【5/25追記】目標達成!Next Goal 120万円を目指します!

 

130人を超えるご支援者の方々から、シェアやコメントなど数え切れないほど多くの方々から、たくさんのエールをいただき、目標金額である【80万円】、さらにNextGoalである【100万円】を達成いたしました!!本当に本当にありがとうございます!!

 

来年度の活動資金を集めるために、さらなるNext Goal 【120万円】を設定させていただき、残り6日間を走り切りたいと思います。

 

あくまで今年の座談会プログラムは、高校生が地域に関わるファーストステップに過ぎません。来年度はもっと発展的な取り組みをたくさんコーディネートできるように、引き続きのご支援・応援、よろしくお願いいたします!

 

 

 

「飛騨に大学があったら・・」もう、そんな言葉は聞きたくない

初めまして。「飛騨ジモト大学」事務局の丸山純平と申します。普段は、本町一丁目のデザイン会社「ゴーアヘッドワークス」で働いている、高山出身の25歳です。

 

私たち「飛騨ジモト大学」は2019年3月4日に発足したばかりの市民団体です。「飛騨地方の高校生を対象に、地元のカッコいい大人たちと出会い、学べる場をつくりたい!」そんな想いに共感したひだ経営コンサルティングの丸山学さん、ゴーアヘッドワークス代表の蒲優祐さんを共同代表に、岐阜県職員の樋口克孝さん、飛騨信用組合の古里圭史さん・水川明美さんにもご協力いただき発足しました。

 


 

 


岐阜県北部に位置し、高山市・飛騨市・下呂市・白川村の3市1村から構成される「飛騨」地方。東京都に大阪府を足した広大な面積に約15万人が住んでいるものの、4年制の総合大学がありません。

 

そのため高校を卒業すると同時に、必然的に若者が地域外に流出してしまいます。大学卒業後も、情報や選択肢の少なさから首都圏で就職する学生がほとんどです。

 

以下の、RESAS(地域経済分析システム)で作成した飛騨地方の人口ピラミッドの変化図をご覧ください。

 

 

20代前半が明らかに減る構造が可視化されたと同時に、2045年には人口が約5万人減少し、生産年齢人口(15歳〜64歳)の割合を老年人口(65歳以上)が上回ることが判明しました。

 

人口減少、少子高齢化、人手不足。日本全国の地方が抱えている課題ではありますが、飛騨地方は課題先進地域であり今すぐの打ち手が必要となっています。

 

 

 

「飛騨に大学があったら・・」いったい何人の口から聞いた言葉でしょうか。とは言え、飛騨の高校生が一度外へ出て行くことは構造上仕方のないこと。

 

大切なのは、地域外で生活していても地元の縁ある大人たちの顔が思い浮かび、地元でイキイキと働く自身の将来像がイメージできるかどうかです。


高校側も地域を求めている??


 

幸か不幸か、高校側も「大学入試改革」という大きな変化の波にさらされています。

 

2020年からセンター試験は廃止され、「思考力・判断力・表現力」を一層重視するものに変わり、それに合わせて先生たちの指導方針となる学習指導要領も新しく策定されます。「学力」の定義も大きく変わり、「課題解決能力」や「主体的に学ぶ姿勢」、加えて大人たちと「社会で協働した経験」が大学入試で問われることになるのです。

 

 

 

 

そうした力を学校内のみで育成することは限界があります。必然的に、地域を学びのフィールドとして、地域の大人たちと協働する経験を積まざるを得ないのです。かつ、高校生の生きた学びの場をコーディネートするためには、地域の大人たちがどこまで本気で関わるかに成否がかかっています。まさに地域社会全体で人創りを担っていく時代なのです。

 

 

 

そんな折に出会ったのが、山形県最上地域で行われているSHINJO・MOGAMIジモト大学の取り組みでした。

 

 

 

 

 

 

『高校生が旅立つ前に学ぶこと』をキャッチフレーズに、学校では学べない、卒業前に学んでおきたい地元のヒト、モノ、コトを地域の大人と一緒に学ぶプログラムを自治体が提供しています。事務局の坂本健太郎さん(山形県庁)や、アドバイザーの浦崎太郎教授(大正大学)と繋がったことが大きな天啓となりました。

