーム「鉄拳7」とパズルゲーム「ぷよぷよ」を予定しています。また、国立病院機構八雲病院の患者さんと会場チームとのオンライン対戦も検討しています。優勝チームには賞品としてトロフィーや楯を授与。また、障がい者を雇用したい企業と、就労を希望する障がい者とのマッチングをはかる仕組みも準備しています。

 

◎当日の観戦方法

今回は会場の広さの関係で一般観覧者を募集することができません。

大会の様子はYoutube等で配信・投稿しますので、ぜひ当日の様子を見守っていただければ幸いです。(詳細が決まりましたら順次ご報告致します。)

 

今回の「ePARA 2019」では、e-Sportsを通じて障がい者の練習・大会当日の様子を障がい者を雇いたい企業にアピールし、採用及び職場定着までのサポートしたいと考えています。2020年以降はさらに大会規模を拡大し、障がい者の雇用課題の解決を目指します。

  

 

 幸いにして、私の想いに共感してくれたメンバーで「ePARA実行委員会」を立ち上げることができました。そして、各界の多くのみなさまに賛同の声をいただいています。

 

まずは、乙武洋匡さん。我々の趣旨に賛同してくださり、「ePARA 2019 アンバサダー」に就任してくださいました。当日は会場にも応援に駆けつけてくれます。

乙武洋匡 様からの応援メッセージ


「eスポーツ」を障害のある人にとってもワクワクできるものにしていきましょう! 


そして、車椅子ユーチューバーの寺田ユースケさん。大会当日の様子を取材、配信してくれます。

◎寺田ユースケ様からの応援メッセージ



その他、株式会社スパーク様、株式会社HORI様、福祉情報サイト・ウェルサーチ様、NPOチャレンジド・フェスティバル様からもご賛同、ご協力いただくことになり、着々と準備が進んでいます!

 

 「ePARA 2019」を行うに当たり、大会費用を自己負担する計画で企画をスタートさせました。しかし、大会一回開催するだけの企画ならば(私が妻に土下座すればよいので)成立するかもしれませんが、継続的な取り組みにするには皆様のご協力が必要です。

自分一人では何もできません。だからこそ、皆様からの応援を背に受け「障がい者e-Sports」という新しい文化を創ることを実現したいのです!

 

◎頂いた資金の使い道

・第1回大会の開催費用:約100万円
※会場費・機材レンタル費・技術者報酬・大会賞金費用

・クラウドファンディング利用手数料:100万円の目的を達成した場合14万円
※14%として計算


(114万円の目的達成以上資金が集まった場合)

・eスポーツ大会に参加する障がい者の交通費助成金の増額
※障がい者の移動には支援者の同行等の費用も併せて発生するので、私達はその費用を可能な限り補助したいと考えています。

・障がい者のeスポーツイベントの運営費用
※1回につきイベント運営費用を50万円程度まで抑え、月1回程度継続して開催したいと考えています。

 

①【個人向け】活動報告書付きのお礼のメール:3000円
②【個人向け】①+大会Tシャツ :8000円
③【個人向け】①+アフターパーティー参加券:1万円 ※30人限定
④【企業向け】障がい者採用支援サービス利用券(1年分):10万円
⑤【企業向け】④+大会スポンサーとしての企業名表示権+11月24日大会招待券:30万円 ※3社限定
※リターン内容の詳細は個別のリターン欄に記載致します。

 

 私は「ePARA」と「障がい者eスポーツ協会」の活動を通じて、障がい者と健常者の相互理解が進み、それによって就労面でのミスマッチも埋まると信じています。そして、一刻も早く障がい者と健常者が共に手を取り合って平等に働ける日が来ることを願っています。

 精一杯活動して参りますので、ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

■本件に関するお問合せ先
ePARA実行委員会 事務局
email :info@epara.jp

 ■本件に関する報道機関のお問合せ先
ePARA実行委員会 広報窓口
Kiss and Cry 落合 絵美
email : ochiai@kissandcry.me

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