思い出に残っているおむすびはありますか?
家族がむすんでくれたおむすび、
山登りのときに食べたおむすび、
部活の合間に食べたおむすび、
地元から送られてきた新米のおむすび・・
心がホッと温かくなるような思い出が浮かんでくるのではないでしょうか。
おむすびには、
誰かを想う気持ち
自然への敬意
積み重ねられてきた地域の知恵、
そういった“日本のこころ”が込められ、むすばれています。
おむすびを深堀りしてみると
日本の魅力がたくさん見えてくるはず。
全国各地でおむすびを結んできた『旅するおむすび屋』が、改めておむすびを学ぶために47都道府県の旅に出て地域で暮らすおばあちゃんや生産者さん、地域の食文化に詳しいローカルシェフなどを訪ねます。
その様子を書籍にもまとめていきますので、
日本の食の豊かさを再発見したり
地域の食材を使っておむすびをむすぶキッカケになったり
気になった地域へ旅するキッカケになったりしたら嬉しいです。
今回、全国を巡るための資金、
また書籍化に向けての資金を皆様にご協力いただきたく、クラウドファンディングを立ち上げました。
ご支援いただけますと幸いです。
おむすびを通して、“日本のこころ”を
日本中、そして世界中に届けていけますように。
旅するおむすび屋の菅本香菜です。
“おむすび屋“と言いながらも店舗は持っておらず、全国各地を巡りながら、その土地の食材を使っておむすびを結ぶイベントを地域の方と企画したり、学校の授業でおむすび教室をしたりして活動しています。
東京を拠点にしながら、月の半分は出張するという生活をしていたのですが、コロナの影響を受けて、出張やイベントのお仕事は無くなってしまいました。
緊急事態宣言解除後に少しずつ出張も再開していましたが再び緊急事態宣言。
はじめは、楽しみにしていたお仕事が次々に無くなっていくことや旅に出られないことがとても寂しかったのですが、この期間があったからこそ気づけたこともたくさんありました。
何より私にとって大きかったのは、ちょっと前まで旅が日常でしたが、非日常なものになってきたからこそ、旅を心待ちにするワクワクを思い出したことです。
「次はどんな旅に出たいだろう?」
と、これまでの活動を振り返ったり自分に問いかけたりしながら真剣に考えるようになりました。
その結果出てきたのが47都道府県のおむすびを学ぶ旅です。
「おむすび」はどの地域にもあるものだからこそ、同じ食べもので地域ごとの食文化を比較して違いや共通点を見つけたり、土地の個性を表現したりできると思っています。
そしてそれ等を学び深めることで、より日本の魅力を日本中そして世界中へ届けるヒントを得られるのではないかと私は信じています。
これから始める旅では、
ずっとその地域で暮らしてきたおばあちゃんにおむすびを学んだり
地域の伝統食に向き合ってきた料理人さんに地域の新しいおむすびを考案してもらったり
生産者さんに食材の魅力を学んだり。
おむすび旅を通して見えてきたことや学んだことは、書籍にもまとめていきます。
47都道府県おむすび旅は、各地の観光地を巡る訳ではありません。
「このおばあちゃんのおむすび美味しいよ」と
地域の方に教えていただいておばあちゃんを訪問したり、
「ここなんだか素敵だな」という直感に従ってバスを降りて偶然の出会いを楽しんでみたり、
シェフが教えてくださったその地域の食文化にまつわる生産現場を巡ったり。
地域の暮らしに根付いた場所で、様々な方からおむすびを学びます。
書籍でも、おむすびを通してその地域の知恵や想いを伝えられるよう、地域の風景や人、食材の写真、そしておむすびに込められた想いもしっかり掲載します。
これまでも全国でおむすびについて学んできましたが、昔から食べられていた「地域の個性が生きたおむすび」は、私でさえ知らないものの方が多く、もちろん私より下の世代はもっと知らないはず。
「おむすびひとつとっても、小さくも大切な日本の知恵や想いが紡がれずに途絶えていっている」ことを感じ、寂しい気持ちにもなります。
おむすびは”はじめての料理“にもぴったりなほど子どもも気軽に楽しめるものです。
書籍は子どもだけに向けるものではありませんが、子どもたちも”地域の食“や”食の大切さ“に関心を持つキッカケになるよう制作できればと考えています。
「こんなことやってみたいんです!」
とSNSを通じて皆さんにお伝えしたところ、たくさんの反応をいただき背中を押してもらいました。
本当にありがたいです。。
今後も旅の様子はSNSでも発信していきますし、みなさんにアイデアをいただきながら書籍制作を進めていきたいと考えています。引き続き応援いただけたら嬉しいです!