 

 

 

 

 

 

また岐阜県飛騨市の岐阜県立吉城高校では、地域課題解決型キャリア教育YCK(吉高地域キラメキ) プロジェクトに非常に力を入れて取り組んでいます。同校のキャリア教育コーディネーターとして、飛騨市民の関口祐太さん(株式会社Edo代表取締役)・盤所杏子さん(同社副代表)がプログラム設計から関わっており、吉城高校の「実社会と連携した学びづくり」は昨年度、文部科学大臣表彰を受賞しております。

 

 

 

 

 そんな流れの中、高山市でも同様の取り組みを始めたい機運が高まっていました。開催に至ったのは共同代表となる丸山学さんの一言です。

 「今年開催しなければ、今年の高校生には届かない」

そこで、まずは市民有志で小さく取り組みを始めることになりました。現在、企画している「飛騨ジモト大学2019」では、飛騨を代表する8テーマ・業界で活躍する飛騨人が講師になり、高校生を対象に約2時間の座談会を開催いたします。

 

 

例えば「金融」の座談会では、飛騨地方の経済を担う各金融業界の最前線で活躍する飛騨人にご登壇いただき、地域のお金や未来のお話をしていただきます。

 


 

 

しかし、高校生が初対面の大人といきなり深いお話をするのは難しい・・。そこで活用したいのが、飛騨人の半生や価値観を取材し、記事化しているメディア「ヒダスト」です。(事務局のゴーアヘッドワークスが昨年8月から運営しております)

 

 

 

  

 「ヒダスト」で取材された方をゲストに座談会を設計することで、高校生側は事前学習でゲストの記事を読み込み、ゲストの半生や人柄を踏まえた上で座談会に参加することができます。

 

 

地元を支える産業や企業の魅力と課題を知り、その最前線で日々働いている飛騨人と真剣に言葉を交わす経験は、きっと高校生の将来に繋がるはずです。そう信じて、私たちも事業を計画しています。

「飛騨ジモト大学」は単発のイベントではない。地域とともに成長する学びの場へ

 

今年度の取り組みとしては、「飛騨ジモト大学2019」として【高校生と大人の座談会】を8月に開催するのみですが、単発のイベントで終わらせる気はさらさらありません。

 

 

あくまで【座談会】は高校1年生を対象に、地域の大人と関わるファーストステップの役割です。座談会を入り口に、もっと地域に関わりたい学生に対して大人が伴走できる実践的なプログラム短期インターンシップの提供など、実現したいことはたくさんあります。

 

 

 

 

すでに2021年度の法人化を見据え、継続的かつ発展的なプログラム設計を考えています。そして高校側の指導要領が新しくなる令和4年度の新入生には、3年間のステップアッププログラムを提供できるように、大人側が覚悟をもって本気でこの事業に挑んでいきます。

 

しかし、高校生向けのキャリア教育は収益が上がる事業モデルでは全くありません・・。現状、運営メンバーの持ち出しで発足からここまで活動しております。先ほど申し上げたように、継続的かつ発展的なプログラムを今後提供していくためには、地域の皆さまのご協力が必要不可欠です。


 

これからの地域を担う人材は、地域社会で育む。そんな想いにご共感いただける方と一緒に、飛騨ジモト大学を創っていきたいです。お力を貸してください。

皆さまのご支援金で「飛騨ジモト大学」を開講できます!

