【はじめに・ご挨拶】
皆さま初めまして。
猫が大好きなおかーさんと申します。おとーさんと、ぐりを含めた猫2匹と暮らしています。
本日は皆さまに大切なお願いがあり、このプロジェクトを始めさせていただきました。
【プロジェクトをやろうと思った理由】
ぐりはノルウェージャンフォレストキャットの12/10生まれ、ようやく4カ月になったばかりの男の子です。我が家には1.5ヶ月前にきてくれました。
4/5(日)の夜から突然ぐりのお腹がパンパンになり、便秘になったのかな?と思っていました。次の日もそんなに食べていないのに、むしろ膨らんでいるようでした。
そのため、4/7(火)に便秘改善のつもりでかかりつけの動物病院を受診したところ、先生から「腹部が異常に腫れていて便秘ではないと思います。検査しましょう」と言われ血液検査・エコー検査・レントゲンを撮りました。
レントゲンを見てみると、お腹の殆どの部分が白く覆われていました。
黒い部分のガスやうんちは少なく、白く写っているところ全てが腹水でした。
先生に抜いた腹水を見せて頂いたところ、サラサラのおしっこのような渋い黄色(山吹色)でした。
先生から「これからPCR検査に出すが、他の検査結果と腹水の色からFIPで間違いないと思う」と言われました。
FIPという言葉を聞いたことがあり、猫の難病の1つとして認識していたので生後4か月の子猫のぐりが、難病のFIPの可能性がとても高いと聞き、心臓がドクンドクンと速くなり息があがりました。
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FIPは猫伝染性腹膜炎という、従来は発症すると1ヶ月以内に亡くなるケースが殆どで致死率99%の病です。1歳未満の若い猫が比較的かかりやすい病気であり、子猫は進行が早く中でも4ヵ月で発症したぐりは非常に発症が早いケースと伺いました。
FIPは猫の腸内にあるコロナウイルスが突然変異することにより発生します。
野良猫・室内猫に関わらず全体の80%が腸内にコロナウイルスを持っていると言われています。このウイルスの力は非常に弱く、コロナウイルスを持っている猫でも90%が免疫で勝てるウイルスです。
残りの10%の猫が、免疫が勝てずにウイルスが突然変異して【FIP】となってしまいます。
耳や歯が黄色くなり食欲が減少・熱・下痢・嘔吐・脱水症状・貧血症状等がでます。臓器に腹水が染みていくため溺れるような状態になっていくので呼吸が「ぜぇぜぇ」と荒く苦しくなります。余りの苦しみから、獣医さんによっては安楽死をすすめることもある病気です。
FIPは「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」に分かれており、ぐりは進行速度が非常に速い「ウェットタイプ」と診断されました。
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ぐりは4/7(火)の時点では耳は黄色くなく食欲もありうんちも柔らかい固形を保っていましたが、翌日の4/8(水)には耳が少し黄色くなり、食欲が減退し下痢になりました。
お気に入りのおもちゃで遊ばなくなり、抱っこや頭を撫でても力が入らなくなり元気がなくなりました。
今までFIPは点滴やステロイド注射などの「延命」治療しかありませんでしたが、『MUTIAN』という新薬がFIPに唯一「改善」を促せる薬として2019年2月から使用が開始されました。日本では保険適用外であり輸入品であることから非常に高額な薬代がかかります。
FIPの治療やMUTIANに詳しい病院を調べたところ、日本で新薬の取り扱いを行っている全6カ所の病院のうち1カ所の病院と連絡を取ることができ、4/8(水)に診察を受けることができました。
新しい病院でも血液検査・エコー検査・レントゲン・エイズ検査・腹水の確認を行ったところ、正式にFIPウェットタイプのFIP【中ステージ】と診断が確定し4/8(水)に最初のMUTIANを投与、新薬による治療を開始しました。
先生に書いていただいたぐりの治療メモを添付いたします。
新薬MUTIANは体重により投与量が増減します。薬が効いてぐりの体重が増えてくると新薬の投与量が増えるため、1日の薬代が高くなっていきます。