東京都外への外出自粛が解けたタイミングで、まずはローカルシェフの元へ!
新潟のシェフ鈴木将さんと、福島の料理人 黒澤俊光さんから地域のおむすびについて学びました。
<新潟のおむすび>
▶︎さくら飯のおむすび
▶︎おむすびストーリー
ラストサムライ河井継之助も愛したと言われている“さくら飯”のおむすび。
長岡の伝統的な保存食、大根の味噌漬けを刻んでごはんに混ぜるというシンプルなものです。
シェフ鈴木将さんは、「長岡の食を突き詰めると、保存食や農産物の育て方など必ず“雪と共にある暮らし”に行き着く」と言います。
自然と共に生き、人々が助けあって生きていく、豊かな姿勢が長岡の食には込められています。
保存食文化や循環型の暮らしは命を繋いでくれる新潟の大切な知恵。それらを楽しむ食のあり方と豊かさが込められたおむすびです。
<福島のおむすび>
▶︎油味噌のおむすび
▶︎おむすびストーリー
黒澤さんが子どもの頃におばあちゃんからよくむすんでもらっていたという油味噌のおむすび。「ばあちゃんのはもっと大きかったですけどね。この5倍くらいあったかな?」と笑う黒澤さん。
形は大きな楕円型。三角のおむすびはコンビニで見て珍しく思ったそうです。
油味噌はみじん切りした季節の野菜を油で炒め、野菜と同量の味噌と少量の砂糖で調味したもの。おむすびだけでなく、ごはんの上にのせたり、そうめんのつゆに入れたり、朝ごはんから夜ご飯まで大活躍。
農家の家庭には常備されていることが多かったそうです。
2021年4月から本格的に旅に出ようと考えています
各都道府県2日間かけて巡りたいので、約1年半をかけて全国47都道府県を巡り、同時に執筆も進めていきます。
旅の計画や書籍の内容については、コロナ感染の状況や旅の学びと合わせて調整する可能性もありますので、ご了承ください。SNS等で随時経過報告をさせていただきます!
「なんで食に関わっているの?」
「なんでおむすびなの?」
という質問をよくいただきます。
私が食に興味を持ったきっかけは、中学2年生から高校3年生まで拒食症になったことでした。
はじめはダイエットのつもりが食べるのがこわくなり、母のごはんも食べられず、食事をしたくないから友人と遊びにもいけず、みるみる体重は減少。
身長は160センチ近くあるのに最低体重は23キロまで落ちてしまいました。
「いつ死んでもおかしくない」とお医者さんに言われ、入院したり学校を休学して留年したりしないといけないほどの重症でした。(拒食症当時のことをまとめた記事はこちら)
周りの支えもあり大学に入って拒食症が完治。
そのとき気付いたことは「食べることは生きること。そして、生きる喜び」ということです。
家族や友人と食卓を囲んだり、料理を作って誰かが喜んでくれたり。
「食べるってこんなに楽しくて有難いことなんだ!」
と、食べられるようになっただけで毎日が幸せで満ちていきました。
ただ、それと同時に周りを見てみると、毎日食事することが空腹を満たすためだけの作業になっていたり、日本食文化の豊かさが少しずつ失われていたりする事実があることも知りました。
毎日繰り返す食事だからこそ、食事時間が豊かになれば、きっと人生が少し豊かになる。
食に悩み食に救われたからこそ、食の大切さを届けていきたい。
それが私の目標となりました。
そして、出会ったのが“おむすび”です。
おむすびであれば、誰でも結べて誰でも食べられる。
地域の食文化とも紐づいているから、日本の食の豊かさについても届けられる。
そう考えて活動を始めて、あっという間に4年が経ちました。
知れば知るほど、関われば関わるほどおむすびにハマっていっていますし
おむすびに世界を広げてもらっています。
今回の企画を一緒に進めてくださったのは本田勝之助さんです。
勝之助さんは、会津のお米屋さん「本田屋本店」の代表でありながら、文化庁『日本遺産』のプロデューサーとして全国各地を巡られています。
(『旅するお米屋さん』なのです!)