 

今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、以下の項目に使用させていただきます。

 

 

<支援金の使用用途>

・パンフレット制作&印刷費

・コーディネーター人件費

・講師謝礼 / 交通費

・会場費

・その他の雑費

 

開催報告と合わせて、収支もきっちりとご報告させていただきます。

 

(もしも当クラウドファンディングの募集が目標額を大幅に達成し、今期の予算を上回った場合は、次年度以降の活動資金として活用させていただきます。その際はあらためて、次年度の活動内容等について、事業報告書等にて詳細にお知らせいたします)

 

※サイト上で決済が難しい場合は、事務局の丸山純平までご連絡ください!直接のお受け取りでのご支援にも対応しております。最下部のお問い合わせ先からご連絡いただけましたら幸いです。(5月15日追記)

 

また、実行スケジュールは下記の流れを想定しております。

 

<今後のスケジュール>

5月23日(木)19時〜:「飛騨ジモト大学発足記念講演会」

5月末:プログラム決定・パンフレット入稿

5月31日(金):クラウドファンディング終了

6月3日(月)19時〜:「浦崎太郎氏講演会」

6月中旬:パンフレット配布・募集開始

8月:座談会プログラムの開催(10講座程度)

9月9日(月)19時〜:「飛騨ジモト大学2019開催報告会」

  

ぜひともご予定を空けていただき、「発足記念講演会」と「開催報告会」にも足を運んでいただけましたら幸いです。 

「地元は好きだけど、飛騨には仕事がない」そう思っていた僕は飛騨に帰って来た。

 

最後に、事務局を務めている僕は高校生だった当時、親と学校の先生、親戚のおじさんおばさん以外に真剣に関われる大人が周りにいませんでした。当然、地元の仕事は「公務員」と「金融」くらいしか知りません。

 

大学生になり、幸運にも僕は地元のカッコいい大人たちとたくさん出会い、飲み交わし、先輩方の背中を追いかけたいと自らの意思で地元に帰って来ました。

 

 

それを「幸運」だったと終わらせてよいのでしょうか?
「飛騨には仕事がないから・・」地元が大好きな若者がそう言って、都会で就職していくのを指をくわえて見ていますか?僕は嫌です。

 

もちろんどこに住んでどんな仕事をするかは個人の自由であり、日本に限らず海外でも働ける時代です。しかし、選択肢には「飛騨で働く」未来を入れてほしい・・。素敵な大人たちが飛騨で日々を営んでいることを知ってほしい。

 

 

「飛騨ジモト大学」は飛騨地方の10年後を創る事業です。今、次世代に投資できなかったらこの地域に未来はありません。RESASが統計的に示した未来まで残り25年。飛騨に骨を埋める覚悟があるからこそ、若者が夢や希望を描けない飛騨地方では将来困ります。

 

まずは小さくてもできることから。ご共感いただいた皆さまと創り上げていきたいです。温かいご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします!!

 

お問い合わせ先

高山市市民団体「飛騨ジモト大学」

共同代表:丸山学・蒲優祐

事務局:丸山純平

住所:高山市本町1-38 (株式会社ゴーアヘッドワークス内) 

TEL:0577-36-1001  /  FAX:0577-57-5445

Mail:hidajimotodaigaku@gmail.com

 

「飛騨ジモト大学2019」

日時:8月3日〜9日 (期間中に8プログラム開催予定)

会場:高山市民文化会館

主催:飛騨ジモト大学

後援:高山市役所、高山市教育委員会、高山商工会議所、一般財団法人飛騨高山大学連携センター

  • 2019/09/02 19:05

    飛騨ジモト大学のご支援者の皆さまこんばんは。事務局の丸山純平です。   あらためまして、皆さまのご支援・ご協力のおかげで、無事に「飛騨ジモト大学2019」を開催することができました。ありがとうございました。     正直、想定よりも参加者数は下回り、たくさんの反省点や課題が見つかりま...

  • 2019/08/05 16:07

    【飛騨ジモト大学2019 開催中です!!】 なかなか、当レポート上でお伝えできずにごめんなさい!クラウドファンディング ご支援者の皆さまにおかれましては、暑さの厳しい時期ですがいかがお過ごしでしょうか。 さて、あっという間に「飛騨ジモト大学2019」の開催日を迎え、3日(土)と4日(日)の...

  • 2019/06/21 18:02

    クラウドファンディング 達成いたしました!   皆さま、ご無沙汰しております。飛騨ジモト大学 事務局の丸山純平です。   まずもって、こちらでの御礼が遅くなってしまいましたが、先日無事にクラウドファンディング が終了し、最終的な達成率は142%、サイト外も含めたら150人以上の方からご...