ぐりは4/8時点で体重が1.9㎏だったため、1日あたり200mgの投与(4,800円)のスタートとなりました。
体重が仮に2.2㎏になった場合は1日あたり250mgの投与(6,000円)がかかります。
体重が仮に1.7㎏になった場合は1日あたり150mgの投与(3,600円)がかかります。
体重が仮に1.2㎏になった場合は1日あたり100mgの投与(2,400円)がかかります。
1日50mgあたり1,200円の費用がかかることになります。
また、3日に1回体重を計り体重の増減によって投与量を変えていく必要があるため「きっちり1週間分」としてお薬がでるのではなく、調整用や嘔吐して再投与するために100mgや50mgのMUTIANが多めに処方されます。
4/8に診察の際、1週間分の新薬として
200mg×8カプセル=38,400円
100mg×10カプセル=24,000円
50mg×10カプセル=12,000円
合計74,400円がかかりました。医療明細を添付いたします。
来週以降も調整用を含めて頂くので、今後も1週間あたり74,400円が最低かかることになります。MUTIANは84日間(12週間)の投与が必要なため、最低金額約74,400円×12週間で計算しても892,800円がかかります。
ノルウェージャンフォレストキャットは猫種の中でも大型に分類されます。薬が効き今後ぐりの体重が増えていくとMUTIANの投与量が増えるため、薬代も比例して高額になり実質的には100万円以上の金額になる可能性があります。
【資金の使い道】
ぐりは冬生まれで、この春にFIPにかかりました。まだ、夏も秋も経験したことがありません。ぐりに夏の日差しや秋のにおいを体験させてあげたいです。
夏や秋の季節も、これからもずっとぐりと一緒にいたいです。
ぐりは本当に甘えんぼで、おかーさんの膝の上に乗ったり後をついて来たり遊ぶのが大好きな子です。
小さな命をどうにか助けたいです。できることなら、私が代わりたいです。
多頭飼いであることや、MUTIANの薬代の他に定期的に検査代・診察代もかかり保険の適用にならないものも多いこと、MUTIANの他にも薬の投与が必要となることから、今回このプロジェクトで募集をさせていただきました。
この金額で設定した理由は、目標金額が満額集まった場合手数料約22%を差し引くと1週間にかかる最低金額74,400円×12週=892,800円とほぼ同額になるためです。我が家のお金と合算して、大切にぐりの治療費に充当させていただきます。
(絶対に起きてほしくないですが)ぐりの体調が悪化して万が一の事が起き、募集金額の余剰金がある場合は、保護猫活動を行っているNPO法人の中で地方自治体の委託業務を担っている適切な団体に寄付いたします。ぐりの治療経過はこちらの活動報告およびTwitterでもこまめに報告をさせていただき、医療明細の開示をいたします。
【リターンについて】
リターンについては以下の通りにご用意させていただきます。
*支援のお礼メール(ぐりの経緯報告・医療明細の開示もさせていただきます)
*ぐりと、ぐりのお兄ちゃん「ぐら」との写真カード郵送
*ぐりとぐらオリジナルグッズA(感謝のメッセージと支援者様のご希望のお名前をいれた待ち受け画像、もしくはSNSに使用できるサイズのアイコン送付)
*ぐりとぐらオリジナルグッズB(Tシャツorマグカップorタオルのいずれか1つ)
【実施スケジュール】
ぐりは4/8(水)からMUTIANの投与が始まりました。これから84日(12週間)の連続投与となるため、ぐりの投薬終了日は6/30(火)です。(新型コロナウイルスの影響で輸入在庫減少がおきるリスクがあり、断薬が発生した場合はやりなおしになるため、投薬最終日がずれる可能性があります)
【最後に】
小さな体で頑張っているぐりを、応援していただけませんか。
またぐりが、お兄ちゃんの「ぐら」と遊びまわれるように。沢山ごはんが食べれるように。
私たちに病気に打ち勝つチャンスをください。
どうか宜しくお願いいたします。
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