「これまでの活動の中で得た多くの地域とのつながりと“お米”を通じて、今できることがないか」
そう考えられていた勝之助さんと、私とで共通する想いがあり、
共にプロジェクトを立ち上げることになりました。
勝之助さんは、老舗の料亭『金田中』さんや寿司屋『久兵衛』さんなどにお米を卸すだけでなく、都市部や地方の物販店やECサイトで様々な地域食材を販売しています。以前は台湾高級スーパーにお寿司コーナーを現地バイヤーと企画し新設してお米を海外に卸すこともされていました。
今回のおむすび旅で出会った食材も勝之助さんのご経験とネットワークを活かして世の中に届けていく予定です。
『毎日が冒険』『LOVE&FREE』『人生の地図』など数々のベストセラーの著者である高橋歩さんが代表を務める出版社『A-Works』 さまで、今回のおむすび本を出版させていただく方向でお話を進めています。
私の食への想いに共感していただきながら、本づくりの伴走をしてくださり感謝しかありません。
また、A-Worksさまだけでなく、本のコンセプトづくりや広報についてなどたくさんの方に既にご協力いただいています。本当にありがとうございます。
出版を応援してくださっている皆さま
※敬称略
いつも旅するおむすび屋の活動を応援してくださっている皆様より応援メッセージをいただきました!
※五十音順、敬称略
今回皆さまからいただいた資金は、各地へ旅する際の「交通宿泊費」や「撮影費用」、出版社様からリターン用の書籍を購入する費用等の一部に充てさせていただきます。
◎全国撮影費用・・300万円
◎動画編集費用・・50万円
◎交通宿泊費・・300万円
※カメラマンさんも含め2-3名で47都道府県を移動予定
◎リターン準備(リターン品や書籍買取)・・100万円
計 750万円
ここまで読んでくださってありがとうございました。
本当にたくさんの方に支えていただきながら、4年間活動を続けることができました。
振り返るとたくさんの方の顔が思い浮かび、幸せな気持ちになります。
本当にありがとうございます。
更に活動を広げ深めていくための新しい挑戦。
ぜひ皆さまのお力をお借りできますと幸いです。
今後も食の楽しさや大切さを、たくさんの方にお届けできるよう、
手のひらにたくさんの愛を込めて、おむすびを結んでいきます。
最新の活動報告
もっと見る日本全国おむすび巡り、出版時期が決まりました!
2024/08/01 21:10こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
全国のおむすび情報共有グループを立ち上げました!ご参加お待ちしてます♪
2021/06/01 17:53おむすび情報を教えてくれる【おむすびの友】になってくれる方、大募集!!Facebookグループを立ち上げました^^ご参加はこちらから!ご支援いただいた皆様、応援いただいている皆様、いつもありがとうございます。緊急事態宣言が明けたら、書籍制作に向けて本格的に旅に出たいと思っています!そこで、皆さんに各地のおむすび情報を教えていただきたく…!具体的には以下3つの情報を募集します♪①おむすびのおとも情報→米、塩、海苔、具材など 各地の食材や商品など「これでおむすびしたら絶対おいしい!」という情報や、「この作り手の方がすごく素敵!」という情報をいただきたいです◎②おむすび名人さん情報→お店でも個人の方でも、「この方のおむすびとっても美味しいよ」という情報をお待ちしてます◎③ここでおむすび結んだら&食べたら美味しいスポット情報→例えば湧水でごはんが炊ける場所とか、棚田の景色見ながらおむすび食べられる場所とか、とっておきのスポットがあれば教えてください!今すぐ思いつかない方も、見つけたタイミングで投稿いただいたり、他の方の投稿を楽しんでいただいたり、ゆるくジョインしてもらえたら嬉しいです♪私もグループの中で、全国で得た情報や美味しかった食材などを発信していきます!ご参加はこちらから皆さんに支えていただきながら書籍制作を進められて本当に有り難いです!なかなか旅に出辛い毎日ですが、楽しみながら頑張ります! もっと見る
沢山のご支援、本当にありがとうございます!
2021/05/13 10:04応援してくださった皆様へクラウドファンディング、無事に終了することができました。4,595,019円のご支援を474名もの方からいただきました。本当に本当にありがとうございます…!ここからがおむすび旅のスタート。私自身が楽しみながら、みなさんに楽しんでもらえる書籍を制作していけるよう頑張ります!!たくさんの方に応援いただきながら企画を進められることが本当に心強いです。旅の様子も随時発信していきますので、チェックしていていただけたら嬉しいです^ ^みなさんのいらっしゃる地域でお会いできますように!今、リターンの準備を全力で進めております。お一人お一人に丁寧にお礼を伝えたくてお手紙を書いており、一部リターンが6月発送になってしまうかもしれません。申し訳ありません。準備完了したリターンから順次発送して参りますので、少々お待ちください。応援本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!菅本香菜旅の様子を発信していくInstagramはこちらhttps://www.instagram.com/314.kana/ もっと見る
コメント
もっと見る